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糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!?

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■糖尿病予備群の人が1日20分歩くだけで心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが8%低くなる!?

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by Mike Baird(画像:Creative Commons)

糖尿病予備群でも、「1日2000歩」で心血管疾患リスクが8%減

(2014/4/4、アピタル)

一日の歩行数が2000歩増えると、糖尿病予備群の人が心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが8%低くなるという論文が、ランセット誌に3月22日公表された。

もっと歩けば心臓発作と脳卒中のリスクが下がる

(2014/01/06、医療図書館)

University of LeicesterのYates博士らは、糖尿病前症の人々で、歩行活動と心血管イベントの関連性を調査した。博士らは、2002年1月から2004年1月までの間に40か国で登録された耐糖能異常の人々9,306例を含むNAVIGATOR試験からのレトロスペクティブなデータを解析し、試験開始時の歩行数及び12か月後の歩行数の変化が心血管イベントとどのように関連するかを調査した。その結果は、試験開始時の歩行活動は1日2,000歩毎にその後数年間の心血管イベントのリスクが10%低下すること。試験開始12か月後の歩行数が1日2,000歩増える毎に8%リスクが低下することを見いだした。

なぜHBA1Cの値が高いと心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのか?で紹介した国立がん研究センターと東京女子医大などのチームによれば、HbA1cの値が高いと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるそうです。

【関連記事】

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)によれば、HbA1cは、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1~2カ月の血糖状態を把握できます。

→ 糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c) について詳しくはこちら

低血糖でも脳梗塞リスクがある?|ヘモグロビンA1cが低くても脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がる|国立がん研究センターによれば、HbA1cが6・5%以上の人は、5・0~5・4%の人に比べ、心血管疾患になるリスクが1・8倍だったそうです。

なぜ、HbA1cの値が高いと、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるのでしょうか?

理由としては、

研究チームの後藤温東京女子医大助教は「HbA1cが高いと動脈硬化が進み、心筋梗塞などの危険を高める

と考えられるそうです。

動脈硬化の危険因子には、高血圧脂質異常症高脂血症)、糖尿病肥満、喫煙、運動不足、偏った栄養バランスの食事、アルコール、加齢、ストレスの有無などがあり、動脈硬化が進行すると、日本人の死因の主な原因である心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)を引き起こす恐れがあります。

糖尿病にならないような生活習慣をすることで、動脈硬化の進行を食い止め、心筋梗塞や脳卒中の予防ができるということですね。

記事によれば、

2000歩という歩数は、ふつうの早さでの20分間の歩行に相当

するということで、糖尿病予備軍の人が、一日20分歩くだけで心筋梗塞脳卒中を発症するリスクが8%低くなるというのはわかりやすいですね。

糖尿病予備軍の人は一日2000歩増やすことを目標に歩いてみてはいかがでしょうか?

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 心筋梗塞・急性心筋梗塞とは|心筋梗塞の症状・原因・前兆・予防 について詳しくはこちら

→ 脳卒中の症状・前兆・原因・予防 について詳しくはこちら







【参考リンク】
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筋肉を鍛えるとLDLコレステロールが下がる!|筋トレが肥満の閉経後女性のコレステロールを下げる治療法になる可能性【論文・エビデンス】

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■筋トレをして筋肉を鍛えるとLDLコレステロールが下がる!?

Weight Training Crossfit Fitness Models - Must Link to https://thoroughlyreviewed.com

by ThoroughlyReviewed(画像:Creative Commons)

筋肉を鍛えれば「心配性」も改善する

(2015/1/4、日本経済新聞)

肥満の閉経後の女性(平均年齢65.9歳)を対象に、10種類の筋トレ(レジスタンス運動)を週3回行なう研究をおこなったところ、12週間後にはBMIに変化はなかったものの、筋力がアップし、総コレステロールやLDLコレステロールが下がるという結果が出ました。

つまり、筋トレは肥満の閉経後の女性における薬以外のコレステロールを下げる治療法になる可能性があるということです。

コレステロールが高い中高年にとって適度な運動は必要不可欠!でも紹介しましたが、コレステロールや血中脂質量が高い中高年にとっては、散歩やエクササイズ、そしてガーデニングなど適度な運動をすることは、死亡率を下げるのに効果的なのだそうです。

「筋トレはちょっと・・・」という人は少しでも体を動かす趣味や習慣をもちましょう!

