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非アルコール性脂肪肝にビタミンEが効果的

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by Kai Schreiber(画像:Creative Commons)

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非アルコール性脂肪肝にビタミンEが効果的

(2010/5/15、HBR)

米国・コロンビア大学Joel Lavine博士らの研究チームが4月28日のオンライン版“New England Journal of Medicine”に発表した研究によると、非アルコール性脂肪肝の治療にビタミンEが効果を持つことが確認されたということです

コロンビア大学の研究によれば、非アルコール性脂肪肝の治療にビタミンEが効果的なのだそうです。

非アルコール性脂肪肝は、肥満に伴って生じることが多い慢性疾患で、肝硬変肝臓がんに進んでしまう可能性もある病気。

2型糖尿病や循環器疾患とも関連しているといわれています。

脂肪肝・NASHには、ビタミンEを含む食べ物が良い!?で紹介した米オハイオ州のケース・ウェスタン・リザーブ大学医学部のDanny Manor医師の研究によれば、肥満によって引き起こされた脂肪肝・NASHには、ビタミンEが多く含まれる食べ物が良いそうです。

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を予防するにはによれば、病院では、脂肪肝に対して、肝臓保護の目的でビタミンEや大豆の成分でもあるリン脂質、糖尿病や脂質異常症の治療薬などが処方されているそうです。

以上の記事はビタミンEを摂取することがNASHに対して効果的だという記事でしたが、「アスタキサンチン」に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防・抑制作用があることを発見|金沢大学の研究グループで紹介した金沢大学の研究によれば、ビタミンEよりもアスタキサンチンのほうがNASHの予防に効果的なのだそうです。

サケやカニ由来の赤い色素「アスタキサンチン」にNASHの予防・抑制作用があることを発見!

(2015/11/26、金沢大学)

本研究では,NASHの発症予防および抑制作用をビタミンEと比較検討し,アスタキサンチンにはビタミンEに比べ優れた,強いNASHの予防・抑制効果があることが明らかとなりました。

医薬保健研究域附属脳・肝インターフェースメディシン研究センターの太田嗣人准教授の研究グループによれば、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の予防・抑制に、サケやカニに含まれる赤い色素「アスタキサンチン」が有効であることがわかったそうです。

NASHの予防のためにも、ビタミンEやアスタキサンチンを含む食べ物が不足していないかチェックしてみましょう。

→ NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法 について詳しくはこちら

→ アスタキサンチンの健康効果 について詳しくはこちら







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ヒトの皮膚細胞から作った幹細胞を肝細胞に成長させることに成功|ケンブリッジ大

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ヒトの皮膚細胞から肝細胞を作製、英ケンブリッジ大

(2010/9/1、AFPBB)

英ケンブリッジ大学(Cambridge University)の研究チームが、ヒトの皮膚細胞から作った幹細胞を肝細胞に成長させることに成功した。

肝硬変や肝臓がんで障害を起こした肝臓の修復への応用が期待されている。

医学誌「Journal of Clinical Investigation」に25日発表された。

英ケンブリッジ大学の研究チームによれば、人の皮膚細胞から作った幹細胞から肝細胞を作ることに成功したそうです。

これによって、肝硬変肝臓がんといった肝臓の病気の治療や治療法の研究や肝臓以外の臓器への応用も考えられるそうです。







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肝のう胞や肝細胞がんと闘っていた安岡力也さん、生体肝移植手術

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安岡力也、生体肝移植…徹夜の大手術

(2010/8/31、デイリースポーツ)

肝のう胞や肝細胞がんと闘っていた俳優・安岡力也(63)が30日、都内の病院で生体肝移植手術を受けた。

力也の肝臓を全摘出し、息子の力斗さん(24)の肝臓の一部を移植する大手術。

安岡力也さんがギランバレー症候群の治療後、活動再開したということは知っていましたが、今度は、肝臓の病気により、肝臓の移植手術を行なったということです。

関係者によると、力也は肝のう胞、肝硬変が進行、さらに肝細胞がんにも侵された。

肝臓の移植手術を受けない限り、生命にも危機が及ぶ状態に陥っていた。







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肝硬変薬、米社と開発=膵炎、心筋梗塞にも期待|日東電工

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■肝硬変薬、米社と開発=膵炎、心筋梗塞にも期待|日東電工

肝硬変薬、米社と開発=膵炎、心筋梗塞にも期待-日東電工

(2010/7/15、時事通信)

日東電工は15日、肝硬変や慢性膵炎(すいえん)など線維症の治療薬開発に向け、米製薬企業クオーク・ファーマシューティカルズ(カリフォルニア州)と提携したと発表した。

両社で開発スピードを上げ、2012年夏までに米食品医薬品局(FDA)に新薬臨床試験の開始を申請、18年に米国で発売することを目指している。

日本でも19年以降に販売したい考え。

日東電工が肝硬変の治療薬開発に向け、アメリカの製薬企業と提携したそうです。

肝硬変に関してはこれまで、札幌医科大学の新津洋司郎教授らが、肝臓を硬くする原因物質の分泌を大幅に抑制するRNA(リボ核酸)の存在を動物実験で確認。

肝硬変の治癒に成功している。

日東電工はこれを受け、RNAを保護して患部まで運ぶ高分子カプセルを、新津教授らと共同研究してきたが、早期実用化に向けRNAの研究で先行するクオークと手を組むことにした。

