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朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが36%高まる|大阪大など

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■朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが36%高まる

Breakfast at CornerStone - Park Hyatt Seoul

by Matt_Weibo(画像:Creative Commons)

朝食なし、脳出血リスク36%増=血圧上昇原因か―大阪大など

(2016/2/4、時事通信)

調査開始時に朝食回数を週に0~2回と答えていた人は、毎日取る人に比べ脳出血になる確率が36%高かった。欠食の頻度が高いほど危険性は高まった。

磯博康大阪大教授と国立がん研究センターなどのチームによれば、朝食を食べる回数が週2回以下の人は、毎日食べる人に比べて脳出血リスクが36%高まるそうです。

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■朝食の欠食状況

朝食欠食状況の変遷|平成28年食育白書
朝食欠食状況の変遷|平成28年食育白書

参考画像:第1部食育推進施策をめぐる状況|平成28年食育白書スクリーンショット

第1部食育推進施策をめぐる状況|平成28年食育白書

普段、朝食をほとんど毎日食べていると回答した成人は83.7%、小学6年生は87.3%、中学3年生は83.3%という結果でした。

一方、朝食の欠食状況について、朝食を「週に2~3日食べる」、「ほとんど食べない」と回答した成人は11.4%だったのに対し、朝食を「あまり食べていない」、「全く食べていない」と回答した小学6年生は4.5%、中学3年生は6.6%という結果でした(図表1-1-5)。

平成28年食育白書によれば、朝食の欠食状況について、朝食を「週に2~3日食べる」、「ほとんど食べない」と回答した成人は11.4%だったそうです。

朝食抜き、30代男性の30%超=10年で10ポイント上昇で紹介した厚生労働省の「2007年国民健康・栄養調査」によれば、若い男女を中心に朝食を取らない人の割合が増加傾向にあり、30代男性では10年前に比べ約10ポイント上昇し、30%を超えているそうです。




■なぜ朝食を食べないことが脳出血の危険性を高めるの?

なぜ朝食を食べないことが脳出血の危険性を高めるのでしょうか?

朝食の欠食と脳卒中との関連について|国立がん研究センター

脳出血の最も重要なリスク因子は高血圧で、特に、早朝の血圧上昇が重要なリスク因子であると考えられています。また、朝食を欠食すると空腹によるストレスなどから血圧が上昇することが報告されています。逆に朝食を摂取すると血圧上昇を抑えられることも報告されています。これらの報告から、朝食を欠食することで朝の血圧が上昇し、毎日朝食を摂取する人に比べて脳出血のリスクが高くなっていた可能性が考えられます。

脳出血の危険因子は高血圧で、特に早朝の血圧上昇が重要な危険因子なのだそうです。

朝食を食べないとストレスなどから血圧が上昇すると報告されており、そのことから、朝食を食べないことによって、脳出血リスクを高めると考えられるようです。

朝食を食べると、糖尿病や高血圧の予防になる!?によれば、たっぷり朝食を食べる派の人は、やせやすく、また糖尿病高血圧高コレステロール血症を予防できるという結果が出たそうです。

それは、食後の血糖値の上昇が緩やかであることにより、太りにくく、糖尿病高血圧高コレステロール血症といった病気にもなりにくくなっているようです。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■朝食と健康の関係

●朝食を食べる習慣を持つ人は年収が高い

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査によれば、性別に関係なく、朝食を食べる習慣を持つ人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど朝食を食べる習慣を持っているといえます。

これは、年収が高い人は結婚している率が高く、結婚していると朝食を食べる習慣を持ちやすいのかもしれませんし、また、年収が高い人は朝食を食べる重要性を認識しているために朝食を食べているのかもしれません。

