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井手らっきょさん、2022年に糖尿病を発症!糖尿病を発症した時の井手さんの生活習慣とは?




井手らっきょ、糖尿病発症を赤裸々告白「甘いカフェオレを毎日3本以上飲んでいた」(2025年11月9日、ENCOUNT)によれば、井手らっきょさんは2022年に糖尿病(ダイアベティス)を発症したことを告白しました。

血液検査を行ったときにヘモグロビンが11.4と診断され、入院を勧められたそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■糖尿病を発症した井手さんの生活習慣とは?

  • それまで毎日のように運動をしていたが、コロナ禍で運動をしなくなり、歩かなくなった
  • 食事は甘いものが好きで、甘いカフェオレ(350ml)を毎日3本以上飲んでいた

■糖尿病を認識してからどのように生活習慣を改善したの?

  • 甘いカフェオレから水やお茶に変更
  • スポーツジムに週2、3回行くようになった

井手さんは3か月後の検診でヘモグロビンA1cが7.1まで下がり、2年半で6.2まで下がったそうです。

■まとめ

糖尿病を長い間治療などを行なわず、そのままにしておいた結果、ひどくなると糖尿病の合併症が起こります。

糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多いです。

糖尿病患者の治療継続は半数にとどまる|なぜ治療が続けられないのか?糖尿病の合併症に不安を感じ、糖尿病の治療の重要性を認識していても、治療を継続できている人は半数なのだそうです。

しかし、糖尿病を長い間そのままにしておき、ひどくなると糖尿病の合併症を引き起こします。

【糖尿病の合併症の例】

〇糖尿病神経障害

糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害や糖尿病神経障害(手足のしびれ・壊疽など)が発生することもあります。

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが「糖尿病神経障害(とうにょうびょうしんけいしょうがい)」です。

糖尿病神経障害の初期症状として、「足の裏のしびれ」や「疼痛(とうつう)」(ズキズキとうずくような痛み)が起こります。

その後、「手の指の先のしびれ」の症状が現れます。

人によって症状はさまざまで、ひどくなるとケガや火傷の痛みに気づかなくなることもあります。

痛みに気づかなくなるというのは怖いことで、足の痛みが感じなくなることで靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうこともあるそうです。

特に足の冷えを感じて、糖尿病の人は、危険なのだそうです。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つ。

糖尿病網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症を3大合併症と呼びます。

糖尿病網膜症は、日本の中途失明原因の第2位で、年間約3000人がこの疾患で失明しているともいわれるそうです。

アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?で紹介した米疾病対策センター(CDC)などの研究チームによれば、アメリカの糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病網膜症にかかっているそうです。

糖尿病腎症

糖尿病性腎症になると、尿を作る腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。

すると人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作る)を行なわなければなりません。

週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。

現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病性腎症です。

糖尿病は怖い病気なので、まずは予防を、そして糖尿病と分かったら早めに治療を行ないましょう。







みかんをよく食べる人は、糖尿病・非アルコール性肝機能異常症・脂質代謝異常症の発症リスクが低い!?

健康・美容チェック > 糖尿病 > みかんをよく食べる人は、糖尿病・非アルコール性肝機能異常症・脂質代謝異常症の発症リスクが低い!?




【目次】

■みかんをよく食べる人は、糖尿病の発症リスクが低い!?

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by Shunichi kouroki(画像:Creative Commons)

ミカン、糖尿病予防に効果 生活習慣病のリスク抑制

(2016/3/24、朝日新聞デジタル)

2003年から10年間の健康状態の変化と、ミカンに多く含まれる橙色(だいだいいろ)の色素「βクリプトキサンチン」の血中濃度との関係を統計的に分析した。

その結果、毎日3、4個食べるレベルの血中濃度の人は、毎日は食べないレベルの人と比べて、糖尿病の発症リスクが57%低かった。非アルコール性肝機能異常症は49%、脂質代謝異常症も33%低かった。

βクリプトキサンチンをマウスに投与したところ、肝臓の炎症抑制や、脂肪細胞でのエネルギー消費促進などの働きがあることが分かったという。

農研機構果樹研究所と浜松医科大などのチームによれば、ミカンに含まれる色素「βクリプトキサンチン」の血中濃度の高い人は、糖尿病や非アルコール性肝機能異常症(血中高ALT値)、脂質代謝異常症(脂質異常症)の発症リスクが低いことがわかったそうです。

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら

■βクリプトキサンチンの血中濃度が高い人は2型糖尿病や非アルコール性肝機能異常症等の生活習慣病になりにくい!

