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【#こんな私は何を食べればいいですか】糖尿病予防にオクラ茶レシピ!高血圧対策にサトイモポテトサラダの作り方!肩こり解消にアーモンドのはちみつ漬け!|11月26日

2018年11月26日放送の「#こんな私は何を食べればいいですか」では「糖尿病・高血糖予防にオクラ茶レシピ」「高血圧対策にサトイモポテトサラダの作り方」「肩こり解消にアーモンドのはちみつ漬け」「老眼にアスタキサンチン!紅鮭のごま油焼き!」「甘いものを食べる時に、きな粉を食べると太りにくくなる!」を取り上げました。




【目次】

■糖尿病・高血糖予防にオクラ茶!オクラ茶レシピ!

■高血圧対策に里芋!サトイモポテトサラダの作り方!

■肩こり改善にアーモンド!アーモンドのはちみつ漬け!

■老眼にアスタキサンチン!紅鮭のごま油焼き!

■甘いものを食べる時に、きな粉を食べると太りにくくなる!

きな粉には糖質や脂質を吸収する「食物繊維」が多く含まれています。

なので「みたらし団子」や「ロールケーキ」のような太りやすいスイーツを食べる時もきな粉をかけたり、豆乳や牛乳に入れて飲んだりするといいそうです。

大さじ3杯(約20g)が効果的なのだとか。







【#たけしの家庭の医学】高血圧改善のヒントはクジラと海女さん?「ANP」を分泌させる方法は「プール」

健康・美容チェック > 高血圧 > 血圧が高い > 【みんなの家庭の医学】高血圧改善のヒントはクジラと海女さん?「ANP」を分泌させる方法は「プール」

2016年8月2日放送のみんなの家庭の医学のテーマは「暑い8月こそ健康に生まれ変わるチャンス。夏なら無理なく楽にできるある3つの方法で、高血圧・便秘・認知症を予防する方法を検証する。」です。




【目次】

■高血圧

高血圧の推定患者数4300万人といわれれています。

高血圧の主な原因は塩分の摂り過ぎで、高血圧の状態が続くと動脈硬化を起こし、心筋梗塞脳梗塞につながります。

高血圧を改善するには「減塩」が重要だといわれていますが、継続するのは難しく、また、思うように改善できずに途中でやめてしまう人も多いようです。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■高血圧を改善できるヒントは「クジラ」?

Humpback Whales

by Christopher Michel(画像:Creative Commons)

近年、高血圧を改善できるヒントを与えてくれた生物がいるそうで、その生物とは、「クジラ」。

クジラは長寿の生き物で、中には200歳を超えるクジラもいるそうです。

そこで、研究者は、クジラの長生きの理由は、海に潜ることが関係しているのではないかという仮説を立てました。

■海女さんの血管年齢は11歳若い!

海女 Ama. Kuji City, Japan.

by Tai-Jan Huang(画像:Creative Commons)

産業技術総合研究所の菅原順先生が海によく潜る職業である海女さんの血管を調べたところ、血管年齢が若く柔らかいことがわかったそうで、海女さんの平均年齢65歳でしたが、血管年齢は実年齢より平均で11歳若い血管を持っていたそうです。

海女さんの血管年齢は11歳若い!?水圧や水中運動が動脈硬化を抑える?|産総研によれば、産業技術総合研究所などのチームが海女115人(40〜70代、平均経験38年)と同年代の一般女性83人の計198人を対象に、動脈の壁の硬さを計測し、日本人5000人以上の平均データを比較したところ、海女は約11歳若い人と同程度であったそうです。




■海女さんの血管の若さには「ANP」が関係している!?

