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「飲み会」を科学した「カンゾコーワ」を買ってみた!|どんな成分が含まれてるの?|ドリンクタイプと粒タイプの選び方のコツ

健康・美容チェック > 肝臓 > 「飲み会」を科学した「カンゾコーワ」にはどんな成分が含まれてるの?|肝臓加水分解物・ウコン・アラニン・オルニチン・ビタミン類・BCAA

2019年には新元号となるため、2018年は平成最後の忘年会、そして2019年は平成最後の新年会、送別会として盛り上がるのではないでしょうか?

そこで、心配になるのが肝臓への負担!

今回は忘年会・新年会で肝臓に負担をかけるのが心配な40代・50代のあなたのために注目の新商品をチェックしてみました。




【目次】

■カンゾコーワにはどんな成分が含まれてるの?

カンゾコーワ「ニュース」篇

八嶋智人さんと新井恵理那さんが出演している「カンゾコーワ」という新商品CMが気になったので、ドラッグストアで「カンゾコーワ(ドリンクタイプ)」「カンゾコーワ(粒タイプ)」買ってみました!

「キャベジン」などで有名な医薬品メーカーの「コーワ」が技術を結集し、現代人の「飲み会」を多角的に研究し、11種類の成分を配合し生まれたのが「カンゾコーワ」なのだそうです。

製薬会社が選んだ11種類の成分とは気になりますね!

どんな成分が配合されているのでしょうか?

1.肝臓加水分解物

カンゾコーワ【公式サイト】によれば、日本国内で飼育された健康な豚から採取した肝臓に消化酵素を加えて加水分解したもの。

アミノ酸やペプチドが豊富に含まれており、体内での消化・吸収に優れているそうです。

二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?によれば、肝臓加水分解物とは、肝臓(レバー)に消化酵素を加えて加水分解し、アミノ酸や複数のアミノ酸が結合してできたペプチドのことで、分かりやすく言えば、アミノ酸を凝縮したエキスです。

二日酔いに良いとされるメカニズムについては、二日酔いの原因であるアセトアルデヒドの代謝を促進する作用が肝臓加水分解物にあり、また、疲れやすい・だるいといった人の体調を整えたり、脂肪燃焼や美肌を保つ効果も期待できるのだそうです。

食事の中からアミノ酸を摂ることができれば問題ありませんが、飲む前に摂ることは難しいので、急な飲み会のお誘いにはいいのではないでしょうか。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら

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2.ウコン抽出物

「クルクミン」を多く含む「秋ウコン」から抽出。

ウコンの効果は?によれば、ウコンは沖縄が主産地のショウガ科の植物で、英語名はターメリックで、カレー粉の材料としておなじみです。

主成分はクルクミンという黄色い色素で、そのクルクミンと様々な製油成分の相乗効果により、肝機能が高まると考えられています。

飲むタイミングは、お酒を飲む直前がよいそうで、二日酔いになってからでも症状を和らげる効果はあるそうです。

ただ、C型肝炎/NASHといった肝臓の機能がすでに悪化している方にはウコンはちょっと心配です。

肝臓の健康(ウコン・脂肪肝・NASH)|ためしてガッテン(NHK)によれば、C型肝炎に感染したある方は、熱心に治療しているのにもかかわらず、肝臓に少しでもいいものをと思って飲んでいたウコンが原因で、なかなか症状が回復しませんでした。