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札幌医科大の新津洋司郎・特任教授と、大手素材メーカー日東電工(大阪)のグループは、共同開発している肝硬変などに有効な新しい分子標的治療法について、今年後半にも臨床試験の開始を目指す。

新津教授らの治療法は、肝硬変などの原因となるコラーゲンを分泌する肝臓内の「星形細胞」に、遺伝子の一部(siRNA)を送り込み、コラーゲン分泌を促すタンパク質をつくる遺伝子に干渉して、分泌を抑制する。

体内にはもともとコラーゲンを溶かす酵素があるため、コラーゲンの分泌を抑えることができれば肝細胞が再生することを確認した。

→ 肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・食事 について詳しくはこちら







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飲酒は60以上の病気やケガの原因になりうる-WHO

Beer Keg BW

by Jenn Durfey(画像:Creative Commons)




「飲酒の健康影響」-(2)60以上の疾患に関係 肝臓病、がん、依存症

(2010/5/18、47ニュース)

世界保健機関 (WHO)は60以上の病気やけがの原因になり得ると指摘する。

世界保健機関によれば、酒(アルコール)は、60以上の病気や怪我の原因になりうるそうです。

 

■飲酒(アルコール)と肝臓の病気

その中でも特に多いのが、肝臓の病気(肝臓病)なのだそうです。

特に多いのが肝臓病だ。

アルコールは胃や小腸から吸収され、大部分がまず肝臓で分解される。

飲みすぎて負担が大きくなると脂肪肝になる。

さらに多量の飲酒が続くと、アルコール性肝炎や肝硬変の危険がある。

日本酒7合を毎日、15年以上飲み続けると、半数の人が肝硬変になるといわれる。

すべての肝臓病に占めるアルコール性疾患の比率は1961年に3%だったが、2002年には23%に上昇した。

肝臓に負担がかかってしまうと、脂肪肝になる恐れが高くなります。

脂肪肝 についてはコチラ。

さらには、アルコール性肝炎肝硬変になるリスクも高くなります。

記事によれば、肝臓病に占めるアルコール疾患の比率は、2002年には23%に上昇しているそうです。

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■飲酒(アルコール)とすい臓

消化やホルモン機能を担う膵臓にも影響が出る。

男性では急性膵炎の30%、慢性膵炎の65%が飲みすぎが原因で起きる。

急性膵炎になっても酒をやめられず、慢性膵炎に進む人も少なくない。

 

■飲酒(アルコール)と依存症

飲酒を続けると脳がアルコールに慣れて、以前ほど酔わなくなる。酒量が増え、やめようと思っても飲酒がコントロールできなくなると、アルコール依存症の疑いがある。

酔いがさめる際に手や体が震えたり不快な気分になる離脱症状が特徴。

国立病院機構久里浜アルコール症センターの樋口進・副院長らが08年に行った調査では、日本人男性の5・1%、女性の1・3%に依存症の疑いがあった。

 

■飲酒(アルコール)とがん

飲酒はがんとの関係も深い。

アルコールが肝臓で分解されてできるアセトアルデヒドは発がん性のある物質。

さらに酢酸に分解されるが、その過程で唾液中にも高濃度で分泌される。

アルコール依存症の患者に食道がんや口腔がんが多いことが知られ、WHOは大腸がん乳がんにも関係すると指摘している。

大腸がん予防方法・大腸がんの危険度チェック|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学では、飲酒が最もガン(大腸がん)になるリスクを高める習慣として紹介していました。

最もリスクが高いのは飲酒。

飲酒による大腸がんのリスク

一日に日本酒を

1合⇒1.4倍

2合⇒2.0倍

3合⇒2.2倍

4合⇒約3倍

【関連記事】

  • 1日1杯のアルコール、がんになるリスク高める可能性=研究
  • 飲酒はがんの原因なのか

 

■飲酒(アルコール)と急性アルコール中毒

短時間に大量の酒を飲んで起きるのが急性アルコール中毒。

代謝できないアルコールが脳に回って中枢神経をまひさせる。

■飲酒(アルコール)とケガ

飲酒が原因で起きる外傷も多い。

酒酔い運転による死亡事故は後を絶たず、職場や家庭での暴力も起きている。

 

■飲酒(アルコール)の健康効果

一方、適量の飲酒(1日に日本酒1合未満程度)をする中高年は、全く飲まない人に比べて心筋梗塞や脳梗塞が起きにくく、死亡リスクが低いことが知られている。

血液の凝固を抑える作用がアルコールにあるためらしい。

アルコールも適量であれば、健康にとっても問題ないと思いますが、飲みすぎると健康に影響を与えます。

ただ酒量が多いと高血圧や脳出血を招き、逆に死亡リスクが高まる。







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