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【目次】
■花粉症患者の約8割が実感するのどの異常の理由とは
by M I T C H Ǝ L L(画像:Creative Commons)
乾燥は大敵! 花粉症患者の約8割が実感する“のどの異常”の理由とは
(2011/2/19、東京ウォーカー)
「花粉症の症状としては、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などがよく知られていますが、意外にも喉頭症状(のどの症状)を訴える人は多いんですよ。
喉頭症状は、スギ花粉の患者の内、78%の方が症状を感じているという報告もあります」と話すのは、アレルギー内科、呼吸器内科の専門医である大谷先生。
花粉症の症状といえば、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などがあげられますが、喉の症状を訴える人も多いそうです。
Yahoo!で「花粉症 症状」と検索すると、関連ワードに「のどの痛み」が表示されていますので、それだけ悩んでいる人が多いようです。
喉の症状が出る原因とは何なのでしょうか。
喉頭症状は、のどの異常感、かゆみなどが挙げられるが、実は、これらはアレルゲンである花粉がのどの粘膜に付くことで炎症となってしまう場合があるという。
さらに、“のどの乾燥”に悩む人も多くなるそうが、これは鼻づまりから口呼吸になってしまうことで乾燥感を助長させている場合と、花粉症治療薬の影響である場合が。
花粉症を治療する抗アレルギー薬は、神経信号を伝達するために神経細胞が放出する化学伝達物質・アセチルコリンの作用を遮断する副作用(抗コリン作用)を起こし、だ液の分泌を減少させてしまうそうなのだ。
しかし、殺菌や抗菌作用のあるだ液の分泌が減ると、大変困ったことに。
花粉症がもたらす“のどの荒れ”、口呼吸による“のどの乾燥”などと合わさって、のどの防御機能として働く、のどや鼻の粘膜の“線毛(せんもう)”が、役割を果たさなくなり、インフルエンザや風邪など、細菌・ウィルスの感染リスクを上昇させてしまうという。
喉の症状が出る原因としては、
○花粉が喉の粘膜につくことで炎症になる
○鼻づまりから口呼吸になることで乾燥
○花粉症治療薬の副作用で唾液の分泌が減少してしまう
があるそうです。
■花粉症対策
そこで、大事になってくるのは、のどを潤し、乾燥を防ぐこと。
“マスクをする”“湯気を吸い込む”“空気清浄機・加湿器を使う”ことに加え、「こまめにのど飴を摂取することでも、乾燥からのどを守ることができますよ」とコメントする。
また、「花粉シーズンは、“できるだけ窓を閉め、花粉の飛散が多い時刻や多い日には外出を控える”“外出の際はマスク・メガネを使用し、帰宅後は洗顔・うがいをする”といった一般的な花粉症対策も大切です」と話していた。
花粉症対策をまとめてみます。
- マスクをする
- 湯気を吸い込む
- 空気清浄機・加湿器を使う
- こまめにのど飴を摂取する
- できるだけ窓を閉める
- 花粉の飛散が多い時刻や多い日には外出を控える
- 外出の際はマスク・メガネを使用
- 帰宅後は洗顔・うがいをする
花粉症にならないためにも、花粉症の症状がひどくならないためにも、ぜひ対策を行ってください。
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