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体重35キロの3歳女児が世界最年少の2型糖尿病と診断された!?

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by Andres Rodriguez (画像:Creative Commons)

※ニュースの記事とは関係ありません。




3歳女児、生活習慣に起因の2型糖尿病と診断 学会

(2015/9/17、AFPBB)

体重35キロの女児(3)が、生活習慣に深く関連しているとされる2型糖尿病と診断された事例が17日、欧州糖尿病学会(European Association for the Study of Diabetes、EASD)の年次総会で発表された。女児は、成人に多く見られる2型糖尿病の患者としては世界最年少の一人だという。

厚生労働省:21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況で紹介されている平均体重・平均身長の推移によれば、3歳6か月の男児15.0キロ、女児14.5キロとなっており、今回2型糖尿病と診断された3歳女児の体重が35キロということですから、3歳の平均体重の倍以上の体重です。

記事にもある通り、カロリーや脂肪分の取りすぎなど栄養管理に問題があったために、著しい体重の増加や多尿、喉の渇きといった糖尿病の症状が現れたと考えられます。

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子どもの肥満は世界的に問題になっています。

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肥満は、糖尿病脂肪肝高血圧などの生活習慣病の原因になるだけでなく、脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっているため、肥満対策が重要になっています。

例えば、アメリカでは、ミシェル・オバマ大統領夫人が子どもの肥満対策に熱心に取り組んでいます。

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この影響によるものかどうかはわかりませんが、アメリカの2〜5歳の子供の肥満率が低下によれば、アメリカの2歳から5歳の子供の肥満率が下がっているそうです。

米疾病対策センター(CDC)は、理由は明確ではないとしながらも、食生活の改善や運動、糖分の多い飲料を控える傾向などが寄与しているとの見方を示しています。

子どもの間は、親が食事をコントロールできる期間であり、健康な食習慣を身につける手助けをできる期間でもあります。

3歳から2型糖尿病の治療を行わなければならないような子供を増やさないようにするためにも、しっかりと肥満対策・糖尿病予防に対する認識を広めていかなければいけませんね。

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香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す

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by Brad Flickinger(画像:Creative Commons)




■香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す

小4の1割、おじさん化?…肝機能・脂質に異常

(2015/8/3、)

小学4年生を対象に、香川県が昨年行った血液検査で、肝機能、脂質、血糖値の異常値を示した子どもの割合が、それぞれ1割に上ることが分かった。

<中略>

総コレステロールや、中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10・2%、女子11・5%。高血糖状態が続いていることを示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の高値は、男子12%、女子10・9%だった。

香川県の小学4年生を対象に行なった血液検査において1割の子どもが異常値を示したことがわかったそうです。

■検査値異常の子どもの生活習慣の特徴

同県の調査で、検査値異常の子どもは「腹いっぱい食べる」「早食い」「1日のゲーム時間が長い」「特別な運動をしない」などの生活習慣が多いことが分かっている。

香川県の調査によれば、検査値が異常だった子どもは、食べ過ぎ、早食い、ゲーム時間が長い、運動不足といった生活習慣が多かったそうです。

■子どもの食事の変化が関係している?

働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%|子供に魚を食べさせたほうが良い理由とはによれば、働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%だったそうです。

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2005年の食事は、コメが少なく、肉類、油脂類が多く、丼ものやパスタなどの単品メニューが目立ってきているそうです。

つまり、昔から比べると、魚介類から肉類を摂取する機会が増え、また、単品メニューが増えていることがわかります。

また、その他にも、ファストフードの食べ過ぎや清涼飲料水の飲みすぎ、運動不足なども肥満の原因と考えられます。

■まとめ

子どもの食事とIQに関連性、健康志向の食事で有意に高くというニュースであったり、子どもの肥満は55歳になる前に死亡するリスクが高まるというニュースもありますので、ぜひとも、食事内容を含めた食習慣の改善、運動する機会を増やして、生活習慣病を予防してほしいですね。