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】
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筋トレをするとメタボを発症する可能性が低い!?|米ノースフロリダ大学【論文・エビデンス】




■筋トレをするとメタボリックシンドロームを発症する可能性が低い!?|米ノースフロリダ大学

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by Gregor(画像:Creative Commons)

Lifting weights protects against metabolic syndrome

(2012/10/23、EureKAlert)

This cross-sectional analysis of the 1999-2004 NHANES data found a lower prevalence of metabolic syndrome among people who reported lifting weights: 24.6 percent, compared to 37.3 percent in those who did not lift weights.

重量挙げなどの筋トレで心疾患や糖尿病に罹るリスクが減るらしいゾ

(2012/10/25、IRORIO)

米ノースフロリダ大学の研究チームは国民健康調査の一環で重量挙げをしているかという質問を5000人以上に対して行った。また彼らから血液サンプルを採取して、メタボリックシンドロームとの関連性も調べた。

<中略>

重量挙げをしている人はしていない人と比べてメタボリックシンドロームである人が37%も少なかったという。

米ノースフロリダ大学の研究チームによれば、重量挙げ(ウエイトリフティング)をしている人はしていない人と比べて、メタボリックシンドロームを発症する可能性が低いそうです。

→ メタボリックシンドローム についてはこちら

以前取り上げた定期的なウエイトトレーニングで糖尿病発症リスクが34%抑えられる!?によれば、定期的なウエイトトレーニングが糖尿病の発症リスクの低下に役立つことがわかったそうです。

ポイントは、「筋肉」ですね。

専門家は筋肉強化や筋肉量を増やすことでメタボを減らす効果があると語る。

筋肉を鍛えれば、心疾患や糖尿病に罹るリスクが減るということですので、筋トレを取り入れてみてはいかがですか?

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糖尿病の運動療法

運動で筋肉を鍛えることによって、インスリンの効き方が良くなり、血糖降下に結びつきます。

ためしてガッテン(NHK)5月12日 AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる

・藤井宜晴教授(首都大学東京)

筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。

インスリンと同等くらい強力なのだそうです。

・宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)

どんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。

血糖値を下げるグルット4活性術で糖尿病対策|たけしのみんなの家庭の医学

筋肉量が減ると、糖の保管場所が減る⇒血液に流れ込み、血糖値が上がる.

グルット4(GLUT4)は糖の保管に関わっている。

グルット4は筋肉の中にあるたんぱく質で、筋肉内に血液中の糖を取り込むという作用を持つ。

グルット4を活性化させるには、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要。

有酸素運動や筋トレといった筋肉の収縮を伴う運動をすることによって、インスリンなしで直接グルット4が活性化される。

※筋トレは短時間で効く!また、インスリンを節約することができる。

グルット4が糖を取り込み血糖値が下がる。

●筋トレの効果

1.筋肉の刺激によって直接グルット4が活性化する

2.筋肉量が増えることでグルット4も増加する

つまり、筋トレは血糖値を下げるには一石二鳥!

糖尿病の運動療法といえば、有酸素運動を想像する人も多いと思いますが、どんな運動であっても、筋肉に刺激が入り、血糖値を下げることに役立つので、まずはなんでもいいので運動をする習慣をつけるというのが大事なんですね。

筋トレ(ウエイトリフティング)と有酸素運動(エアロビクス)を組み合わせると、心臓血管疾患とメタボリックシンドロームの両方のリスクを減らすことができるという研究結果があるので、試してみてはいかがですか?

→ なぜ筋肉をつけるにはタンパク質(アミノ酸)の摂取が必要なの?【論文・エビデンス】 についてくわしくはこちら







【参考リンク】
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30 DAYS SQUAT CHALLENGE(30日スクワットチャレンジ)のやり方(方法)・効果

以前、『30日プランクチャレンジ』 (30 Days Plank Challenge)が海外で話題という記事をお伝えしました。

【関連記事】

最近は、『30日スクワットチャレンジ(30 DAY SQUAT CHALLENGE)』が注目されているそうです。

『30日スクワットチャレンジ(30 DAYS SQUAT CHALLENGE)』とはどういうものなのでしょうか?