ウコンを取るのをやめると、その方の肝機能の数値は改善されたそうです。

C型肝炎/NASHの場合は、鉄が過剰に貯まる(=鉄過剰)と、肝臓にたまった鉄が酸化し、肝臓に炎症を引き起こしてしまうそうです。

C型肝炎/NASHの患者さんの場合には、鉄の摂取を6mg/日以下に抑える必要があります。

※鉄分がほとんどふくまれていないウコン商品もありますが、鉄分表示をされていないものが多かったそうです。

C型肝炎/NASHの患者さんは、一度フェリチン値(血液中に貯蔵されている鉄の量)の測定を行ないましょう。

3.アラニン

アミノ酸の一種で、シジミに多く含まれているといわれている健康サポート成分。

4.オルニチン

遊離アミノ酸の一種で、シジミに多く含まれているといわれている健康サポート成分。

しじみのオルニチン 継続使用で肝機能改善&ストレス軽減&朝の目覚めがすっきり&落ち込みの気分が改善によれば、γ-GTPが1000を超える41歳の男性に、粉末シジミエキス入りカプセル6錠(計約1・2グラム、シジミ約50個分)を20週間摂取してもらうという研究によれば、肝機能の数値であるγ-GTPの数値が改善されたそうです。

オルニチンの効果・オルニチンを含む食べ物・摂取量 について詳しくはこちら

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5.ビタミンB1

6.ビタミンB2

7.ビタミンB6

8.ナイアシン

9.ロイシン

10.バリン

11.イソロイシン

バリン・ロイシン・イソロイシンは「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれ、たんぱく質を増やし、運動時のエネルギー源としての重要な役割を果たしています。

アミノ酸によれば、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)は肝機能を助けてくれる作用があります。

黒酢飲料の継続摂取によって運動後の疲労感が軽減することを確認|伊藤園によれば、運動中には体内のアミノ酸がどんどん使われてしまうため、運動の30分前に摂ると運動中に吸収されて、疲労を軽減してエネルギーを持続的に使う効果が期待でき、また、長時間の運動をする際には、1時間に1回アミノ酸を補給するとよいそうです。

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つまり、「カンゾコーワ」の成分をまとめると、二日酔い予防に良いとされる「アミノ酸」と肝機能を高めるとされる「ウコン」を組み合わせた栄養バランスを整える清涼飲料水・栄養補助食品ということですね!

■カンゾコーワ(ドリンクタイプ)清涼飲料水

カンゾコーワ(ドリンクタイプ)
カンゾコーワ(ドリンクタイプ)
  • 一日一本100ml
  • 飲みやすいパインマンゴー味(無果汁)
  • カロリーオフ設計 1本約15kcal
  • 肝臓加水分解物 200mg
  • ウコン抽出物 65mg
  • オルニチン シジミ628個分
  • アラニン しじみ720個分

※近所のドラッグストアではカンゾコーワ(ドリンクタイプ)は248円でした。

■カンゾコーワ(粒タイプ)携帯に便利!急な飲み会のお誘いに!

カンゾコーワ(粒タイプ)
カンゾコーワ(粒タイプ)
  • 一日1包2粒(目安)
  • 肝臓加水分解物 200mg
  • ウコン抽出物 66mg
  • オルニチン シジミ108個分
  • アラニン

※近所のドラッグストアではカンゾコーワ(粒タイプ)は158円でした。

周りの人に飲んでもらいましたが、「これなら飲みやすい!」とおおむね好評でしたよ。

■ドリンクタイプと粒タイプの選び方のコツ

ドリンクタイプと粒タイプの選び方のコツとしては、急な飲み会のお誘いが多い方は粒タイプを携帯しておき、予め飲み会のスケジュールがわかっている場合にはドリンクタイプを選びましょう!

■【ライバル商品】ヘパリーゼ

「カンゾコーワ」のライバルになる商品は何かを想像すると「ヘパリーゼ」(ゼリア新薬)を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

ヘパリーゼは、肝臓水解物と新陳代謝機能を活発にするビタミンや生薬を配合した医薬品の栄養剤です。

お酒を飲んでいる時は肝臓はものすごいスピードで生まれ変わろうとしていて、この時にアミノ酸が必要になるのですが、動物の肝臓に消化酵素を加えて加水分解を行ない、アミノ酸やペプチドの形をした「肝臓水解物」にはアミノ酸が含まれているので、サポートをしてくれるというわけです。