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中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら。

 

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7歳前から楽器を習っている子は頭も運動神経も良くなると判明|カナダ大学調査

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by Jon Bunting(画像:Creative Commons)




7歳前から楽器を習っている子は頭も運動神経も良くなると判明:カナダ大学調査

(2013/2/14、IRORIO)

楽器の演奏と運動神経は無関係と思われがちだが、早い時期に音楽を始めた人ほど、わずかな練習時間で初めての運動を正確に習得できたという。

また脳内スキャンでも顕著な違いがあらわれ、小さいうちに楽器を習い始めた人ほど脳梁白質、つまり右脳と左脳のつなぎ目の部分が大きく情報伝達能力に優れていることがわかった。

この様な脳の持ち主は計画実行能力に優れた人物とされ、運動神経が良いのもこのためらしい。

音楽教育を受けた子供は外国語の処理能力に優れる?!という記事を以前紹介しましたが、今回紹介したカナダのコンコーディア大学その他の共同研究では、幼少期に音楽に触れることで脳が発達し、運動能力も発達するそうです。

間違いだらけの育児法|ホンマでっかTV 5月2日によれば、動く物&話しかけ&音楽といった様々な刺激が子供の脳を発達させるそうです。

●動く物&話しかけ&音楽が子どもを賢くする!?

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by sean dreilinger(画像:Creative Commons)

2歳までの間にどう育てるかが一番肝心。

生まれた時が一番脳細胞が多い→減る代わりに脳のネットワークが形成

脳のネットワークの形成には動く物&話しかけ&音楽の刺激が必要

刺激が豊富な環境で育てた方が子どもの脳は発達する

また、刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる仕組みが解明によれば、刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる(海馬の神経細胞の成長を促す)仕組みが解明されたそうです。

ぜひ刺激いっぱいの環境で育ててあげてください!







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「犬と一緒に育つ赤ちゃんは病気に強い」-研究




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by jeffery wright(画像:Creative Commons)

「犬と一緒に育つ赤ちゃんは病気に強い」、研究

(2012/7/9、AFP)

犬が飼われている家庭で育つ赤ちゃんは、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減るとの調査結果が、9日の米小児科専門誌「ピディアトリクス(Pediatrics)」に掲載された。

論文ではこの理由について詳しく説明していないが、毎日ある程度の時間を屋外で過ごす犬が周りにいることで、生後1年内の赤ちゃんの免疫力が高まる可能性があるとしている。

犬が飼われている家庭の赤ちゃんは感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減るという結果が出たそうです。

これは、アレルギー(犬アレルギーなど)の面ではどうなのでしょうか。







太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い|米研究結果

Yin & Yang

by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)




太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い、米研究結果

(2009/10/3、AFPBB)

妊娠前に過体重または肥満の女性は、普通の体重の女性よりも心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産するリスクが18%高いという研究結果が、1日の米医学専門誌「American Journal of Obstetrics and Gynecology」(AJOG、米国産科学・婦人科学ジャーナル)に掲載された。

<中略>

調査の結果、チームが調べた25種類の心臓疾患のうち、10種類が母親の肥満に、5種類は母親の過体重に関係があることが分かった。

肥満は、高血圧糖尿病、心臓疾患、脳卒中などさまざまな疾患の発症リスクを増加させる要因とされているが、今回の研究でこうしたリスクは太りすぎの女性の子どもにも影響を与えるおそれがあることが明らかになった。

太りすぎの妊婦は心臓に欠陥のある赤ちゃんを出産する確率が高いそうです。

肥満は、自身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるだけでなく、子どもにも影響を与える恐れがあることが分かったそうです。

逆に日本では、妊婦のやせすぎによる子どもの健康も問題になっています。

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子どもの健康のためにも、ぜひ太りすぎでもなく、やせすぎでもなく、バランス良い体になってもらいたいものです。







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