【目次】

■『30日スクワットチャレンジ(30 DAY SQUAT CHALLENGE)』

30 DAYS SQUAT CHALLENGE(30日スクワットチャレンジ)のやり方(方法)・効果
30 DAYS SQUAT CHALLENGE(30日スクワットチャレンジ)のやり方(方法)・効果

unsplash-logoBenjamin Klaver

ボディが激変すると話題の「30日スクワットチャレンジ」正しいやり方

(2016/4/8、モデルプレス)

まず、1日の目標回数は始めは50回程度に設定し、日々5回ずつなど少しずつ増やして、最終的は100回~200回程度まで増やしていきましょう。

30日スクワットチャレンジとは、名前の通り、30日間スクワットをすることで、一日50回程度から始めて、一日ごとに5回ずつ回数を増やしていくというものです。

筋肉痛などにより体を休める必要もあるので、3日続けて1日休むというペースで続けていき、最終日の30日目には250回スクワットを行なってゴールです。

■スクワットの効果|スクワットでどこが鍛えられるの?

ボディが激変すると話題の「30日スクワットチャレンジ」正しいやり方

(2016/4/8、モデルプレス)

スクワットで集中的に鍛えられる太ももの大腿筋は体の中でも一番大きな筋肉で、ここを鍛えることで代謝が大幅にアップし、痩せやすい体質になります。下半身の筋肉を強化することで血行もアップするので、むくみにも効果大です。

太もも前の筋肉は「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」といい、この筋肉を鍛えることで、女性らしい脚線美を生みます。

太もも後ろの筋肉は「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)・ハムストリングス」といい、ヒップアップに貢献して、脚長効果(脚が長く見える)があります。

下半身の筋肉を鍛えることで、むくみの解消も期待できそうです。

■なぜ体がたるむのか?

BMIの数値が20-22の標準体型の人であっても、「たれ尻」・「お腹にうきわ」・「背中に三段腹」ということがあります。

体重は変わってないのに、乗っているお肉の量が違うのです。

20代と40代のおしりのMRIをみてみると、皮下脂肪の厚みは変わっていないのですが、「大殿筋(だいでんきん)」に変化が起きていました。

これは、筋肉の質の変化なのだそうです。

この変化を引き起こすのが、EMCL(例えて言えば、さし)です。

EMCLとは、正式に言うと、筋細胞外脂肪。

なぜEMCLが増えると、体がたるむのでしょうか?

筋肉は常にバネのように収縮しており、皮下脂肪や皮ふをつり上げています。

しかし、EMCLが筋肉の隙間に入り込むと、EMCLは筋繊維の収縮を妨げてしまいます。

その結果、たるんでしまうそうです。

●日本人女性の変化(最近10年間)

痩せ型の割合はおよそ3%増加しているのですが、一日の平均歩数は800歩減少しているそうです。

本来であれば、歩いている歩数が減っているのであれば、太らなければいけないのに、やせているということは、日本人の女性は運動もしないし、食べ物も充分に食べていないので、たんぱく質が不足し、体のたるみを生んでいると考えるようです。

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■スクワットのやり方

 border= スロースクワット

スクワットのやり方といえば、しゃがんで立ち上がる動作を繰り返す屈伸運動ですが、やり方の違いで強度が違ってきます。

例えば、スロトレのやり方でスクワットを行なうスロースクワットは、関節が痛めにくく、また、血圧が上がりにくく、脳や心臓に負担がかかりにくいので、以下のような方にお勧めです。


●スロースクワットのやり方

  1. 両手をクロスするようにして肩に載せ、太ももが床に対して平行になるまでしゃがみます。
  2. 立つ(3秒かけて)、しゃがむ(3秒)、キープ(1秒)を繰り返す

