「冷え性」タグアーカイブ

ふくらはぎの状態で体調が分かる?|マッサージで全身の健康維持

Day 060/366 Outtakes - February 29th

by Amanda Hatfield(画像:Creative Commons)




■ふくらはぎの状態で体調が分かる?|マッサージで全身の健康維持

【健康】ふくらはぎで分かる体調 マッサージで全身の健康維持

(2010/7/6、msn産経)

冷房の効いた室内にいることが多い季節となり、手足の冷えを訴える人は多い。「万病の元」といわれる冷え。

ふくらはぎの状態を毎日チェックし、マッサージすることで血流障害を取り除き、冷えやむくみ、夏にも患者が絶えないあかぎれやひびなどの症状改善にも効果があるという。

小池統合医療クリニック(東京都新宿区)の小池弘人院長は「マッサージを続けることで血行が改善し、全身の血液状態の改善につながっていく」と“ふくらはぎ健康法”を呼びかける。

冬以上に冷房による手足の冷えを感じる人がいると思います。

冷房病 についてはコチラ

記事によれば、ふくらはぎをマッサージすることは、血流改善し、冷えやむくみなどの改善に効果的なのだそうです。

ふくらはぎが東洋医学にいう『お血(けつ)(血液が一定の個所に滞る状態)』の状態になると、免疫力の衰えや自律神経のバランスの乱れ、こりやむくみなどさまざな症状が出てくる。

ふくらはぎの血流が滞ると、免疫力の低下や自律神経の乱れ、コリ、むくみといった症状が出てくるそうです。

それでは、よいふくらはぎの状態とはどのような状態なのでしょうか。

良いふくらはぎの状態として、(1)冷えていたり熱すぎたりせず、適度な体温を感じられる(2)弾力がある(3)皮膚に張りがある(4)コリコリした部分がない(5)押したり触ったりしても痛みがない(6)指で押して離すと、すぐに元の状態に戻る-などが挙げられる。

これらを常にチェックしておくことが大切だ。

自分の体の血流が滞っていることが分かれば、マッサージを行うことで血流を改善することができるし、全身状態を良くすることにもなる。

●良いふくらはぎの状態

  1. 冷えていたり熱すぎたりせず、適度な体温を感じられる
  2. 弾力がある
  3. 皮膚に張りがある
  4. コリコリした部分がない
  5. 押したり触ったりしても痛みがない
  6. 指で押して離すと、すぐに元の状態に戻る

ふくらはぎの状態を毎日チェックしておき、ふくらはぎの状態がよくないときには、マッサージを行うことで血流が改善したらいいようですね。

 

小池院長は「特に夏は空調が効いているところにいると、足元が冷えてくる。血流障害が生じる。『夏は暑いから体をもんで温める必要はない』と考えるのではなく、ふくらはぎをマッサージして血流を良くすることが大事」とアドバイス。

夏は空調が効いているために反対に足が冷えやすく、血流が悪くなりやすいのかもしれませんね。

自身の体の状態を知るためにも、毎日ふくらはぎをチェックしてみてはいかがですか。

体温を上げる方法 についてはこちら

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。







冷え性が体の不調に関係|暑がりな人も、実は体が冷えている可能性も!?隠れ冷え性チェック

健康・美容チェック > 冷え性 > 冷え性が体の不調に関係|暑がりな人も、実は体が冷えている可能性も!?隠れ冷え性チェック

【目次】




■冷えが体の不調の原因

Dirty Girl 2013

by Shawn Perez(画像:Creative Commons)

隠れ冷え性 薄い自覚 不調につながる例も

(2010/5/20、朝日新聞)

東京女子医大付属青山自然医療研究所クリニックの班目(まだらめ)健夫医師によると、同クリニックで体の不調を訴える患者に話を聞くと、冷えが関係している場合が多くあるという。

