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「別れが近いカップル」にみられる5つのサインとは?|付き合って〇ヶ月、〇年がピンチ!?

春休みや夏休みの前、クリスマスの2週間前などの何かのイベントがある前に別れることが多いという記事(クリスマスの2週間前に恋人同士は別れる事が多い?)を以前紹介しましたが、今回は、「別れが近いカップル」にみられる5つのサインという記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

→ 恋する気持ちが突然冷めるメカニズム




【目次】

●その1:交際して4年以上はキケン

Lonely Valentine

by Kurt Bauschardt(画像:Creative Commons)

現れたらキケン!「別れが近いカップル」にみられるサイン5選

(2011/11/19、Gow!Magazine(ガウ!マガジン))

恋は4年以上経過すると、恋を司る脳内物質「βエンドルフィン」が出なくなり、冷めてしまうのだそうです。

しかし、「だから、男と女はすれ違う」という本によれば、熱烈な恋の賞味期限は更に短く、1年から1年半なのだそうです。

●恋の賞味期限は12ヶ月から18ヶ月(ピサ大学 マラツイティ)

7ヶ月までは熱烈ラブラブな状態が続く。8ヶ月から17ヶ月の間は個人差があるが、ラブラブな状態とそうじゃない状態がオーバーラップする。そして、18ヶ月を過ぎて安定した関係が続いたとしても、もはや熱烈な恋ではなくなる。

賞味期限までに恋が成就し、安定した恋愛関係へと発展すると、時間と共に愛が変化していくのではないか。それがひょっとして「愛着」のステージなのではないか。

恋の賞味期限が限られている理由としては、

恋というのは報酬系のネットワークがフル回転している状態、つまりドーパミンがバンバン出ている状態

であり、

報酬系がフル稼働する恋は「体に負担がかかる」

からなのだそうです。

→ 恋愛の賞味期間は3年? について詳しくはこちら

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●その2:下の名前で呼ばなくなるとキケン

カリフォルニア大学のキング博士がカップル55組を対象にした調査によれば、お互いが下の名前で呼び合わないカップルの86%が5ヶ月の間に別れているという結果が出たそうです。

もしかすると、下の名前を呼ばなくなっている時期というのは、ドーパミンが出なくなっている状態といえるのかもしれませんね。

→ 名前(ファーストネーム)で呼びかけられると女性の愛情ホルモンは増加する!? について詳しくはこちら




●その3:相手の欠点が気になりだすとキケン

恋をしている時には「あばたもえくぼ」といわれるように、相手の欠点が好きなものとして見えているものですが、相手の欠点が気になりだすと危険なのだそうです。

「恋は盲目」を科学するでも紹介しましたが、恋をしている人は、正常な判断ができないそうです。

●激しく恋をしている人が恋人の写真を見たときには、扁桃核そして、頭頂・側頭結合部の活動が抑えられていた。(ロンドン大学 セミール・ゼキ、アンドレアス・バーテルス)

●扁桃核は、脳幹と大脳基底核の外側にある大脳辺縁系に位置していて、本能的な快・不快を感じる働きを担っている。

●頭頂・側頭結合部は、判断や物事を批判的に捉える働きをしている。

●「これは、恋をしている人物は正常な判断ができないということを意味しています。恋人のことを批判的に見ることができなくなってしまう。恋は盲目。」

●「ただ判断力が鈍ると言っても恋人に対してのみの判断力が鈍る。つまり、恋人に特化した不思議なメカニズムなのです」

●二人の研究によって、恋のメカニズムには「相手に夢中になる仕組み」以外に「相手を否定的に思う力を抑えこむ仕組み」が存在することがわかった

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-「だから、男と女はすれ違う」から引用

つまり、恋には、「相手を否定的に思う力を抑えこむ仕組み」が存在し、相手の欠点を気になりだしてきたということは、その相手に対しての恋心が薄れてきていると言えそうです。

