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「適応障害との診断」で長期活動休止していたME:I・TSUZUMIが活動再開!/日本では適応障害患者が増加している!/適応障害とうつ病の違い




ME:I・TSUZUMI、「適応障害との診断」で長期活動休止を発表しました。

ニュースを見ると最近日本において「適応障害」の人が増えたように思いますが、実際どうなのでしょうか?

また適応障害とうつ病とはどのように違うのでしょうか?

■日本では適応障害患者が増加している

主な疾病分類別の長期病休者(10万人率)の推移
主な疾病分類別の長期病休者(10万人率)の推移

日本における「適応障害」患者数の増加によれば、「精神及び行動の障害」による長期病休者数(10万人率)は10年間で約1.4倍増加しています。

主な精神疾患の総患者数増加率(対2008年)
主な精神疾患の総患者数増加率(対2008年)

主な精神疾患の総患者数増加率(対2008年)をみると、適応障害総患者数は2008年と比較すると2017年は2.5倍と著しく増加しています。

■適応障害とうつ病の違い

適応障害とは、「生活上に発生したストレスにうまく適応することに失敗して生じた病的な心理状態」で、症状としては「抑うつ」がありますが、うつ病と異なる点は、うつ病は症状が2週間ほとんど毎日、一日中存在する一方で、適応障害には明らかなストレスの原因が存在し、そのストレスの元となる原因がなくなると症状がなくなることです。

また、場所が変わると元気が出たり、前向きに医師とも話す姿勢があることもうつ病とは異なるポイントです。

日本の適応障害の特徴としては、職場の業務や対人関係などで躓き(つまづき)、職場との一体感を失って出勤を拒否する職場不適応症となって精神神経科を受診する職員は少なくないそうです。

つまり、日本人の適応障害が増えているのは、仕事における業務や人間関係でうまくいかないことがあり、そのことがきっかけで職場にいくのが億劫になってしまった結果、精神科を受診し、「適応障害」と診断されていると考えられます。

■まとめ

ここまで調べてみると適応障害の話は繊細だと感じました。

周りの人からすると本人は頑張っていてうまくいかないことがあるのは当然あるよねという状況でも、本人的にはなぜ上手くいかないんだろうと思ってしまうケースもあるでしょうし、反対に本人は自分に対する期待値が高すぎて、ちょっとした失敗でも諦めてしまうというケースもあるでしょう。

このように同じようなケースでも本人が失敗することをどう受け取るかによってそのストレスの解決方法は違ってきます。

ひとつ解決法として考えるのは、成功というゴールがあるとしたら、その道の途中には失敗が大なり小なり必ず含まれていて、それを通らないと成功にはたどり着けないという考え方。

もう一つは、自分に対する期待値を高くするのではなく(ここで言う期待値とは何でもできる万能感という意味合い)、自分が目標とするゴールに行くためには自分一人では行き着くことができず、いろんな人の力を借りることが必要であって、自分が得意とすること(人からすると大変だけど自分からすると比較的楽にできて尚且つ成果が出る分野)に注力した方がいい結果が出るという考え方。

その人が得意とする方向で努力をすると、良いものが早くできて、周りの人の評価が全く違っているのがわかります。

今回適応障害について学んだことはうつ病とは異なり、ストレスの原因を取り除くことができれば、症状がなくなるということです。

これは適応障害かもしれないけど病院には行きたくないという人にとってはホッとする情報なのではないでしょうか?

一旦その場から離れてみて、何がストレスの元となっているのかをはっきりとさせる。

そしてそのストレスとどう向き合うのか、ストレスを小さくする方法はないかを考えていく。

そのストレスの元となる原因と向き合うことは大変だと思いますが、それを乗り越えることができれば、もっと楽しくなれるはず!

【追記(2025年9月6日)】







干し芋が腸内環境の改善にどう役立つの?




■簡単に言うと

干し芋が腸内環境の改善にどのように役立つかについてまとめます。

簡単に言うと、干し芋は食物繊維、オリゴ糖、ポリフェノールを含んでいるので、腸内環境の改善に役立つ可能性があると考えられます。

干し芋に、乳酸菌を含むヨーグルトを一緒に食べるとより良い効果が得られるのではないでしょうか?

