「糖尿病」カテゴリーアーカイブ

特定健診(メタボ健診)の数値が改善した人は健康保険料を安くする仕組みを検討ー厚労省

CHICAGO fat man.

by MIKI Yoshihito(画像:Creative Commons)




健保料 健康なら安く 厚労省が新制度、医療費抑制狙う

(2014/9/19、日本経済新聞)

先日、健康診断を受診しないと保険料引き上げする案を政府が検討というニュースを取り上げましたが、今回のニュースによれば、厚生労働省は特定健診(メタボ健診)の数値が改善した人は保険料を安くする仕組みを検討しているそうです。

APPLEが医療保険会社と交渉か|ウェアラブルデバイスから得られるデータを保険契約に組み込む!?という記事によれば、アメリカでは、雇用主が従業員の健康保険料を負担することが多く、肥満など健康が悪化することによる医療費の増大は問題となっています。

以前紹介したホールフーズ・マーケットを例にあげると、米流通大手ホールフーズ・マーケットでは、医療費の削減のために、従業員へのダイエット支援を行い、ダイエットや健康の改善を行うと報酬が得られるような制度を設けているそうです。

医療費削減は健康保険料の多くを負担する企業にとっては重要な問題になっており、またそれは国の財政においても同様です。

健診を受けない人には保険料を引き上げ、健診での数値が改善した人は保険料を安くするという取り組みが、生活習慣の改善にどれほど影響をあたえることになるのか注目ですね。







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Mendor|糖尿病患者向けのオールインワン血糖値測定器

Mendor

参考画像:Techable




糖尿病患者の健康管理に!ポータブル&オールインワンタイプの血糖値測定キット登場

(2013/12/2、Techable)

糖尿病患者はすでに世界で3億人を超えています。

中国やインドの状況を見る限り、ますます糖尿病の患者数は増えていくことでしょう。

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2010年にパナソニックが糖尿病患者向けの血糖値を管理するセンサーを増産したのはこうした流れを受けてのことなのだと思います。

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今回取り上げるのは、血糖値管理作業の負担は大きく、こういった負担を減らそうと開発された血糖値測定器「Mendor」です。

「Mendor」は“1型糖尿病患者”向けのオールインワンの血糖値測定器で、わずか20秒以内で測定結果を検出する。しかも、ポケットに入るサイズの持ち運び可能で丈夫なキットだ。キットには25枚の検査紙が搭載でき、使用可能な残り枚数を表示。スライドさせてカバーを開け、検査針に指をちくりと刺し、検査紙の判定を待つだけという手軽さだ。

記事によれば、Mendorは1型糖尿病患者向け血糖値測定器ですが、評価が高ければ2型糖尿病患者にとっても今後利用されていくのではないでしょうか。

楽に血糖値をコントロールするテクノロジーや方法、手軽に測定できる(測定しなくてもいいぐらい)血糖値測定器など今後ますます注目を集めそうです。

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糖尿病・肺炎に「筋トレ(インターバル速歩)」で勝つ!|#ためしてガッテン

Jogger

by Ed Dunens(画像:Creative Commons)




2014年9月17日放送予定のためしてガッテン(NHK)のテーマは「肺炎糖尿病に勝つ! 筋トレで免疫力UP技(仮)」です。

番組予告

寝たきり予防だけじゃない!
最新研究で、足腰の筋肉の重要性が明らかに。
糖尿病、肺炎などの病気に打ち勝つ体になるために、必要不可欠なものだった。
コツは3分歩くだけ!

筋トレというと、めんどうくさい、つらい、などの理由で避けてる人も多い。
実は、それが大マチガイ!
「今さら鍛えても」と思いがちだが、体力が落ちている人にとって、筋肉は、病気と闘ってくれる必要不可欠なものなのだ。

そのカギは、筋肉を形作るアミノ酸。
これが、イザというときにリンパ球などの免疫を活発にし、感染症などを防いでくれるのだ。
やり方はカンタン!
3分間速歩して、牛乳を飲む。
たったこれだけで筋トレになる!

番組予告を見るかぎり、おそらく「インターバル速歩」が取り上げられると思います。

インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩のやり方によれば、インターバル速歩とは、信州大学大学院医学系研究科、スポーツ医科学講座の能勢博教授の研究チームが提唱している「速い」「普通」を交互に繰り返すウォーキングのことで、普通のウォーキングと比べると、インターバル速歩をすると、体力が向上し、血圧、血糖値、中性脂肪BMIといった生活習慣病に関わる指標の全てで改善することが確認できたそうです。

→ インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩のやり方 についてくわしくはこちら。

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隠れ糖尿病の原因は脂肪肝と脂肪筋|ためしてガッテン(NHK)

体の中には、肝臓と同じように糖を取り込んでくれるものがあります。

それは「筋肉」です。

筋肉は、体を動かすために必要なエネルギーとして糖や脂肪を取り込んでいるのですが、脂肪が多くなりすぎると、脂肪筋となってしまいます。

脂肪筋も脂肪肝と同じで、糖を取り込むスペースがなくなってしまい、高血糖の原因、つまり糖尿病の原因となります。

 

→ 糖尿病 についてくわしくはこちら。







糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも

Cheeseburger

by Alisha Vargas(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも




世界で急増、糖尿病 10年で倍の4億人に 国際団体試算 中国、インド、アフリカでも

(2014/9/2、msn産経)

各国の糖尿病関連団体でつくる国際糖尿病連合(IDF)によると、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人で、1億9400万人だった03年から倍増。35年には5億9200万人に達する見込みだ。

