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アメリカの2〜5歳の子供の肥満率が低下している

What's so funny?

by Juhan Sonin(画像:Creative Commons)

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子供の肥満率低下=米大統領夫人も「感激」

(2014/2/26、時事ドットコム)

米疾病対策センター(CDC)は25日、米国の2~5歳の子供の肥満率が2004年の14%から、12年には8%まで下がったと発表した。

アメリカの2歳から5歳の子供の肥満率が下がっているそうです。

子供の肥満対策に力を入れているオバマ大統領のミシェル夫人は「感激した。健康的な食習慣が普通になりつつある」と評価した。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とはによれば、肥満問題の解決に当たるために、ミシェル・オバマ夫人が推進役となって始まったのが「レッツ・ムーブ」プロジェクト。

「レッツ・ムーブ」プロジェクトとは、2010年から今後10年間にわたり、毎年10億ドルの予算を拠出して、肥満問題の解決にあたるというもの。

今回のニュースはその成果の現れの一端といえることから、ミシェル・オバマ夫人も感動しているというコメントを出したようです。

ところで、子供の肥満率が減少した理由として考えられるのは、何なのでしょうか。

CDCは、理由は明確ではないとしながらも、食生活の改善や運動、糖分の多い飲料を控える傾向などが寄与しているとの見方を示した。

2歳から5歳は両親が食事をコントロールできる年齢ですので、この時期にしっかりとした食習慣を作るというのは大事なことだと思います。

ただ、今回の記事で気になっているのは、以下の点です。

ただ、2歳から19歳まで含めた肥満率や、成人の肥満率には大きな変化は見られないという。

食事のコントロールをしやすい年代以外では肥満率に大きな変化は見られないということから、まだまだアメリカ全体のライフスタイルには変化はないといえそうです。

米国の医療費を圧迫する肥満問題、ライフスタイルを変える必要あり(2009年)で紹介した米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によれば、現在「太りすぎ」または「肥満」の国民は大人の3分の2、子どもでは約5人に1人にのぼっているそうで、肥満率の上昇は米国国民の医療費も圧迫しているそうです。

肥満によって、糖尿病脂肪肝高血圧などの生活習慣病だけでなく、脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっているようです。

どうやれば肥満を解消することが出来るのか、良い習慣を作る方法を考える機会を作る必要があるのではないでしょうか。







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「スマホ子守やめて」小児科医会 啓発へ

To learn letters I had a See 'n Say - my daughter uses an iPhone (and she's good at it)...

by clarkmaxwell(画像:Creative Commons)





スマホ子守やめて…小児科医会 啓発へ

(2013/11/16、読売新聞)

日本小児科医会は、スマホ子守が乳幼児の心身の発達に影響があるかもしれないとして、スマートフォンの利用を控えるよう保護者に対し啓発活動を行うそうです。

スマホ子守によって、乳幼児の心身の発達にどのような影響が考えられるのでしょうか。

日本小児科医会の内海裕美常任理事は「乳幼児期は脳や体が発達する大切な時期。子供がぐずるとスマホを与えて静かにさせる親がよくいるが、乳幼児にスマホを見せていては、親が子供の反応を見ながらあやす心の交流が減ってしまう」と指摘する。また、画面をなぞるだけの仮想体験を重ねることが、手の機能や五感を育むことに影響を与えかねないと心配する。

ポイントをまとめてみます。

■親子間のコミュニケーション不足による影響

中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?によれば、親子間のコミュニケーションは、子どもの将来に多大な影響を与えるそうです。

また、「2歳未満の子供にはテレビを見せないで」、米国小児科学会が指針によれば、親が喋らないと、子供は親の言葉を聞くことができないために、言語の発達が遅れてしまうそうです。

スマホに子守を頼むことによって、言語の発達やコミュニケーション能力、後の子育て(経験がないためか再び自分がされたことを子どもに繰り返してしまう可能性)にも影響を与えてしまうかもしれません。

■スマホだけの体験が増えることで、手の機能や五感に影響を与えるかもしれない

現代の幼児たちは、泳ぐことや「靴紐を自分で締める」といった技能を習得するよりもずっと早く、IT技術のスキルを覚えるそうです。

【関連記事】

スマホを使うことは、ITスキルを覚えることには良い影響を与えるかもしれません。

ただ、スマホだけに頼ると、五感を育むことに影響を与えてしまうかもしれません。

刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる仕組みが解明によれば、刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる(海馬の神経細胞の成長を促す)仕組みが解明されたそうです。

例:PCやスマホから離れて4日間自然の中で過ごすだけで想像力がアップする?

