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梅宮辰夫さん、8つの合併症(肺炎・心不全・腎不全・糖尿病・高脂血症・狭心症・心房細動・高血圧)を発症し生死をさまよっていた

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by craig Cloutier(画像:Creative Commons)




■梅宮辰夫さん、8つの合併症(肺炎・心不全・腎不全・糖尿病・高脂血症・狭心症・心房細動・高血圧)を発症し生死をさまよっていた

梅宮辰夫 8つの合併症で死の淵“意識不明”で「今夜がヤマ」

(2016/6/23、スポニチアネックス)

しかし「その2日間がいけなかった。8つ、合併症が出た」と告白した。肺炎、心不全、腎不全、糖尿病、高脂血症、狭心症、心房細動、高血圧。

2016年6月23日放送の「ダウンタウンDX」に出演した梅宮辰夫さん(78歳)は今年2月にひいた風邪から体調を崩し、入院を2日延ばしたところ、8つの合併症が出たそうで、入院時、梅宮さんの奥様クラウディアさんとマネジャーが呼ばれ医師から「今夜がヤマだ」と言われたそうです。

■梅宮辰夫さんを襲った8つの合併症とは?

●肺炎

厚生労働省の人口動態統計の死因別統計によれば、「肺炎」で亡くなる人が年間12万人を超え、肺炎は「がん」「心臓病」に次ぐ第3位となっています。

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●心不全

心不全とは、心臓の働きが不十分なことが原因で起きている体の状態のことで、病名ではないそうです。

心不全の症状としては、血液を送り出す能力の低下による症状と血液のうっ滞によって起こる症状があります。

血液を送り出す能力の低下による症状としては、心拍出量が減ったことが原因で、「疲れやすい」「だるい」「動悸がする」などの症状があります。

血液のうっ滞によって起こる症状としては、血液を送り出す能力が低下すると、心臓から前方へ血液が進みにくくなり、心臓の後方、血液を受け取る側で血液のうっ滞が起こります。

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●腎不全

慢性腎臓病がさらに重症化した状態を慢性腎不全といい、慢性腎不全とは、腎臓の機能が低下し、正常に働くことができなくなった(血中の老廃物が排泄できなくなる)状態です。

→ 腎臓の病気|腎臓病の症状・種類・原因・食事・検査 について詳しくはこちら

中性脂肪値が高くなると様々な病気を引き起こす原因になる!?

糖尿病

糖尿病の症状・初期症状の例

 

 

高脂血症脂質異常症

高脂血症は、血液中の脂質(コレステロール中性脂肪)が多すぎる病気のことをいいます。

●狭心症

【狭心症の症状】

  • 胸の圧迫感
  • 肩やおなかや背中の痛み

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●心房細動

通常心臓は規則的に一分間に60から100回拍動しますが、心房細動になると、心臓は不規則に300回以上拍動します。

心房細動自体は命にかかわるようなことはありませんが、心房細動が起きると、心臓内の血がよどんで血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが脳の血管に詰まると重症の脳梗塞につながるそうです。

→ 脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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高血圧

高血圧を放っておくと、動脈硬化によって、脳卒中心筋梗塞慢性腎臓病(CKD)糖尿病腎症など様々な病気の原因となります。







サーチュイン遺伝子を活性化させてダイエット・アンチエイジング・糖尿病予防

Hungry

by Christian Scheja(画像:Creative Commons)




■アンチエイジングの切り札!サーチュイン遺伝子

太らない方法 「夜8時までに食事し運動すること」と医師

(2012/4/2、Newsポストセブン)

アンチエイジングの“切り札”として、全身の老化にブレーキをかける遺伝子「サーチュイン」に注目が集まっている。

この遺伝子には、単に老化を遅らせるだけではなく、脂質の代謝を促して肥満を防止する働きがあるため、ダイエットにもつながる。

また、認知症や糖尿病動脈硬化といった病気の改善・予防にもかかわる“夢のような”効果ばかりなのだ。

サーチュイン遺伝子を活性化することが出来れば、アンチエイジングやダイエット、認知症や糖尿病動脈硬化などの病気の改善・予防ができるかもしれないと期待されているようです。

