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ヤフー、「Yahoo!検索」で国立がん研究センター提供のがん情報を掲載開始|検索エンジンの未来は「ディレクトリ型」or「ナレッジグラフ型」?

参考画像:ヤフー、検索結果画面で国立がん研究センター提供の情報を掲載開始 (2018/1/30、日本経済新聞)|スクリーンショット




■ヤフー、「Yahoo!検索」で国立がん研究センター提供のがん情報を掲載開始!

ヤフー、検索結果画面で国立がん研究センター提供の情報を掲載開始

(2018/1/30、日本経済新聞)

国立がん研究センターとヤフーは連携し、本日よりスマホ版「Yahoo!検索」の検索結果画面で国立がん研究センター提供のがん関連情報の掲載を開始しました。

医師からの信頼が高いメディアはインターネット!|医師の9割が「ネット検索で自分の症状に合った医療情報を得るのは容易ではない」|医師の9割が今後の発信についても消極的で紹介した医師530人を対象にアンケート調査によれば、「医療の専門家である医師たちが、インターネット上の医療・健康情報についてどのような考えを持っているのか」に関して、「インターネット」における医療・健康情報は、他メディアよりも信頼性は高いと医師が評価している一方で、「インターネット検索」で自分に合った医療情報にたどり着くのは「容易ではない」と答えています。

インターネットは他のメディアよりも信頼性が高いと医師は評価していても、その中から正しい情報にたどり着くのは難しいということから、ヤフーは国立がん研究センターが提供するがん関連情報の掲載を行なったのだと考えられます。




■検索エンジンの未来は「ディレクトリ型」or「ナレッジグラフ型」?

大手メディアの情報を優先するGoogleと個人のつながりを優先するFacebook|メディアのような影響力を持つ個人のインフルエンサーの価値が高まる?で紹介しましたが、最近、Googleの検索結果の表示とFacebookのニュースフィードの変更に大きな変化が起きています。

Googleは日本語検索におけるページの評価方法をアップデートし、医療機関や大手メディアから提供される情報を上位表示しやすい検索結果にしました。

Facebookはニュースを投稿するメディアよりも親しい友人や家族のコンテンツを優先して表示するというアルゴリズムに変更しました。

2017年は情報操作やフェイクニュースなど情報の信頼性が話題になりましたが、GoogleとFacebookという大手IT企業のアプローチが全く違い、Googleは個人ではなく、大手メディアや医療機関などで信頼性の高さを担保しようとし、Facebookは大手メディアではなく、親しい友人や家族といった個人の信頼関係・つながりで信頼性の高さを担保しようとしているのです。

今回ヤフーが行なった決定を考えると、以前のようなディレクトリ型検索エンジンとなるか、グーグルが取り組んでいるナレッジグラフ型(Google検索での病気に関する検索の結果に、症状や治療法についての情報をまとめたナレッジグラフのカード)に検索エンジンは変わっていくのかもしれません。

あなたが考えるこれからの「検索(検索エンジン)」はどんなものですか?







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オンライン病気事典のMEDLEY、病気の治療法に対応した医療機関が探せる病院検索サービスを実装

medley_hospital

参考画像:MEDLEYスクリーンショット




オンライン病気事典のMEDLEY、疾患や治療法に対応した医療機関が探せる病院検索サービスを実装

(2015/12/17、THE BRIDGE)

オンラインの疾患別医療情報辞典「MEDLEY」が、病気や希望する治療法に対応した全国16万件の医療機関(病院、診療所、歯科診療所)が探せる病院検索サービス機能を実装したと発表した。

MEDLEY」はその病気の希望する治療法に対応した医療機関を探せる病院検索サービスを実装したそうです。

医療知識のある患者にとってはとても良いサービスになりそうです。

ただ、一般のユーザーには包括的な医療知識があるわけではなく、もし偏った知識しかもっていない場合には、そのユーザーにとって本当に適した病院探しができるのかは疑問です。

大事なのは、総合診療医なのではないでしょうか。







糖尿病に新治療法の可能性 東大、血管に原因突き止め

Soybean Research in a Lab

by United Soybean Board(画像:Creative Commons)




糖尿病に新治療法の可能性 東大、血管に原因突き止め

(2011/3/2、47ニュース)

肥満に伴い、インスリンが効きにくくなって起きる2型糖尿病では、糖分の最大の貯蔵庫である筋肉で毛細血管に異常が生じ、筋肉に糖分を蓄えることができなくなることをマウス実験で突き止めたと、東京大の門脇孝教授(糖尿病学)らが2日付米科学誌セルメタボリズムに発表した。