【参考リンク】

2018年ヘパリーゼキング TVCM ファン対応篇

ヘパリーゼには薬局・ドラッグストアで買えるものとコンビニで買えるものがあります。

【薬局・ドラッグストアで買えるもの】

  • 「新ヘパリーゼドリンク(肝臓や胃腸などに働き、滋養強壮効果を発揮する肝臓水解物・ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンを配合で飲みやすいパイン味)」
  • 「ヘパリーゼドリンクⅡ」
  • 「ヘパリーゼHi(生薬を5成分配合し、飲みやすいグァバ風味)」
  • 「ヘパリーゼHiプラス(生薬を6成分配合)」
  • 「ヘパリーゼキング(たまった疲れに効果を発揮する生薬サンシュユ・トシシ・ハゲキテンを配合し、飲みやすいフルーツミックス風味)」
  • 「ヘパリーゼキングプラス(胃腸の働きをサポートする生薬ショウキョウ・ケイヒ配合)」
  • 「ヘパリーゼキングEX(シゴカ・ローヤルゼリー配合)」
  • 「ヘパリーゼプラスⅡ(肝臓水解物・イノシトールを配合し、服用しやすい糖衣錠)」

【コンビニで買えるもの】

  • 「ヘパリーゼAmino(BCAAをはじめとするアミノ酸でサポート)」

ヘパリーゼは選択肢が多すぎて選びないという人もいれば、選択肢が多いことで自分自身にあったものを選べるという人もいるのかもしれません。







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トマトジュースで疲労が軽減=運動前が効果大🍅|カゴメ




■トマトジュースで疲労が軽減=運動前が効果大|カゴメ

トマト
トマト

カゴメ、運動前と途中のトマトジュースの摂取が疲労を低減することを実証

(2012/7/2、マイナビニュース)

トマトジュースの運動前、または中間での投与により運動後の疲労が軽減されること、また、この作用はトマトジュースの上清のみによっても見られたことから、アミノ酸やクエン酸などのトマト中の水溶性成分が有効成分であることが示唆された。

運動前と運動途中にトマトジュースを飲むと、アミノ酸やクエン酸などのトマト中の水溶性成分により、運動後の血中の疲労物質の増加が抑えられるようです。

カゴメの過去のニュースリリースをチェックしてみると、トマト(トマトジュース)摂取による疲労軽減効果について様々な大学と共同研究を行っています。

トマトジュース飲用による運動疲労軽減作用を示唆-カゴメ、国際医療福祉大学の共同研究-

(2005/7/29、カゴメ)

カゴメ株式会社総合研究所は国際医療福祉大学樋渡正夫教授との共同研究によれば、運動の合間にトマトジュースを摂取すると、運動後の疲労を軽減する可能性があることがわかったそうです。

国際医療福祉大学樋渡正夫教授のコメントによれば、トマトジュースに含まれるクエン酸以外の成分が運動後の疲労を軽減する効果があると考えられます。

 今回トマトジュースの飲用により、運動直後の疲労感が軽減された。乳酸の代謝がスムーズに行われたことにより、エネルギー源を有効に利用できたことが、原因の一つとして考えられる。クエン酸摂取による乳酸代謝促進の報告があるが、トマトジュースに含まれるクエン酸量は、それよりも少ない量であるため、クエン酸以外の成分が関与していると考えられる。

トマト摂取で疲労軽減効果が期待~ カゴメ、大阪市立大学との共同研究 ~

(2010/9/6、カゴメ)

運動負荷後に、血中TGF-β濃度は顕著に増加しますが、トマト群ではその増加が抑制されました。一方、リコピン群では、血中TGF-β濃度の増加抑制は見られませんでした。この結果より、トマトを3ヶ月間の長期間摂取させることで、運動後の疲労が軽減されることが示唆されました。一方、リコピンにはそのような効果はないことが示唆されました。

<中略>

この結果より、トマトを5日間という短期間投与することでも運動後の疲労軽減効果があることが示唆されました。さらに、トマトの上清画分でその効果が強く見られることが示唆されました。

