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アルツハイマー病のリスク、食事で劇的に減少可能|米コロンビア大

Bistro Cheny

by ismael villafranco(画像:Creative Commons)




アルツハイマー病のリスク、食事で劇的に減少可能=研究

(2010/4/14、ロイター)

オリーブオイルや木の実、魚、鶏肉、トマト、アブラナ科の野菜、緑黄色野菜、果物などをふんだんに取り入れた食事が、アルツハイマー型認知症の予防に極めて効果的との研究結果が明らかになった。

米コロンビア大でアルツハイマー病を研究するYian Gu氏らのチームは、65歳以上の健康な人2148人の食事データを平均4年間追跡し、1年半ごとにアルツハイマー病の発症を確認。

脳の健康に有益な特定の栄養素を摂取した人は、そうでない人に比べ、アルツハイマー病を発症するリスクが40%低いとの結果を、12日付の専門誌「アーカイブス・オブ・ニューロロジー」に発表した。

米コロンビア大でアルツハイマー病を研究するチームによれば、オリーブオイルや木の実、魚、鶏肉、トマト、アブラナ科の野菜、緑黄色野菜、果物などを取り入れた食事が、アルツハイマー型認知症の予防に効果的であると発表したそうです。

アルツハイマー病の予防には、

  • オリーブオイル
  • 木の実
  • 鶏肉
  • トマト
  • アブラナ科の野菜
  • 緑黄色野菜
  • 果物

などを取り入れた食事が効果的なのだそうです。

脳の健康によいとされる栄養素を摂取した人は、そうでない人に比べて、アルツハイマー病を発症するリスクが40%低いそうです。

 

反対に、どういうものは避けた方が良いのでしょうか。

逆に、飽和脂肪酸を含む赤身肉やバター、内臓肉、高脂肪乳製品などは避けた方がよいとしている。

避けた方が良い食べ物としては、

  • 飽和脂肪酸を含む赤身肉
  • バター
  • 内臓肉
  • 高脂肪乳製品

が挙げられています。

 

抗酸化作用のある食べ物(アブラナ科の野菜・ ケールの効果・効能)、

青魚、えごま油、シソ油、亜麻仁油、木の実(くるみ)などのオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品

を積極的に摂った方がいいようですね。







「DHAで認知症予防」実証 島根大医学部のグループ

鮨 一新 づけマグロ Zuke: tuna pickled in soy sauce

by Norio NAKAYAMA(画像:Creative Commons)

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■「DHAで認知症予防」実証 島根大医学部のグループ

「DHAで認知症予防」実証 島根大医学部のグループ

(2010/3/1、中国新聞)

青魚などに含まれる油脂のドコサヘキサエン酸(DHA)に物忘れや認知症の予防に効果がみられることを、島根大医学部の橋本道男准教授のグループが国内初の100人規模の臨床研究で実証した。

DHA認知症予防効果があることを実証したそうです。

→ DHA・EPAとは|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら







【関連記事】

<認知症予防>青魚に多く含まれるDHAやEPAを毎日食べ続けることで認知症予防に効果がある|島根大

シメサバやばい #dinner

by Ippei Suzuki(画像:Creative Commons)

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<認知症予防>青魚で効果 島根大グループが実証

(2010/2/3、毎日新聞)

青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を毎日食べ続けることで認知症予防に効果があることを、島根大医学部の橋本道男准教授(脂質栄養学)のグループが、高齢者108人に行った試験で実証した。

島根大医学部の橋本道男准教授のグループが高齢者108人に行った試験によれば、毎日青魚に多く含まれるDHA・EPAを食べることは認知症予防に効果があることを実証されたそうです。

オメガ3 (DHA・EPA) について詳しくはこちら。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら







アルツハイマー病・脳梗塞・認知症予防にアボカド(ビタミンE)+カレー(カルダモンとディルで脳の血の巡りが良くなる)

avocado curry

by hirotomo t(画像:Creative Commons)

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2009年9月26日放送の「寿命をのばすワザ百科(日テレ)」では、「アボカド+カレーでアルツハイマー病・脳梗塞・認知症予防」が取り上げられていました。

■アルツハイマー病・脳梗塞・認知症予防にアボカド+カレー

●なぜ朝からカレーを食べるとよいのか?

