ME:I COCOROに関するお知らせ(2025年3月29日、オフィシャルサイト)によれば、ME:IのCOCOROさんが体調不良が続いており、医師の診断のもと、休養が必要という判断に至ったため、治療と休養に専念するべく、活動休止することを発表しました。
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ベッツ激やせ「7キロ近く体重が減った」 原因は不明、日本の開幕シリーズ欠場決定…大谷主催『決起集会』には参加も(2025年3月17日、中日スポーツ)の記事の中で紹介されている関係者によれば、「胃腸炎のような症状」と話したが、詳細は不明で、ロバーツ監督は「原因は分からないが、7キロ近く体重が減った。脱水症状のような感じ」と述べたそうです。
ベッツ選手が7キロ体重が落ちるというのは大変なことなので、アメリカのニュースサイトでも調べてみました。
Dodgers’ Mookie Betts to miss Japan games with illness(2025年3月15日、ESPN)によれば、ベッツ選手はアリゾナでのチームの最終日にインフルエンザのような症状を感じ始めたが、チームの医師らはベッツ選手が日本への長旅をしても問題ないと言ったと述べたそうですので、この時点ではそれほど心配されていなかったようですね。
Dodgers’ Mookie Betts ruled out of Tokyo Series vs. Cubs because of stomach virus(2025年3月16日、ロサンゼルスタイムズ)によれば、チームが日本に出発する前から体調不良を感じ始め、伝染性の病気ではないと医師が言っており、チームに帯同することは問題ないと考え、ベッツ選手の東京行きを欠場させる考えはなかったそうです。
しかし、ベッツ選手の体重が約15ポンド減り、脱水症状があることから、ロバーツ監督によれば「体重が減って脱水状態になると、軟部組織の損傷が起こりやすくなる」ということから、体力の回復を優先させているようです。
MLBのニュースサイトでも同様のことが書かれていました。
記事をまとめると、ベッツ選手はもともとは別の病気だと思われていたが、実は胃腸炎で、その症状は軽いものではなく、体重が15ポンド(6.8キロ)落ちており、脱水症状と疲労が出ているようですね。
日本での試合が見れないのは残念ですが、チームのコメントにもあるように、長いシーズンの一部でもあるので、まずは体力の回復に努めてほしいですね。
【追記(2025年3月24日)】
体調不良続くベッツ「胃の調子がかなり悪くて…」OP戦前に嘔吐→急きょ欠場「食べるの怖い」10キロ超減(2025年3月24日、スポニチアネックス)によれば、ベッツ選手の体重は春季キャンプの時は175ポンド(約79・3キロ)だったのですが、現在150ポンド(約68キロ)と10キロやせてしまったそうです。
病院で検査を受けているものの健康状態に問題はないのですが、食べては嘔吐を繰り返すことから食べることへの恐怖を感じているそうです。
原因不明の体調不良というのは心配ですよね。
【追記(2025年3月28日)】
ベッツ体調不良の「原因ウイルス」判明か 11キロ激ヤセで食事困難=地元紙報道(2025年3月25日、東スポ)で紹介されているLAタイムズ紙によれば、ムーキー・ベッツ選手の体調不良は「ノロウイルスによるもの」と報じているそうです。
ノロウイルスは唾液感染する!会話、咳、くしゃみ、キスでもうつる可能性がある!によれば、ノロウイルスは会話、咳、くしゃみ、キスでもうつる可能性があるので、手洗いだけではなく、マスクの着用も重要になります。
砂漠の砂塵が乳児のアレルギーに与える影響を調べた研究、具体的には黄砂やPM(空気中の小さな汚染物質)が赤ちゃんのアレルギー症状(鼻水、目のかゆみ、咳など)にどう影響するかを調べた研究で、「今日、赤ちゃんの鼻水出た?目が赤い?」のような質問に答えてもらい、黄砂やPMの量が多い日と少ない日を比べて、アレルギー症状が出る確率を計算し、あわせて薬の使用や行動(たとえば外に出ない、窓を閉めるなど)が影響をどう変えるかを調べたところ、黄砂やPMが多いと症状が出やすいことがわかりました。
●PMが10µg/m³増えるごとに、症状が出るリスクが1.04倍になりました。
●黄砂だけに注目すると、黄砂の濃度が0.1/km増えるごとにリスクが1.16倍に跳ね上がりました。
●喘鳴(ゼーゼーする呼吸)というぜんそくっぽい症状がある子もない子も黄砂でアレルギーが悪化しました。
その対策としては、ロイコトリエン受容体拮抗薬(アレルギー用の薬)をちゃんと飲む、天気予報で「黄砂が多い」って聞いたら外出時間を減らす、窓を閉めて黄砂が入らないようにするとリスクが減ったそうです。
■まとめ
1)黄砂やPMは赤ちゃんのアレルギーを悪化させる(鼻水、目のかゆみ、咳が増える)。
2)黄砂が多い日は特にリスクが1.16倍に!
