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匂いで出会い探すイベントがある?|袋に入れたシャツの匂いを嗅いで恋人を探す

Smelling the roses

by Edward Simpson(画像:Creative Commons)




“体臭”で出会い探すイベント、袋に入れたシャツを次々スメリング。

(2012/7/1、ナリナリドットコム)

イベントの公式サイトや米ニュースサイトのハフィントンポストなどによると、このパーティーは“体臭”を鍵にパートナーを探すという企画。

自分が心地よく感じる匂いだけで出会いを決めるイベントが米国で行われているそうです。

イベントの内容としては、身につけていたシャツをビニールの袋に入れ、その中から心地よく感じる匂いのシャツを探し、対面するというものです。

記事によれば、かなり高い確率でカップルが成立したそうで、女性の8割が「見た目」より「いい匂い」の男性を選ぶ?という「体臭が相性を決める」説を実証していると言えそうです。

シカゴ大学で、体臭とそれに対する反応を研究するマーシャ・マクリントック女史によれば「この物質を細かく感知出来るのが嗅覚」で、さらにそれを魅力的だと感じるかどうか、その生体反応を決定するのは、個人の免疫反応を司る遺伝子が強く影響。

相手の遺伝子構造が自分より違えば違うほど、ヒトは相手の体臭を好意的に感じるそうで、これは生物学的に近親交配を防ぐために役立っていると考えられています。

体臭が魅力的に感じるパートナーとなら、結果として強い子孫を残せる。このことを本能で認識しているからこそ、交際がうまく行くことに繋がっているという可能性はありそうです。

体臭にはフェロモンが含まれており、このフェロモンは遺伝子が強く影響しています。

遺伝子が違う人ほど心地よく感じる匂いであり、つまりは、本能として魅力的に感じているパートナーと言えます。

見た目の好みや条件では探せなかった魅力的なパートナーが見つかるかもしれません。







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公開日時: 2012年7月12日 @ 22:00

サーチュイン遺伝子を活性化させてダイエット・アンチエイジング・糖尿病予防

Hungry

by Christian Scheja(画像:Creative Commons)




■アンチエイジングの切り札!サーチュイン遺伝子

太らない方法 「夜8時までに食事し運動すること」と医師

(2012/4/2、Newsポストセブン)

アンチエイジングの“切り札”として、全身の老化にブレーキをかける遺伝子「サーチュイン」に注目が集まっている。

この遺伝子には、単に老化を遅らせるだけではなく、脂質の代謝を促して肥満を防止する働きがあるため、ダイエットにもつながる。

また、認知症や糖尿病動脈硬化といった病気の改善・予防にもかかわる“夢のような”効果ばかりなのだ。

サーチュイン遺伝子を活性化することが出来れば、アンチエイジングやダイエット、認知症や糖尿病動脈硬化などの病気の改善・予防ができるかもしれないと期待されているようです。

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「美人は三日で飽きる」はホント?ウソ?

Younger me

by Margaux-Marguerite Duquesnoy(画像:Creative Commons)




恋愛を学問として研究している早稲田大学の森川友義教授が、「美人は三日で飽きる」という言葉が本当かどうかという疑問に答えた記事をご紹介します。

「美人は三日で飽きる」は本当?

(2011/12/19、週プレNEWS)

結論から申し上げますと、そんなことはありません。おそらくこれは美人でない人々が作った嘘でしょう。しかし、話はそれほど単純ではありません。恋愛の本質に関わる問題に触れるものですので詳しく解説します。

「美人は三日で飽きる」というのは美人でない人々が作った嘘というのは強烈ですね。

私たち男は女性の見かけの良さを追求しがちですが、実はこれは私たちのDNAに根ざした欲求なのです。

すなわち見かけの良さが体臭の良さ、性格の良さ、卵子の良さに連動しているので、男が女性の見かけの良さを追求することは、恋人選びの手段としては当然のことなのです。

男性が女性の見かけの良さを追求するのは、見かけの良さがよりよい遺伝子(体臭の良さ、性格の良さ、卵子の良さなど)に連動しているためだそうです。

以前、女性のひと目惚れ率は、1000人にひとり以下という記事(こちらの記事も森川友義教授の記事です)でも紹介しましたが、男性は女性に比べると視覚で恋愛をするということでしたが、このような理由があったためのようです。

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しかし、美しさを「消費財」としてとらえると、経済学でいう「限界効用逓減(ていげん)の法則」が成り立ってしまうのも事実です。これは、ひとつのものを消費すればするほど、満足度は低下するという法則です。ビールの1杯目はおいしくとも、2杯目、3杯目と満足度は減ってしまいますよね。

その意味においては、確かに美人も毎日見ていると飽きてきてしまうのかもしれません。三日では飽きないにしても、徐々に満足度が薄れてくることは否定できません。

一方、「美人は三日で飽きる」とセットで昔から語られる言葉に「ブスは三日で慣れる」というものがありますが、おそらくこれも美人でない人々が作った嘘でしょう。ただし、ここで問題なのは、「美人は三日で飽きる」のと「ブスは三日で慣れる」のとでは、あたかも後者のほうがいいかのように語られているところです。