原田和昌先生(東京都健康長寿医療センター)によれば、海女さんの血管の若さには、水に潜った時の水圧によって分泌される「ANP」というホルモンが関係しているそうです。

水圧によって、手足の静脈が圧迫されると、心臓に多くの血液が戻り、心臓の一部が大きく拡張し、ANPというホルモンが大量に分泌されるそうです。

ANPは全身へ送られ、特に「腎臓」が大きな影響を受けるそうです。

腎臓が影響を受けたことで、排尿が促され、余分な塩分が体外に排出された結果、血圧が低下し血管が若く保たれると考えられるそうです。

ANPは心不全の治療薬として使われているそうです。

■「ANP」を分泌させる方法

Untitled

by Lara Lima(画像:Creative Commons)

実際番組では海女さんがANPを分泌しているかどうかを実験を行ない、安静時のANPの量と潜水直後のANPの量を比較したところ、潜水直後にANPが大幅に増加するという結果が出たそうです。

しかし、高血圧改善のために海女さんになるわけにはいかないので、身近なところでプールで高血圧の改善ができないかを番組で実験しました。

合計で約4時間半プールに浸かっていただいた方の血液検査と血圧を測定したところ、ANPは12.6から31.6まで増加し、上の血圧が143から132に下がっており、1日プールで遊んだだけでANPが増加し、血圧も低下するという結果が出ました。

原田和昌先生(東京都健康長寿医療センター)によれば、心臓にがんができない理由の1つにANPがあるそうで、ANPはがんの再発・転移を抑制してくれるそうです。

心拍数が上がるとANPは分泌されるため、息が弾む程度の運動をすればよいそうです。

暑い7月、8月には積極的にプールで遊んで健康になりましょう!

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【減塩レシピ】
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血圧が高いお父さんへの #父の日プレゼント に #高血圧 予防の #減塩 #レシピ で作った手料理はいかが?

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【目次】

お父さんは手作りのものがうれしい?

cooking

by Damian(画像:Creative Commons)

お父さんの健康を考えたプレゼントとして、父の日ギフトには何を贈ろうかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

そこで、おすすめするのは、「手料理」です。

子供から「父の日」にもらって嬉しいプレゼントは、手作りの食事・プレゼント・お菓子によれば、父の日にもらってうれしいプレゼントは「手作りの食事」「手作りのプレゼント」「手作りのお菓子」で、お父さんは手作りのものがうれしいという結果が出たそうです。

また、どのような手づくり料理がうれしいのかというアンケートによれば、「お酒に合う料理」(82%)で、その他には「普段食べられない料理」や「ぜいたくな料理」が挙げられており、お父さんも父の日という「特別感」を期待しているのがわかる結果となりました。

血圧が高いことを気にしているお父さんへの健康を考えたプレゼントに、高血圧予防の減塩レシピで作った手料理を作ってみてはいかがですか?

■高血圧を予防する食事のポイントは「減塩」!

高血圧を予防をする食事として、大事なことは「減塩」をすることです。

食塩をとり過ぎると血圧を上げるといわれています。

現在、日本人の一日の塩分摂取量として推奨されているのは、10g未満です。

ただし、高血圧患者ではさらに基準が厳しく、1日6g未満となっています。(日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインより)

■たくさん食べてダイエットできる奥薗レシピ

【奥薗レシピ】高血圧予防!減塩&亜鉛たっぷりソース焼きそばの作り方|みんなの家庭の医学

【奥薗レシピ】高血圧予防!減塩 肉じゃがの作り方|みんなの家庭の医学

【奥薗レシピ】高血圧予防!減塩 酢豚の作り方|みんなの家庭の医学

【奥薗レシピ】高血圧予防!減塩 豚のしょうが焼きの作り方|みんなの家庭の医学

【奥薗レシピ】高血圧予防!減塩 だし巻き卵(卵焼き)の作り方|みんなの家庭の医学

■まとめ

父の日プレゼントとして、高血圧予防のための減塩レシピで作った手料理をふるまってみてはいかがですか?

