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■糖尿病に効果的な運動は?|有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが効果的
by Peter Mooney(画像:Creative Commons)
(201012/7、47ニュース)
糖尿病を改善するには、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせる方が、それぞれ単独で行うより効果的だとする研究結果を、米ルイジアナ州立大などのチームが米医師会誌に発表した。
チームは、約260人の糖尿病患者を、ランニングマシンでの歩行と筋トレを両方行うグループと、同じ時間に歩行だけするグループ、筋トレだけするグループに分け、9カ月後に血糖値などを比較した。
すると、それぞれ41%、29%、26%の患者で、血糖値が下がったか治療薬の処方が減った。
どのグループも腹囲が減ったが、血糖値と体重のいずれも下がったのは両方の運動を行ったグループだけだった。
米ルイジアナ州立大などのチームの研究によれば、糖尿病を改善するには、有酸素運動と筋トレを組み合わせるほうが効果的なのだそうです。
以前の記事(糖尿病の3つの運動療法)も次のように紹介されていました。
1. ストレッチ運動
ストレッチ運動によって体の柔軟性を高める。2. 有酸素運動
心肺機能を増強させ、余分な脂肪を減らす効果がある。
例えば、ウォーキング、ジョギング、自転車運動、エアロビクスなど3. 無酸素(レジスタント)運動
例えば、腕立て伏せやウェートトレーニングなど
筋肉を鍛えることで、インスリンの危機も良くなり、多くの糖分を消費することができるそうです。
また、筋組織が増強されることで、筋内部へより多くの糖分を貯蔵することができるようになり、血糖値が下がりやすくなるそうです。糖尿病の運動療法を行う上で大事なことはこの3種類の運動をすべて組み合わせて行うことです。
ただし、運動療法を行うには進め方に注意が必要です。
ただし、運動療法を行う場合は、合併症が悪化する可能性もあるようですので、自己判断で行わずに、事前に担当医と相談して、安全な運動内容を決める必要があるようです。
また、記事によると、
運動療法のタイミングとしては、血糖値の上昇が認められる食後1時間前後に行うのがよい
とされているそうです。
◇ 急性効果
急性効果で最も大きなものは血糖値の改善です。
運動時には筋肉がエネルギーを必要とするため、そのエネルギー源であるブドウ糖の血液中から筋肉中への取り込みが促進されます。
結果として血液中のブドウ糖量、すなわち血糖値が低下します。
◇ 慢性効果
慢性効果として大切なのは、継続的な運動によりエネルギー消費が多くなることで減量を実現できることです。
しかも運動しながらの減量ですから、単に食事制限しただけの時と異なり、筋肉量を維持しながら脂肪だけを選択的に減少させることができます。
余分な脂肪が減少すればインスリンの効きも良くなり、血糖値の改善につながります。
また体力や心肺機能の向上、骨粗鬆症の予防、脂質異常症の改善なども期待できます。
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