※スロースクワットは、「腰を下ろしきらず、伸ばし切らず」がポイント

 border= 吉川メソッド 太ももをピンポイントに鍛える負荷の大きいスクワット

  1. つま先はやや外に開き、手と手を肩の上でクロスさせ、かかとを大きく上げて、膝を曲げて、前に出す。
    (カラダを後ろに反らした状態でスクワットするため、太ももにだけ負荷がかかる)
  2. この状態から下にしゃがんで元に戻す。

※膝・腰などの関節で負荷を受け止めずに、太ももだけに強い負荷をかけ、10回で効果抜群

 border= 吉川メソッド 正しいスクワットのポイント

●腕を前に出してバランスをとる(その分おしりが引ける)

●足は肩幅より大きく開く

●イスに座るように腰を下ろす

※膝・腰などの関節で負荷を受け止めずに、太もも(筋肉を破壊しても良い)だけに負荷をかける。

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運動(筋トレ・エクササイズ)|おすすめの健康的ライフスタイル10箇条

ハクライドウがこれまで培ってきた約20年の健康情報をまとめた10箇条を紹介します。

あなたの健康的なライフスタイルにこの10箇条を取り入れていきましょう。

今回は「運動(筋トレ・エクササイズ)」です。




【目次】

■運動不足の現状

運動不足の成人、世界で14億人余り|座りがちのライフスタイルが広がりが背景|運動する人を増やすためには考え方をアップデートしよう!

世界保健機関(WHO)が世界168か国・地域の190万人を対象に2016年の運動量を追跡調査し、英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載された論文によれば、運動不足が原因で心臓病や糖尿病などの病気にかかるリスクが高まっている成人が世界で14億人あまりいるそうです。

「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%
「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%

参考画像:【現代人は『免疫が”老化”する』傾向あり】多くの女性が感じている生活の3大不調の原因は、約7割の女性が抱える運動不足による免疫の老化だった!(2017/12/4、ディーエイチシープレスリリース)|スクリーンショット

今回の調査では、「1ヶ月に1回以上運動を行う人を定期的な運動実施者」と定義し、定期的に運動しているかどうかと尋ねたところ、全体の37.8%の女性が定期的に運動を行なっていると回答した一方で、「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%という数値となり、運動をしていない女性のほうが多いという結果になりました。

20歳代女性、9割以上運動習慣なし|若い女性に「ロコモ」が急増している!|国民健康・栄養調査で紹介した厚生労働省の国民健康・栄養調査によれば、1回30分週2回以上の運動を続けている人の割合も20歳代の男性17%、女性8%と若い世代ほど低いことが分かったそうです。

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■運動の健康効果

LIfe Fitness Synergy 360 circuis demo at FIBO 2013

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%|運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%
1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%|運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%

参考画像:【現代人は『免疫が”老化”する』傾向あり】多くの女性が感じている生活の3大不調の原因は、約7割の女性が抱える運動不足による免疫の老化だった!(2017/12/4、ディーエイチシープレスリリース)|スクリーンショット

定期的に運動をしていると回答した女性に、運動を始めた時期と効果を尋ねたところ、1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%となっており、長期的に運動を継続していることがわかりました。

また、運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%となり、運動によって多くの女性が健康が改善されたと感じているようです。

痩せた女性で筋肉量が少ない人ほど高血糖のリスクが高い|糖尿病予防には食事と運動で筋肉の量と質を高めよう!|順天堂大学

体の中には、肝臓と同じように糖(ブドウ糖)を取り込んでくれるものがあります。

それは「筋肉」です。

筋肉は、体を動かすために必要なエネルギーとして糖や脂肪を取り込んでいるのですが、脂肪が多くなりすぎると、脂肪筋となってしまいます。

脂肪筋も脂肪肝と同じで、糖を取り込むスペースがなくなってしまい、高血糖の原因、つまり糖尿病の原因となります。

つまり、今回のことを参考にすれば、やせた女性で筋肉量が少ない人は、ブドウ糖を筋肉に取り込むことができず高血糖を生じやすいと考えられます。

また、筋肉への脂肪蓄積は骨格筋の質の低下(インスリン抵抗性)を引き起こし、ブドウ糖を筋肉に上手く取り込めず高血糖となる可能性があるそうです。

糖尿病予防のための運動療法としては有酸素運動とレジスタンス運動が挙げられます。

有酸素運動は、酸素の供給に見合った強度の運動を持続して行うことにより、糖や脂肪をエネルギーとして消費します。

レジスタンス運動は、主に抵抗負荷に対して動作を行う運動で、強い負荷強度で行えば無酸素運動に分類されますが、筋肉量の増加による基礎代謝量の増加や加齢に伴う筋委縮予防が期待できます。

