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なぜ悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値が高くなると、動脈硬化になりやすいのか?

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悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値が高くなると、なぜ動脈硬化になりやすいといわれるのでしょうか?




【目次】

■悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の働き

コレステロールには、次のような働きがあります。

細胞膜を作る

細胞は、細胞膜におおわれていて、細胞膜を通じて物質の出し入れを行なっているのですが、細胞膜は細胞内部を保護しながら、なおかつ細胞外にある物質やエネルギーの出入りをさせなければならないという実に繊細な作業を行う必要があります。

コレステロールはその膜の流動性を調節する働きを果たしています。

ホルモンの原材料

コレステロールは副腎で作られる副腎皮質ホルモンや睾丸で作られる男性ホルモンのアンドロゲン、卵巣で作られる女性ホルモンのエストロゲン、胎盤で作られる黄体ホルモンのプロゲステロンなどのホルモンの原材料になります。

栄養分の分解・栄養を吸収する胆汁酸の原材料

胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られており、また、膵臓から出る消化酵素リパーゼを活性化し、脂肪の消化吸収を助ける働きをしています。

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)はこれらの役割を持つコレステロールを体内に供給する役割があり、「悪玉」という悪いイメージがありますが、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は決して欠かすことができないものなのです。

【参考リンク】

■なぜ悪玉コレステロール(LDLコレステロール)値が高くなると、動脈硬化になりやすいの?

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by Matt Ritchie(画像:Creative Commons)

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、コレステロールを体内に供給する役割をしていますが、増加しすぎると血管に溜まって、血管壁に付着してしまう恐れがあり、動脈硬化を進行させてしまいます。

動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪などがたまって、詰まったり、硬くなったりして弾力性や柔軟性を失った状態をいい、動脈硬化になると、スムーズに血液が流れなくなります。

食生活のバランスが崩れたりして、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が血液中に増え過ぎると、血管の壁の中にコレステロールが入り込んでしまいます。

すると、白血球の一種であるマクロファージがやってきてコレステロールを食べ、掃除しようとします。

しかし、マクロファージにはコレステロールを分解する力がなく、食べ過ぎたマクロファージは死んでしまい、どんどん血管の壁の中にたまっていきます。

こうしてできるのがプラークなのです。

動脈硬化や血管内のプラークが破れて血栓ができ、冠動脈が完全に詰まって心筋に血液が行かなくなったりすると心筋梗塞になったり、血栓がはがれ、血流にのって、脳の血管で詰まると、脳梗塞になります。




【補足】アテローム性動脈硬化症

アテローム性動脈硬化症とは、高血圧や高血糖などの理由により血管内膜が傷つき、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まり、アテローム(粥状の塊)と呼ばれる沈着物(血液中の脂肪、コレステロール、カルシウムおよびその他の物質)が動脈の内側に蓄積した状態で、血管のしなやかさが失った状態です。

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■動脈硬化の目安となる「LH比」とは

最近の研究で、LDLコレステロールが140未満の人でも心筋梗塞になるケースがあり、またHDLコレステロールが高い人でもまれに動脈硬化を起こすこともわかってきたからです。

つまり、これまで推奨されてきた基準値内でも動脈硬化になる可能性があり、新たな診断基準が必要になってきたということです。

そこで、注目されたのが、「LH比」です。

動脈硬化が進んでいるかどうかの目安として、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率「LH比」と呼ばれる新しい指標が注目されています。

LH比は、「LDL(悪玉コレステロール)」÷「HDL(善玉コレステロール)」で求められます。

LH比はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値をHDLコレステロール(善玉コレステロール)値で割った数値で、2を超えてくると、動脈硬化のリスクが高くなります。

2・0以下が基準値で、それ以上は動脈硬化を起こしやすくなり、2.5以上になると、心筋梗塞などのリスクが急増します。

→ コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とは について詳しくはこちら

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■悪玉コレステロールを下げる食品

タウリン

肝機能が強くなければ、LDLコレステロールを処理することはできません。

肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

→ タウリンを多く含む食品 についてはこちら

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大豆レシチン

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがあるそうです。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよいそうです。

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ヨーグルト(乳酸菌)

毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

→ 乳酸菌の多い食品 について詳しくはこちら

→ 毎日ヨーグルトを食べると悪玉コレステロールを減らせる!? について詳しくはこちら

りんご

オハイオ州立大学の調査によれば、毎日りんごを食べると1ヶ月で悪玉コレステロールが40%減少することがわかったそうです。

→ 毎日りんごを食べると、悪玉コレステロールを40%も減らせる? について詳しくはこちら

オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)

悪玉コレステロールを減らす食事として、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

→ オメガ3脂肪酸を多く含む食品 について詳しくはこちら

ブロッコリー

グルコラファニンが多く含まれる「ベネフォルテ」と呼ばれるブロッコリーを食べたグループは普通のブロッコリーを食べたグループよりも悪玉コレステロール値が減少したそうです。

