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脂肪肝の改善 内臓を若返らせるプロジェクト|たけしの本当は怖い家庭の医学

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2009年9月22日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学のテーマは、『家庭でデキる身体年齢若返りプロジェクト』でした。

血管・内臓・筋肉・歯とそれぞれを若返らせるプロジェクトを紹介していました。




■内臓を若返らせるプロジェクト

Washoku Lover's Kitchen: Chef Raita Demonstrating how to make his version of sukiyaki

by insatiablemunch(画像:Creative Commons)

横浜ベイスターズの工藤さんは、暴飲暴食がたたり、肝臓が悪くなっていたそうです。

※過度のアルコール摂取によるアルコール性肝炎、カロリーオーバーの食事による脂肪肝、それと同時にほかの内臓にも脂肪がたまり内臓脂肪の炎症で肝炎を引き起こしていたと考えられる。

そこで工藤さんの奥様が肝臓を回復させるため、たどりついた食事とは、出来る限り多くの食材を使うようにすることだったそうです。

■キーワードは「まごわやさしい」

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は豆類。
  • 「ご」はゴマ類。
  • 「わ」はわかめなど海藻類。
  • 「や」は野菜類。
  • 「さ」は魚(魚介類)。
  • 「し」はしいたけなどきのこ類。
  • 「い」は、いも類。

この食事は、肝臓にどのような影響をもたらすのでしょうか。

脂肪抑え目でミネラル・ビタミン・繊維質が多く、脂肪肝の治療になると考えられるそうです。

また、中性脂肪を抑えるために効果的なEPA・DHA等を含む良質なたんぱく源を多く摂っていることもよいそうです。

そして、継続しやすいように炭水化物をしっかり摂っていたこともポイントでした。

しかし、毎日こうした食事を続けるのは難しいこと。

忙しい人が青汁やサプリメントで不足分を補うのは良い健康法なのだそうです。

※ミスユニバース日本代表の宮坂絵美里さんは、ミスユニバースジャパンの専属栄養士エリカ・アンギャルさんからすすめられたマルチビタミンやオメガ3のサプリメントを摂っているそうです。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

→ 脂肪肝の改善方法(食事・運動・サプリ) についてはこちら




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更年期障害対策にブラックコホシュなどのサプリメント・漢方薬を使用する際の注意点とは?

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【目次】

■更年期障害対策とサプリメント

Asian woman drinking coffee in vintage color tone

by Many Wonderful Artists(画像:Creative Commons)

<医療>女性の更年期対策 サプリ使用のリスク

(2017/5/28、毎日新聞)

更年期障害の症状の緩和にサプリメントを活用することを提案することが増えていますが、丁宗鐵 日本薬科大学学長によれば、注意して使用する必要があるようです。

今回の記事では「大豆イソフラボン(成分)」と「ブラックコホシュ(植物)」を例に注意点が紹介されています。

●大豆イソフラボンの注意点

Green Beans and Garlic in Soy Sauce and Sesame Oil

by Rachel Hathaway(画像:Creative Commons)

更年期障害の諸症状に対する研究では、効果を示す十分なデータがないようです。

ただし、サプリメントや健康食品の安全性や摂取量については、はっきりしていません。摂取しやすく加工された食品は、取り過ぎの心配があります。

大豆イソフラボンは女性ホルモンと構造が似ているため、同じ働きをすることが期待されますが、丁宗鐵 日本薬科大学学長によれば、効果を示す十分なデータはないそうです。

また、大豆イソフラボンは食品から摂取する場合は安全とされていますが、サプリメントにした場合の摂取量ははっきりしておらず、摂りすぎの心配もあるため、注意が必要なようです。

●ブラックコホシュの注意点

07520 Black Cohosh

by rockerBOO(画像:Creative Commons)

海外におけるブラックコホシュの利用に関する注意喚起について

(2006/8/3、厚生労働省)

ブラックコホシュ[英名:black cohosh, black snakeroot、学名:Cimicifuga racemosa(L.)、(キンポウゲ科の植物)]を含む製品は、欧州では更年期障害の症状緩和の目的などで医薬品として販売されており、我が国や米国では食品として販売されています。
 諸外国において、ブラックコホシュを摂取した場合の主要な健康被害として、肝障害が報告されており、欧州医薬品庁(EMEA)のハーブ医薬品に関する委員会(HMPC)では、入手可能なデータの評価により、これらの肝障害はブラックコホシュの利用と関連している可能性があるとみなし、肝障害の徴候があらわれた場合のブラックコホシュの使用の中止、医師への相談、医師から患者への使用確認、症例の報告を促す勧告を出しています。

