2016年10月17日放送の主治医が見つかる診療所のテーマは「芸能人徹底検査!人間ドックスペシャル」でした。
■岡田圭右さんは「lh比」が問題
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●LH比
動脈硬化が進んでいるかどうかの目安として、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比率「LH比」と呼ばれる新しい指標が注目されています。
LH比は、「LDL(悪玉コレステロール)」÷「HDL(善玉コレステロール)」で求められます。
LH比はLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値をHDLコレステロール(善玉コレステロール)値で割った数値で、2を超えてくると、動脈硬化のリスクが高くなります。
2・0以下が基準値で、それ以上は動脈硬化を起こしやすくなり、2.5以上になると、心筋梗塞などのリスクが急増します。
LH比は太っている人だけが問題であるわけではなく、標準体型の人でも注意が必要です。
逆に、太っている人で悪玉コレステロールが高くても、善玉コレステロールが高ければLH比は高くなりません。
●対処法
●麺類とご飯物を一緒に食べる「重ね食べ」が多いため、重ね食べを控えるようにする。
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■村本大輔さんの問題は高尿酸血症
●高尿酸血症
尿酸値が7.0mg超/dlとなると、尿酸の結晶化が始まり、痛風が起きやすくなるそうです。
●【補足】高尿酸血症
痛風は、風が吹いても痛いということから由来が来ているそうですが、痛風の症状は、足の指が腫れ、針で刺したようにジンジンとした痛みが現れます。
この結晶を異物として排除しようと体が闘い始めるために、足の親指の付け根やかかと、くるぶしなど足の関節を中心に、激しい痛みの発作が起こります。
症状が進行すると、「痛風結節(つうふうけっせつ)」というこぶができ、骨を変形させて身体の動きが不自由になったりします。
また、腎臓の機能低下、動脈硬化などを進行させることもあり、糖尿病や心筋梗塞、脳血管障害などの生活習慣病を合併しやすいので、注意が必要です。
●【補足】痛風の目安となる尿酸値の数値
痛風とは、血液中の尿酸が過剰になり、結晶化して関節にたまり炎症を起こす病気のことを言います。
尿酸値6mg後半/dl → 症状がなくても食事に気を付ける段階
尿酸値7mg超/dl → 「高尿酸血症(こうにょうさんけつしょう)」(痛風予備軍)
尿酸値9mg超/dl → 5年以内に痛風の発作を起こすと考えられるので、尿酸値を下げる薬での治療を受けた方がいい段階
→ 痛風の症状・原因・発作・食事・予防 について詳しくはこちら
●対処法
●尿酸値は食生活の改善や薬で下げることができます。
ただ、それまでに溜まった尿酸の結晶は、簡単には除去できないので注意。
●脱水症状が起きると、痛風発作が起こりやすいので、水分を十分に摂りましょう。
●リバウンドに注意。
やせるときには筋肉も脂肪も落ちてしまいます。
リバウンドを繰り返すと、筋肉が減った状態で、脂肪だけが蓄積されていくので、どんどん体が悪くなっていきます。
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■井上裕介さんの問題はアルコール性肝炎
アルコール性肝炎は長い間脂肪肝の状態が続くと起こるとされています。
アルコール性肝炎になると、肝細胞が破壊されて炎症が起こるため、全身の倦怠感や黄疸、発熱、吐き気などの症状が現れます。
アルコール性肝炎を治療せず、このまま放置すると肝硬変を起こし、肝臓がんを発症する危険も高まります。
アルコール性肝炎の初期であれば、禁酒することで肝臓の機能が改善の見込みがあるため、この段階で改善しましょう。
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