●朝食を食べない人は、脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう

体内時計 ダイエット|たけしの家庭の医学 5月25日

内臓:朝食がリセット方法

※内臓の時計遺伝子をリセットするには、たんぱく質が必要。

朝食にタンパク質を取ることで、その刺激が小腸に到達し、小腸の時計遺伝子を動かす。

すると、その信号が胃や肝臓にも伝わり、エネルギー代謝がはじまる。

そのため、タンパク質の少ない朝食の場合は、時計遺伝子はリセットされず、内臓の機能も低下したままになります。

すると、すでに活性化している脳が、栄養分が入っていないことを感知し、体が飢餓状態にあると判断します。

そのような状態で昼食をとると、飢餓状態に対応するため、体内に脂肪をため込む機能がスタート。

脂肪がエネルギーとして消費されず、コレステロール量が増加してしまう。

■まとめ

食事バランスガイド|農林水産省
食事バランスガイド|農林水産省

参考画像:食事バランスガイド|農林水産省|スクリーンショット

食事バランスガイドを守ると死亡リスクが減少する!|バランスの良い食事をしようというメッセージは伝わっているの?によれば、食事バランスガイドとは、一日に何をどれだけ食べたら健康に良いかをコマをイメージにして伝えているものですが、食事バランスガイドに沿った食事の人は脳血管疾患死亡リスクが11%減少しています。

この仮説としては、朝食を食べないと食事バランスガイドに沿わない食事になることにより、脳血管疾患のリスクが高まると考えられます。

脳出血のリスクを下げるためにも、朝食をとる機会を増やしましょう。







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<脳卒中>夏こそ注意 体内の水分量減少で血栓ができ脳梗塞の恐れ

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■<脳卒中>夏こそ注意 体内の水分量減少で脳梗塞の恐れ

Drink More Water - 3/365 - 3 January 2009

by John Flinchbaugh(画像:Creative Commons)

脳卒中:夏こそ注意 体内の水分量減少で脳梗塞の恐れ

(2009/8/7、毎日新聞)

寒い冬に発症すると思われがちな脳卒中だが、意外にも夏に発症する例は多い。

特に脳の動脈が詰まることで発症する脳梗塞(こうそく)が要注意だ。

大量の汗をかくことなどで体内の水分量が減少し、血液の粘度が増すことが原因と考えられ、水分補給の大切さなど専門医らは注意を呼びかけている。

脳卒中は、夏こそ注意が必要なようです。

大量の汗をかくことにより、体内の水分量が減少して、脳梗塞が起こる恐れがあるそうです。

脳卒中は、脳梗塞および▽脳内の細い血管が破れる脳出血▽脳内の太い血管のこぶが破裂して起こるくも膜下出血--の3種類に大別される。

国内の脳卒中死亡は、かつて脳出血が大半を占めたが、近年、脳梗塞が主流を占めるようになった。

厚生労働省の人口動態統計によると、1960年の調査では脳出血が約77%、脳梗塞は約13%だったが、05年の統計では、脳出血が約25%に対し、脳梗塞が約60%と逆転した。

栄養の改善や薬の進歩によって、脳出血が減少傾向にあるのに対して、血管が詰まる脳梗塞対策は進んでいないようです。

高齢者は、のどの渇きに対する感覚が鈍り、実際は、体内の水分量が少なくなっているにもかかわらず、水分補給ができていないことが多いようです。

そのために、血液の粘度が上昇し、血栓ができやすくなり、脳梗塞になっていると考えられます。

周りに高齢者がいらっしゃる方は、水分補給をこまめにとるようにアドバイスしてあげてくださいね。

■脳卒中予防10カ条

最後に、この記事で紹介されている脳卒中予防10カ条を紹介したいと思います。

 ■脳卒中予防10カ条(日本脳卒中協会作成)

 1、手始めに 高血圧から 治しましょう

 2、糖尿病 放っておいたら 悔い残る

 3、不整脈 見つかり次第 すぐ受診

 4、予防には タバコをやめる 意志を持て

 5、アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

 6、高すぎる コレステロールも 見逃すな

 7、お食事の 塩分・脂肪 控えめに

 8、体力に 合った運動 続けよう

 9、万病の 引き金になる 太りすぎ

10、脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







虫歯菌(ミュータンス菌)が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症に関与|国立循環器病研究センター