カゴメ株式会社と大阪市立大学医学部井上正康教授との共同研究で行った動物試験によれば、トマトを摂取することで運動後の疲労の度合いの指標(疲労バイオマーカー)の増加を抑制する、つまり、トマトには疲労軽減効果があることがわかったそうです。

今回の実験では、リコピンには運動後の疲労を軽減させる効果はなく、また、トマトの上清(わかりやすくいえば、上澄み液)にその効果が強くみられるという結果が出ているそうです。

運動前又は中間のトマトジュース摂取で疲労軽減が期待!―カゴメ、鈴鹿医療科学大学との共同研究―

(2012/7/2、カゴメ)

運動負荷後に、血中TGF-b濃度は顕著に増加しますが、トマトジュース、トマトジュース上清の運動前または運動中間での投与により、その増加が抑制されました。運動後の投与では、運動負荷後の血中TGF-b濃度はコントロール群と差がありませんでした。この結果より、トマトジュースの運動前又は中間での投与により運動後の疲労が軽減されること、また、この作用はトマトジュースの上清のみによっても見られることが示唆されました。

カゴメ株式会社総合研究所と鈴鹿医療科学大学薬学部佐藤英介教授との共同研究で行った動物試験によれば、運動前または中間でのトマトジュースの摂取で運動後の疲労の度合いの指標(疲労バイオマーカー)の増加を抑制する、つまり、運動前または中間でのトマトジュース摂取には疲労軽減効果が期待されることがわかったそうです。

夏の疲れを夏野菜のトマトで軽減できるということですね。







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【ジョブチューン】魚の味噌煮缶×ラー油!サバの水煮缶×ガリ!サバの水煮缶×らっきょう×マヨネーズ!(缶詰博士 黒川勇人)|6月1日




2019年6月1日放送の「ジョブチューン」では缶詰博士こと黒川勇人さんが缶詰に合う食材の組み合わせを紹介してくれました。

サバ缶(国産サバの味噌煮)
サバ缶(国産サバの味噌煮)

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■サバ缶レシピ

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二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?

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■二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」とは?

beer with girl

by Fabio Invernizzi(画像:Creative Commons)

二日酔い予防に効く?「肝臓水解物」ってなんだ!

(2009/12/3、JCASTニュース)

二日酔いはどのようにして起きるのでしょうか。

二日酔いは、アルコールを摂取することによってできる「アセドアルデヒド」が原因であることは「お酒好き」でなくとも、よく知られている。

お酒を飲んで顔が赤くなったり、頭痛や吐き気がしたり、めまいや不快感に襲われるといった症状は、アセドアルデヒドの血中濃度が増えて「悪さ」するために起こる。

つまり、二日酔いを予防するためには、アセトアルデヒドの血中濃度を下げられれば良いのではないかという事が考えられます。

そうしたアセドアルデヒドの血中濃度を下げて働きを封じ込める働きがあるのが、記事によれば、「ウコン」や「肝臓水解物」なのだそうです。

肝臓水解物とは何なのでしょうか。

「肝臓水解物」とは、肝臓(レバー)に消化酵素を加えて加水分解し、アミノ酸や複数のアミノ酸が結合してできたペプチドのこと。

いわば、アミノ酸を凝縮したエキスだ。

肝臓水解物が二日酔い予防に効くメカニズムが紹介されています。

二日酔いに「効く」メカニズムについて、医学博士の中原英臣先生は「二日酔いの原因であるアセドアルデヒドを早く酸化して代謝を促進し、加えてその働きを抑制する作用が肝臓水解物にはあります」と説明する。

二日酔い以外にも、疲れやすい、だるい、貧血ぎみの人の体調を整えたり、脂肪燃焼や美肌を保つ効能もある。

アミノ酸やペプチドはレバーを食べても体内に吸収できるが、苦手という人も少なくないし、飲む前に食べるというのもなかなかむずかしい。

忘年会が始まった方もいらっしゃると思いますので、気になる方はうまく「肝臓水解物」が入ったサプリメントやドリンクを活用してみてはいかがですか。

→ アミノ酸の効果・効能・種類・アミノ酸を含む食べ物 について詳しくはこちら







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#味の素、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売|4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