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参考画像:ウンシュウミカンに多く含まれるβ(ベータ)-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人では2型糖尿病や非アルコール性肝機能異常症等の生活習慣病になりにくいことが明らかに-浜松市(三ヶ日町)における10年間の追跡調査から-(2016/3/23、農研機構果樹研究所)

みかんのΒクリプトキサンチンで脂肪合成を抑制してメタボ改善によれば、体内に吸収された脂肪は肝臓で再合成されますが、ミカンに含まれるβクリプトキサンチンが悪い細胞から良い細胞に変えるので、脂肪の合成が抑制されるそうです。

骨密度低下やメタボ対策にミカンを1日2~3個食べようによれば、ミカンの有効成分βクリプトキサンチンを1日15mgとると、総コレステロール中性脂肪が減少することが明らかになっているそうです。

1日2~3個のミカンを食べている人は…

● 閉経後の骨密度が高い
動脈硬化度が低い
メタボのリスクが低い
糖尿病リスクが低い
肝機能障害リスクが低い

静岡県浜松市北区・三ヶ日町で2003年から行われている栄養疫学調査「三ヶ日研究」(対象者は1073人(男性357人・平均年齢56.3歳、女性716人・平均年齢54.6歳))より。

ミカン摂取頻度が高く血中βクリプトキサンチン濃度が高いことは、生活習慣病や骨密度低下リスク抑制と関連することが明らかになっている。

■まとめ

ミカン摂取頻度が高く血中βクリプトキサンチン濃度が高いことは、生活習慣病や骨密度低下リスク抑制と関連することが明らかになっているそうです。

みかん好きな人は、みかんを1日2から3個食べるようにして、生活習慣病を予防してみるのもいいかもしれませんね。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら

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【みかん 関連記事】
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「歯みがき」によりインフルエンザ感染リスクを下げる可能性!




世界初※1、歯みがき行動で唾液のインフルエンザウイルス不活化能が向上することを確認(2025年10月28日、ライオン)によれば、歯磨きをすることで、特に口腔内の総細菌数が減少した人ほど、唾液のインフルエンザウイルス不活性能が向上することが明らかになったことから、歯磨きを丁寧に行うことが感染症リスクを下げる可能性があることがわかりました。

【参考リンク】

口の中が不潔だとインフルエンザ治療薬が効きにくくなる可能性がある!?によれば、インフルエンザウイルスはのどや鼻の奥で感染、増殖するのですが、口の中の細菌がインフルエンザウイルスの増殖を助けている可能性があるようです。

歯磨きを徹底することで、インフルエンザの予防や重症化を防ぐことにつながることが期待されます。

最近のニュースによると、歯周病は様々な病気・生活習慣病と関連があるといわれています。

例えば、肺炎、骨粗鬆症、糖尿病心筋梗塞メタボリックシンドロームがん動脈硬化LDLコレステロールに関係があるといわれています。

これからは、歯磨きをしっかりすることがもっと重要だと言われるようになるのではないでしょうか。







【関連記事】

【インフルエンザ関連記事】

備蓄米の放出で古米・古古米・古古古米をおいしく食べる方法が話題!はちみつごはんのつくり方(宮崎県椎葉村)|なぜお米にはちみつを入れてご飯を炊くと美味しくなるの?【あさイチ】




【追記(2025年11月5日)】

『2025 新語・流行語大賞』ノミネート語30の中に「古古古米」が選ばれています。

【!追記終わり】

備蓄米の放出で古米・古古米をおいしく食べる方法が話題になっています。

【目次】

■はちみつごはんのつくり方|なぜお米にはちみつを入れてご飯を炊くと美味しくなるの?