「ただ、『冷え』は自覚症状とは無関係。そこが難しいんです」

体の不調と冷え性低体温が関係している場合が多くあるようです。

体温を上げる方法 についてはこちら。

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。

■冷えの2つの原因

班目さんは、「冷え」が起きるのは、(1)体が生むエネルギーが少ない(2)体の周囲に熱の層を作ることが上手にできない――の2点が主な原因だと指摘する。

冷えが起きる原因としては、

1.エネルギー不足

2.体の周囲に熱の層を作ることが上手にできない

という2つの原因が主な原因なのだそうです。

1.エネルギー不足

エネルギー不足は、食事をしてもうまく栄養分を消化吸収できない場合、起こりやすいという。

「あまりかまないで早食いすると、唾液(だえき)の分泌が悪い上、胃にも負担がかかる。

食事で生まれた熱を循環させるのにも、エネルギーを使うのです」

食事誘発性熱産生を高めてダイエットでは、

良く噛んでゆっくり食べると、少量の食事でも満足感を得られるため、ダイエットに欠かせない食べ方なのですが、食事誘発性熱産生を高くする方法としても良いようです。

と紹介しましたが、よく噛む習慣をつけることが、食事誘発性熱産生が高くなります。

2.体の周囲に熱の層を作ることが上手にできない

夜寝る時も注意が必要だ。

例えば、出窓の下にベッドを置いている場合。

冷気が体の半分だけに当たり、不調になりやすい。

パジャマは厚いものを1枚着るより、薄いものを重ね着した方が、熱の層を作りやすいという。

健康な人は、起床時と夕方の体温は1度近く違う。

体が冷えている人は、夕方になってもあまり上がらないという特徴がある。

薄いものを重ね着して熱の層を作った方がいいようです。

■暑がりな人も、実は体が冷えている可能性がある

体が冷えているため、快適と感じる温度が他人より低いためだという。

このタイプの人はすぐのぼせるため、風呂よりシャワーを好む傾向がある。

冷えにより体液の循環が悪くなってむくみ、手足に水がたまりやすい人は、手のひらや足の裏に汗をかきやすい。

自分は暑がりだから冷えとは関係ないと思っていても、実は体が冷えている恐れがあるということですね。

気をつけたいところです。

■運動不足と体温の関係

大阪国際大スポーツ行動学科の井上芳光教授は、体温と運動の関係を専門に研究している。

「冷えに悩む人は、血管の収縮がうまくいってない可能性がありますね」

井上さんによると、人間の体は寒さを感じると血管を細め、血流量を減らすことにより、体から逃げる熱を減らす調節を行っている。

加齢のほか、運動不足によってもこの収縮が、うまくいかなくなるという。

健康な女性9人と冷え性に悩む8人に、1時間、28度→15度→28度の外気温に接してもらったところ、健康な女性に比べ冷え性の女性は、寒い温度から暖かい温度に戻っても手指の体温の戻りが遅かったという。

人間の体は、寒いと感じると血管を細くして、血流を減らすようにし、熱を逃がさないように調節していますが、加齢や運動不足によって、この収縮がうまくいかなくなる可能性があるようです。

ただ、間違って体温が低いと判断する人もいるようです。

体温の測り方にも注意が必要であり、正しい体温の測り方としては、電子体温計も10分間計測する必要があります。

■あなたは冷えているかも?隠れ冷え性チェック
  1. 便秘や下痢をしている
  2. 目の下にくまができる
  3. 皮膚がカサカサする
  4. 体の一部がひやっと冷たい
  5. 長風呂が苦手で、シャワー好き
  6. 周囲が寒がるのに暑がる
  7. そでまくりをよくする
  8. 下半身が太くなった
  9. じんましんができやすくなった

1-4は冷えにより栄養が行き渡らなかったり、血液の循環が悪く、内臓の機能が低下していたりする状態。

食事の回数を増やし、一回の食事の量を減らすなど胃への負担を減らし、よくかんで食べましょう。

5-7は冷えにより、温度差に弱くなっている可能性があります。

薄着を控え重ね着をするなど、体を温める努力を普段から重ねましょう。

8-9は冷えにより手足がむくみ、水分が溜まっている状態です。

軽い運動をするなど、むくまない体づくりを心がけましょう。

体温を上げる方法 についてはこちら。

低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら。




■冷え性解消方法

冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする

糖分には体を冷やす作用があり、冷え性の原因となるので、できるだけ食べないようにする。

温かい飲み物を飲んで冷え性改善!

旬の野菜や果物を摂取して冷え性改善!

食べない系ダイエットは避ける

食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。食事誘発性熱産生といいます。

たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない

基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。

冷え性の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。

たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。

ココア

ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」があることがわかったそうです。

ココアに含まれる『ポリフェノール』や『テオブロミン』は血管拡張作用があることが報告されており、特に手足の先の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられます。

【参考記事】
ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?

乾燥しょうが

乾燥しょうがは、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。

【参考記事】

乾燥しょうがで体を温める!

体温を上げる(冷え性を改善する)方法には、食生活の改善以外にもさまざまな方法がありますので、ぜひこちらもご覧ください。

運動で冷え性改善!

