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動かない生活習慣で寿命が5年縮んでしまう!?

TV watching

by bnilsen(画像:Creative Commons)




テレビばかり見ていると寿命が5年縮む!

(2011/8/30、現代ビジネス)

オーストラリア・ブリスベーン市クイーンズランド大学のJ.Lennert Veerman博士らがBritish Journal of Sports Medicine 2011年8月15日オンライン版に発表した研究で、毎日6時間以上テレビを見ている人は、テレビを見ない人に比べて5年近く寿命が短くなっていることが明らかになりました。

博士らはじっと動かないでいることが、健康維持に負の影響を与えていること、特に心臓病や脳卒中を引き起こす大きなリスク要因であり、この動かない生活習慣の基礎に、テレビ視聴があると考え、今回の調査研究を企画したということです。

元記事のタイトルは、「テレビばかり見ていると寿命が5年縮む!」というものでしたが、内容を見るとテレビが悪いわけではなく、動かない生活習慣が健康に悪影響を及ぼすおそれがあり、その動かない生活習慣の主な原因として、テレビ視聴をあげているようです。

【関連記事】

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい

座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

食べてないのに太るあなたは「モナリザ症候群」かも!?|多くの肥満者は交感神経のはたらきが低下している

あまり活動的に行動しないと、「交感神経」の働きが鈍り、脂肪の代謝がスムーズに行われず、結果やせにくい体になってしまう

【まとめ】

動かない生活習慣は心臓病や脳卒中を引き起こすリスク要因となるようですので、ぜひ定期的に体を動かすようにしましょう。

【追記(2017/1/3)】

【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、長時間座り続けること=「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

耳石は、全身の筋肉や内臓・血管をコントロールしている自律神経とつながっています。

耳石が動いている状態だと、全身の筋肉や自律神経の働きが良くなることによって、心臓などの働きが良くなって血流がよくなったり、コレステロールや糖の代謝も良くなるそうです。

耳石を効率よく動かす方法は「立ち上がること」なのだそうです。

立ち上がるという動作は、頭が前後左右上下に動くため、耳石を効率よく動かすことができるそうです。

研究によれば、32回立ち上がる動作をするとよいそうで、それを一日の中で計算をすると、30分ごとに立ち上がるとよいそうです。

<!追記終わり>







【関連記事】

動脈硬化の新たな仕組み解明|小胞体ストレスによるCHOPの誘導が関係|東北大

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by Adams999(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 動脈硬化の新たな仕組み解明|小胞体ストレスによるCHOPの誘導が関係|東北大




動脈硬化の新たな仕組み解明=予防・治療法開発に期待―東北大

(2011/8/2、時事通信)

心筋梗塞や脳卒中の原因となる動脈硬化が起きる新たな仕組みを解明したと、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授らが1日付の米医学誌サーキュレーション電子版に発表した。

この仕組みには、細胞内で生み出されたたんぱく質をひも状から立体的な構造に折り畳む小器官「小胞体」の異常が関与しており、心筋梗塞などの新たな予防・治療法の開発につながる可能性があるという。

東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授らによれば、動脈硬化が起きる新たな仕組みを解明したそうです。

今回の研究により、心筋梗塞などの治療法・予防法の開発につながる可能性があるそうです。

小胞体に正しく折り畳めないたんぱく質がたまる「小胞体ストレス」と呼ばれる状態が悪化すると、「CHOP」というたんぱく質が働いて細胞自体が死んだり、血管に炎症を起こしたりする。

片桐教授らは、動脈が硬化した部分でCHOPが増えていたため、CHOPを作れない高コレステロール血症のマウスを遺伝子操作で生み出した。

その結果、血管の炎症が抑えられ、コレステロールが高くても動脈硬化になりにくくなることが判明。

CHOPの合成を妨げる方法が見つかれば、新予防・治療法になると考えられる。

「CHOP」というたんぱく質の合成を防ぐ方法を見つけることが今後の予防・治療法につながるとのことです。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら







■動脈硬化関連ワード

動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法

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4大疾病(がん、脳卒中、心臓病、糖尿病)に精神疾患加え5大疾病に|厚生労働省

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by Alan Cleaver(画像:Creative Commons)




4大疾病、精神疾患加え5大疾病に…厚生労働省

(2011/7/6、読売新聞)

厚生労働省は6日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。

うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、従来の4大疾病をはるかに上回っているのが現状で、重点対策が不可欠と判断した。