世界の糖尿病人口は増加しており、10年で約2倍になっているそうです。

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 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。13年は1位が中国でインド、米国と続き、日本は10位だ。35年までに中国では約1・5倍、インドで約1・7倍に、サハラ砂漠以南のアフリカでも倍増する見通し。

経済成長にともなって、中国やインド、アフリカで糖尿病人口が増加しているようです。

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糖尿病が怖いのは、糖尿病をそのままにしておくと合併症(糖尿病網膜症・糖尿病腎症・糖尿病神経障害など)を引き起こすことです。

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さらに、糖尿病は医療費も大きな負担となってきます。

現在では、糖尿病による医療費負担が各国の財政を圧迫しており、例えば、米国の医療費を圧迫する肥満問題、ライフスタイルを変える必要あり(2009年の記事)によれば、たとえば11年前、糖尿病など肥満関連の病気に支出される医療費は総額約780億ドル(約7兆4000億円)だったが、2006年には約1470億ドル(約14兆円)に膨れあがっています。

もしかすると、糖尿病による様々な影響によって、国家を揺るがされるような国も出てくるかもしれません。

そういった事態を避けるヒントはこの部分になるのではないでしょうか。

 IDFによると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々。

中低所得の国の人々に糖尿病人口の80%が集中しているというのは、ひとつは経済成長にともなって急激に食生活が変化したことが関係していることが考えられ、もう1つは低所得者層ほど生活習慣に問題があることが考えられます。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

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肥満と生活保護・貧困との関係-米

フードスタンプに頼っている人の割合が最も高い州はミシシッピ州で、20.7%です。

5人に一人が生活保護を受けているということ。

つまり、肥満と生活保護には相関関係があるのではと推測しています。

アメリカ人の肥満傾向は拡大

最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。

同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とは

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

米成人肥満率が28州で上昇、低所得層で高い割合=調査

低所得者層で高い肥満率となっているようです。

なぜ、女の子の思春期に達する年齢が昔に比べて早くなっているのか?

研究によれば、BMI値が高ければ高いほど思春期を迎える年齢が早くなるそうです。

経済的に貧しい地域と肥満の地域に関連がある理由としては、栄養バランスのとれた食事の重要性を知らなかったり、どんな食品をとれば健康になれるのかということを知らないということが考えられます。

しかし、どんなに栄養バランスのとれた食事の大切さを知っていても、また新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていても、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、手軽で安いファストフード・冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

肥満問題については、個人のライフスタイルに影響を与えている、家計や知識、意識、社会の影響が大きいかと思います。

肥満問題を解決するためにも、個人の生活習慣の改善のために知識を提供し続ける必要があるだけでなく、貧困などの社会問題を解決していく必要があると思います。







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米グーグル、スイスの製薬ノバルティスにスマート・コンタクトレンズ技術使用権を供与

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by Mark Wilkie(画像:Creative Commons)

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米グーグル、スイスの製薬ノバルティスに技術使用権を供与

(2014/7/15、ロイター)

ノバルティスは、スマート・コンタクトレンズを着用した糖尿病患者の涙液から血糖値を測定して得られたデータをモバイル機器にワイヤレス送信する技術の実用化に注力するとしている。

さらに近視や遠視の治療への応用も検討しているとしている。

スイス製薬大手ノバルティスは、米グーグルよりスマート・コンタクトレンズ関連技術のライセンス供与を受けることで合意したそうです。

スマート・コンタクトレンズを活用した糖尿病患者の血糖値管理や近視や遠視などの目の病気の治療への応用も検討しているそうです。

 

■治療の負担がかからないようにするためには?

今回紹介しているスマート・コンタクトレンズは大変な血糖値管理をできるだけ負担がかからないようにする一つのアイデアです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまる緑内障 患者判断で治療中断18.7%という記事でも紹介しましたが、どんなに治療の重要性を認識していても、治療に伴う経済的な負担や治療継続へのストレスから治療を継続できない人がいます。

このことは日本だけの問題ではなく、例えば、アメリカの薬局では、処方薬を1回分の小分けにされるのではなく、まとめてボトルに入れてしまい、飲み間違いや飲み忘れということが起きていて、このことも治療が継続できない原因の一つになっていると思います。

そこで、処方薬を小分けにしたサービスや薬を飲むタイミングを通知するボトルなどが開発されているようです。

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デザインの力で飲みまちがえをなくすオンライン薬局「PillPack」

(2014/3/28、ネットコンシェルジュ)

“処方薬の包装デザインも問題だった。米国では、処方薬を必要量に応じてボトルに入れることが多く、フタを毎回開ける作業は人によっては大きな負担となる。また、ラベルに記載される情報も複雑で管理が難しく、飲み間違いや飲み忘れの危険性も高かった。”

薬を飲むタイミングを通知するボトルを開発するADHERETECH

AdhereTechが開発しているワイヤレス錠剤ボトルは、処方された薬の服用遵守率を向上させ、薬の飲み忘れや投与量の誤りによる医療側のコストや患者側のリスクを削減することを目標にしている。錠剤ボトルはワイヤレスでクラウドサービスとつながり、服用データを収集して、患者に正しく薬剤が投与されているかをリアルタイムで監視し、患者を継続的に追跡する。

ただ、どうしても「薬を飲む」という作業だけは自分でしなければなりません。

そのことがもしかすると治療を継続する負担になっているかもしれません。

そこで以前考えたのが、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者に超薄型で伸縮自在の電子装置を活用して自動的に注射できるような仕組みです。(生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズ

こうしたものができるのはまだまだ先になりそうだと思っていましたが、今回のスマート・コンタクトレンズを活用した糖尿病患者の血糖値管理と妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業で紹介したインプラント型チップを使えば、実現できそうです。

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