→ 恋する気持ちが突然冷めるメカニズム について詳しくはこちら

●その4:お互いが仕事や趣味に没頭しているとキケン

お互いが仕事や趣味に熱中していると、恋を忘れている証拠なのだそうです。

「幸せを科学する」(著 大石繁宏)によれば、

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●趣味の一致は、結婚生活への満足度と関係が高い。

●共通の活動に費やした時間が多い夫婦が、最も結婚生活に満足している夫婦。

共通の趣味を持ち、その時間が多いカップルは、満足度が高いようです。

一つでも共通の趣味があると違ってくるのかもしれません。

→ 「圏」を持つ人の76.8%が「幸せだ」と感じている について詳しくはこちら

●その5:恥じらいがなくなるとキケン

彼氏の前で全裸で過ごすというように、相手に対して恥じらいがなくなるということは異性を感じなくなっていということです。

ただ、これは、恋人ではなく、家族になっているということなのかもしれません。

■まとめ

付き合って「4ヶ月」「5ヶ月」「6ヶ月」「7ヶ月」「8ヶ月」「9ヶ月」「10ヶ月」「1年」「1年半」で検索する方が多いようですので、3ヶ月まではアツアツ・ラブラブの期間で、1年を越えると安定したお付き合いになるのではないでしょうか?




→ クリスマスの2週間前に恋人同士は別れる事が多い? について詳しくはこちら




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なぜ高血糖でも低血糖でも脳の認知機能が低下するのか?

健康・美容チェック > 糖尿病 > 血糖値 > なぜ高血糖でも低血糖でも脳の認知機能が低下するのか?




【目次】

■血糖値が高くなると認知機能が低下する

血糖値、高すぎても低すぎても認知機能に悪い影響

(2016/2/3、朝日新聞)

実は、この血糖の高い状態が、認知機能に問題を引き起こします。特に注意力や遂行能力(段取りよく物事を進める能力)が損なわれます[1]。

糖尿病になると、認知症の発症リスクが2倍高くなる!?で紹介した東京大の植木浩二郎特任教授によれば、糖尿病になると認知症の発症リスクが2倍高くなるそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

血糖値の高さが脳に影響を及ぼす可能性があることが、2つの研究で示されています。

糖尿病がアルツハイマーのリスク高める?

(2015/5/26、WSJ)

ミズーリ州セントルイスのワシントン大学の研究者らは、マウスの実験で血糖値を異常に高い値に引き上げたところ、脳内のアミロイドベータの生産も増加し、双方に何らかの相関性があることを突き止めた。

ピッツバーグ大学で実施された約180人の中年の成人を対象とした試験では インスリン依存型(1型)糖尿病の患者は、この疾患を持たない被験者と比べ、はるかに多くの脳内病変が認められ、認知機能は低下していた。

なぜ血糖値が高いとアミロイドβが生産されアルツハイマーのリスクが高まるのでしょうか。

インスリンには血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を調節する働きがありますが、今回の記事によれば、インスリンはアミロイドから脳を守る働きもあるそうです。

アルツハイマー病は、アミロイドβタンパクが脳にたまることで、神経細胞が死滅し、萎縮し、認知機能が低下することから起きると考えられています。

つまり、インスリンの分泌が低下したり、生成されなくなるということは、アミロイドから脳を守ることができなくなり、認知機能が低下してしまうと考えられます。

→ 認知症対策|認知症に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

■低血糖でも認知機能が低下する

 また、薬などを使って血糖値を下げる糖尿病の治療をしている患者さんの中に、血糖値が低くなりすぎることで認知機能に問題が起こることがあります。糖尿病の患者さんで、意味の通らない、わけのわからないことをおっしゃっているときはこの症状を起こしている可能性があります。すぐに血糖値を測り、低血糖であれば糖を補充する必要があります。