Teeth Brushing Time!

by Gloria(画像:Creative Commons)

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■虫歯菌(ミュータンス菌)が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症に関与|国立循環器病研究センター

虫歯菌、脳出血に関与=止血作用を阻害―国循

(2016/2/5、時事通信)

研究グループは、国循に入院した脳卒中患者100人から唾液を採取し、中に含まれるミュータンス菌を培養した。
このうち、コラーゲンと結合して止血作用を阻害する性質を持つ「cnm遺伝子保有株」が検出された患者は、脳出血の発症可能性が他の患者の約4倍あった。

歯周病糖尿病などの生活習慣病と関連があるのではないかと言われてきましたが、国立循環器病研究センターによれば、虫歯の原因菌として知られるミュータンス菌の一種で、血管壁のコラーゲンと結合することで血管の傷口に集まって血小板の止血作用を阻害する性質を持つ「cnm遺伝子保有株」が脳内で炎症を引き起こし、脳出血の発症に関与していることを明らかにしました。

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参考画像:『口腔内のむし歯菌』と『微小脳出血』との関連を解明|国立循環器病研究センター|スクリーンショット

歯の治療をしっかりとすることが、病気の予防につながるという考え方がますます重要になってきそうです。




歯周病と生活習慣病の関係

歯周病と生活習慣病の関係によれば、年齢が進むに従って、症状の進んだ歯周炎の比率が高くなり、35歳から44歳では82・5%の人が歯周病に罹患(りかん)しているそうです。(厚生労働省の2005年度歯科疾患実態調査)

歯周病菌の出す毒素が歯肉や歯を支える骨を侵す作用の研究が進むにつれて、これらの毒素は、全身をめぐって糖尿病や心臓血管系の疾患など生活習慣病にも影響を与えていることが明らかになってきています。

■歯周病予防のポイント

虫歯・歯周病予防には歯磨き粉・歯ブラシ選びが重要からポイントをまとめます。

  • フッ素入り歯磨き剤を利用すると、失った歯の成分が補い、歯が健康な状態に戻る可能性が高くなる
  • フッ素を届けるためには、毛先が細くて段差のある歯ブラシを使うのが効果的

糖尿病予防のためにも、歯周病予防のためにも、歯ブラシ選び・歯磨き粉選びをきちんと行ないましょう。

■まとめ

ミュータンス菌と脳出血との関係が明らかになったことで、今後、歯磨きや歯科治療によって、ミュータンス菌の量を減らすことができる方法が確立できれば、脳出血の予防ができるようになるかもしれません。

→ 歯周病の症状・歯周病とは・歯周病予防 について詳しくはこちら







【関連記事】

P.S.

歯周病は、悪玉コレステロール・動脈硬化と関連がある!?によれば、歯周病細菌の一つであるポリフィロモナスジンジバリス菌に対する免疫抗体が多い患者は、動脈硬化に関わる悪玉コレステロールの値が高いことがわかったそうです。

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不眠による突然死(狭心症・心筋梗塞・脳卒中)を昼寝で予防

Gently Sleeps

by geir tønnessen(画像:Creative Commons)

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【目次】

[不眠]突然死を遠ざける昼間の“チョイ寝”

(2010/6/30、ダイヤモンド・オンライン)

「睡眠は食事同様、生命現象の基本中の基本。睡眠不足は栄養不足と同じようなもの」と、国立精神・神経センター精神保健研究所の白川修一郎客員研究員。

眠りの質の低下はさまざまな病気の発症につながると警告する。

睡眠の質の低下は様々な病気の発症につながるそうです。

■睡眠不足と高血圧

特に注意が必要なのは、高血圧だ。

睡眠不足は心臓に負担がかかり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスクを高めることが研究でわかっている。

睡眠不足によって、心臓に負担がかかり、高血圧に影響を与え、狭心症や心筋梗塞脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスクが高まるそうです。