干し芋の作り方/ばあちゃんの料理教室/How To Make Dried Sweet Potato

■さらに深堀り

干し芋に含まれる食物繊維、オリゴ糖、ポリフェノールが腸内細菌叢(マイクロバイオーム)にどのように影響するかを、関連する研究を基に説明します。

1. 干し芋の栄養成分と腸内環境

干し芋はサツマイモを原料とし、食物繊維、オリゴ糖、ポリフェノールなどの成分を含みます。

(1) 食物繊維の効果

干し芋には水溶性食物繊維(ペクチンなど)と不溶性食物繊維が含まれます。

サツマイモの食物繊維含量は生の状態で約2.3~3.0g/100g、干し芋では乾燥により濃縮され、約5~7g/100g程度と推定されます(データは品種や加工法により異なる)。

論文のエビデンス: 食物繊維は腸内細菌のエサとなり、短鎖脂肪酸(SCFA)である酪酸や酢酸の産生を促進します(Cummings et al., 2001, Gut)。

短鎖脂肪酸(SCFA)は腸粘膜のエネルギー源となり、炎症を抑え、腸のバリア機能を強化します(例: Koh et al., 2016, Cell)。

干し芋の役割: 干し芋の食物繊維はビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の増殖をサポートし、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)のバランスを整える可能性があります。

特に不溶性食物繊維は便のかさを増やし、便通を改善することで腸内環境を整えます(Anderson et al., 2009, Nutrition Reviews)。

【補足1】

【腸活】「短鎖脂肪酸」を増やす「発酵性食物繊維」を多く含まれる食べ物/NHK「あさイチ」によれば、短鎖脂肪酸が増えると次のような効果があるそうです。

〇脂肪が燃えるので、やせ体質になる
〇免疫の暴走を抑えるので、アレルギー改善
〇ほうれい線などのシワを薄くする
〇自律神経が整い、ストレスが減り、疲れにくい体になる

短鎖脂肪酸を増やすためには「発酵性食物繊維」が多く含まれる食べ物をとることが大事。

※正確に言えば、発酵性食物繊維を摂り、腸内細菌が別の物質に変え、その物質を食べた腸内細菌(ビフィズス菌など)が「短鎖脂肪酸」を生み出してくれる。

【補足2】

日本人の食物繊維摂取量が少なくなっている!その理由とは?によれば、日本人における食物繊維摂取量のデータを見ると、食物繊維摂取量が減っていることがわかります。

その中でも穀類からの割合が減っていて、その理由としては米の摂取量が減ったことや雑穀を食べなくなっているからだと考えられます。

食物繊維の多い食品 について詳しくこちら

(2) オリゴ糖(フラクトオリゴ糖など)

サツマイモには少量のオリゴ糖が含まれ、干し芋の加工過程でこれが濃縮される場合があります。

オリゴ糖はプレバイオティクスとして知られ、善玉菌の増殖を促進します。

論文のエビデンス: フラクトオリゴ糖はビフィズス菌やラクトバチルス属の増殖を促進し、腸内細菌叢の多様性を高めることが示されています(Gibson et al., 2004, Nutrition Research Reviews)。

また、オリゴ糖の摂取は便秘の改善や腸内pHの低下を促し、病原菌の増殖を抑える効果があります。

干し芋の役割: 干し芋に含まれるオリゴ糖は、善玉菌のエサとして機能し、腸内環境を改善する可能性があります。

ただし、含有量は加工法により異なるため、効果の程度は製品に依存します。

【補足3】

プレバイオティクスは消化管内で特定の腸内細菌に働きかけることでヒトに有益な効果をもたらす食品成分と定義されています。

例えば、プレバイオティクスの一種である食物繊維は腸内細菌に代謝されて短鎖脂肪酸など有益な代謝物を増加させることや食物繊維を多く含む食事は健康増進につながることも知られています

【補足4】

【#たけしの家庭の医学】腸内フローラを改善する方法|善玉菌のエサ・助っ人食材・食べ物・食品

(3) ポリフェノールと抗酸化作用

サツマイモにはクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれており、干し芋でもこれが保持されます。ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、腸内での酸化ストレスを軽減します。

論文のエビデンス: ポリフェノールは腸内細菌によって代謝され、フェノール性代謝物に変換されて腸の炎症を抑制する可能性があります(Cardona et al., 2013, Journal of Nutritional Biochemistry)。