低血糖でおこる一時的な認知機能の低下は、血糖値を上げることによって治ります。ただ、低血糖が続くと脳がダメージを受けます。

高齢の糖尿病患者では、こうした低血糖の症状を起こす回数が多いほど、認知症の発症のリスクが高くなることが報告されています

糖尿病治療中の低血糖とは?症状とは?によれば、糖尿病治療をしている人の中には低血糖症状を起こすことがあります。

それは、人間の体に備わっているインスリンであれば、微妙なコントロールを行なってくれますが、薬の場合は、そうではないため、低血糖を引き起こしてしまうようです。

低血糖の症状としては、軽~中程度では、冷や汗・手指の震え・動悸があり、重度では、集中力の低下・意識の錯乱があり低血糖を繰り返すと、血糖値のコントロールが効きにくくなり、さらには、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があるそうです。

そして、今回の記事によれば、血糖値が低くなりすぎると、認知機能に問題が起こることがあり、高齢の糖尿病患者で低血糖の症状を起こす回数が多いほど、認知症の発症リスクが高くなるそうです。

つまり、血糖値は認知機能を守るためにもコントロールする必要があるのです。

→ 血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品 について詳しくはこちら




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ダイエットのことばかり考えていると、脳の働きが鈍くなる!?




■ダイエットのことばかり考えていると、脳の働きが鈍くなる!?

WWP Healthy Cooking 593

by Parker Knight(画像:Creative Commons)

ダイエットをすると頭が悪くなる!?カロリー計算や我慢のしすぎは脳に悪影響を与えるとハーバード大教授

(2013/9/26、IRORIO)

Sendhil Mullainathan教授がニューヨークタイムズ紙に語ったところによると、カロリー計算に夢中になったり空腹を無理に我慢したりすると、次第に脳の働きが鈍くなることがわかったそう。

ダイエットのことばかり考えていると、脳の働きが鈍くなってしまうそうです。

空腹時に買い物に行くと高カロリー食品ばかり選んでしまう!?という記事を以前紹介しましたが、このことも関係しているのかもしれません。

Mullainathan教授いわく、頭が悪くなる原因はダイエットだけでなく、お金や時間が不足することでも脳の“幅”が狭まりIQが低くなるキッカケとなるそう。

貧乏な人ほど生活習慣は不健康!?|人は(時間・お金・食べ物など)不足を認識したとき行動が変わる!によれば、プリンストン大学のエルダー・シャフィア教授によれば、人は不足(時間・お金・食べ物を含む)を認識したとき行動が変わるそうです。

その人が愚かだから 愚かな選択をしているのではなく どんな人であっても 愚かな選択をしてしまうような 状況に置かれているからです

一つのことに固執してしまうと、脳の”幅”が狭まり、頭が働かなくなってしまうみたいですね。

常にダイエットのことを考えるのではなく、普段している生活習慣が太りにくく・痩せやすい習慣となり、ダイエットのことを考える必要がなくなるというのが一番良いのではないでしょうか。




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フィジカルコンタクトをとると、結婚したくなる?|#ホンマでっかTV




■フィジカルコンタクトをとると、結婚したくなる?|#ホンマでっかTV

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by Claudia Salazar(画像:Creative Commons)

2012年10月3日放送のホンマでっかTVでは、「フィジカルコンタクト(肉体的接触)を増やすと、脳が女性的になる」と紹介していました。

好きな相手の気持を動かす方法として「ボディタッチ」が効果的な理由によれば、「愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンは、愛する人と手を握ったり、キスしたリ、ハグするときなどに多く分泌されるされるそうです。そして、手の温もりや堅さ、体臭や筋肉など、五感で生身の男性を感じると、脳内にオキシトシンが分泌され、オキシトシンは「愛情」に変わるそうです。

この考え方によれば、フィジカルコンタクト(肉体的接触)を増やすと、オキシトシンが分泌され、オキシトシンが愛情に変わり、脳が女性的になるということではないでしょうか。







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過敏性腸症候群(IBS)は脳に原因があるストレス性の病気!?

健康・美容チェック > 胃腸の病気 > IBS(過敏性腸症候群) > 過敏性腸症候群(IBS)は脳に原因があるストレス性の病気!?