門脇教授は「血管の働きに着目して糖尿病の原因に迫った画期的な成果だ」と強調。

毛細血管の機能を回復させる薬の臨床試験を始めている。

2型糖尿病では、毛細血管に異常が生じ、筋肉に糖分を蓄えることができなくなることがわかったそうです。

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら。

実験でマウスを肥満状態にすると、筋肉が取り込む糖分の量は正常なマウスの約半分になった。

肥満マウスはインスリンの分泌量は変わらないが、毛細血管で必要な分子が合成されなかったり酵素が活性化されなかったりして、血管から出て筋肉に届くインスリンが少なくなっていると判明した。

酵素の働きを活発にさせる薬を投与すると、筋肉の糖分量は正常なマウスの約8割に回復した。

この薬は、閉塞性動脈硬化などの治療薬として承認され使われている。

今回の臨床試験では、動脈硬化と糖尿病を併発した患者に投与している。

酵素の働きを活発にさせる薬を投与すると、筋肉の糖分量は回復したそうです。

今回の発見により、糖尿病の新たな治療法が見つかるかもしれません。







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アテローム性動脈硬化症の新治療法=血管炎症抑える抗HMGB1抗体で|岡山大など

20091127okayama

参考画像:アテローム性動脈硬化症にも有効な抗体医薬(2009/11/27、岡山大学プレスリリース)|スクリーンショット

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動脈硬化症の新治療法=血管炎症抑える抗体で-岡山大など

(2009/11/20、時事通信)

脳梗塞(こうそく)の原因となるアテローム性動脈硬化症についての新治療法を発見したと、岡山大、就実大、オーストラリアのベイカー研究所の研究グループが19日明らかにした。

岡山大学大学院医歯薬学総合研究科薬理学分野の西堀正洋と就実大学薬学部森秀治らの研究グループは、オーストラリアベイカー研究所のアレキサンダー・ボビック教授の研究グループとの共同研究で、「アテローム性動脈硬化症」に対し、抗HMGB1抗体を使った抗炎症治療法が有効であることをマウスの実験モデルで証明したそうです。

アテローム性動脈硬化症とは、初めて聞く名称だったのですが、記事によると、

アテローム性動脈硬化症は、高脂血症高血圧症などが原因で、太い動脈血管の内膜層に細胞やコレステロールが集積し炎症を起こす。

という病気なのだそうです。

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■実験内容

アテローム性動脈硬化症にも有効な抗体医薬

(2009/11/27、岡山大学プレスリリース)

実際の動物実験は、ApoE ノックアウトマウスに高脂肪食を摂らせてアテローム性動脈硬化症を作成しました。高脂肪食を開始するのと同時に抗体の静脈注射を開始しました。抗体投与は、一週間に2回でこれを8週間続けました。その結果、対照抗体を投与したマウスでは、顕著なアテロームプラークが形成されましたが、抗 HMGB1 抗体投与マウスでは、形成が約60%抑制されました。局所に浸潤した単球細胞数、血管内皮細胞の活性化や単球遊走因子の発現量といったプラーク形成の指標は、平行してすべて抑制されました。以上の結果は、抗 HMGB1 抗体の投与が、動脈硬化巣の炎症局所における HMGB1 を中和することによって、炎症の進行に対し強い抑制作用を発揮することを示しています。

今回の研究によって考えられた治療法とは、炎症の原因とみられる物質の作用を中和する抗体(抗HMGB1抗体)を投与することで炎症が抑制されるというものです。

今回発見された方法であれば、根本的な治療法となる可能性もあるそうです。

今後の研究に期待したいですね。

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加齢黄斑変性症の新薬「ルセンティス」は、「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」にくっつき、新生血管ができるのを防ぐ!




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by SeRVe Photography(画像:Creative Commons)

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■加齢黄斑変性症とは?

加齢黄斑変性症や加齢黄斑変性症の新薬に関する記事がありましたので、ご紹介。

加齢黄斑変性症の新薬

(2009/5/21、読売新聞)

加齢黄斑変性症は、光を感じる「網膜」中心部の「黄斑部」が異常をきたし、物がゆがんで見えたり中心部が暗くなったりする。

50歳代以上の男性に多く、国内の患者数は40万人以上という推計もある。

加齢により黄斑部が縮む「萎縮(いしゅく)型」と網膜の下の血管から新しい細い血管(新生血管)が伸びて黄斑部を押し上げる「滲出(しんしゅつ)型」とがある。

萎縮型の進行はゆるやかで、基本的に治療は行わないが、滲出型は症状が急速に悪化し、治療が必要だ。

加齢黄斑変性は高齢者に多く発症することから黄斑部の老化現象が主な原因と考えられています。

■加齢黄斑変性症の治療法とは?

