「血液の病気」カテゴリーアーカイブ

<メタボ検診>血圧高めなど肥満以外も指導対象|厚労省改定

Beit Issie Shapiro No.124

by U.S. Embassy Tel Aviv(画像:Creative Commons)




 <メタボ検診>肥満以外も指導対象 生活習慣病対策--厚労省改定

(2013/1/22、毎日新聞)

メタボリックシンドローム対策を目指す特定健診・保健指導について、厚生労働省は21日、健診の進め方などを盛り込んだ「標準プログラム」の改定案を公表した。

<中略>

厚労省は血圧、血中脂質、血糖値が一定値を超える人や、慢性腎臓病の危険性がある人、喫煙者に対し、生活習慣改善などを促す文例集を作る。新たな対象は、例えば血圧では収縮期130以上140未満か、拡張期85以上90未満で、いずれも非肥満の人になる。

肥満でなくても血圧や血糖値が高めの人は脳梗塞などを起こしやすいといった理由から、非肥満者であっても、血圧、血中脂質、血糖値が一定値を超える人や、慢性腎臓病の危険性がある人、喫煙者に対し、生活習慣改善などを指導していくようになるようです。







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腹囲OKの非メタボ、高血圧などあれば保健指導

Eating a light lunch

by Pedro Ribeiro Simões(画像:Creative Commons)




腹囲パスの非メタボ、高血圧などあれば保健指導

(2012/3/27、読売新聞)

厚生労働省は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目した特定健診・保健指導(メタボ健診)で、腹囲が基準値未満のため「メタボ」とみなされない人でも、高血圧や高血糖などの危険因子を持つ場合、きめ細かな保健指導を行うよう、事業者や市町村に求める方針を決めた。

<中略>

現在のメタボ健診は、腹囲が基準を超え、高血圧、高血糖、脂質異常の危険因子があると、特定保健指導の対象となる。

しかし、腹囲が基準値未満だと、体格指数(BMI)が25未満なら、危険因子があっても指導の対象外だった。

これまでは、腹囲が基準値未満だと、体格指数(BMI)が25未満なら、高血圧、高血糖、脂質異常の危険因子があっても、特定保健指導の対象外だったのですが、今後は、腹囲が基準値未満のため「メタボ」とみなされない人でも、高血圧や高血糖などの危険因子を持つ場合、特定保健指導の対象となるようです。







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川島なお美さんの夫・鎧塚氏の病気 網膜中心静脈閉塞症とは




鎧塚氏の左目が見えない状態に、昨年3度の手術を受けたことを明かす。

(2012/2/20、ナリナリドットコム)

女優・川島なお美の夫で人気パティシエの鎧塚俊彦氏が、網膜中心静脈閉塞症を患い、左目が見えない状態であることがわかった。

網膜中心静脈閉塞症とはどのような目の病気なのでしょうか?

 

【参考リンク】

網膜静脈閉塞症とは - 目と健康シリーズより

■網膜中心静脈閉塞症とは

網膜静脈閉塞〈へいそく〉症とは、文字通り、網膜の静脈が閉塞する(血管が詰まって血液が流れなくなる)病気です。

静脈が詰まると、そこまで流れてきた血液の行く手が阻まれ、末梢〈まっしょう〉側(心臓からより遠い方)の静脈から血液があふれ出します。あふれた血液は、網膜の表面にカーテンのように広がる眼底出血となったり、網膜内に閉じ込められ網膜浮腫〈ふしゅ〉(網膜の腫れ)を起こします。

このときの症状は、眼底出血では出血が広がっている部分の視野が欠ける、網膜浮腫では視力の低下として自覚されます。とくに、黄斑〈おうはん〉(網膜のほぼ中央にある視力の最も鋭敏な部分)に出血や浮腫があると、視力は極端に低下します。

網膜中心静脈閉塞症とは、網膜の静脈の血管が詰まって血液が流れなくなり、末梢であふれた血液が眼底出血を起こしたり、腫れを起こすことで、視野が欠けたり、視力の低下がおきるようです。

 

■どういった人に起きやすい病気?

網膜静脈閉塞症は、50歳以上の年配の方に起きやすい病気ですが、さらに高血圧と深い関連があります。

静脈閉塞が起きた患者さんの80パーセントは、高血圧のある人です。

これは、高血圧によって、網膜(眼球の内側に張り巡らされている膜で、瞳孔〈どうこう〉から入った光が焦点を結ぶ所。

カメラのフィルムに相当)の血管が痛められること(動脈硬化)が影響しています。

高血圧のほかに、血管自体の炎症により発症したり、糖尿病などの血液の粘性が増す病気がある場合にも、発症しやすくなります。

特徴をまとめてみます。

 

また、川島も公式ブログにエントリー「お話させていただきます」を更新。

結婚した2009年に鎧塚氏が初めて人間ドックを受けた際、「眼底の乳頭視神経に異常あり 要・精密検査」と診断され、その後、「生活習慣に注意してください」との医師の注意のもと、川島も健康管理に注意を払ってきたという。

しかし、甘いモノの試食が必要なパティシエという仕事柄と、もともとお酒が好きということなどが病気を進行させたのか、2010年5月に鎧塚氏の左目の視力が悪化。

しばらくはステロイド注射で凌いでいたものの、良化しないことから2011年2月に初めて手術を受けたそうだ。

生活習慣に注意が必要という医師の注意のもと、健康管理には気を配っていたそうですが、パティシエという職業柄、甘いものの試食は毎日しなければなりませんし、またお酒も好きであり、さらには人気パティシエであるので忙しいでしょうし、健康管理は難しかったのかもしれませんね。