【運動の健康効果 関連記事】

運動不足を感じていて、なおかつ運動の健康効果についても知っている人は多いと思います。

それでもなお運動をしない人がいるのはなぜなのでしょうか?

運動したいけど運動する時間が取れない女性に2つのアドバイス|72.5%の女性が「運動する時間が不足」|63.6%が運動によって健康が改善されたと回答によれば、自身の健康維持・改善のために気をつける必要があると考えていることと実際に行なっていることについて尋ねたところ、48.3%の女性が運動の必要性を感じていると回答したものの、実際に運動を行なっているのは18.8%だけであり、意識としては健康のために運動は必要だと感じていても、実際の行動には移せていないということがわかりました。

運動不足解消のためには、いかに運動することのハードルを下げるのかどうかです。

■運動をすることのハードルを下げること

一日30分または一週間に150分、体を動かすことは、ジムの運動・歩行・家事などに関係なく死亡リスクを低くする!|マクマスター大学によれば、一日30分もしくは一週間に150分のエクササイズをすると、どんな運動なのかは関係なく、死亡リスクが28%、心臓病リスクが20%減少することがわかったそうです。

週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」―筑波大研究グループによれば、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかっており、また、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、脂肪肝・NAFLDの改善が期待できるによれば、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善が期待できることがわかっています。

このように書くと、「運動する時間をとらないといけない」と考えてしまい、「運動するのは面倒だ」→「運動しない」→「運動不足」という負のループに入っていきがちです。

定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答
定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答

運動したいけど運動する時間がない女性に2つのアドバイス|72.5%の女性が「運動する時間が不足」|63.6%が運動によって健康が改善されたと回答によれば、定期的に運動ができていないと回答した女性に、定期的に運動ができない理由を尋ねたところ、71.3%もの女性が「時間が取れないから」と回答しています。

この回答から、運動をするためにはまとまった時間が必要だと考える傾向が強いのではないかという仮説が立てられます。

定期的に運動ができていない女性に、本当は定期的に運動をしたいか、また続けたいと思うかを尋ねたところ、定期的に運動ができていない女性の76.7%(「定期的に運動をしたい・続けたいが、できずに悩んでいる」34.9%、「なんとなく定期的に運動をしたい・続けたいとは思っている」41.8%)は、現状の生活を見直し、定期的な運動を行いたいと考えていることがわかりました。

「1日30分運動しなければならない」「週150分運動しないといけない」というのは正しいことであっても、それは運動をすることへのハードルを上げてしまっているのです。

つまり、運動不足を改善してもらうために大事なのは「運動をすることへのハードルを下げること」なのです。

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■まとめ

大切なのは少しの時間でもいいので運動する習慣を作ってもらうこと。

運動が健康に良いというのはよく知られていることですよね。

ただ、急激に過度な運動をすると体に負担がかかるため、徐々に負荷がかかるようにしていくこと、そして、運動にはやった時間分だけ効果が現れるので、全くやらないよりも1分間でも体を動かすようにしたほうがいいです。

たかが一分、されど一分です。

「時間がない」という言い訳はできない?1分間の激しい運動が45分間の穏やかな運動と同じ効果がある!?で紹介したカナダのマクマスター大学の研究チームによれば、1分間の激しい運動を継続すれば、軽めの運動を45分間したのと同じくらいの効果があるそうです。

AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)では、なんと3分体を動かすだけでも効果があることが判明し、筋肉の中にある酵素・AMPキナーゼを活性化させることがポイントだということを紹介しました。

脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。

ポイントは、筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれること(藤井宜晴教授(首都大学東京))、そして、どんな運動でも筋肉に刺激が入ること(宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー))。

【関連記事】

糖尿病の予防には週に7分の運動でも効果がある=英研究(2009/1/28)によれば、週に7分間の運動でも体内の血糖値を下げるインスリンの働きを改善してくれることにより、糖尿病の予防に役立つ可能性があることを紹介しました。

<糖尿病>1日の歩行時間30分未満、糖尿病のリスク2割増で紹介した国立がん研究センターによれば、1日の歩行時間が30分未満の人は、2時間以上の人と比べて糖尿病になっているリスクが2割高いということがわかったそうです。

そして、もう一つのアドバイスとしては、家事も運動に含まれることです。

基礎代謝よりも活動代謝を上げることがダイエットの近道|#ためしてガッテン(#NHK)によれば、“基礎代謝を上げてダイエットにつなげる”ことは理論としては正しいのですが、現実的には難しく、「ぞうきんがけ」「皿洗い」なども積み重ねれば大きなエネルギー消費量になります。

重要なことは日常生活の運動(身体を動かすこと)を増やすことにあります。

ニート(NEAT)をしないから太る!?(森谷敏夫)|たけしのニッポンのミカタによれば、ニート(非運動性熱産生)とは、Non Exercise Activity Thermogenesisの略で、日常生活でエネルギーを消費する運動以外の身体活動のことをいい、このNEATが減少しているために、肥満が増えているのではないかと考えられるそうです。

家事をすると肥満予防につながる?で紹介した身体活動とエネルギー代謝 – e-ヘルスネットによれば、肥満の人とそうでない人を比較すると、肥満の人は、立位または歩行活動が平均で1日約150分も少なかったそうです。

近年、家事などの日常生活活動が該当する、非運動性身体活動によるエネルギー消費、別名NEAT(non-exercise activity thermogenesis)と肥満との関連が注目されています。

Levine et al., は、肥満者と非肥満者を比べると、非肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、平均で1日約150分も少なかったと報告しました(図1)。

つまり、なるべく座位活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行なうことも、肥満予防のキーポイントといえます。

総エネルギー消費量の構成および非肥満者と肥満者におけるその違い

出典:Ravussin E. A NEAT Way to Control Weight- Science, 530-531, 307, 2005

「運動=まとまった時間」が必要と考えるのではなく、ちょっとしたスキマ時間に体を動かす習慣を作ることが最も重要なのです。

つまり、少しの細切れの時間でもいいので運動をすることは健康につながるので、積極的に体を動かしていきましょう!




■運動後には栄養補給をお忘れなく!

運動後には、エネルギー補給と筋肉の補修のために栄養補給が重要です。

インターバル速歩で老化防止!|インターバル速歩とは・インターバル速歩の効果・やり方によれば、運動後には、エネルギーとなるグリコーゲンが消費され、また筋肉組織が傷んでしまいます。

藤田 聡教授(立命館大学スポーツ健康科学部)によれば、アミノ酸が不足していると傷んだ筋肉の修復ができないため、エネルギー補給と筋肉の補修のためにも、アミノ酸バランスのいいたんぱく質またはアミノ酸を摂取する必要があります。

BCAAは運動後の筋肉痛や疲労感に効果があるの?|大塚製薬によれば、BCAAを摂取することで、筋損傷が軽減でき、BCAAを継続的に摂取することで疲労感、筋肉痛も軽減できるそうです。

運動後45分がプロテイン摂取のゴールデンタイム|ウィダーによれば、タンパク同化作用(体内のアミノ酸がタンパク質へ変わり筋肉を形成する作用)が高いタイミングである運動後45分以内にプロテインを摂取すると筋肉へのアミノ酸輸送量が多いため、筋力アップにつながるそうです。

つまり、運動する前にアミノ酸の補給が足りないなという人は運動の30分前に補給し、長時間の運動の際には1時間に1回補給し、運動後にもアミノ酸を補給するとよいということですね。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら

→ なぜ筋肉をつけるにはタンパク質(アミノ酸)の摂取が必要なの?【論文・エビデンス】 について詳しくはこちら







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