→ 高血圧 について詳しくはこちら

【関連記事】

■睡眠不足と肥満

肥満が気になる人も要注意だ。

米コロンビア大学が約8000人に実施した研究の結果によると、睡眠が5時間以下の人は、7~9時間の人に比べて 73%も太りやすかった。

これは「睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンという物質が減り、逆に食欲を高めるグレリンという物質が増えるため」(白川氏)である。

睡眠不足になると食欲を抑えるレプチンが減り、食欲が増すグレリンが増えるため、太りやすくなるそうです。

【関連記事】

睡眠不足が太る原因?|睡眠と肥満のカギを握る2つのホルモンとは?

グレリン:脳の食欲中枢を刺激して食欲を感じさせる作用をもつホルモン。

レプチン:脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きをもつホルモン。

つまり、グレリンとレプチンが、空腹と満腹のバランスをとっているということですね。

この食欲のバランスをとるグレリンとレプチンのバランスが、睡眠不足によって、影響を受けているようなのです。

30~60歳の男女1024人で、血液中の食欲調整ホルモンの値と平均睡眠時間、体格指数(BMI)との関係を分析。

その結果、睡眠時間が短いほど食欲ホルモンのグレリンが高い一方、満腹ホルモンのレプチンが低く、BMIが高かった。

(データ:PLoSMed;1(3):e62,2004より改変)

睡眠不足になると、グレリンが増えて食欲が増し、レプチンが減って満腹を感じにくくなってしまうそうです。

グレリンの過剰とレプチンの低下は一晩寝不足しただけでも起こる。

一晩寝不足しただけでも、グレリンの過剰とレプチンの低下は起こる、つまり、太りやすい体になるようです。

■理想の睡眠時間とは

「理想の睡眠は7時間。6時間半~8時間眠る人は健康リスクが低い」と白川氏。

人間は寝ているあいだにたまったストレスを解消させたり、脳の機能を回復させている。

睡眠が5時間以下になると、脳の前頭葉の働きが障害を受け、注意・集中力、判断力、記憶・学習能力、感情のコントロール力、意欲など、認知機能全般が低下する。

理想の睡眠時間は7時間前後のようです。

睡眠時間が5時間以下になると、脳の働きが落ちてしまうようです。

睡眠時間が何時間だと脳卒中による死亡リスクが高くなるか?

(2015/11/11、MEDLEY)

睡眠時間が6時間以下であると出血性脳卒中による死亡のリスクは減少し、9時間以上であるとすべての脳卒中および脳梗塞による死亡のリスクが増加するという結果でした。

睡眠時間が長すぎるとかえって脳卒中リスクが高くなるそうなので、このあたりに脳卒中の原因が隠れているのかもしれません。

■睡眠不足を解消する方法

白川氏がビジネスマンに勧めるのは、昼寝の習慣だ。

食後に15~20分のあいだ仮眠するだけで、午後の仕事はかなり楽になるという。

午後早めの短い睡眠であれば、夜に眠れなくなることもない。

また、睡眠不足の人は、就寝時間を30分ずつ早めていくと解消できるという。

食後に15分から20分ほど昼寝することで、すっきりするようです。

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もし不眠が続くようでしたら、一度睡眠に関する専門医に診てもらうようにしましょう。

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【関連リンク】

脳出血の症状・特徴とは?どんな症状が起きるの?

headache

by Brendan Wood(画像:Creative Commons)

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■脳出血の症状

【講演】 脳卒中の徴候:こんな症状が危ない|脳卒中フォーラム

 脳出血もその部位によって症状や徴候が異なりますが、最も多い被殻出血では次のような症状がみられます。
・頭痛と吐き気がする。
・言葉が不明瞭になる。
・意識が混濁する。
・片側の運動障害
・片側をにらむ。

脳出血の症状の特徴は次の通り。

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 言葉の障害(言葉が不明瞭になる)
  • 意識障害(意識が混濁する)
  • 片側の運動障害
■まとめ

脳出血の症状が出たら、すぐに病院で受診しましょう。

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