by Antoine K(画像:Creative Commons)
「自律神経失調症」「嚢胞様黄斑浮腫」|たけしの本当は怖い家庭の医学
2008年11月18日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学(テレビ朝日系)では、「手足の冷え」や「目のかすみ」がサインとなって現れる病を特集しました。
今回の病気は、
- 手足の冷えというサインから自律神経失調症
- 目のかすみというサインから嚢胞様黄斑浮腫
といった病気を紹介していました。
■自律神経失調症
自律神経失調症の症状例
- 手足の冷え
- 肩こり
- 目の奥の痛み
- 頭痛
- 吐き気
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経の2つの神経のバランスが崩れたことが原因でおこる病気なのだそうです。
今回番組で紹介されたケースでは、自己判断でコンタクトレンズの度数を上げたことが原因でした。
毛様体筋という筋肉は、水晶体の厚さを調整する筋肉なのですが、その筋肉の動きは、自律神経がコントロールしています。
しかし、コンタクトの度数が適正でなかったことにうより、毛様体筋に疲労が起こってしまい、自律神経失調症になってしまったというケースでした。
きちんとした適正度数のコンタクトや眼鏡をつけるようにしましょう。
■嚢胞様黄斑浮腫
白内障の症状例
- 目のかすみ
- 遠くのものが見づらい
- 照明がまぶしい
- 視力の低下
以上のような症状を感じた人が病院で診てもらったところ、白内障であることがわかりました。
白内障の手術は、技術の進歩により、最近では患者の負担が軽くなっているようです。
嚢胞様黄斑浮腫は、白内障の術後合併症の一つで、視力を司る網膜の黄斑という部分がむくんでしまう病です。
最悪の場合は、視野の中心にゆがみが残り、日常生活に重大な支障をきたしてしまいます。
この原因は、手術による眼球へのストレスによるものですが、どういう人がこの病気になるかが分からないため、術後の定期検診が重要になります。
しかし、今回は、その検診を怠ってしまったがために、嚢胞様黄斑浮腫という、白内障の術後合併症になってしまったというケースでした。
■まとめ
2つのケースに共通するのが、自分だけで判断してしまい、専門医である眼科医に診てもらうことをおろそかにしてしまったということ。
現代人の生活は、目に負担がかかる生活をしています。
目の健康を守るためにも、安心できるかかりつけの眼科医をもつことが重要になると思います。