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、冷え性の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。

第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。

また筋肉を使うことで体温が上がります。

冷え性でない人は運動(ウォーキング・ラジオ体操・筋力アップ)で冷え性対策をしているによれば、長年冷え性の人は、厚着をしたり、電気毛布や湯たんぽ、暖房器具を利用する人が多いのに対して、冷え症でない人は、からだを動かすことを大事にしているようです。

  • ウォーキングやラジオ体操など体を動かすことを意識している
  • 筋力を上げてから冷えが気にならなくなった
  • 体を温める食べ物を多くとるように心がけている

また、運動することで交感神経の働きが上手になってくるそうです。

冷え性を根本的に対策するには運動する機会を増やすほうがいいかもしれませんね。

ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。

お風呂にゆっくり浸かる

お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。

また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。

お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。

さらには、冷え性・低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。

●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法

40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。

最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。

※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。

1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。

2.2分経ったら上半身のストレッチ

両肘を後ろに突っ張り胸をはる

左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)

(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)

3.下半身のストレッチ

入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す

坐禅のように脚を組む

足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす

5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)

(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)

4.10分たつまでゆっくり浸かる

【参考記事】

冷え症・ストレッチ入浴法|みんなの家庭の医学 12月7日

お酒の飲みすぎに気をつける

タバコを控える

タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。

寒さにあたる

寒さにあたることで、交感神経の活動が高まり、血管収縮のトレーニングになる。

冷え性のツボ

足の冷え解消のツボ:築賓(ちくひん)

足の冷えと腰痛解消のツボ:胞肓(ほうこう)

下腹の冷え解消・更年期障害・月経不順のツボ:三陰交(さんいんこう)

足の冷え改善のツボ:八風(はちふう)

下半身の血流改善のツボ:臀中(でんちゅう)

マッサージ

冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。

また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。

冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。

特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。

ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。

【参考記事】

 ヘスペリジン

グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。

また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。

【関連記事】

⇒ 冷え性解消方法(食べ物・食事・運動) について詳しくはこちら

→ 冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) について詳しくはこちら







【関連記事】

冷え性関連ワード

冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え)

男性の冷え性

足の冷え|原因・対策・改善・ツボ

冷え性解消方法

冷えのぼせの症状・原因・改善・対策

長時間のパソコン使用で冷え・肩こり・眼精疲労の症状を併発




■長時間のパソコン使用で冷え・肩こり・眼精疲労の症状を併発

working 2

by Foxcroft Academy(画像:Creative Commons)

働く女性の体の悩み~長時間のパソコン使用は要注意

(2011/1/9、日刊!目の病気ニュース)

パソコン使用時間が長い場合は症状が併発

「現在気になる体の悩み」の項目では、次のような症状を訴える人が多いことがわかった。

冷え 77.8%、肩こり 77.3%、眼精疲労 72.0%

特に、パソコンの使用が1日8時間以上の女性では、

肩こり 86.0%、眼精疲労 86.0%、冷え 84.0%

となり、いずれも80%以上に増加している。

これら3つの症状を併発する率は、パソコンの使用が1時間未満の女性の45.0%に対し、8時間を超えると68.0%と20ポイント以上高くなっていることが結果としてあらわれた。

パソコンの使用時間が長い場合には、肩こり眼精疲労冷えといった症状が併発することが多くなるそうです。

仕事の合間にアイケアやエクササイズを

東京・お茶の水の「井上眼科クリニック」の井上賢治院長が、この調査結果の解説を行っている。

眼精疲労、肩こり、冷えに共通して伴うのは局所的な血液循環の低下。

パソコンの画面を長時間同じ姿勢で見続ければ、目、肩だけではなく、足先などの末梢の血液循環が低下し、眼精疲労や肩こりが起こりやすく、体の冷えにもつながるという。

井上院長は

肩こり、眼精疲労、冷えを別々の症状というより、循環症候群として一体的にとらえ、アイケアやエクササイズなどを仕事の合間に取り入れ、複合的に対処することで、女性たちがよりいきいきとした毎日を過ごされることを願っています。

と述べている。パソコンを長時間使用する女性は循環症候群に対処する必要がありそうだ。

この記事にも紹介されているとおり、

肩こり、眼精疲労、冷えといった症状を別々のものとして捉えるのではなく、血液の循環が低下していると捉えるとまた別の見方ができそうです。

肩こり について詳しくはこちら

眼精疲労 について詳しくはこちら

冷え について詳しくはこちら







ペットも「冷え」に注意 冷えに起因する病気とは?




■ペットも「冷え」に注意 冷えに起因する病気とは?

