> 健康・美容チェック > 糖尿病の症状 > 糖尿病性神経障害 > なぜ糖尿病になると「立ちくらみ」が起こるのか?その原因|糖尿病(糖尿病神経障害)の症状
糖尿病の症状の一つに、「立ちくらみ(起立性低血圧)」があります。
なぜ糖尿病になると、立ちくらみをするのでしょうか?
【目次】
■糖尿病神経障害とは?
by craig Cloutier(画像:Creative Commons)
糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが「糖尿病神経障害(とうにょうびょうしんけいしょうがい)」です。
糖尿病神経障害の初期症状として、「足の裏のしびれ」が起こります。
その後、「手の指の先のしびれ」の症状が現れます。
人によって症状はさまざまで、ひどくなるとケガや火傷の痛みに気づかなくなることもあります。
痛みに気づかなくなるというのは怖いことで、足の痛みが感じなくなることで靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうこともあるそうです。
特に足の冷えを感じて、糖尿病の人は、危険なのだそうです。
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そして、神経障害が進むと、知覚神経以外の運動神経や自律神経も障害を受けるようになります。
筋肉の萎縮や筋力の低下、胃腸の不調、立ちくらみ(起立性低血圧)、便秘、下痢、排尿障害、発汗異常、インポテンツ、EDなど、さまざまな自律神経障害の症状も現れます。
■なぜ糖尿病になると立ちくらみが起こるのか?
「起立性低血圧(きりつせいていけつあつ)」は、横になった状態から急に立ち上がった時に、下半身にたまった血液を心臓に押し上げる力が弱く、脳に十分な血液が回らなくなることで起こります。
本態性低血圧・起立性低血圧の症状・原因・改善(運動)とは?によれば、起立性低血圧の原因には、血圧を調節している脳の視床下部にある血圧調節中枢の遅れが原因の一つとして考えられているようです。
通常は自律神経が脳の血液量は調整してくれていることにより、急に立ち上がっても立ちくらみを起こすことはないのですが、糖尿病神経障害が進むことで自律神経障害を起こし、自律神経が乱れてしまい、血圧調節中枢の指令が遅れると、この調整がうまくいかなくなり、脳の血液が不足して立ちくらみを起こしていると考えられます。
■まとめ
糖尿病神経障害が進むことで自律神経障害を起こし、自律神経が乱れてしまい、血圧調節中枢の指令が遅れると、この調整がうまくいかなくなり、脳の血液が不足して立ちくらみを起こしていると考えられます。
→ 糖尿病性神経障害 について詳しくはこちら
ただ、立ちくらみを起こしたからといって糖尿病だとは限りません。
立ちくらみの原因にはどんな病気があるの?|症状チェックによれば、立ちくらみの原因には様々なものがあります。
【立ちくらみ関連記事】
立ちくらみ以外に糖尿病の症状に当てはまるものがあるかどうかをチェックしてみましょう。
→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら
→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら
そして、気になる方は一度病院で診てもらうことをおすすめします。
■糖尿病の予防
●亜鉛
糖尿病の人はインスリンの作用が十分でないため、細胞が十分な量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。
その結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。
すい臓でインスリンを作る際には、亜鉛が欠かせません。
亜鉛にはインスリンの働きを持続させる働きもあります。
→ 亜鉛を含む食品 についてはこちら
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●タウリン
タウリンには、すい臓機能を高め、インスリンの分泌を良くする働きがあると言われ、糖尿病の予防に良いとされています。
マグネシウムとタウリンを多く摂取している人は、高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満が少ないそうです。
→ タウリンを含む食品 についてはこちら
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●イヌリン
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【糖尿病の症状】
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