ただ、ご夫婦は前向きに捉えているようです。

「悲観して彼の目がよくなるならそうしますが嘆いても始まらない だから私は落ち込んだりしません 左目の視力と引き換えに味覚や職人としての感覚はますます鋭くなり これからももっと素晴らしい仕事を成し遂げていくと信じています」

 

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製造業従事者の健康状態に問題|高脂血症、頚椎・腰椎の異常、尿酸値の上昇、肝機能の異常、脂肪肝などの症状が多い|中国

Art maker class

by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)




製造業従事者の健康状態に問題、長時間労働や休憩不足で―中国

(2011/4/15、レコードチャイナ)

健康状態が最も悪かった製造業界では、高脂血症(73.8%)、頚椎・腰椎の異常(30.1%)、尿酸値の上昇(30.9%)、肝機能の異常(32.9%)、脂肪肝(27.3%)などの症状が目立った。

労働者の健康に問題のある業界の中で最も健康状態が悪かったのが、製造業界だったそうです。

製造業の従事者は、高脂血症、頚椎・腰椎の異常、尿酸値の上昇、肝機能の異常、脂肪肝などの症状が多かったようです。

製造業界の従事者の健康状態が悪化している理由として、以下のような理由が考えられるようです。

調査組織委員会主席の韓小紅(ハン・シャオホン)博士は「製造業界では、約8割が1日8時間以上働き、6割が週休2日を実施できておらず、約7割が疲労を感じている」とし、長時間の労働に加え、休憩やトレーニング不足が健康状態を悪化させていると話した。

また、健康に対する意識不足や食生活バランスの欠如、不健康なライフスタイルなども影響していると指摘している。

今回の記事では、製造業界を中心に書かれていましたが、中国では、肥満糖尿病が新たな課題となってきています。

健康に対する知識を広めていくことが重要だと思います。







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少子高齢化は「献血」にも影響を与えている

Donating Blood

by Denise Krebs(画像:Creative Commons)




献血が無くなる日

(2011/12/17、BLOGOS)

日本も高齢化に伴い献血量が減少しており、需給が逼迫している。

技術進歩で非開腹手術が普及し、また輸血必要量の予測が適正化されたため、血液自体の需要は低下しているが、供給量の低下を十分に補えるかは厳しい状況のようだ(減る献血、ピークの半分-四国新聞社)。

足が早いため在庫調整も難しい(日本赤十字社 九州ブロック赤十字血液センター – 献血者減少時期)。

少子高齢化の影響は、献血量にも影響があるそうです。

日本赤十字社のHPによれば、このまま少子高齢化が進むと、重大な支障を来すおそれがあるそうです。

血液事業の現況 - 日本赤十字社 九州ブロック赤十字血液センター

東京都の年代別輸血状況調査によると、輸血用血液製剤の約85%は50歳以上の方々に使われています。

一方、献血にご協力いただいた方々の年齢層を見ると約78%が50歳未満(その内の約27%が16-29歳)と、健康な若い世代が高齢者医療の多くを支えている現状があります。

今後、少子高齢化が進むにつれて、現在の献血者比率がこのまま推移していくと、救命医療に重大な支障を来す恐れがあります。

今回元記事で紹介されている「減る献血、ピークの半分-四国新聞社」という記事は、2007年11月25日四国新聞掲載のものですが、少子高齢化が今もなお進んでいるので、状況は変わっていないのではないでしょうか。

このままの状況であれば、本当に人工血液が普及するということになるのかもしれません。

2008年8月にAdvanced Cell TechnologyがES細胞から大量の赤血球を生成するのに成功していた(AFP)が、その後も順調に研究開発が進んでいるようだ。

2011年12月にも、中村壮iPS細胞研究所特定研究員(臨床応用研究部門)・江藤浩之同教授(同研究部門)・東京大学幹細胞治療研究センターの共同研究で、ヒトiPS細胞から大量に血小板を作製する方法が開発されたと公表された(京都大学)。

臨床実験も行われており、ピエール・マリー・キュリー大学のLuc Douay氏は、造血幹細胞を被験者から取り出し、赤血球を培養して、被験者の体内に戻す実験を行っている。5日経過では94~100%、26日経過で41~63%の培養赤血球が体内に残っており、これは体内で生成された赤血球と変わらないそうだ(POPSCI)。

この他にもDAPRAは人工血液製造機の開発を行っており、既にFDAにへその緒から血液を製造するArteriocyte社製の機械の認可を求めているようだ(POPSCI)。血液の品質保持期限は短く、戦場で大量に負傷兵に供給するには、献血では間に合わないそうだ。







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P.S.

平成21年3月15日より「糖尿病関連検査」を開始します 糖尿病関連検査としてグリコアルブミン検査を導入

日本赤十字社では、平成21年年3月15日より献血者全員に糖尿病関連検査を開始しているそうです。

また、献血時に申し込めば、肝炎ウイルス感染の有無を検査することができるそうです。

その他にも肝障害、飲酒の肝臓への影響、栄養状態、コレステロール糖尿病について検査することができるそうです。

肝炎ウイルス検査を一度もしたことがないという方は、肝硬変肝臓がんなどの肝臓の病気の予防のためにも、一度献血を受けてみてもいいかもしれませんね。