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

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【関連記事】
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「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|#NHKスペシャル

2016年9月19日放送の「私たちのこれから Our Future #健康格差」(NHK)では「健康格差」について取り上げました。




【目次】

  1. 健康格差とは?
  2. 高齢者のような若年層の口腔内
  3. 非正規社員は正社員に比べて網膜症を合併するリスクが1.5倍も高い
  4. 低所得者は精神疾患・肥満・脳卒中・骨粗しょう症になりやすい
  5. 「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが健康格差の要因になっている
  6. イギリス食品基準庁、食品に塩分量の目標値を設定
  7. 糖尿病患者を減らした東京都足立区の事例
  8. 低所得者の要介護リスクは高所得者の2倍

■健康格差とは?

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by shuets udono(画像:Creative Commons)

健康格差とは、所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなるといわれている格差のことです。

#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?によれば、健康格差の研究は1980年代から始まり、WHO(世界保健機関)によって健康格差の要因についてまとめたレポートもあるほど、すでに欧米では深刻な格差の一つとして受け止められているそうです。

日本福祉大学教授の近藤克則氏は「生まれてから現在に至る過程で蓄積されるもの」と指摘する。

一例を挙げよう。ある調査によると、経済的に貧しいほど死亡率が高いが、それは現時点で経済的に厳しいことだけが問題なのではない。

現時点では同じ経済レベルでも、子供時代に貧しい家庭で育った人、いわば「成り上がった人」は、大人になってからの死亡率が高い。

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■高齢者のような若年層の口腔内

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

患者の多くには、若い年代であるにも関わらず、2型糖尿病の合併症である口腔(こうくう)内の異常が確認された。画面には、歯がほとんどない口腔内の映像が映し出され、まるで高齢者の口の中のようだった。

低所得者ほど穀類摂取が多く、野菜・肉類は少ない、喫煙者の割合が多いによれば、歯の本数が20本未満の人の割合が多いそうで、所得の高さと健康な歯の本数とには関連があると考えられそうです。

糖尿病と歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加で紹介した愛知学院大歯学部歯周病科の野口俊英教授によれば、歯周病と糖尿病には共通点があるそうです。

  1. 初期に顕著な自覚症状がない
  2. 罹患率が高い
  3. 生活習慣病
  4. 慢性疾患
  5. 病気の進行のメカニズムが似ている

糖尿病と歯周病の関連性は疫学調査や動物実験などで明らかにされており、糖尿病を多く発症する米アリゾナ州のピマインディアンを対象にした調査では、歯周病の発症率が糖尿病ではない人に比べて二・六倍高い、といったことも分かっているそうです。

糖尿病を発症すると歯周病の進行が早くなるのはなぜでしょうか。

  1. 糖尿病が進行すると、免疫機能が低下し、歯周病を起こす細菌が増えることから。
  2. 歯周病が重症化すると、その細菌と戦おうと「TNF-α」と呼ばれるタンパク質が出されるが、そのTNF-αがインスリンの働きを悪くして、血糖値のコントロールをも悪化させるから。

歯周病になり、歯を失う最大の欠点は、食べ物をかめなくなることです。

噛みごたえのある食事ができなければ、少ない食事量では食事の満足感が得られなくなってしまいます。

→ 歯周病の症状・原因 について詳しくはこちら

→ 歯周病は糖尿病の合併症の一つ!?糖尿病と歯周病の関係 について詳しくはこちら

→ 歯周病を予防する方法(歯磨き・歯ブラシ) について詳しくはこちら

■非正規社員は正社員に比べて網膜症を合併するリスクが1.5倍も高い

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

生活習慣由来の2型糖尿病は、通常は40代以降で発症することが多いため、「何かおかしい」と感じた莇医師は、全国96の病院に連絡。20~30代の2型糖尿病患者を調べた結果、非正規社員は正社員に比べて網膜症を合併するリスクが1.5倍も高い事実を発見した。