3)薬を飲む、外出を控える、窓を閉めるなどの対策でリスクを減らせる。
特に赤ちゃんは体が小さい分、空気をたくさん吸うから影響を受けやすいので、しっかり対策してくださいね。
→ 花粉症の症状 について詳しくはこちら
→ 花粉症対策 について詳しくはこちら
【参考リンク】
日本の妊婦3,327人を対象に、黄砂が妊婦さんのアレルギー様症状にどう影響するかを調べた研究によれば、具体的には、黄砂が多い日(空気が砂塵でモヤっとする日で、1キロ先にいる人の姿が見えづらくなるくらい(濃度が0.07/km以上)と定義)と、普通の日を比べて、毎日携帯で「鼻水出る?目がかゆい?」みたいなアレルギー症状を聞いて記録したところ、黄砂が多い日にアレルギー症状が出るリスクが高まることがわかりました。
●スギ花粉にアレルギーがある人(IgE陽性)が、花粉の季節に黄砂にさらされると、リスクが1.25倍に跳ね上がった。
●花粉がない時期や、スギ花粉にアレルギーがない人だと、リスクはあまり増えなかった。
この研究で興味深い点がここです。
●黄砂の濃度が低い日でも、少しずつリスクが上がる「用量依存的」な関係が見られたこと。つまり、黄砂が増えるほどアレルギーが悪化しやすい。
「用量依存的(dose-dependent)」とは、簡単に言うと「量が増えると効果や影響も増える」という意味で、今回の研究でいえば、黄砂の濃度(量)が多くなるほど、アレルギー症状が出るリスクが比例して高くなるということです。
つまり、黄砂の濃度が低いときはアレルギー症状のリスクが少しだけ上がるけど、濃度が高くなるとリスクがもっと大きくなるという関係です。
具体的に言えば、砂漠の砂塵(黄砂)が少ない日(濃度が低い)は、鼻水や目のかゆみが出る人がちょっと増えるだけですが、黄砂がすごく多い日(濃度が高い)だと、花粉アレルギー持ちの妊婦さんの症状がさらに悪化して、リスクが高くなるという意味ですね。
黄砂には、微生物や細菌、ウイルス、大気汚染物質がくっついてることが多く、それが花粉と一緒に鼻や目に入ると、アレルギー反応を増強する「アジュバント(助け役)」として働いてしまうそうです。
つまり、花粉症の人にとって花粉だけでもその症状があるのに、黄砂によってそのアレルギー反応を増強させてしまうんですね。
■まとめ
1)黄砂はアレルギーを悪化させる、特に花粉アレルギー持ちは要注意。
2)症状悪化は黄砂の量に比例する(用量依存的)。
3)花粉+黄砂のダブルパンチで、鼻水や目のかゆみがひどくなる可能性あり。
そのため、花粉症の方は、黄砂が飛んでくると症状が悪化する恐れがあるので、黄砂のニュースが出たら、できるだけ外出を控えるか、しっかりマスクを着用することをお勧めします。
【参考リンク】
→ 花粉症の症状 について詳しくはこちら
→ 花粉症対策 について詳しくはこちら
黄砂飛来の数日後に常位胎盤早期剥離が増加(2019年11月8日、国立環境研究所)によれば、東邦大学、九州大学と国立環境研究所の疫学研究グループは、妊婦が黄砂にさらされることが常位胎盤早期剥離のきっかけになる可能性を示しました。
具体的には黄砂が飛来した1~2日後に早期剥離をともなう出産が増えるという関連性が示されました。
■常位胎盤早期剥離とは?
常位胎盤早期剥離は、出産後に子宮壁からはがれてくるはずの胎盤が出産前に(子どもがお腹にいる時に)はがれてきてしまう状態で、全妊婦の1%ほどに発生するといわれています。
常位胎盤早期剥離になると、妊婦については出血が多くなる、胎児については胎盤を通した酸素や栄養供給が絶たれることなどにより、母と子と両方の命に関わってしまうのですが、その発生メカニズムについてはわかっていないそうです。
■なぜ「妊婦が黄砂にさらされると早期剥離を起こしやすくなる」という仮説に至ったのか?
1)もともと形成不全のある胎盤に炎症などの刺激が加わることで胎盤血管から出血が起こり、時間とともに大きくなる血のかたまりによって胎盤が子宮の壁からはがれてくるのではないかという学説がある
2)黄砂が全身性の炎症を引き起こして、心筋梗塞や脳梗塞などの急性疾患発生につながるのではないかと指摘されている
3)黄砂には微生物や大気汚染物質を巻き込んでおり、この微生物の中にははグラム陰性桿菌が含まれていると考えられ、グラム陰性桿菌の細胞壁の構成するリポ多糖は、妊婦に炎症を引き起こし早産の原因となることが知られている
4)黄砂とともに飛来した大気汚染物質による炎症が早期剥離につながった可能性がある
5)ぜん息は早期剥離の危険因子と言われており、黄砂によりぜん息症状が悪化し、それが早期剥離を引き起こしたとも考えられる
つまり、黄砂自体が直接早期剥離に関連しているのか、それとも黄砂と一緒に巻き込まれた微生物(グラム陰性桿菌)が関連しているのか、はたまた大気汚染物質が関連しているのか、黄砂の間接的影響によるぜんそく症状によるものなのかははっきりわかりませんが、黄砂が飛来した1~2日後に早期剥離をともなう出産が増えるということなので、妊婦の方は黄砂飛来のニュースがあるときにはできるだけ外に出ない方がいいのではないでしょうか?
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