厚生労働省によれば、キンポウゲ科のブラックコホシュは更年期障害の症状の緩和を目的として販売されていますが、肝機能障害の事例が報告されており、安易な使用は避けた方がよいようです。




■更年期障害の治療と漢方薬

更年期障害に用いる漢方薬には、自律神経を調整してイライラ感、不眠を改善する「加味逍遥散(かみしょうようさん)」▽気力と体力を増強して、疲労倦怠(けんたい)を除く「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」▽虚弱者の血行をよくして、貧血や冷えの症状を改善する「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」--などがあります。

「がんや認知症も!?コワ~い“男の更年期障害”」|#クロ現プラスでは、男性更年期障害の症状の緩和するための治療として、漢方薬(例:補中益気湯:ホチュウエッキトウ)で男性ホルモンであるテストステロンを作る力を高める治療が行なわれていると紹介しました。

ただ、漢方薬が更年期障害を緩和できるという根拠はない|英研究(2009/1/15)で紹介した英医学学会(British Medical Association)専門誌「Drug and Therapeutics Bulletin」に発表された論文によると、漢方薬による漢方治療が更年期(更年期障害)の症状を緩和できるという根拠はないそうです。

研究チームによれば、ブラック・コホッシュ、アカツメクサ、ドンクアイ、マツヨイグサ、朝鮮人参など更年期障害の症状の緩和に用いられる漢方薬について、科学的基準からみると、被験者の数の少なさや実験期間の短さなどから結果を断定することができないようなのです。

また、この記事で紹介されている論文によれば、次のような注意が必要とも書かれています。

論文はこの点についても、「漢方薬には薬理作用があるため、思わぬ症状が出ることがあり、他の漢方薬や医薬品と併用すると危険な場合もある」と注意を促している。

■まとめ

お医者さんの立場によって、サプリメントを勧める方がいたり、漢方薬を勧める方がいたり、また別の方法を勧める方がいるということなのでしょう。

自分に合った治療法を選択するにはどうしたらよいかがわかるとよいのですが・・・。

そのためにも、できれば更年期(更年期障害)になる前に、相性の合う医師・病院(婦人科など)を見つけておき、体調に違和感があれば、相談をしてみましょう。

更年期障害になったときでも安心して治療に専念できるはずです。

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら







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青みかんに含まれるヘスペリジンのサプリで緑内障による網膜神経節細胞障害を軽減させる可能性|ヘスペリジンの投与で網膜内の酸化ストレスが軽減し、網膜神経節細胞を保護する効果|東北大

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■ヘスペリジンによる緑内障治療の可能性がある|青みかんのポリフェノールは網膜細胞障害において神経保護作用を持つことを発見|東北大

参考画像:ミカンのポリフェノールによる緑内障治療の可能性を示唆‐ヘスペリジンは網膜細胞障害において神経保護作用を持つことを発見‐(2017/8/1、東北大学プレスリリース)

ミカンのポリフェノールによる緑内障治療の可能性を示唆‐ヘスペリジンは網膜細胞障害において神経保護作用を持つことを発見‐

(2017/8/1、東北大学プレスリリース)

薬剤を注射して網膜の障害を誘導したマウスにヘスペリジンを投与したところ、投与しなかったマウスに比べて、生き残った網膜神経節細胞の数が多いことが分かりました(図 1)。

これは、酸化ストレスの指標である脂質過酸化物や細胞死を誘導するタンパク質であるカルパインの活性化、炎症性サイトカインの発現を抑制することで、神経保護作用を示したためと考えられます。

さらに、ヘスペリジンは網膜障害により生じる脳波の減弱や視力低下を防ぐことが電気生理実験や行動学的評価から明らかとなりました。

東北大学大学院医学系研究科 眼科学分野の中澤徹教授、前川重人医師、佐藤孝太助教らのグループの研究によれば、網膜障害のマウスモデルにポリフェノールの一種であるヘスペリジンを投与すると、網膜内の酸化ストレスが軽減し、網膜神経節細胞を保護する効果があること、また、ヘスペリジンをサプリメントなどで摂取することにより、緑内障による網膜神経節細胞障害を軽減させる可能性があることが示されました。




■まとめ

Unripe mandarin

by Marco Bernardini(画像:Creative Commons)

本研究は、薬剤によって作成したマウス網膜障害に対して、ヘスペリジンが酸化ストレスを軽減させることで網膜神経節細胞死を防ぐことを初めて明らかにした報告です。

近年、緑内障の発症・進行と酸化ストレスの関与が注目されており、血液中の抗酸化力が低い緑内障患者は緑内障が重症化する傾向があると言われています。

本研究によって、ヘスペリジンが持つ抗酸化作用注3が緑内障治療の一助となることが期待されます。

青みかんのヘスペリジンで冷えが改善できる|糖転移ヘスペリジンを摂取すると冷房が効き過ぎていても手足の冷えが抑えられる!によれば、ヘスペリジンはポリフェノールの一種で柑橘類(特に熟す前の青みかん)に含まれており、毛細血管の強化作用があることがわかっています。