石川県金沢市の内科医・莇也寸志医師が全国96の病院に連絡し、20~30代の2型糖尿病患者を調べたところ、非正規社員は正社員に比べて網膜症を合併するリスクが1.5倍も高いことがわかったそうです。

→ 糖尿病網膜症 について詳しくはこちら

莇医師は、非正規社員の「雇用の不安定さ」や「健康診断の受けづらさ」などが正社員との健康格差を生む一因になったとみている。

今回の調査は正社員と非正規社員との健康格差について取り上げられていますが、主婦は、糖尿病の発見につながる血糖値への意識が低い!?で紹介した糖尿病診断アクセス革命事務局が30~60代の主婦300人を対象に行った「主婦の健診受診状況調査」によれば、5割以上の主婦が検診を受けていなかったそうです。

もしかすると、健診を受けていない主婦の中にも糖尿病または糖尿病予備軍がいるかもしれません。

→ 糖尿病 について詳しくはこちら

■低所得者は精神疾患・肥満・脳卒中・骨粗しょう症になりやすい

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

低所得者は高所得者に比べ、精神疾患へのなりやすさが3.4倍、肥満と脳卒中の罹患(りかん)リスクが約1.5倍、骨粗しょう症へのなりやすさが約1.4倍にまで膨らむとのデータもあるという。

低所得者は精神疾患肥満脳卒中骨粗しょう症になりやすいというデータがあるそうです。

なぜなのでしょうか?

その理由として、所得が少ないと炭水化物中心の食事になり、カルシウムやビタミンなどの摂取量が少なくなることが指摘されている。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

実際、「国民健康・栄養調査」でも世帯年収と食事内容の相関関係が明らかになっている。年収が200万円以下だと一日の野菜摂取量は平均254gだが、600万円以上だと同322gとなっており、実に2割もの開きがある。

ビタミンA・カルシウム・ビタミンB1 日本人に足りていない栄養素ベスト3(佐藤秀美)|#世界一受けたい授業によれば、日本人に足りていない栄養ベスト3はビタミンB1、カルシウム、ビタミンAなのだそうです。

所得が少ないと炭水化物中心の食事になり、カルシウムやビタミンなどの摂取量が少なくなる傾向にあることと日本人に足りていない栄養ベスト3はビタミンB1、カルシウム、ビタミンAということを考えると、日本全体が低所得の生活習慣になっているとも考えられるのではないでしょうか。

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今回の番組によれば、親の収入が子どもの健康習慣にも影響を与えてしまうそうです。

経済面でのゆとりがない世帯では、菓子やカップ麺の摂取頻度が増える一方で、野菜や大豆製品の摂取が減る傾向にあることがわかっており、肥満や虫歯も多くなるとするデータもある。




■「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが健康格差の要因になっている

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが健康格差の要因になっていると指摘しているが、国内の各地域ではどのような問題が生じているのだろうか。

例えば、食道がん罹患率は秋田県や東京都で高く、沖縄県や滋賀県で低くなっているが、これは飲酒量と関連しているとされている。また、胃がんは秋田県や新潟県で高くなっており、鹿児島県や沖縄県では低い。胃がん罹患率が最高の秋田県と最低の沖縄県との差は3倍にもなっている。

なぜ胃がん患者は日本海側で多い傾向にあるのか?|国立がん研究センターのデータによれば、国立がん研究センターによるがんと診断された患者数の都道府県別の推計値が初めて公表されましたが、「胃がん」は、特に地域の特徴が顕著に現れており、日本海側の県で平均よりも多い傾向にありました。

胃がんは塩分の多い食事との関連があると言われており、秋田県の食塩摂取量は男女ともに全国平均より高い。この地で生まれ育った人は、自然と他の地域よりも食塩を多めに摂取する傾向にあるわけだが、それが県や地域全体の食文化として根付いている以上、個人の力ではどうしようもない点があると言える。