厚生労働省による調査(2008年)では、糖尿病237万人、がん152万人などに対し、精神疾患は323万人となっており、従来の4大疾病(がん脳卒中、心臓病、糖尿病)を上回っており、対策が必要と判断したようです。

これほど精神疾患になっている人が増えているとは驚きです。







ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加|米研究

Summer Refreshment

by PROfrankieleon(画像:Creative Commons)




ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加、米研究

(2011/2/11、AFPBB)

ダイエット炭酸飲料は心臓発作や脳卒中リスクを通常より高めるとする研究結果が9日、ロサンゼルス(Los Angeles)で開催中の国際脳卒中学会議(International Stroke Conference)で発表された。

同時に、塩分の高い食品摂取も脳卒中リスクを高めることも明らかにされた。

国際脳卒中学会議で発表された研究結果によれば、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、心臓発作や脳卒中などの血管性病気の発症リスクが61%高いことがわかったそうです。

ダイエット炭酸飲料に関する研究は、米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の住人2564人を対象に行われたもので、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、血管性イベントの発症リスクが61%高かいことがわかった。

<中略>

研究の主著者、マイアミ大学ミラー医学部(University Of Miami Miller School Of Medicine)のハナ・ガーデナー(Hannah Gardener)氏は「今回の研究結果が今後の研究で裏付けられれば、ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替にはならないと言えるだろう」と述べた。

ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替品に期待されていたと思いますが、この研究によれば、期待はできなさそうです。

ということは、砂糖が血管性疾患のリスクを高めるものではなく、その他のものがそのリスクを高めていると考えられるのではないでしょうか。

また、今回の研究によれば、塩分の過剰摂取が脳卒中リスクを高めることもわかったそうです。

その結果、塩分の過剰摂取は、血栓が脳への血液の流れを阻害する虚血性脳梗塞のリスクの劇的な増加と関連があることが分かった。

研究によると、日常的に塩分4000ミリグラムほどを摂取する人は、1日当たりの摂取量が1500ミリグラム未満の人に比べ、心臓発作の発症リスクが倍増するという。

4000ミリグラムの塩分は、フライドポテトのLサイズ4個分に含まれる塩分に相当する量だ。

また、年齢や性別、人種、飲酒習慣、運動、血圧、心臓疾患の既往症などの諸条件を考慮しても、塩分の日摂取量が500ミリグラム増加するごとに脳卒中リスクは16%高まるという。

塩分の過剰摂取には気をつけたほうが良さそうです。







脳卒中を引き起こす難病「#モヤモヤ病」の発症遺伝子発見|東北大学大学院研究グループ

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by Jenny Laird(画像:Creative Commons)




<モヤモヤ病>発症遺伝子を発見 東北大大学院研究グループ

(2010/11/4、毎日新聞)

脳内の血流が滞り、脳卒中を引き起こす難病「モヤモヤ病」を発症させる遺伝子を東北大大学院医学系研究科の呉(くれ)繁夫准教授らの研究グループが発見した。

東北大学大学院の呉繁夫准教授らの研究グループがモヤモヤ病を発症させる遺伝子を発見したそうです。

今回の発見により、新たな治療法の発見が期待されます。

■モヤモヤ病とは

モヤモヤ病は国が特定疾患に定めている難病で、厚生労働省の統計によると、全国で1万2885人(09年度末)が医療費助成を受けている。

発症すると脳動脈が狭まり、脳血流を維持しようとして周囲に毛細血管が多数できる。

撮影すると煙のように見えることからモヤモヤ病と名付けられた。

徳永英明さんが「モヤモヤ病」で一時休養され、それをきっかけに「モヤモヤ病」という難病があることを知った方も多いと思います。

【関連記事】

なお、記事によれば、

研究グループは、モヤモヤ病の患者と健康な人のDNAを比較。

患者の7割が「RNF213」という特定遺伝子に変異があることを突き止めた。

この変異により、モヤモヤ病の発症リスクは約190倍に上昇する。

日本や韓国に患者が多い理由は、この遺伝子変異を受け継いでいる家系が多いからと考えられるという。

ただ変異が見つからなかった患者もいるため、呉准教授は「複数の遺伝子が発症に関係していると考えられる」とみている。

ということで、すべての患者に当てはまる遺伝子の変異が見つかったわけではなく、モヤモヤ病には複数の遺伝子が関係していると考えられるようです。