今回の研究によれば、ヘスペリジンが酸化ストレスを軽減させることによって網膜神経節細胞死を防ぐことがわかったことにより、ヘスペリジンの持つ抗酸化力によって緑内障の重症化を防ぐ治療に活かされるようになることが期待されます。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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サプリの摂取で、疲労しにくい筋肉(抗疲労性筋線維)が増える可能性|肥満や糖尿病の予防、ALSやDMDの治療につながる可能性|九大【論文・エビデンス】




【目次】

■サプリの摂取で、疲労しにくい筋肉(抗疲労性筋線維)が増える可能性|肥満や糖尿病の予防、ALSやDMDの治療につながる可能性|九州大学

抗疲労性筋線維の形式機構の発見
抗疲労性筋線維の形式機構の発見

参考画像:疲労しにくい筋肉(抗疲労性筋線維)の形成の仕組みを発見(2017/5/9、九州大学プレスリリース)|スクリーンショット

九州大学大学院農学研究院の辰巳隆一准教授、水野谷航助教、中村真子准教授らの研究グループは、マラソン選手に特に多い、疲労しにくい遅筋型の筋肉である抗疲労性筋線維が作られる仕組みを発見したそうです。

■研究の背景

疲労しにくい筋肉(抗疲労性筋線維)の形成の仕組みを発見

(2017/5/9、九州大学プレスリリース)

骨格筋の疲労耐性(疲労に強いかどうか)やエネルギー代謝(糖と脂肪酸のどちらを使うか)などの特性は、“筋線維”と呼ばれる細長く大きな筋細胞のタイプによって決まります。筋線維には、抗疲労性筋線維(別名:遅筋型筋線維あるいは I 型筋線維)と易疲労性筋線維(速筋型筋線維あるいは II 型筋線維)の2つのタイプがありますが、筋の成長や再生の過程で形成される筋線維がどちらのタイプになるかを決定する機構はこれまで全く不明でした。

【筋線維には2タイプある】

1.抗疲労性筋線維(遅筋型筋線維 or I型筋線維)

2.易疲労性筋線維(速筋型筋線維 or II型筋線維)

本研究では、衛星細胞のSema3A遺伝子だけを不活化すると、抗疲労性筋線維がほぼ完全に消失することから、生体内においてSema3Aが強力な初期決定因子として働いていると着想しました。

筋線維は、筋組織幹細胞(衛星細胞)が活性化・増殖・分化・融合して形成されますが、今回の研究は、Sema3Aが筋線維タイプを決定する重要な因子ではないかということが研究のポイントです。

※衛星細胞が分化・融合期に至るとセマフォリン3A(Sema3A)と呼ばれるタンパク質を大量に合成・分泌することが以前の研究でわかっています。

■研究結果

増殖・分化した筋組織幹細胞(衛星細胞)が合成・分泌する Sema3A によって抗疲労性筋線維の形成が誘導されることを初めて見出すと共に、Sema3A の細胞膜受容体に始まる細胞内シグナル伝達軸(Sema3A→細胞膜受容体 neuropilin2-plexinA3→遺伝子転写制御因子群 myogenin-MEF2D-HDAC7→抗疲労性ミオシン)を明らかにしました。

また、Sema3A は別の細胞膜受容体 neuropilin1-plexinA1,2 にも結合し易疲労性筋線維の形成を阻害するシグナルを発生することにより、抗疲労性筋線維の形成を助長していることも明らかにしました。

筋組織幹細胞(衛星細胞)が合成・分泌するセマフォリン3A(Sema3A)によって抗疲労性筋線維の形成が誘導されることがわかりました。




■まとめ

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by ThoroughlyReviewed(画像:Creative Commons)

Sema3Aの細胞膜受容体に結合しシグナルを発生させる物質(アゴニスト)を食品成分に見出していますので、これをサプリメントとして給餌すると抗疲労性筋線維の形成が促進されることを実証することも重要です。

疲れにくい筋肉を作る仕組みがわかったこと、ある種の食品成分が受容体結合因子であることを見出していることから、この食品成分をサプリメントして摂取することによって抗疲労性筋線維が増える可能性があります。

脂肪酸をエネルギー源とする抗疲労性筋線維の増加は脂肪の燃焼を促進するので、肥満や糖尿病などの成人病の予防にもつながり、健康寿命の延伸(QOLの改善)にも貢献できます。