理由としては、今回の記事によれば、食塩の摂取量といった食生活が関係しているのではないかということでしたが、一番大きな要因はピロリ菌を持っているからではないでしょうか。

胃がんの原因としては、最近の研究によって、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)が大きく関わっているのではないかと考えられています。

ピロリ菌感染者6000万人!|あさイチ(NHK)によれば、胃がん患者の98パーセントがピロリ菌の感染者であったという調査結果があるそうです。(もちろん、ピロリ菌感染者が必ず胃がんになるわけではありません。)

もしかすると、日本海側ではピロリ菌に感染しやすい環境、例えば、ピロリ菌感染者の親が口をつけた食べ物を子供に与える習慣を持つ家庭が多い、ピロリ菌がいる井戸水を使用していたりといったことがあるのかもしれません。

→ 胃がん について詳しくはこちら

■イギリス食品基準庁、食品に塩分量の目標値を設定

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

イギリスでは、脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功した。これらの疾病は、低所得がかかりやすいとされているが、イギリスは高血圧などの心疾患を招く塩分を減らすことに着手したとのこと。

イギリスでは脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功したそうですが、その理由としては、イギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことにあるそうです。

2006年に85品目の食品に塩分量の目標値を設定し、メーカーに自主的達成を求めた。その理由は、主食であるパンが国民の最大の塩分摂取源となっていたためだが、メーカー側は売れ行き減を懸念。見かねた医学や栄養学などを専門とする科学者団体「CASH(塩と健康国民運動)」がメーカー側に徐々に塩分を下げるように提言した。

この提言に大手パンメーカーによる業界団体も納得し、7年でパンを20%も減塩。こういった取り組みの結果、国民1人当たりの塩分摂取量を15%減らすことにつながり、年間で2,000億円の医療費削減につながったと考えられている。

現在、日本人の一日の塩分摂取量として推奨されているのは、10g未満です。

ただし、高血圧患者ではさらに基準が厳しく、1日6g未満となっています。(日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインより)

減塩のための食事を自分で作るのは大変ですが、食品メーカーが減塩に取り組むことによって、全体的に塩分摂取量が減らすことができるというのは大変いい取り組みだと思います。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

■糖尿病患者を減らした東京都足立区の事例

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

まず実行したのは飲食店巡り。お客のお通しに野菜を提供するようにお願いし、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうように店側にお願いした。

その理由は血糖値の変化にある。野菜を炭水化物よりも先に摂取することにより、食物繊維が糖の吸収を遅らせて血糖値の変化量を約30%抑えられる。

東京都足立区の平均年収は23区で最も低い300万円台前半(港区の3分の1程度)で、健康寿命は23区の平均よりも2歳短く、糖尿病の治療件数が最も多いそうです。

そこで足立区は区民が「自然と」健康になるようにする対策として行なったのが、飲食店にはお客のお通しに野菜を提供すること、肉のメニューと野菜のメニューを同時に頼まれても、必ず野菜から出してもらうようにお願いをし、また、区立のすべての保育園で野菜を食べる日を設け、調理は子ども自身が担当することで、楽しみながら野菜を摂取してもらうようにしたそうです。

この取り組みによって、足立区の1人当たりの野菜消費量は年間で5kg増えたそうです。

■低所得者の要介護リスクは高所得者の2倍

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

要介護認定をされた低所得者と高所得者の割合を見ると、男女ともに低所得者の方が要介護リスクが2倍高くなるとするデータがあるとのこと。その理由として、所得が低いほど、外へ出歩かずに部屋に閉じこもりがちになり、身体機能や気力が低下するためと考えられている。

所得が低いほど外へ出歩かずに部屋に閉じこもりがちになるため、低所得者の方が要介護リスクが2倍高くなるそうです。

要介護者の4割が低栄養傾向|家族の7割は「低栄養」の意味知らないで紹介した日清オイリオグループが60歳以上の要介護者(要介護度1~3)を在宅で介護しており、介護食を作っている100名を対象に実施した「低栄養に関する実態調査」によれば、要介護者の4割が低栄養傾向にあることがわかったそうです。