続きを読む サーチュイン遺伝子を活性化させてダイエット・アンチエイジング・糖尿病予防

レーザーで脳梗塞を引き起こす血栓を溶かす治療法を開発 12月1日より治験|浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクス

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参考画像:レーザ血栓溶解技術|YouTubeスクリーンショット

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■レーザーで脳梗塞を引き起こす血栓を溶かす治療法を開発 12月1日より治験|浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクス

レーザーで血栓溶かす治療法開発へ 浜ホトなど12月から治験

(2016/11/29、日本経済新聞)

浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクスは、脳梗塞を引き起こす血栓をレーザーで溶かすシステムの治験を始めるそうです。




■脳梗塞の治療法

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

急性期脳梗塞における治療法は、発症後 4.5 時間以内であれば、既往症などの禁忌がない限り、アルテプラーゼ*1の静脈投与による血栓溶解療法が標準の治療法として広く認められています。しかしアルテプラーゼの投与で脳主幹動脈*2の血流が再開通しない場合や、発症から 4.5 時間を過ぎている場合には、ほかの方法による血栓除去が必要となります。現在では主に機械的な血栓除去カテーテル*3が用いられています。

脳梗塞の治療は血栓を溶かす薬「T-PA」と「血栓回収療法」で劇的に改善されている!によれば、医療現場では脳梗塞の治療に「t-PA(tissue plasminogen activator:組織プラスミノーゲン活性化因子)」という血栓を溶かす薬があるそうです。

記事の中で紹介されている、アルテプラーゼとは、急性期脳梗塞の治療薬として使われています。

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

遺伝子組換え組織プラスミノゲンアクチベータ(recombinant tissue plasminogen activator:rt-PA)とも呼ばれ、血栓を溶解する作用がある。

「t-PA」の治療効果は高く、発症後4.5時間以内の使用で、後遺症の程度を軽減することが可能なのだそうです。

実は、「t-PA」は私たちの体の中(血管の内側の細胞)でも作られていて、日常的にできる血栓を溶かしてくれているそうです。

脳梗塞の治療で劇的な効果を発揮したt-PAですが、脳の太い動脈が詰まるとt-PAだけではなかなか血栓が溶けず、血流が再開しないこともあるそうです。

また、t-PAを投与できても、介護の必要がない状態で自宅に帰れる割合は40%程度なのだそうです。

そこで登場したのが、カテーテルを血管に入れて血栓を除去する「血栓回収療法」です。

血栓回収療法にはステント型と吸引型の2つあります。

ステント型は、脚の付け根からカテーテルという細い管を挿入し、ステント(筒状の網)にからめて血栓を回収する方法です。

吸引型は、器具の先端で崩した血栓を吸い取り、カテーテルの中に回収する方法です。

血栓回収療法は発症からのタイムリミットが4時間半だったのが、8時間まで治療を可能にし、またt-PAだけのグループよりもt-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループのほうが社会復帰できる確率が大幅に高くなったそうです。

しかし、メリットしかないように思えた血栓回収療法にも、こちらのニュースリリースによれば実は一つ弱点がありました。

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

ただし、血栓除去カテーテルでは血管内皮損傷や脳出血などの可能性があり、より安全な治療法が求められていました

血管内皮を傷つけるリスクがあるというのがデメリットだったのです。

そこで、浜松医科大学と浜松ホトニクスが開発しているのが、脳の血管にできた血栓をレーザーで溶かす技術です。

レーザーで脳血栓溶解 浜松医大など、脳梗塞の新治療法目指す

(2013/2/25、日本経済新聞)