しかし、美人にいくら飽きようと、またブスにいくら慣れようと、両者の魅力度が逆転することはありません。ですからどんなに慣れてしまおうとも、前述したように男は女性の見かけの良さを追求すべきなのです。

美人に対しての満足度が薄れることは否定できないようですが、美人にいくら飽きようと、また美人でない人にいくら慣れようと、両者の魅力度が逆転することはないため、男性は、女性の見かけの良さを追求すべきなのだそうです。

しかし、ここで問題が発生します。

どんなに見かけが良くても飽きてしまう以上、恋愛なり結婚なり長期的関係を望む場合には見かけ以上のものが必要になるということです。

恋愛なり結婚で飽きさせない資質、つまり限界効用が逓減しない資質が恋愛には不可欠になるのです。

「別れが近いカップル」にみられる5つのサインでも紹介しましたが、

恋は4年以上経過すると、恋を司る脳内物質「βエンドルフィン」が出なくなり、冷めてしまうのだそうです。

恋の賞味期限は12ヶ月から18ヶ月(ピサ大学 マラツイティ)

とあるように、熱烈な恋の期間は限られています。

長期的関係を望む場合には見かけ以上のもの、つまり限界効用が逓減しない資質が必要になるようです。







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短い睡眠で健康な人に“特異な遺伝子”発見|米カリフォルニア大学

Śpiący Budda

by Doe, John(画像:Creative Commons)

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短い睡眠で健康な人に“特異な遺伝子”、米で発見

(2009/8/14、読売新聞)

1日6時間の睡眠だけで健康に暮らしていける人は、通常の人とは異なった遺伝子のタイプを持っていることを、米カリフォルニア大学の研究者らが発見した。

ショートスリーパーに憧れる人も多いようですが、短時間の睡眠でも健康的に過ごせる人には、通常の人とは異なった遺伝子があるようです。

■ショートスリーパーと健康の関係

鳥居みゆきさんの睡眠時間は2時間半|ショートスリーパーの特徴とは?によれば、ショートスリーパーの特徴は、一気に深い眠りに入ることができること。

睡眠時間が長いことで時間が多く使えますが、身体には負担がかかっているそうです。

7時間睡眠の人は死亡率が最も低い!?|ホンマでっかTV(4月6日)によれば、日本人10万人の調査で男女共7時間睡眠の人が最も死亡率が低いという結果が出たそうです。

なぜ、7時間が良いのかという理由としては、人間は、4時間半で血中の老廃物をきれいにし、さらに2時間半で頭の中を整理する時間が必要なために、7時間が良いのではないかということでした。

女性が長い睡眠時間を必要とする理由は「脳」にあった!?で紹介されているラフバラー大学睡眠研究センター長のJim Horne教授によると、睡眠の主な役割は「脳の回復と修復」であり、女性は男性と比較すると脳の使い方がマルチタスクであるため、脳を回復させるためにも長い睡眠が必要になるそうです。

睡眠には脳の老廃物を除去する働きがある!?によれば、人は眠っている時に記憶を再構成しているといわれていましたが、脳の中では、眠っている間に老廃物を排出する作業が行われ、また就寝中は目が覚めている時の10倍のスピードで行われているそうです。

睡眠には、身体のリフレッシュと脳のリフレッシュを行なうために必要であり、ショートスリーパーはその時間が短いため、身体に負担がかかりやすいと考えられます。

■まとめ

今回の発見により、人間の睡眠と健康との関係性についての研究が進むといいですね。







睡眠

睡眠不足・不眠と生活習慣病・うつ関係|質の良い睡眠をとる方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法

メンタルヘルス(うつ・鬱病・不安)|こころの病気

Googleが支援する遺伝子解析サービス「23andMe」が遺伝子情報を元に新薬の開発へ

DNA

by Nathan Siemers (画像:Creative Commons)




Googleが支援する遺伝子解析サービス「23andMe」が顧客の遺伝子情報で新薬の開発へ

(2015/3/16、GIGAZINE)

Googleが多額の出資を行っている遺伝子解析サービスの「23andMe」が、新たにユーザーから送られてきた膨大な遺伝子情報を元に、新薬の開発を行っていくことが判明しました。

23andMe Turns DNA Data Into Drugs in Startup’s Latest Twist – Bloomberg Business
http://www.bloomberg.com/news/articles/2015-03-12/23andme-to-turn-dna-data-into-drugs-in-startup-s-latest-twist

Googleが出資している23andMeが遺伝子情報を元に新薬の開発を行っていくそうです。

【23andMe関連記事】

23andMeが持っている膨大な量の遺伝子データの中から病気の原因を発見し、それを治療する薬を作るということで、いよいよ遺伝子情報を元にした新薬開発という次のフェーズに入った感じがしますね。

方向性としては、GoogleXのプロジェクト「Baseline Study」にもつながる考え方のように感じます。

Verily(元Google X)のProject Baseline studyの目的は、病気のサインを見つけ病気の予防をすること!?によれば、Google Xが行なうプロジェクト「Baseline Study」で行なうのは、尿・血液・唾液・涙といった成分からデータを収集・解析し、健康の基準値(ベースライン)を見つけ、病気になりそうなサインが知ることで病気の予防につなげようというものです。

将来的には、病気になりそうなサインが見つかったら、知らせてくれるようになるのではないでしょうか。







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