筋線維タイプと関係がある重篤な筋疾患(ALS や DMD など)の治療法の開発に資すると期待されます。

抗疲労性筋線維を増加することによって、肥満糖尿病などの生活習慣病の予防、ALS(筋萎縮性側索硬化症:Amyotrophic lateral sclerosis)やDMD(デュシェンヌ型筋ジストロフィー:Duchenne muscular dystrophy)の治療につながることが期待されます。

高齢者の筋内脂肪の蓄積はサルコペニアと運動機能低下に関係する|名古屋大学によれば、高齢者は、定期的に運動をすることによって、加齢による筋肉量の減少と運動機能低下を軽減し、筋内脂肪の蓄積の抑制をすることが期待されます。

「メタボウォッチ」|早稲田大学、RESEARCHKITでメタボリックシンドロームになりやすい生活習慣をチェックするアプリを開発によれば、加齢とともに骨格筋が減少し、筋力が大幅に低下するサルコペニア(加齢性筋肉減弱現象)は身体活動量の減少と密接に関係しており、また不適切な食事習慣と合わさることで、内臓脂肪や皮下脂肪の蓄積によるメタボリックシンドロームの発症を招いているそうです。

米国ルイスビル大学の疫学者バウムガルトナー(Baumgartner)によれば、サルコペニアやメタボリックシンドロームが健康寿命に深く関連しているといいます。

高齢者の筋内脂肪の蓄積はサルコペニアと運動機能低下に関係する|名古屋大学によれば、高齢者に見られる筋肉の霜降り化による質的変化がサルコペニアに関係することが示唆されるため、筋肉量の減少だけでなく、筋肉の質的変化にも注意が必要だということがわかります。

抗疲労性繊維を増やすことができれば、サルコペニアの予防につながり、健康寿命を伸ばすことにつながるかもしれません。







【参考リンク】
続きを読む サプリの摂取で、疲労しにくい筋肉(抗疲労性筋線維)が増える可能性|肥満や糖尿病の予防、ALSやDMDの治療につながる可能性|九大【論文・エビデンス】

【認知症予防】ホップ由来の苦み成分「イソα酸」に脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させ、アミロイドβを除去する作用|キリンと東京大、学習院大

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【目次】

■【認知症予防】ホップ由来の苦み成分「イソα酸」に脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させ、アミロイドβを除去する作用|キリンと東京大、学習院大

Hops

by Paul Miller(画像:Creative Commons)

ビールの苦味、認知症予防…蓄積たんぱく質除去

(2016/11/28、読売新聞)

キリンや東京大の中山裕之教授らの実験で、ホップ由来の苦み成分である「イソα酸」に、脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させ、アミロイドβを除去する作用がみられた。イソα酸を含むえさを食べたマウスは、そうでないマウスに比べ、アミロイドβが約5割減少し、認知機能も向上したという。

キリンと東京大、学習院大の共同研究チームが行なった実験によれば、ホップ由来の苦み成分「イソα酸」に脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させ、アミロイドβを除去する作用がみられ、認知症のひとつであるアルツハイマー病の予防効果があることが分かったそうです。

京都大学でもホップの抽出物がアルツハイマー病の発症を抑える効果をもつことを明らかにする研究を行っています。




■イソα酸とは

ビール好きの基礎知識ホップの正体をあなたは知っていますか?

(2015/3/2、YES!MAGAZINE)

ビールに苦みを与えるのは、ホップの樹脂に含まれるアルファ酸です。このアルファ酸が麦汁煮沸過程でイソアルファ酸に変化し、味わい深い苦みをビールに付与します。さらに、このイソアルファ酸は泡持ちをよくし、雑菌の繁殖も抑えるなど、様々な効果を発揮する、ビールの中の、なくてはならない万能薬でもあるのです。

α酸が麦汁煮沸過程でイソアルファ酸に変化し、このイソアルファ酸には泡持ちをよくし、雑菌の繁殖も抑えるなどの効果があるそうです。

■ミクログリアとは

認知症モデルマウスの神経炎症を可視化-COX1を標的とした認知症の解明・診断・治療への応用に期待-

(2016/2/26、理化学研究所)

脳や脊髄など、中枢神経系に存在する神経細胞以外の部分(グリア)を構成する細胞の1種。中枢神経系における免疫担当細胞であると考えられ、神経細胞の損傷、細菌や毒素などの外部刺激を素早く探知して活性化されることが知られている。

ミクログリアとは、神経免疫細胞です。

■まとめ

ホップの抽出物からアルツハイマー病の発症を抑制する効果があることが期待されることから、今後、各社からホップエキスを含有する健康食品、サプリメント等の商品が出てくるのではないでしょうか。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 【認知症予防】ホップ由来の苦み成分「イソα酸」に脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させ、アミロイドβを除去する作用|キリンと東京大、学習院大