【目次】




■過敏性腸症候群(IBS)とは

Matador Nights (Photo Booth) Fall 2013

by University Student Union CSUN(画像:Creative Commons)

通勤中のおなかゴロゴロはストレス性疾患

(2016/2/12、毎日新聞)

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸内視鏡検査や腸に関連する血液検査などをしても異常が見つからないのに、腹痛や腹部膨満感、腹鳴(おなかがゴロゴロすること)などの症状や、下痢・便秘といった便通異常が慢性的に起こる病気です。

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸や小腸に原因となる異常が見られないのですが、腹痛などの腹部症状に下痢や便秘といった便通異常を伴う病気です。

推定患者数は日本人の約13%にあたる1200万人で、比較的若い世代に多くみられます。

大学生の2割がIBS(過敏性腸症候群)の症状に悩んでいるによれば、大学生の2割以上がIBSの症状に悩んでいるそうです。

IBSは「便秘型」「下痢型」「混合型」「分類不能型」の4タイプに分けられます。

過敏性腸症候群(IBS)は、症状のタイプによって「下痢型」「便秘型」「混合型(便秘と下痢を繰り返す)」の3つのタイプに分類されるとこれまで紹介してきましたが、「分類不能型」というものがあるそうで、IBSは4タイプに分けられるそうです。




■過敏性腸症候群(IBS)の4つのタイプ

・便秘型=全排便中、4回に1回以上は硬い便が出て、軟らかい便は4回に1回より少ない

・下痢型=全排便中、4回に1回以上は軟らかい便が出て、硬い便は4回に1回より少ない

・混合型=全排便中、硬い便が4回に1回以上で、かつ、軟らかい便も4回に1回以上ある

・分類不能型=上の三つのどれにも当てはまらないが、慢性的に便性状の異常がある

ローマⅢの基準とは次の通りです。

IBS診断基準(RomeⅢ)

過去3カ月間、月に3日以上にわたって腹痛や腹部不快感(痛みとは表現されない不快な感覚)が繰り返し起こり、次の項目の2つ以上がある

1.排便によって症状が軽減する
2.発症時に排便頻度の変化がある
3.発症時に便形状(外観)の変化がある

下痢系の過敏性腸症候群、男性の1割近くによれば、国内の20-79歳の男性のうち、下痢系の過敏性腸症候群(IBS)にかかっている人が1割近くいることが、島根大医学部第二内科の木下芳一教授の調べで分かっています。

また、近年では、若い女性を中心にIBS(便秘型が多い)と診断される人が増えているそうです。

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■IBSの原因は脳にある!?

IBSは、実は腸そのものの病気ではなく、脳に大本の原因があるストレス性疾患の一つです。そこで、病気の成り立ちを説明するのに「脳腸相関」というキーワードがよく使われます。

IBSは、大腸や小腸に原因となる異常がないため、ストレスが主な原因と考えられています。

腸は第二の脳と言われるほど敏感で繊細な臓器で、悩み事があったりすると起こると考えられます。

腸のセロトニンは、ストレスがかかると働きが活発になり、内臓の知覚過敏と消化管の運動異常を引き起こします。その結果、知覚過敏からは腹痛や腹部膨満感などの不快感、運動異常からは便秘や下痢といった便通異常が起こってくるのです。

セロトニンの97〜98%は消化管の中にあるそうで、腸のセロトニンはストレスがかかると働きが活発になるそうです。

そのことによって、内臓の知覚過敏と消化管の運動異常を引き起こし、内臓の知覚過敏からは腹痛や腹部膨満感、運動異常からは便秘や下痢などの便通異常が起こってしまうそうです。

→ 過敏性腸症候群(IBS)の症状・原因・チェック・治し方 について詳しくはこちら




→ 乳酸菌(ガセリ菌)が「脳腸相関」を介してストレス性の不調・腹痛(便秘・下痢症)・不眠の改善効果を実証|カルピス・徳島大 について詳しくはこちら




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