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

低栄養は、血液中の「アルブミン」が不足することによって起こります。

アルブミンとはタンパク質の一種で、血液を流れている血清タンパク質のおよそ6割を占めています。

つまり低栄養とは「タンパク質不足」のことなのです。

アルブミンが不足すると、次のようなことが起こると考えられます。

赤血球の材料が少ない→貧血

血管を作る材料が少ない→脳卒中(脳出血)」

免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」

筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」

つまり、要介護者が低栄養になってしまうと、さらに介護に負担がかかる恐れが高くなってしまうと考えられます。







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血圧計の世界累計販売台数が2億台を突破|血圧計の販売台数が急増した背景にあるのは何か?|オムロン

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【目次】

■血圧計の世界累計販売台数が2億台を突破|血圧計の販売台数が急増した背景にあるのは何か?

Project 366 #98: 070412 The Pressure's Off

by Pete(画像:Creative Commons)

血圧計の世界累計販売台数が2億台を突破

(2016/12/5、オムロン)

血圧計1号機の発売開始から2009年に累計販売台数1億台を突破するまでは36年を要しましたが、健康意識の高まりや、世界的な生活習慣病患者の増加、家庭血圧の重要性の浸透など、血圧計市場はグローバルに成長を続け、1億台の達成からわずか7年で2億台を達成することができました。近年では、中国や中南米、ロシアなど新興国での需要も高まっており、2015年度のグローバルでの血圧計市場は約4,000万台*2、2015年度の当社の血圧計売上のエリア構成比率は、中国28%、米州26%、欧州20%、日本14%、その他12%となっています。

オムロン ヘルスケア株式会社が1973年の血圧計1号機の発売開始してから43年をかけて2016年11月に家庭用血圧計の世界累計販売台数2億台を突破したというニュースリリースです。

オムロン社においては、1973年の発売から1億台まで36年かかった血圧計が、2億台まではわずか7年で達成した背景として、健康意識の高まり、世界的な生活習慣病患者の増加、家庭血圧の重要性の浸透、新興国での需要の高まりを挙げられています。

・健康意識の高まり

ある食品が健康に良い効果をもたらすという研究結果が発表されると、その食品への需要が高まることで価格が上昇してしまうほど、世界的に健康志向が高まっているのを感じます。

「カップヌードル」がレシピを変更し、塩分を2020年までに15%減らす取り組み|なぜ減塩に取り組み始めたのか?|日清食品によれば、厚生労働省による食塩摂取量目標の見直しやWHOの掲げるナトリウム摂取量の関するガイドライン一日5グラム未満という目標がきっかけで、日清食品は「カップヌードル」のレシピを変更し、塩分を2020年までに従来よりも15%減らす取り組みを始めることから減塩への関心の高さがうかがえます。

・世界的な生活習慣病患者の増加

経済成長にともなって急激に食生活が変化したことなど生活習慣が変わることや肥満などによって生活習慣病が増加していることが考えられます。

・家庭血圧の重要性の浸透

高血圧治療ガイドライン2014 電子版 – 日本高血圧学会(PDF)

診察室血圧と家庭血圧の間に診断の差がある場合、家庭血圧による診断を優先する

「家庭血圧」による診断を優先する|高血圧治療ガイドライン2014で紹介した2014年4月に5年ぶりに改訂された「高血圧治療ガイドライン」(日本高血圧学会)での大きな変更点は、「診察室血圧と家庭血圧の間に診断の差がある場合、家庭血圧による診断を優先する」という「家庭血圧」を重視している点です。

家庭血圧とは、病院ではなく家庭で血圧を測ることです。

家庭血圧が重視される一つの理由は、診察室血圧・白衣高血圧という現象があります。

白衣高血圧(白衣現象)とは|病院で緊張して血圧が上がるによれば、白衣高血圧とは、通常は血圧が正常なのに、病院で血圧を測定すると血圧の値が高くなってしまうことです。

