by Ryo FUKAsawa(画像:Creative Commons)
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■女子高生のスカート禁止スラックス義務付けと冷え・低体温の関係
女生徒の冬服 体のことを考えてみよう
(2011/12/10、信濃毎日新聞)
県内の高校で、冬の間は女子生徒のスカートを禁止し、スラックスを義務付ける動きが広がっている―。そんな記事が先月、本紙に掲載されました。
女子生徒のスカートを禁止し、スラックスを義務付けるという動きが広がっているという記事が話題になりましたが、これには、「冷え」「低体温」の若者が増えているということが関係しています。
けれど、今回ばかりは「健康のため」という学校側の言い分にくみしたい。
「冷えは万病の元」と言われます。
若いときから体を冷やしてしまうと、将来の健康に影響しかねないからです。
実は、論説委員のなかでも意見は分かれました。
A 冷えから体を守ることは何より大切。義務化するのもやむを得ない。将来、不妊などで悩むよりはずっといい。
B 保温性の高い肌着や、体を部分的に温めるグッズもたくさん売られている。生徒の選択に任せるべきだろう。
C 規則で生徒の服装を決めること自体に賛成できない。
義務化の見方は異なったものの、冷えを防ぐ必要があるという点では一致しました。
今回の話題の大事なポイントは、女子生徒のスカート丈の長さが問題で起きたのではなく、冷え・低体温を防ぐ必要があるためにこうした動きになっているということです。
理想的な平熱は36・5度とされます。
この体温に満たない「低体温」の若者が増えているそうです。
1度下がると、自律神経の働きは大きく低下します。
冷えは頭痛や肩こり、便秘、消化不良といった症状のほか、不安やイライラなど心の面にも表れます。
慢性的になると、女性の生理痛や生理不順、不妊、男性の生殖能力の低下につながるとの指摘があります。
生活習慣病の一因になるとも言われています。
低体温・冷えが慢性的になると、女性の生理痛や生理不順、不妊、男性の生殖能力の低下につながるとの指摘があり、また生活習慣病の一因になるともいわれていることを心配しているのでしょうね。
ただ、低体温・冷えは服装だけが原因ではありません。
冷えの原因は、服装だけではありません。
医師らによると、肉類や糖分などを取りすぎる食生活とも関係が深く、自律神経の働きには睡眠も影響します。
冷え・低体温の原因は、食生活や睡眠も影響すると考えられています。
学校は、生徒と話し合う時間を設け、冷えと健康についてきちんと説明すべきです。
とこの記事にもあるように、冷えと健康についてしっかりと伝えることが大事なのだと思います。
もう一つは、窮屈な規則にしないこと。
スラックスにするにせよ、決まった色や形を押しつけず、生徒が選べるようにしたらいい。
暖かい日は、生徒の判断でスカートを着られるよう幅をもたせることも大切でしょう。
「3年間しか着られない制服だから」。
女子生徒の言葉が胸にこたえます。
それでも、自分たちの健康に関わること。
大人がなぜ心配するのかをよく考え、体を知る機会にしてほしいのです。
冷えを防ぎ、おしゃれも楽しめる方法を思いついたのなら、ぜひ先生と話し合ってみてください。
今回の記事は、生徒の制服に対する思いとなぜ大人が子供を心配するのかという思いが伝わってくるとてもいい記事だと思いました。
【追記(2011/12/22)】
http://twitter.com/#!/bon_neige/status/149637851053690880
なにもスラックスにしなくても…(−_−#) タイツ着用とかでいいんじゃないの?
こういう意見が出るのがいいですよね。
大人が健康(冷えや低体温)のことで心配しているのを伝えた上で、学生自身がいい解決策を出すのが一番いい方向だと思います。
■低体温改善方法
冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにする。
温かい飲み物を飲んで低体温改善!
旬の野菜や果物を摂取して低体温改善!
食べない系ダイエットは避ける
食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。
食事誘発性熱産生といいます。
たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない
基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。
低体温の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。
たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。
運動で低体温改善!
運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。
第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。
また筋肉を使うことで体温が上がります。
ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。
お風呂にゆっくり浸かる
お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。
また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。
お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。
さらには、低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。
●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法
40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。
最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。
※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。
1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。
2.2分経ったら上半身のストレッチ
両肘を後ろに突っ張り胸をはる
左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)
(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)
3.下半身のストレッチ
入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す
坐禅のように脚を組む
足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす
5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)
(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)
4.10分たつまでゆっくり浸かる
【参考記事】
お酒の飲みすぎに気をつける
タバコを控える
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。
ヘスペリジン
グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。
また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。
【関連記事】
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マッサージ
冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。
また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。
冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。
特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。
ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。
【参考記事】
低体温関連ワード
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