→ グルコラファニンが豊富なブロッコリーを食べると悪玉コレステロール値が下がる!? について詳しくはこちら

野菜(ブロッコリー・キャベツ)

ブロッコリーやキャベツに含まれる「SMCS」はLDLコレステロールを下げる効果があるによれば、アブラナ科のブロッコリーとキャベツに含まれる天然アミノ酸の「SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)」が、コレステロールから胆汁酸への変換を促進して血中LDLコレステロールを低下させる効果があることがわかったそうです。

コレステロールは肝臓で酵素によって胆汁酸に変化し排出されますが、SMCSはその酵素の働きを活性化させる働きがあり、肝臓における胆汁酸の合成を促進し、胆汁酸に変化し排出されるコレステロールの量を増やします。

酒粕

酒粕に含まれるレジスタントプロテイン(消化されにくいたんぱく質)によって、動脈硬化の引き金になるLDLコレステロール値が平均で8.2低下したそうです。

→ 酒粕には動脈硬化の原因となるLDLコレステロールを下げる効果がある!? について詳しくはこちら

■まとめ

悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率に気を付けて、動脈硬化を予防しましょう。

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら







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悪玉コレステロールを下げて、善玉コレステロールを増やす方法(歩く・プランク・大豆レシチン)|#世界一受けたい授業

 > 健康・美容チェック > 動脈硬化 > コレステロール > コレステロール(悪玉コレステロールを下げる・善玉コレステロールを増やす)|世界一受けたい授業

2015年2月28日放送の世界一受けたい授業では「コレステロール」がテーマでした。

生活習慣病の権威/岡部正先生




【目次】

■コレステロールが基準値内でも動脈硬化の恐れ!?

コレステロールの数値が基準値内の範囲であっても、悪玉コレステロール値が善玉コレステロール値の2倍以上あると、コレステロールが血管内にプラークとして残ってしまい、動脈硬化になる恐れがあります。

→ コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 について詳しくはこちら

■悪玉コレステロールの数値が高くなり、善玉コレステロールが低くなる原因とは?

  • 運動不足
  • 動物性脂肪の摂り過ぎ
  • 肉の食べ過ぎ

■動脈硬化を防ぐ方法

善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす事が大事

■善玉コレステロールを増やす方法

Golden girl

by Ernst Moeksis(画像:Creative Commons)

● 歩くこと(1日30分ぐらい)

●『プランク』 (体幹を鍛える運動)

stayinshape(1)

by Darrell A.(画像:Creative Commons)

  1. 腕を直角に曲げて寝る(うつ伏せの状態で腕を曲げる)
  2. 腕だけとつま先だけを地面につけ一分間キープする。
    ※頭の先と足を一直線に保つように
    ※1日一回一分

→ 【30日プランクチャレンジ(30 DAYS PLANK CHALLENGE)が話題!】プランクのやり方・効果|従来の腹筋運動は体を痛める!? について詳しくはこちら

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら




■悪玉コレステロールを下げる食品

●大豆レシチン

大豆(Daizu) soybeans

by T.Hagihara(画像:Creative Commons)

大豆に含まれるレシチン・イソフラボンなどが悪玉コレステロールを下げる働きがある。

大豆レシチンを摂るには、『豆腐』を1日半丁食べるとよい。

→ 豆乳の健康効果 について詳しくはこちら

【まとめ】

動脈硬化を防ぐには、悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを高くする必要がある。

1.1日30分ぐらい歩く

2.『プランク』 (体幹を鍛える運動)をする

3.大豆レシチンを摂取する

とよいそうです。

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら







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毎日ヨーグルトを食べると悪玉コレステロールを減らせる!?

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「悪玉コレステロール値が高い」という悩みを抱えていると毎日が憂鬱ですが、そんな悩みがなくなれば、ストレスなく楽しい毎日が過ごせますので、動脈硬化の予防法を実践していきましょう!




■毎日ヨーグルトを食べると悪玉コレステロールを減らせる!?