また、ポリフェノールは特定の善玉菌(例: アッカーマンシア属)の増殖を促進し、腸の健康をサポートします(Dueñas et al., 2015, Food Chemistry)。

干し芋の役割: 干し芋のポリフェノールは腸内細菌叢にポジティブな影響を与え、腸の炎症を抑えることで間接的に腸内環境を改善します。

【補足5】

さつまいもダイエットの効果・方法(やり方)/広瀬アリスさんは朝ごはんと間食をさつまいもにしてダイエットによれば、サツマイモに含まれる「クロロゲン酸」(高い抗酸化作用のある栄養素)が肥満の原因となる糖分の吸収を防いでくれるそうです。

2. 干し芋の具体的な利点

便通改善: 食物繊維による便のかさ増し効果と水分保持効果により、便秘の予防・改善が期待できます(研究例: Slavin, 2013, Advances in Nutrition)。

善玉菌のサポート: 食物繊維とオリゴ糖がビフィズス菌や乳酸菌の増殖を促進し、腸内細菌叢のバランスを整えます。

低GI食品: 干し芋はサツマイモ由来の低GI(グリセミック・インデックス)食品であり、血糖値の急上昇を抑え、腸内環境に悪影響を与える可能性のある代謝ストレスを軽減します(Atkinson et al., 2008, Diabetes Care)。

【補足6】

■さつまいもは食物繊維が豊富で低GI食品

さつまいもは不溶性食物繊維を多く含みます。

不溶性食物繊維は、腸内で水分を保持して便のカサを増やし、腸を刺激してぜん動運動を促す成分で、便秘解消に役立ちます。

また、さつまいもはGI値が低い食品です。

GI値とは、食後血糖値の上がりやすさの指標で、GI値が高い食品は血糖値が急激に上がりやすく、低い食品は緩やかに上昇します。

消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がり、インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまいます。

つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。

さつまいもは、食物繊維やポリフェノールの働きでゆっくりと糖質が吸収されます。

3. 注意点

糖分の濃度: 干し芋は乾燥により糖分が濃縮されるため、過剰摂取はカロリー過多や腸内での発酵過剰(ガス発生など)を引き起こす可能性があります。適量(1日50~100g程度)が推奨されます。

加工法の影響: 添加糖や油を使用した干し芋は腸内環境への効果が低下する可能性があるため、無添加のものを選ぶと良いでしょう。

個人差: 腸内細菌叢は個人差が大きく、干し芋の効果は人によって異なる場合があります(David et al., 2014, Nature)。

■まとめ

干し芋は食物繊維、オリゴ糖、ポリフェノールを含み、腸内環境の改善に役立つ可能性があります。

具体的には、善玉菌の増殖を促進し、短鎖脂肪酸の産生を高め、便通を改善することで腸の健康をサポートします。

科学的根拠に基づけば、適量の無添加干し芋を日常的に摂取することは、腸内細菌叢のバランスを整え、腸の炎症を抑える効果が期待できます。

【関連記事】

■濃蜜干し芋の販売スタート!

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【お客様の声】
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レンジで20~30秒チンして食べたら甘さも柔らかさがアップしてさらにおいしいです。

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魚うどん(EPA)で血管若返り|なぜEPAで血管若返りができるの?|#たけしの家庭の医学

> 健康・美容チェック > 動脈硬化 > 魚うどん(EPA)で血管若返り|たけしのみんなの家庭の医学

2015年9月15日放送のたけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学のテーマは「脳・足腰・血管若返りSP」です。

今回注目したのは、「血管若返り」です。




【目次】

■魚うどんとは?

宮崎県日南市にある「魚うどん」とは魚のすり身で作られたうどんです。

うどんとはいっても、普通のうどんとは違って、プリプリしており、魚の味がするそうです。

原料はトビウオです。

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■なぜ「魚うどん」で血管若返りになるの?

