なぜ女性は落ち込みやすいの?その理由と対策とは?


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by Maddie Photography~(画像:Creative Commons)

何かと「落ち込みやすい」女性、その理由と対策

(2012/9/3、ローリエ)

こうした「落ち込み」には女性ホルモンが影響しているとも言われますが、心理学では、「女性特有の考え方」にも理由があると言われています(※1)。

(※1)「よくわかる心理学講28講」(堀野緑・河瀬良美・森和代・上瀬由美子 著/福村出版)参照

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「女は人生で三度、生まれ変わる」(著:ローアン・ブリゼンディーン)によれば、女性は男性の4倍も不安になりやすいそうです。

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女性が落ち込みやすい理由としては、女性ホルモンが影響している事が考えられているそうですが、心理学によれば、「女性特有の考え方」にもその理由があるそうです。

 
(1) 「他人の評価」に左右されやすい!?

女性が落ち込みやすい理由の1つ目として、まず一般的に、女性は「他人の評価」に左右されやすい、という傾向があります。

<中略>

自己評価の基準を他者に置く傾向が強いと、「他人の否定的な評価」も、丸ごと受け入れてしまうので、何か少し失敗したときに、「自分は何をやってもダメだ……」などと、大きな無力感を抱きがちになってしまうのですね。

女性は男性に比べると「従順さ」を求められる教育を受ける機会が多いため、他人の評価に左右されやすいという傾向があるようです。

 
(2) 失敗は自分のせい、成功でも「自分の実力」と思えない!?<

男女で比較すると、女性は男性と比べて、失敗を「自分の能力不足」と考えやすく、「成功」によっても自信を得にくい傾向がある、とされています。

失敗の原因は、自分のせい(自分の能力の低さ)にフォーカスし、成功の理由は、自分の実力ではなく、周りのおかげと考える傾向にあるそうです。

ある種周りをたてることができる素晴らしい人であるように見えて、どんなに成功体験を積んでも自信がない人になりやすいわけですね。

 

(3) 過去の失敗を、何度も「反芻」して噛み締める!?

さらに、女性には「過去の経験失敗などを、何度も思い出し、いつまでも考え続ける」という傾向があります。

女性は、過去の失敗を何度も何度も考え続ける傾向があるそうです。

 

(4)ホルモンバランスが不安定

仕事で女性が落ち込みやすい理由とは?「失敗は自分のせい、成功は自分の力ではないと思う」

(2014/4/16、マイナビウーマン)

まず、月に一度の生理によって、女性のホルモンバランスは非常に崩れやすくなります。また、もともと女性は気分を明るくする作用を持つ「セロトニン」の分泌量が男性よりも少ないのですが、生理前は「エストロゲン」の影響でその量がさらに減り、落ち込みやすさに拍車がかかるそうです。

ホルモンバランスが崩れてしまうことで、落ち込みやすいそうです。

 

褒め合い女子の謎?なぜ女性同士は褒め合うのか?という記事を以前取り上げましたが、女性は、

  • 褒める事で相手への好意を示す
  • 共感してもらうことに幸せを感じるから
  • 自分がほめられたいからまず相手を褒める

という理由でお互いを褒め合うのだそうです。

ただ、今回紹介した記事を含めて考えると、お互いを褒め合うことによって、お互いを支えあっているようにも思えます。

 

■落ち込みやすい女性の為の対策

落ち込みやすい女性への対策を考えてみました。

1.自分の魅力を書き出す

小さくてもいいので子供の頃からほめられてきたことを思い出して、それを自分の魅力・長所だと自覚しましょう。

次に、あなたはあなたの周りにいる人の魅力・長所を見つけてあげてください。

あなたの周りにいる人を褒めることで相手の自信にもつながると思います。

そして、その長所・魅力がわかるということは、あなた自身にもその魅力・長所があるということです。

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2.ちょっとした成功でも自分を褒め、そして喜ぶ

「グッドジョブ」フォルダを作って成功を振り返り、活かす

失敗したことに対して、同じ失敗を繰り返さないためにも、どんな経緯で失敗したのかということを記録することも大事なことですが、成功の記録をとっておくということも大事かもしれません。

例えば、落ち込んだ時に「グッドジョブフォルダ」を開いてやる気を出したり、新人の頃に感謝差れた言葉を見て、また新たな気持ちでなったりすることに役立ちそうです。

そして、このグッドジョブフォルダができるだけいっぱいになっていくことがモチベーションアップにつながるのではないでしょうか。

 

3.失敗した時は現在のことだけの反省に集中する。

失敗したときは現在のことだけでなく、過去のこと(「昔もこういうことがあったな」)や未来のこと(「これからもこういうことが起こるかもしれない」)と考えがちです。

現在のことだけの反省に集中すれば、悩みや不安は3分の1になります。







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