無糖ヨーグルト
無糖ヨーグルト

【ヨーグルト好きに朗報】毎日ヨーグルトを食べると悪玉コレステロールを減らせると判明!!生活習慣病予防に期待大!! カナダ大学調査

(2012/11/6、IRORIO)

高コレステロールの人127人を対象に、半数には1日2回乳酸菌(プロバイオティクスの一種)を摂取してもらい、残りの半数には偽薬を処方した。

9週間後、毎日乳酸菌を摂っていた人たちは偽薬摂取の人に比べ、11.6%悪玉コレステロールが減り、コレステロール・エステル(コレステロールと脂肪酸からなるエステル)も6.3%減少したことがわかった。

善玉コレステロール中性脂肪値に変化はないが、総コレステロール値も9.1%下がったという。

専門家によれば、1日わずか200mgのプロバイオティクス細菌で悪玉コレステロールを減らせるとはまさに画期的で、ヨーグルトを食べれば血管を健康に保ち、心臓病予防の効果も期待できるという。

カナダのマギル大学(McGill University)の研究によれば、高コレステロールの人を対象に乳酸菌(プロバイオティクスの一種)を摂取してもらう実験を行なったところ、毎日乳酸菌を摂っていた人は、悪玉コレステロールが減少し、総コレステロール値も下がったそうです。

→ 乳酸菌を含む食品 について詳しくはこちら

LDLコレステロール低下と腸における胆汁測定との間の相関に基づいて、研究結果はプロバイオティックが胆汁塩を分解し、腸におけるコレステロール吸収を低下させ、LDLコレステロールを減少させることを示唆しています。

※ただ、この研究はプロバイオティックサプリメントの製造者が資金を提供する研究であるため、今後の研究に注目しておく必要がある。




■まとめ

毎日りんごを食べると、悪玉コレステロールを40%も減らせる?によれば、りんごにも悪玉コレステロールを減らしてくれるということでしたので、りんご+ヨーグルトの組み合わせがいいかもしれません。

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 毎日ヨーグルトを食べると悪玉コレステロールを減らせる!?

酸化悪玉コレステロールとは・原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策

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酸化悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールが活性酸素と結びつくこと(=つまり、酸化すること)によってできます。

最近の研究によれば、酸化悪玉コレステロールが心筋梗塞や脳梗塞の原因になると考えられています。

酸化悪玉コレステロールの原因・数値(基準値)・測定(検査)・対策についてまとめました。

「コレステロールが心配」という悩みを抱えていると毎日不安ですが、そんな悩みがなくなれば、ストレスなく楽しい毎日が過ごせて長生きすることができますので、酸化悪玉コレステロール対策を行ないましょう!




【目次】

■酸化悪玉コレステロールとは

Blob Photo by Stephen Hamilton

by Kurman Communications, Inc.(画像:Creative Commons)

酸化悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールが活性酸素と結びつくこと(=つまり、酸化すること)によってできます。

最近の研究によれば、酸化悪玉コレステロールが心筋梗塞脳梗塞の原因になると考えられています。

酸化悪玉コレステロールが心筋梗塞や脳梗塞の原因になるケースとしては2つ考えられます。

1.酸化悪玉コレステロールが血管の壁に入り込んでプラークを作るケース

2.悪玉コレステロールが血管の壁に入り込んでから「酸化悪玉コレステロール」に変わりプラークを作るケース

■なぜ悪玉コレステロールが酸化悪玉コレステロールに変わるのか?

悪玉コレステロールが酸化する主な原因としては、

などがあるそうです。

また、酸化したコレステロールを摂取することでも体内の酸化悪玉コレステロールは増えてしまうそうです。

  • コレステロールを多く含む食品であるイクラの瓶詰やバター、マヨネーズなどを長期間保存した場合
  • 肉や魚などの動物性食品を、高熱で何度も温め直すこと

その他にも、劣化コレステロール(酸化コレステロール)に注意によれば、次のような場合、コレステロールが酸化してしまうようです。

・電子レンジで2度、3度加熱した食品
・電子レンジで10分以上加熱した食品
・揚げ直した、揚げ物
・肉や魚の焦げた部分
・マヨネーズが酸化して変色した部分
・空気や紫外線にさらされながら保存されたもの(干物など)
・レトルト加工され、長期間保存された肉製品

■酸化悪玉コレステロールの数値(基準値)|酸化悪玉コレステロールが体内でどのくらい増えると危険なのか?

2015年10月19日放送の「主治医が見つかる診療所」で紹介された酸化悪玉コレステロールと動脈硬化の関係について研究している千葉県循環器病センターの田永幸正医師によれば、酸化悪玉コレステロールの値が100(U/L)を超えたあたりから危険だと考えられるそうです。
●研究内容

LDL悪玉コレステロールが基準値内の104人を対象に調査

  • 心臓の血管に50%以上の狭窄(きょうさく)が見つかった人は104人中62人
  • 心臓の血管に50%以上の狭窄が認められたグループ(動脈硬化が進んでいるグループ)の酸化悪玉コレステロール値の平均は113U/L
  • 動脈硬化が認められなかったグループの酸化悪玉コレステロール値の平均は85U/L
    酸化悪玉コレステロール値が100U/Lを超える辺りから危険度が増す

これらの結果から、酸化悪玉コレステロール値が100(U/L)以上の人はすでに動脈硬化が進行している可能性があるため、酸化悪玉コレステロールが100を超えると危険だと考えられるそうです。

※ただし、基準値は、病院や検査機関によって異なります。




■酸化悪玉コレステロールを測定・検査するには?