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

波長 500-600nmのレーザ光は血栓に吸収されますが、血管内皮ではほとんど吸収されません(図 2)。そこで、このレーザ光の吸収の差を利用して、レーザを用いて血栓のみを選択的に溶解可能で血管内皮の損傷がほとんどない波長532nm のレーザ装置と、血管を閉塞している血栓にレーザを有効に照射するための光ファイバーを内包した専用カテーテルを開発しました。(図 3)。

血栓のみを溶かすことができ、また血管内皮の損傷がほとんどない532ナノメートルのレーザー光を用いることで血管を傷つけるリスクを減らした治療法を開発したそうです。

■まとめ

浜松医療センターは、2016年12月1日より、脳梗塞を引き起こす血栓をレーザーで溶かすシステムの安全性および有効性を確認していくそうです。

脳梗塞の治療法がさらに進歩することを期待しましょう。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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糖尿病の負担が発展途上国に影響を与えている|国際糖尿病連合

Diabetes

by Practical Cures(画像:Creative Commons)

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■糖尿病の負担が発展途上国に影響を与えている|国際糖尿病連合

国際糖尿病連合、糖尿病の負担が発展途上国に移行していることをレポート

(2010/1/15、朝日新聞)

糖尿病患者の5人に4人が、現在発展途上国に住んでおり、もっとも影響を受けている層は男女ともに労働年齢です。

これは、国際糖尿病連合(IDF)により発行されたIDF糖尿病アトラス第4版の最新データが示している事実です。( www.diabetesatlas.org )

「現在の糖尿病患者数が2.85億人に上ることは、暗いニュースです。さらに悪いことには、低中所得諸国がこの病気の悪影響にさいなまれていることです。」とIDF会長Jean Claude Mbanyaは述べました。

国際糖尿病連合によれば、糖尿病が発展途上国に大きく影響を与えているようです。

糖尿病に対する治療法などあるにもかかわらず、所得が低い発展途上国においては、糖尿病の治療法が受けられないため、家計の担い手である家族を失うということも起こっているそうです。

そして、働き手を失うことが、発展途上国への負担を大きくしているようです。

世界保健機関(WHO)の推定によれば、インドと中国は2005年から2015年までに、糖尿病と循環器疾患により、9,000億米ドル近い国民所得を失うと予測されます。

IDFでは、糖尿病が世界経済に対して2010年に3,760米ドル、この世代ではさらに何千億米ドルもの出費となると予測しています。

糖尿病の食事糖尿病の予防・治療への知識を提供することが大事になってくるのではないでしょうか。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

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糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動

インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

2WAYしょうゆボトルは高血圧予防のための減塩対策に使えそう!

なぜ今までなかった?驚愕の便利さ「2WAYしょうゆボトル」新発売!

参考画像:CanCam.jp

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なぜ今までなかった?驚愕の便利さ「2WAYしょうゆボトル」新発売!

(2014/2/23、CanCam.jp)

その名の通り、2種類の注ぎ口があるしょうゆ用容器で、少量ずつ出せるノズルと、細かい霧状に出せるスプレーを使い分けることができる優れもの!

なぜ今までなかった?驚愕の便利さ「2WAYしょうゆボトル」新発売!

なぜ今までなかった?驚愕の便利さ「2WAYしょうゆボトル」新発売!

高血圧を予防をする食事として、まず大事なことは「減塩」をすること。

現在、日本人の一日の塩分摂取量として推奨されているのは、10g未満です。

ただし、高血圧患者ではさらに基準が厳しく、1日6g未満となっています。(日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインより)

減塩する方法としては、

  • 減塩した浅漬けなど調理方法を工夫する。
  • 醤油の代わりに「酢」を活用する。
  • 醤油さしを「ミスト式醤油さし」や「ラー油式醤油さし」に変更することで、醤油の使用量を減らす。

が挙げられます。

今回の記事で紹介されている2WAY醤油ボトルであれば、料理に合わせて、使い分けが出来て、なおかつ減塩もでき、便利そうです。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







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