Health Screening and Disparities Press Conference

by Maryland GovPics(画像:Creative Commons)

トビウオは青魚でDHA・EPAが多く含まれています。

→ DHA・EPAを含む食品 について詳しくはこちら

血管の老化が進むと、動脈硬化を引き起こしやすくなるため、心筋梗塞脳梗塞のリスクが高まるのですが、EPAには赤血球の膜を柔らかくする効果があったり、血管をやわらかくしなやかにする作用があることで、血液がスムーズに流れてくれるため、病気のリスクを下げてくれるそうです。

また、EPAを摂取することで、中性脂肪値が著しく低下するといわれています。

消費者庁の食品の機能性評価モデル事業」の結果報告(平成24年4月)によれば、EPA/DHAの「心血管疾患リスク低減」「血中中性脂肪低下作用」に関してはいずれの機能も総合評価はAとなっています。

番組によれば、体重が97キロで、血糖値LDLコレステロール(悪玉コレステロール)中性脂肪値が基準値を超えていた人が、魚うどんを食べたことで、体重が-14キロになり、すべての数値が症状に戻ったそうです。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

→ LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を減らす方法 について詳しくはこちら

→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







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イヤホンの長時間利用による耳蒸れ 「耳カビ」に注意!




<イヤホンの長時間利用による耳トラブルが増加>夏の耳ムレ、耳カビのリスクと症状を解説するセミナーを実施。解決策としてオープンイヤーの優位性についても解説(2025年6月20日)によれば、イヤホンの長時間利用で“外耳炎”や“耳カビ”の患者数が増加するそうです。

イヤホンを5時間以上使用している方は、使用時間が少ない方に比べ、外耳炎や耳のカビ、耳のかゆみなどの症状が出ることが約4倍になるとされています。

また、他の原因として、「過度な耳掃除」や、この時期特有の「高温多湿な環境」も挙げられます。

■なぜ夏に増えるの?

なぜ夏に外耳炎や耳カビの患者数が増加するのでしょうか?

夏場は気温が高く、発汗量も多くなるため、外耳道が湿った状態が続き皮膚のバリア機能が低下し、菌の繁殖を促し外耳炎を引き起こしやすくなります。

特に、プールや海で泳ぐ際には、耳に水が入ることがあります。

水が入ると耳垢が水分を吸収して膨張し、耳が詰まったような感じや、音がこもって聞こえる場合があります。

また、清潔ではない水が耳に入ることで、細菌感染を起こしやすくなります。

■外耳炎とは?外耳道真菌症(耳カビ)とは?

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」と呼ばれる部分の皮膚に細菌が繁殖しておきる病気です。

真菌(カビ)が繁殖すると、外耳道真菌症(耳カビ)になります。

発症リスクが上がる原因のひとつとして「密閉型イヤホンの長時間使用」が挙げられます。

主な症状は、かゆみ、痛み、耳が詰まったような感じ、聞こえにくさです。

特にかゆみは薬で治療しないとサイクルから抜け出せません。

温度が20~30度、湿度が60%以上、風通しが悪く日陰だとこのようなカビが繁殖することがあります。

密閉型のイヤホンを長時間装着すると、このようなカビができるリスクが高まります。

治療法として、外来でカビを掃除して薬を塗ることを繰り返し行いますが、1ヶ月~数ヶ月かかることも稀ではありません。

耳のトラブルを放置すると、治りにくくなる、聴力が低下する、さらに悪化してしまい中耳や内耳、悪性外耳道炎などの重篤な病気が進行してしまう場合もあります。

痒みや違和感は無理せずケアをしましょう。

【補足】

耳疾患(中耳炎や外耳炎など)が小中高で過去最高!その理由とは?|耳あかが詰まる「耳垢栓塞」の増加やイヤホン、耳掃除との関係はあるの?|2017年度学校保健統計調査によれば、中耳炎や外耳炎など耳の病気にかかる子どもの割合が、文部科学省の調査で過去最多となったことがわかりました。