これまでは、特殊な薬とレーザーを組み合わせて新生血管を詰まらせる「光線力学的療法(PDT)」などが行われていた。だが、もともと視力にそれほど障害がない場合は、かえって低下することもあり、治療が行えなかった。

特殊な薬とレーザーを組み合わせて新生血管を詰まらせる「光線力学的療法(PDT)」は視力にそれほど障害がない場合にはかえって低下することもあるため、治療が行なえなかったそうです。

■加齢黄斑変性症の新薬とは?

ルセンティスは、新生血管の発生を抑える。

眼内には、たんぱく質の一種で、正常な血管と結びついて新生血管を作る「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」がある。

ルセンティスは、VEGFにくっつき、正常な血管と結びつかないようにし、新生血管ができるのを防ぐ。

海外の臨床試験では、ルセンティスを投与した患者139人のうち、57人(41%)の視力が2年後に改善した。

一方、PDTだと143人中9人(6・3%)しか改善しなかった。

駿河台日本大学病院眼科部長の湯沢美都子さんは「従来は視力低下を防ぐのが治療の主眼だったが、ルセンティスは視力改善が期待でき、治療の第一選択肢になる」と説明する。

ルセンティスは正常な血管と結びついて新生血管を作る「血管内皮細胞増殖因子(VEGF)」にくっつき、正常な血管と結びつかないようにし、新生血管ができるのを防ぐそうです。

加齢黄斑変性症の新しい治療法として、新薬には注目ですが、この記事に紹介されている医師がおっしゃる通り、新薬による治療により、眼内の新生血管の発生や伸びが止まっているか確かめながら治療を進めていくことや検査設備がしっかり整った医療機関で行なうことが重要なようです。

→ 加齢黄斑変性症|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら

加齢黄斑変性症の予防

加齢黄斑変性症の予防法としては、自分で出来るチェックを定期的に行なうことです。

格子状の紙を目から30cmほどの距離から片目で見て、格子の線が歪んで見えたり、欠けて見えると加齢黄斑変性の可能性があるそうです。

日頃から、片眼をふさいでモノを見て、見え方に異常がないか確認しましょう。

また、眼科への定期検診もおすすめします。

加齢黄斑変性症を予防するためにも、生活習慣の改善が重要です。

紫外線などの光刺激を極力避ける。

抗酸化作用のあるルテインやビタミンA、Cを積極的に摂取する。

→ ルテインを含む食品 について詳しくはこちら

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亜鉛の血中濃度の低下と加齢黄斑変性症の関連が研究されています。

年をとるにつれて、亜鉛が含まれている食品(魚介類、穀類など)の摂取量が少なくなるとともに、腸の亜鉛を吸収する力が低下してしまうことから、亜鉛不足になりやすいといわれます。

亜鉛が不足していると感じている方は、亜鉛を含む食品を摂るか亜鉛サプリを利用しましょう。

→ 亜鉛を多く含む食品 について詳しくはこちら

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加齢黄斑変性症はカロテノイドの摂取量が少ないと発症しやすいという研究報告もあります。

加齢黄斑変性症には緑黄色野菜(カロテノイド)がよい!?|ためしてガッテン 11月19日によれば、緑黄色野菜に含まれるカロテノイドを摂取すると、黄斑色素が増え、加齢黄斑変性を予防することができるそうです。

カロテノイドを多く含んでいる緑黄色野菜を摂取するようにしましょう。

全身の健康を維持するためにも、バランスのとれた食事を心がけましょう。

 

アスタキサンチン

アスタキサンチン、抗酸化作用や抗炎症作用で加齢黄斑変性症を抑制によれば、アスタキサンチンを摂取することにより、滲出型の加齢黄斑変性で増殖する脈絡膜新生血管(CNV)の形成が抑制され,網膜の変性が抑えられることがわかったそうです。

これは、アスタキサンチンの抗酸化力により炎症が抑えられた結果ではないかと考えられるそうです。

 

DHA・EPA

オメガ3脂肪酸DHA・EPAは、加齢黄斑変性症の引き金となるとも考えられる脂質異常症高脂血症)や動脈硬化の予防に役立つと考えられます。

→ オメガ3脂肪酸 について詳しくはこちら







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