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■#味の素、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加
味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

参考画像:味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加(2017/10/12、味の素プレスリリース)|スクリーンショット

味の素(株)、1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」新発売 4年以内の糖尿病発症リスク等を評価する検査を追加

(2017/10/12、味の素プレスリリース)

 血液中のアミノ酸濃度バランスは健康な人では一定に保たれていますが、病気になるとそのバランスが変動します。当社は、さまざまな疾患で特徴的な変動を示す血液中のアミノ酸濃度バランスに着目し、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする技術を研究・開発しました(「アミノインデックス技術」)。このたび、この技術を応用し、生活習慣病の発症リスク等を評価する「AILS(糖尿病リスク)」と「AILS(アミノ酸レベル)」を開発しました。

味の素は1回の採血で現在がんである可能性を評価する従来の「AICS®」に、“4年以内の糖尿病発症リスク”と“血液中の必須・準必須アミノ酸濃度に基づく栄養状態”の評価等を行う「アミノインデックス® 生活習慣病リスクスクリーニング(AILS:エーアイエルエス)」を追加した「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」の販売を開始しました。




【補足】「アミノインデックス® がんリスクスクリーニング(AICS®)」

血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、現在がんである可能性を評価する検査。2011年4月よりサービスを開始し、2017年8月末時点で、人間ドックを中心に全国で約1,300の医療施設で採用。1回の採血で、男性では5種類のがん(胃がん肺がん大腸がん膵臓がん、前立腺がん)、女性では6種のがん(胃がん肺がん大腸がん膵臓がん乳がん、子宮がん・卵巣がん)の可能性を評価する。早期のがんにも対応。

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■背景

現代の日本人は過剰栄養と不足栄養が同時に存在している問題に直面しています。過剰栄養は運動不足を伴うことで肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを増大させます。2016年に実施された厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる患者は約1,000万人、糖尿病の可能性が否定できない予備軍は約1,000万人と推定されています。糖尿病の予防には、発症の前段階で食生活や運動習慣を見直し、健康な状態に戻すことが大切だと言われています。
 その一方で、戦後、欧米型の食習慣へ変化したことにより、日本人のたんぱく質と脂質の摂取量は増加しましたが、近年は高齢者の食べる機能の低下に起因する食欲低下による不足栄養や間違った知識に基づくダイエット等により、たんぱく質摂取量が減少しています。2015年のたんぱく質の平均摂取量は、2000年比で男女共に約11%減少しています(厚生労働省「国民健康・栄養調査」)。たんぱく質は体をつくる最も大切な栄養素で、その不足はロコモティブシンドロームや貧血、免疫力低下と関連があります。

このプレスリリースでは、”過剰栄養と不足栄養が同時に存在している問題に直面にある”とありますが、「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!では、中高年(メタボ対策)から高齢者(フレイル対応)への食習慣の移行ができていないために低栄養になってしまっているという仮説を考えました。

「糖尿病が強く疑われる人」が調査以来初めて1000万人(推計)に到達|厚生労働省調査で紹介した厚生労働省による1万1000人余りを対象に行った血液検査によれば、糖尿病が強く疑われる人が全国で約1000万人に上ると推計されたそうです。

糖尿病の増加の主な要因は高齢化にある!?高齢化除けば有病率変わらず|埼玉医大で紹介した野田光彦埼玉医大教授(内分泌・糖尿病内科)らのチームによれば、日本人の糖尿病有病率について、人口の高齢化の影響を除いて分析する「年齢調整」と呼ばれる計算法で推計したところ、糖尿病の有病率は過去20年でほとんど変わっておらず、糖尿病の増加の主な要因は高齢化ではないかと考えられ、日本の糖尿病対策では高齢患者に重点を置いたほうがよいと指摘しています。