文部科学省は「スマートフォンの普及でイヤホンを使用する頻度が増えていることが影響した可能性がある」と分析しています。

■耳トラブルを未然に防ぐ!ケア方法を紹介

耳の中は皮膚が非常に薄くてデリケートです。

この“湿気と熱”が続くと、細菌や真菌、いわゆる“カビ”が繁殖しやすくなります。

悪化すると、耳の粘膜に真菌が発生して激しい痛みや発熱を伴うこともあります。

ある研究では、“イヤホン表面の細菌数は便座の20倍”というデータも出ているため、清潔に保つ意識がとても大切です。

今日からできる方法は大きく分けて3つ。

1つ目は「耳を清潔に保ち、乾燥させる」こと。

汗をかいた後や水泳・入浴後は、清潔なタオルで耳の入り口や耳介を優しく拭き取りましょう。

不快感がある場合は、ドライヤーの「冷風」を耳から30cm以上離し、数秒程度弱風を当てても良いです。

ただし、温風や長時間使用は火傷や皮膚を傷めるため注意してください。

綿棒で奥の水分を取ろうとすると、水を押し込んだり外耳道を傷つけたりする危険性があるため避けましょう。

2つ目は「耳かきは控えめにする」こと。耳

には本来自浄作用があり、耳垢や古い皮膚は自然に排出されます。

実は耳垢は、抗菌や保湿の役割も担っているため、過度な耳かきや奥までこする行為は、皮膚を傷つけて外耳炎のリスクを高めてしまいます。

耳掃除は月1〜2回、見える範囲を優しく拭う程度にしましょう。

少しでもかゆみや痛みがある場合は、無理せず耳鼻科を受診してください。

3つ目は「イヤホンのケア」です。

夏はイヤホンのケアも重要になります。

通り道である外耳道を塞いでしまうと耳ムレや耳カビのリスクがありますので、なるべくふさがないで高温多湿を避けるために長時間使用もしないようにしましょう。

耳をふさがないオープンイヤー型は予防に大変おすすめです。

通気性が良く蒸れにくいので、外耳炎の予防ができると考えられます。







睡眠の規則性は睡眠時間よりも健康と長寿に重要!規則的な睡眠がとれているかどうかが死亡リスクの予測因子となる!?




英国バイオバンクの約6万人のデータを用いた研究によれば、睡眠時間よりも規則的な睡眠の方が健康と長寿にとって欠かせない要素で、規則的な睡眠のグループは、規則性の低いグループに比べて、全体の死亡リスクが20~48%、がんによる死亡リスクが16~39%、心血管疾患による死亡リスクが22~57%低下することがわかりました。

■研究のポイント

この研究は、睡眠の長さ(何時間寝るか)よりも、睡眠の規則性(毎日同じ時間に寝て起きること)が健康や長生きに与える影響が大きいことを示しています。

英国バイオバンクの約6万人のデータを用いて、加速度計(動きを記録するデバイス)で睡眠パターンを測定した結果、睡眠の規則性が低い人に比べて、規則的な睡眠パターンを持つ人は、全体の死亡リスクやがん、心血管疾患による死亡リスクが大幅に低いことがわかりました。

具体的には、規則的な睡眠のグループは、規則性の低いグループに比べて、全体の死亡リスクが20~48%、がんによる死亡リスクが16~39%、心血管疾患による死亡リスクが22~57%低下。

睡眠時間(短すぎる・長すぎる)も死亡リスクに関係しますが、睡眠の規則性が死亡リスクを予測する力は睡眠時間よりも強いことがわかりました。

■【仮説】睡眠の規則性が重要な理由

1)体内時計(概日リズム)の安定化

人間の体には、睡眠やホルモン分泌、体温調節などを管理する「体内時計」があります。

規則的な睡眠は、この体内時計を安定させ、体のさまざまな機能(代謝、免疫、ストレス応答など)が最適に働くようにします。

不規則な睡眠は体内時計を乱し、ホルモンバランスや免疫機能の低下を引き起こし、がんや心血管疾患のリスクを高める可能性があります。

【関連記事】

2)不規則な睡眠は睡眠のタイミングがバラバラで十分な回復が得られない可能性

不規則な睡眠は、睡眠のタイミングや質がバラバラになり、十分な回復が得られないため、慢性的なストレスや炎症が増加し、長期的に死亡リスクを高める可能性があります。

3)規則的な睡眠をとる人は規則正しい生活習慣の人が多い傾向

規則的な睡眠をとる人は、食事や運動などの生活習慣も規則正しい傾向があります。

これにより、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが減り、結果的に死亡リスクが低下する可能性があります。

つまり、「規則性」こそが重要な要素と考えられます。

■まとめ

毎日同じ時間に寝て起きるという規則的な睡眠こそが健康リスクを減らす方法といえますので、健康的なルーティンを身につけましょう!

【参考リンク】