Ella the Snow Dog

by jpctalbot(画像:Creative Commons)

ペットも“冷え”にご注意

(2009/12/21、産経新聞)

犬や猫が冬にかかる疾患は「冷え」に起因するものが多いことが、ペット向け保険会社「アニコム損害保険」(東京都新宿区)の調査で分かった。

「アニコム損害保険」の調査によれば、ペットが冬にかかる病気は「冷え」が原因によるものが多いそうです。

データによると、12~2月の冬期に多くなる犬の疾患は、「関節炎」や「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」などの筋骨格系疾患で1万8444件。

同時期に増える猫の疾患は、「膀胱(ぼうこう)炎」や「腎・膀胱結石」などの泌尿器系疾患で5866件だった。

夏期(6~8月)に比べ、犬は1863件、猫は1133件増えている。

記事によれば、関節炎や椎間板ヘルニアなど筋骨格系疾患や泌尿器系疾患が増えているようです。

なぜこうした病気が冬に増えるのでしょうか。

同社は「犬は体が冷えると血行が悪くなり痛みを感じやすくなるため、歩くのを嫌がるなどして疾患が発見されるのではないか。猫は寒いと水をあまり飲まなくなったり、寒い場所に排尿しなくなったりするので、泌尿器の疾患が増えると考えられる」と分析している。

犬は、体が冷えると血行が悪くなり痛みが感じやすくなるために、歩くのを嫌がり、その際に病気が発見されやすくなるそうです。

猫は寒いと水を飲まなくなったり、排尿しなくなったりするために、泌尿器系の病気が増えると考えられるそうです。

ペットも人間と同様「冷え」が病気の原因となるとは驚きでした。







【関連記事】

男性も冷え(冷え性)で悩んでいる!

 > 健康・美容チェック > 冷え性 > 男性の冷え性 > 男性も冷え(冷え性)で悩んでいる

【目次】




■男性も冷え(冷え性)で悩んでいる!

Cold

by Hernán Piñera(画像:Creative Commons)

冷え 男性も油断大敵 夜更かしやめ生活改善

(2009/11/24、産経新聞)

男性にとっても冷えは健康の大敵だ。

全身の機能が落ち、肌荒れ、下痢など男性も体の不調が起きる。

冷えは女性だけの問題ではなく、男性も悩んでいる人が多いようです。

どのくらいの男性が冷えに悩んでいるのでしょうか。

ネット調査会社「アイシェア」が冷え対策について20~40代の男女544人に聞いたところ、体の冷えを感じることがある人は女性86・2%、男性61・5%で、男性も6割に上った。

しかし、このうち何らかの対策をしたことがある人は女性62・5%に対し、男性は28・8%。

男性の約6割が体の冷えを感じているものの、冷え対策を行っている人は少ないそうです。

冷え対策を行っている人が少ないのは、「冷え性は女性のもの」という意識があるのかもしれません。

しかし、冷えは男性・女性問わずに起こる可能性があります。

女性はホルモン分泌が複雑に変化するため、自律神経が乱れ、冷え症になりやすい。

しかし、「男女を問わず、年を取ると新陳代謝が落ちて血行が悪くなる。自律神経の反応が落ち、熱が奪われる。皮下組織が薄くなるなどで熱が逃げやすくなる」(伊藤副センター長)。