つまり、糖尿病増加のポイントは、生活習慣の改善も大事であると同時に、「高齢化」がカギになっています。

多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥る|厚生労働省
多くの高齢者がフレイル(虚弱状態)を経て徐々に要介護状態に陥ります。加齢に伴う変化(食欲の低下・活動量の低下・社会交流の低下・筋力低下・認知機能低下・多くの病気をかかえている)→危険な加齢の兆候(低栄養・転倒・サルコペニア・尿失禁・軽度認知障害(MCI))

参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット

厚生労働省によれば、「フレイル」とは加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能等)が低下し、生活機能障害、要介護状態、そして死亡などの危険性が高くなった状態であり、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て、徐々に要介護状態に陥るそうです。

高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。

これまでにも要介護者の中にはたんぱく質が不足する低栄養の人が多いということを紹介してきましたが、今回のプレスリリースでもあるように、肉料理が苦手だったり、以前は、家族のために栄養を考えて、肉や卵などを使って料理をしていた人が、一人暮らしになってから、自分が好きなものだけを食べることで食が偏るようになって、肉や卵を使った料理を食べなくなってしまったり、食事の量自体が減ってしまったり、中高年の頃からのメタボ対策のための粗食を継続してしまったりすることで、たんぱく質が不足してしまうということがあるようです。

適切な食物摂取ができず、栄養状態が悪化していることを「低栄養」と呼びます。

低栄養になると、免疫が低下したり、筋肉が減少したり、骨が弱くなったりすることで、感染症に掛かりやすくなったり、骨折するおそれが高くなるようです。

今回紹介した厚生労働省のまとめによれば、高齢者はたんぱく質の摂取量が少ないと、フレイルティの出現リスクが増加するそうです。

つまり、糖尿病患者の増加もタンパク質不足も「高齢化(高齢者)」におけるフレイルに最適化された食生活の移行ができていないことが関係していると考えられるのです。

■AILS(アミノ酸レベル)とAILS(糖尿病リスク)

AILS(アミノ酸レベル)は、食事から摂る必要がある10種類の必須・準必須アミノ酸の血液中の濃度を測定し、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸が体内で不足しているかどうかを評価します。1,890名の血液中の必須・準必須アミノ酸濃度を測定し、その結果をもとに偏差値化しました。偏差値30未満を「低値」と設定し、10種の必須・準必須アミノ酸のいずれか1つでも低値になった場合に、AILS(アミノ酸レベル)が「低い」と評価します。

一般的に、低栄養の診断にはアルブミンや体重の減少割合等が基準として用いられますが、これらの診断基準で判定されるのは重度な低栄養状態です。

AILS(アミノ酸レベル)は、深刻な状態に陥る前の、日常でも起こりうるアミノ酸不足について評価することができるのがポイントです。

→ アミノ酸の効果・効能・種類 について詳しくはこちら

 AILS(糖尿病リスク)は、「ランクA」「ランクB」「ランクC」の3ランクに分類されます。AILS(アミノ酸レベル)は「通常」「低い」で評価されます。この2つの評価項目の結果のうち、AILS(糖尿病リスク)で「ランクB」「ランクC」に該当する場合を同じカテゴリとし、タイプⅠ~Ⅳの4つに分類し、検査結果報告書に表示します。それぞれのタイプに応じて“生活改善ガイド”の冊子を用意し、受診者に情報提供を行います。

  《生活改善ガイド記載例:タイプⅣへの主な推奨内容》
 エネルギー過多だが必要なたんぱく質は足りていない可能性があり、食生活と運動習慣を根本から見直す。
 ○太らない、内臓脂肪をつけない
 ○食物繊維と良質なたんぱく質を意識した食事
 ○日頃の活動量を増やし筋肉をつける

AILS(アミノ酸レベル)は「通常」「低い」で評価され、AILS(糖尿病リスク)は「ランクA」「ランクB」「ランクC」で分類されます。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

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■まとめ

1回の採血で生活習慣病発症リスクと現在のがんの可能性を評価する「アミノインデックス® リスクスクリーニング(AIRS)」によって、自分の現状を知って、生活習慣を見直すきっかけになるといいですね。







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