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【目次】
■高齢者の7割がドライアイにかかっている|なぜ高齢者の多くがドライアイにかかるのか?
by Steve Hooton(画像:Creative Commons)
(3)まばたき増やし潤いを
(2010/2/11、読売新聞)
目が疲れる、ゴロゴロするなどの不快感、見えにくい――といった症状に見舞われるドライアイ。
目の表面が乾いて傷つくためで、パソコンを駆使するオフィスワーカー特有の病気と思われがちだ。
だが、東京女子医大の高村悦子准教授(眼科)は「高齢者の7割がかかっているといわれ、年齢と関係が深い病気の一つです」と話す。
高齢者に多いのは、涙や、涙の蒸発を防ぐ油分の分泌量が減るからだ。
そのうえ、老眼や白内障で視力が落ちると、目を凝らして見るようになる。
すると、自然にまばたきが減って、さらに涙の蒸発を助長する。
記事によれば、高齢者の7割がドライアイにかかっているそうです。
なぜ高齢者の多くがドライアイにかかるのでしょうか。
それは、
- 年齢とともに涙の分泌量は低下します。
- 老眼や白内障で視力が落ちると、目を凝らしてみるようになり、まばたきが減ってしまう
からなのだそうです。
■ドライアイ予防
ドライアイを予防するにはどうしたら良いのでしょうか。
それにはまず、まばたきの回数を増やすこと。
パソコン作業や読書の際には特に意識しよう。
上目使いでは目を見開くことにもなり、涙の蒸発が増えるので、下向きの視線で画面や本を見るようにする。
目に合った眼鏡をかけることも大切だ。
冬は特に、エアコンの効き過ぎで室内が乾燥していることが多い。
加湿器などで湿度を調節し、エアコンの風が顔に直接当たらないよう机などの位置も工夫する。
涙の乾燥を防ぐ油分は、まぶたの縁にあるマイボーム腺から分泌される。
老廃物などで詰まらないよう、洗顔時には目の周りを丁寧に洗う。
蒸しタオルを5分ほど目の周りに当てておけば脂汚れがよく落ちる。
アイメークはまぶたの縁にかからないように。
寝る前はきれいに落とす。
目の潤いを補うには、ゆっくり入浴するのも効果的だ。
乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すのは控えた方がいい。
防腐剤などの刺激で症状が悪化することもある。
「市販品を用いるなら、防腐剤の入っていない『人工涙液』が望ましい」と、高村さんはアドバイスしている。
記事で紹介されているドライアイを予防する方法をまとめてみます。
- まばたきの回数を増やす。
パソコン作業をしている人も多いと思いますので、パソコンの画面を下向きの視線で見ることが少しでも涙の蒸発を減らすためにも大事です。
- 部屋の湿度を保つ
- アイメークに気をつける
ドライアイの症状がひどい場合には、眼科医に処方された目薬を利用した方が良いようです。
ただし、ドライアイといって、過度の目薬はくれぐれも習慣化しないように気をつけてください。
■ドライアイ改善方法
ドライアイで光がまぶしいという症状にならないためにも、しっかりと、ドライアイ予防が重要になってきます。
そこで、ドライアイの改善方法についてまとめました。
スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。
遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。
まばたきの回数を意識的に多くする。
「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。
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蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。
温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。
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目の周囲をマッサージする。
目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。
→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら
睡眠を大事にする
睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。
ドライアイに効くツボ
風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)
- 親指で頭の中心に向かって押します。
- 左右同時に5秒間押して離すを5回。
- 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい
頭の血行を促し、頭痛や目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。
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目薬を利用する。
ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。
但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。
防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。
防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。
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部屋の湿度を保つ
部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。
また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。
コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。
アイメイクに気をつける。
最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。
ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。
食事・栄養に気をつける。
目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシス・ルテイン・ブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。
ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。
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