また、20代から30代の若い世代の男性も冷えを自覚していない冷え症(=隠れ冷え性)の人がいるそうなのです。

伊藤副センター長は

「若い男性に多いのは体全体が低体温になり、自覚しにくいケース。

内臓が冷えると全身の機能が落ちる。

若くても風邪をひきやすい、昼間も元気が出ない、眠れないなどの影響も出てくる」と説明する。

働き盛りの男性はオフィス生活による運動不足やストレスが冷えの原因になりやすい。

ストレスを抱えた状態では自律神経の反応が鈍く、寒さを感じにくくなるという。

男性でも冷えを放っておくと、肌荒れ、下痢、かぜなどの不調が起きる。

さらに、免疫機能が落ち、さまざまな病気の引き金となり、「冷えは万病の元といわれる通り」と伊藤副センター長は話す。

若い男性は、運動不足による筋力の低下、ストレス、自律神経の乱れ、服装(シャツのすそをズボンから出すなど)などの原因により、低体温になることが多いようです。

冷えによって、体の不調を感じている人が多いようです。




■冷え性対策

冷え対策には、どのような対策をすればよいのでしょうか。

対策は、夜更かし型の生活リズムを改め、深酒を控える。

運動や厚着をして体を温めることなども有効だ。

トウガラシやショウガなどを食事に取り入れ、体を温めるのも効果的という。

生活のリズムを整えることや運動によって筋力アップすること、食事で体を温めることが低体温対策・冷え対策に良いようです。

■冷え性のタイプ

北里大学東洋医学総合研究所漢方鍼灸治療センターの伊藤剛・副センター長によると、冷え症のタイプは、(1)手足の先が冷える「四肢末端型」(2)座りっぱなしの姿勢などが血流を悪くする「下半身型」(3)手足が温かいため、気づきにくい「内臓型」(4)体の中で温度差がなく実感できない「全身型」(5)神経系や循環器系の障害による「局所型」-に分類できる。このうち男性に多いのは、下半身型、全身型だという。

体を温めて、冷え対策を行ないましょう。

男性も冷え性になりますので、運動によって筋力アップをしたり、生活リズムを整えることで自律神経を整えたり、ストレスを解消したり、食事や服装で体を温めるなど冷え性対策を行ないましょう!

→ 冷え性解消方法(食べ物・食事・運動) について詳しくはこちら

→ 冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) について詳しくはこちら




■冷え性解消方法

冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする

糖分には体を冷やす作用があり、冷え性の原因となるので、できるだけ食べないようにする。

温かい飲み物を飲んで冷え性改善!

旬の野菜や果物を摂取して冷え性改善!

食べない系ダイエットは避ける

食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。食事誘発性熱産生といいます。

たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない

基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。

冷え性の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。

たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。

ココア

ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」があることがわかったそうです。

ココアに含まれる『ポリフェノール』や『テオブロミン』は血管拡張作用があることが報告されており、特に手足の先の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられます。

【参考記事】
ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?

乾燥しょうが

乾燥しょうがは、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。

【参考記事】

乾燥しょうがで体を温める!

体温を上げる(冷え性を改善する)方法には、食生活の改善以外にもさまざまな方法がありますので、ぜひこちらもご覧ください。

運動で冷え性改善!

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、冷え性の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。

第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。

また筋肉を使うことで体温が上がります。

冷え性でない人は運動(ウォーキング・ラジオ体操・筋力アップ)で冷え性対策をしているによれば、長年冷え性の人は、厚着をしたり、電気毛布や湯たんぽ、暖房器具を利用する人が多いのに対して、冷え症でない人は、からだを動かすことを大事にしているようです。

  • ウォーキングやラジオ体操など体を動かすことを意識している
  • 筋力を上げてから冷えが気にならなくなった
  • 体を温める食べ物を多くとるように心がけている

また、運動することで交感神経の働きが上手になってくるそうです。

冷え性を根本的に対策するには運動する機会を増やすほうがいいかもしれませんね。

ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。

お風呂にゆっくり浸かる

お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。

また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。

お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。

さらには、冷え性・低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。

●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法

40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。

最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。

※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。

1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。

2.2分経ったら上半身のストレッチ

両肘を後ろに突っ張り胸をはる

左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)

(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)

3.下半身のストレッチ

入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す

坐禅のように脚を組む

足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす

5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)

(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)

4.10分たつまでゆっくり浸かる

【参考記事】

冷え症・ストレッチ入浴法|みんなの家庭の医学 12月7日

お酒の飲みすぎに気をつける

タバコを控える

タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。

寒さにあたる

寒さにあたることで、交感神経の活動が高まり、血管収縮のトレーニングになる。

冷え性のツボ

足の冷え解消のツボ:築賓(ちくひん)

足の冷えと腰痛解消のツボ:胞肓(ほうこう)

下腹の冷え解消・更年期障害・月経不順のツボ:三陰交(さんいんこう)

足の冷え改善のツボ:八風(はちふう)

下半身の血流改善のツボ:臀中(でんちゅう)

マッサージ

冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。

また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。

冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。

特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。

ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。

【参考記事】

 ヘスペリジン

グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。

また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。

【関連記事】

 酒粕

月桂冠株式会社は、冷え性の症状がある男女8名に、アルコールを除いた酒粕の粉末を10g食べて、40分後に手を冷却することによって負荷をかける実験を行ったところ、酒粕を食べた人は手の表面温度に上昇傾向がみられたそうです。

【関連記事】

⇒ 冷え性解消方法(食べ物・食事・運動) について詳しくはこちら

→ 冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) について詳しくはこちら




【関連記事】

冷え性関連ワード

冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え)

男性の冷え性

足の冷え|原因・対策・改善・ツボ

冷え性解消方法

冷えのぼせの症状・原因・改善・対策