様々な五感体験を与えることが子供の成長にとって大事なのではないでしょうか。







【関連記事】

P.S.

幼児のiPad利用は是か非

子ども向けの多くのアプリは、報酬を与えたり、思いがけないタイミングで興奮するような視覚効果を見せることでドーパミンが放出されるように作られている。

そうすれば子どもたちが遊び続けるからだ。

<中略>

レゴブロックでは、完成したことを決めるのは子ども自身だ。一方、iPadではアプリが、課題が正しく達成されたかどうかを決める。研究者らは、この違いが子どもたちにどんな影響を与えるのかは不明だとしている。

アプリは子供が集中して遊び続けられるように作られていることから、集中力は身につけられるかもしれません。

ただ、アプリの場合は、課題達成を決めるのは、子ども自身ではなくて、アプリであり、そのことがどのように子供に影響をあたえるのかどうか(与えないかもしれない)わからないそうです。

育児放棄(ネグレクト)解明へ 母から隔離は脳に影響|横浜市大がラット実験 

The Long Way Home VOL. TEDDY MOOSE

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)




母から隔離は脳に影響、横浜市大がラット実験 育児放棄解明へ/神奈川

(2012/6/19、カナコロ)

育児放棄(ネグレクト)が脳にどのような影響を与えるかを調べている横浜市立大学の高橋琢哉教授(生理学)のグループが、ラットを使って行った実験で、発育初期に母親から隔離されたラットは、環境に対する脳の適応力が低下することを発見、19日付の米医学誌に発表した。

ネグレクトで母親に放置され社会と隔絶した状態を経験すると、精神疾患を発症する例がある。発症のメカニズムは解明されておらず、新規治療薬の開発が課題となっている。

<中略>

通常は生後12日目から14日目にかけて、記憶や学習に作用するタンパク質が神経細胞の表面に出現し、神経に伝わった情報を別の神経に伝える現象が起こる。しかし隔離したラットはストレスにより、タンパク質が少なくなっていたという。

横浜市立大学の高橋琢哉教授のグループが行なったラットの実験によれば、発育初期に母親から隔離されたラットは、環境に対する脳の適応力が低下することを発見したそうです。

育児放棄(ネグレクト)で母親に放置され社会と隔絶した状態を経験すると、精神疾患を発症する例があるそうです。

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子どもの約4割が体温異常|予防には運動とこまめな水分補給

Lost focus

by Mauricio Alves(画像:Creative Commons)




子どもの約4割が体温異常。予防には運動とこまめな水分摂取 – キリン

(2012/5/31、マイナビニュース)

キリンMCダノンウォーターズは、4~10歳の子どもと母親400組に対し、「子どもの体温異常に関する調査」を実施した。
調査の結果、約4割の子どもが体温異常を抱えており、睡眠や便通などの生活習慣が乱れている子が半数近くいることが明らかとなった。

<中略>

アンケート実施時の子どもの体温は、36℃未満の子どもが18%、37℃以上の子どもが19%。

調査結果によれば、子供の約4割が体温異常(低体温・高体温)を抱えているそうです。

今回紹介されている記事によれば、体温異常の予防には、「運動」と「こまめな水分補給」が有効なのだそうです。

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中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?

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by dbjules(画像:Creative Commons)




中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?

(2012/5/10、Pouch)

海外サイト『dailymail.co.uk』によると、学校に入る前の段階で、イギリスに住む中流階級の子どもは貧しい家の子どもより、2300万語も多く言葉を聞いているということがわかりました。

学校に入る前の段階で、イギリスに住む中流階級の子どもは貧しい家の子どもより、2300万語も多く言葉を聞いているそうです。

つまり、貧富の差によって子供が聞く言葉の数に差が生まれているそうです。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

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