今回番組で行った酸化悪玉コレステロールの検査はMDA-LDL検査と呼ばれる検査なのですが、病院で検査を希望する場合には事前にMDA-LDL検査が出来るかどうかを確認したほうが良いようです。

■酸化悪玉コレステロール対策

酸化悪玉コレステロール対策には、先程紹介した、悪玉コレステロールが酸化する主な原因を一つ一つ取り除くことが重要になります。

つまり、禁煙・内臓脂肪を減らす・血糖値を下げることです。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら

→ 血糖値を下げる方法(食品・食事) について詳しくはこちら

その他の方法としては、抗酸化作用のある抗酸化食品を摂取すること。

主治医が見つかる診療所でおすすめしていたのは、2つ。

一つは、トマト・プチトマト・パプリカといった赤い色の食材。

もう一つは、ビタミンEの500倍の抗酸化作用をもつアスタキサンチンを含む鮭。

→ 抗酸化食品(抗酸化作用を持つ食べ物) について詳しくはこちら

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







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【あさイチ】肝機能改善!「高カカオチョコ」の食べ方|11月28日

ダイエット > 【あさイチ】肝機能改善!「高カカオチョコ」の食べ方|11月28日

2018年11月28日放送のNHK「あさイチ」では「代謝の下り坂」がテーマでした。




【目次】

■活動代謝を増やす!

代謝には大きく分けると「基礎代謝」と「活動代謝」の2つに分けられます。

基礎代謝は生命維持のために消費されるエネルギーで、活動代謝量は仕事や家事、運動のために消費されるエネルギーのことです。

一日で消費されるカロリーの割合は基礎代謝60%、活動代謝30%となっているので、「基礎代謝をあげよう!」という気持ちになるのはわかるのですが、基礎代謝を上げることは難しいので、基礎代謝を下げないようにするために、代謝に関する物質を出す肝臓をケアすることが重要。

【基礎代謝の5大部位】

  1. 筋肉22%
  2. 肝臓21%
  3. 脳20%
  4. 心臓9%
  5. 腎臓8%

基礎代謝よりも活動代謝を上げることがダイエットの近道!活動代謝を増やす方法|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しいことなので、「基礎代謝を上げる!」と考えるよりも、雑巾がけをするといったようなちょこまか動きの「活動代謝」を増やしたほうがダイエット成功の近道だということを紹介したほどです。

■【肝臓をケアして代謝を守る方法】ゆっくり噛んで食べる

→ 【あさイチ】女性が注意したい脂肪肝の原因(甘いものの食べ過ぎ)|オリーブオイルと脂肪肝|肝臓を守る方法は「おさかなすきやね」

肝臓をケアするためにも、食べ過ぎや早食いなどに注意して、ゆっくり噛んで食べることが大切です。

噛む(咀嚼)ことによる3つの健康効果(唾液を多く出す・食べ過ぎを防ぐ・脳への刺激を増やす)で紹介した和洋女子大学の柳沢幸江教授によれば、噛むことには「唾液(だえき)を多く出す、食べ過ぎを防ぐ、脳への刺激を増やす」という3つの効用があるようなのです。

女子栄養大学のダイエット術|世界一受けたい授業によれば、よく噛むと満腹中枢が刺激され、噛む行為が脳内のヒスタミン神経系に作用し、内臓脂肪が燃焼することが明らかになっているそうです。

食欲を抑える方法|ヒスチジンを含む食品をよく噛んで脳内ヒスタミンを増やす!|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、噛むという行為自体が満腹感を高めてくれるということがわかったそうです。

噛むという刺激が咀嚼中枢を通って結節乳頭核という部分に届きます。

実はここがヒスタミンを作っているところです。

そうして、満腹中枢をヒスタミンが刺激するために、満腹感を感じるようになります。

また、ヒスタミンは、交感神経も刺激して、その信号は直接内臓脂肪まで届いて、内臓脂肪を減らしてもくれます。

病気の治療には「型に入れる」ということが大事で、「30回噛む」ということをきっちりと守るようにしましょう!

ポイントは、30回で飲み込める量を口に入れるようにすることです。

食べる速度を遅くしたゆっくりした食事&就寝2時間前の食事を避けることで肥満予防|九州大学【論文・エビデンス】

よく噛んでゆっくり食べることがダイエットの秘訣

■肝機能改善!「高カカオチョコ」の食べ方

Chocolat de Bonnat tasting

by Everjean(画像:Creative Commons)

チョコレートに含まれるポリフェノールには肝機能を高める働きがあります。

ポリフェノールは代謝が早いため、こまめに食べることがポイント!

→ 【ジョブチューン】チョコレートの健康効果が研究で証明|血圧を下げる効果やHDLコレステロール増加による動脈硬化予防!







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