そうしたことから、平常の血圧を測定する方法として、病院ではなく家庭で血圧を測ることが重視されるようになったようです。

また、家庭血圧を測定することによって見えてきたものもあります。

それは、「仮面高血圧」という新しい病態(病気のぐあい)です。

仮面高血圧とは?健診では正常、職場では高血圧によれば、健診や病院では正常血圧なのに、職場や家庭で血圧を測ると135/85mmHg以上になる状態を「仮面高血圧」といいます。

仮面高血圧は、正常血圧とされる一般成人の10~15%が相当するといわれており、脳卒中や心筋梗塞を併発する危険性は、正常血圧の2~3倍あり、心臓の肥大や動脈硬化の進行が非常に早いこともわかってきています。

そのため、現在では、家庭血圧(病院ではなく家庭で血圧を測ること)のほうが正しい血圧の数値がわかり、また病気の発見にもつながるため、家庭血圧が重要だと考えられているようです。

・新興国での需要の高まり

中国や中南米、ロシアなど新興国での需要が高まっているそうです。

<2015年度のオムロン社の血圧計売上のエリア構成比率>

  • 中国28%
  • 米州26%
  • 欧州20%
  • 日本14%
  • その他12%

高血圧が所得が低い国で増加|なぜ高血圧人口が低~中所得国で増加しているのか?で紹介した米医学誌サーキュレーション誌に米研究チームが発表したことによれば、高血圧の人が低~中所得国で増え、2010年時点では世界の高血圧人口の75%が低~中所得国に集中していることがわかったそうです。

低~中所得国の人は、自分が高血圧であることを知っている割合や血圧を管理できている割合が変化がないか、やや悪化しているという結果から考えると、高所得国に比べると、高血圧に対する関心が低いと考えられます。

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるもの|厚生労働省調査によれば、高所得の人ほど健康的な生活習慣を取り入れており(または健康的な生活習慣の人ほど高所得)、低所得な人ほど不健康な生活習慣である(不健康な生活習慣の人ほど低所得)ことがわかります。

例えば、男女問わず、年収が高い人ほど野菜摂取量が多い、もしくは、野菜摂取量が多い人ほど年収が高いといえます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査で紹介した厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

また、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

#健康格差 とは|所得や学歴など社会経済的な地位が低いと不健康が多くなる!?#健康格差 は収入・学歴などが要因?|WHO、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるでも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

つまり、健康に対する関心の低さが不健康なライフスタイルを継続しており、そのことが高血圧人口を増加させているのではないでしょうか。

現在は低~中所得国でも、経済成長に伴って健康意識が高まることによって、血圧を管理するために血圧計を活用するようになるかもしれません。




■病気のサインを早めにキャッチするためにも、定期的に血圧計で測りましょう!

最大の健康リスクは高血圧=先進国では喫煙-WHO報告によれば、世界保健機関(WHO)が健康を害するリスク要因を分析した報告書を公表しましたが、2004年時点の分析で、死に至るリスクが最も高かったのは高血圧で死者全体の12.8%を占めています。

高血圧を放っておくと、動脈硬化によって、脳卒中心筋梗塞慢性腎臓病(CKD)糖尿病腎症など様々な病気の原因となります。

また、高血圧は糖尿病脂質異常症高脂血症)などの合併症を起こしやすいといわれます。

それは、高血圧と糖尿病の危険因子(肥満、運動不足、喫煙など)が同じだからです。

高血圧や糖尿病の予防には生活習慣の改善が欠かせませんが、その方法の一つとして、血糖値測定器や血圧計などで健康管理をしようとする人はこれからも増加していくのではないでしょうか?

病気のサインを早めにキャッチするためにも、定期的に血圧計で測りましょう!

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







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