アメリカ医学協会のインドとアメリカにおけるアルツハイマーの研究によると、80歳以上のアルツハイマー病発生率はインド4.0%に対して、アメリカ15.7%となり、インド人はアメリカ人に比べてアルツハイマー病発生率が4分の1だったそうです。

●カレーのスパイス カルダモンとディル

日本薬科大学丁教授の研究によると、カレーに含まれている「カルダモン」と「ディル」というスパイスを摂ることで脳の血の巡りが良くなり、脳梗塞・認知症といった脳の病気の予防になるそうです。

●ビタミンE

アメリカ・コロンビア大学の研究によると、ビタミンEが中程度のアルツハイマー病の進行を遅らせる効果があったそうです。(田村哲彦薬学博士)

ビタミンEを効率よく摂取できるのが、アボカド。

●まとめ

アルツハイマー病・脳梗塞・認知症予防にアボカド(ビタミンE)+カレーを毎朝食べる







クロスワードや読書に認知症進行を遅らせる効果=米研究(2009/8/4)




Cross Words

by Glenn Fleishman(画像:Creative Commons)

クロスワードに認知症進行を遅らせる効果=米研究

(2009/8/4、ロイター)

クロスワードや読書、カードゲームなどの習慣があると、認知症に伴う急速な記憶力低下を遅らせることが、米国の研究で明らかになった。

クロスワードや読書などの習慣があると、認知症の進行を遅らせる効果があるようです。

【参考リンク】

【追記(2018/9/13)】

Crosswords and Sudoku are not the solution to dementia, says Age UK report(2017/8/2、The Telegragh)によれば、クロスワードや数独は、認知症の発症機会を減らすのに役立つものではないとあります。

Boost Your Brain Health|Rush University Medical Center(ラッシュ大学医療センター)によれば、認知症のリスクを減らす方法として、運動・食事・脳を柔軟にする・人生の目的を持つことを挙げています。

適度な運動は、心血管疾患、肥満および2型糖尿病などの認知症の発症に関連する疾患を発症するリスクを減らすことができます。

運動習慣とアルツハイマー型認知症の危険度
運動習慣とアルツハイマー型認知症の危険度

参考画像:認知症予防・支援マニュアル(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

肥満および糖尿病は、心臓病および脳卒中の危険因子であるだけでなく、認知症の危険因子でもあるので、よい食事を摂ることは脳の健康を保つためにも重要。

例として、ビタミンEやβカロチンを含む果物や野菜、オメガ3を含む魚、動物性脂肪の代わりになるオリーブオイル、抗酸化作用のあるクルミを挙げています。

野菜や果物中のビタミンEの摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度
野菜や果物中のビタミンEの摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度

参考画像:認知症予防・支援マニュアル(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

認知症予防・支援マニュアル

(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

野菜や果物の摂取量が多いとアルツハイマー型認知症の発症率は低いが、野菜や果物に含まれているビタミンEの摂取量で比べると、摂取量が多いと少ない者に比べて、アルツハイマー型認知症の発症危険度は 3 割であったという( Morris MC ら、2002;Engelhart MJら、2002;Morris MC ら、2005)(表13 )。 野菜や果物に含まれるビタミンE、ビタミンC、ベーターカロテンがそうした効果を生んでいるとされる。

魚の摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度
魚の摂取量とアルツハイマー型認知症の危険度

参考画像:認知症予防・支援マニュアル(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

認知症予防・支援マニュアル

(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

魚の摂取に関しては、 1 日に 1 回以上食べている人に比べて、ほとんど食べない人はアルツハイマー型認知症の危険がおよそ 5 倍であったという報告がある(表12 )。 こうした効果は、魚に含まれる不飽和脂肪酸であるEPAやDHAによるものと考えられている( Kalmijn S ら、2004;Barberger-Gateau Pら、2002;Barberger-Gateau Pら、2007 )。

脳を柔軟に保つ方法として、クロスワードパズルやチェス、読書、地元の劇団に参加することを挙げています。

知的活動とアルツハイマー型認知症の危険度
知的活動とアルツハイマー型認知症の危険度

参考画像:認知症予防・支援マニュアル(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

認知症予防・支援マニュアル

(平成20年12月、東京都老人総合研究所)

文章を読む、知的なゲームをするなどの知的な生活習慣が係わっていることも報告されている( Wilson RS ら、2002;Verghese Jら、2003; Wilson RS ら、2007 )。

テレビ・ラジオの視聴頻度、新聞・本・雑誌を読む頻度、トランプ・チェスなどのゲームをする頻度など 7 項目を、 7 点から35点まで点数化してアルツハイマー型認知症の発症危険度を見たところ、 1 点につき危険度が33%減少していたという( Wilson RS ら、2002)(表16 )。

また、チェスなどのゲーム、文章を読む、楽器の演奏、ダンスなどのそれぞれについてよくする人とほとんどしない人を比べると発症の危険度が0.24~0.65と低いことも報告されている(Verghese Jら、2003)(表17 )。

ボランティアや新しい言語を学ぶことによって、人生の目的意識を持つことも重要なのだそうです。







【参考リンク】
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