2018年10月4日放送のNHK「あさイチ」では、宮崎県椎葉村のご飯にはちみつを入れて炊く「はちみつごはん(おこげ)」を紹介しました。

【材料】

  • お米 3号
  • はちみつ20g

ハクライドウでも、はちみつレシピ(作り方)で「はちみつごはん」を以前から紹介していました。

ハクライドウの「はちみつごはん」のおススメのつくり方はこちら↓

お米2合を研いだ後、浸水させるときに小さじ1杯のハチミツを加えて溶かします。

なぜお米にはちみつを入れてご飯を炊くと美味しくなるのでしょうか?

はちみつ姉妹が教える はちみつ美容レシピ どんな肌のお悩みも解決! [ 東出佳子 ]

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感想(3件)

ご飯を食べるとき、長くかんでいると、だんだん甘くなるのは、唾液に含まれるアミラーゼという酵素が、ご飯に含まれるでんぷんを分解して糖にしてくれるからです。

はちみつにもこのアミラーゼが含まれています。

「はちみつ姉妹が教える はちみつ美容レシピ」(著:東出佳子/監修 東出直子)によれば、はちみつにもアミラーゼが含まれており、ハチミツを加えることによって、アミラーゼがデンプンを分解し、ごはんが甘くなり、また、糖分がお米の保水性を良くしてくれるため、ふっくら炊き上がるのだそうです。

はちみつを毎日摂るのは難しいと考えている方が多いようですが、毎日習慣的にとる方法があります。それは、ご飯を炊くときに入れる方法です。

このようにすることで、はちみつの栄養が摂れるばかりでなく、お米がおいしくなります。

その実感は、古米で試されるとわかると思いますよ。

「はちみつごはん」におすすめのはちみつは、色と香りが薄い「アカシア蜂蜜」です!

■おススメはちみつ

ひまわりハチミツ(ミャンマー産) 1kg

ひまわりハチミツ(ミャンマー産) 1kg【梅のはちみつ漬け作りにおすすめ!】 1,799円

ひまわり蜂蜜は、柑橘系を思わせる香りとまろやかな味わいの食べやすいハチミツです。

ひまわり蜂蜜は2019年の第46回アピモンディア主催の世界中の品評会で金賞を受賞した美味しい蜂蜜でありながら、1kg1745円と大変お得な蜂蜜のため、梅やレモンなどの漬け込み用のはちみつとしてもすごく人気です。

お客様の中では梅4kgにはちみつ8kgを購入されたお客様がいらっしゃいました。

ひまわりハチミツ(ミャンマー産) 1kg

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国産レンゲはちみつ(ポリ) 350g

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国産アカシアはちみつ(ポリ)350g

国産アカシアはちみつ(ポリ)350g 2,945円(税込)

国産百花蜜(ポリ)350g

国産百花蜜(ポリ)350g 1,963円(税込)

■【参考リンク】美味しいごはんの炊き方

●樋口直哉 世界一おいしいご飯の炊き方(2018/6/2、「 おいしい」をつくる料理の新常識)

正確な計量は料理の基本
最初の一研ぎがとても大切
おいしく炊くコツは冷やした水に浸すこと
表面に張りを持たせるために一気に加熱する
科学的にもすばらしい最新の炊飯器

料理で常識とされていたことを科学的に論文を参考に検討されています。

●土鍋で炊くと美味しくなる理由

日本人の主食、お米がおいしくなる炊き方!|宮崎県高原町ふるさと納税(2016/1/2)によれば、アミラーゼは40度から50度の温度で一番よく働くと紹介しています。

お米に含まれている『アミラーゼ』という酵素は、お米のでんぷん粉を分解して甘みやうまみ成分を作り出します。40~50℃の温度で一番よく働くという特徴があり、土鍋はゆっくり温まるという特徴があるため、アミラーゼがどんどん活発になり、ごはんのうまみがどんどん増すのです。

●どのくらいの温度の水にどのくらい時間漬けておくといいの?

豊島英親、岡留博司、大坪研一 米の浸漬温度・浸漬時間の調節による加工米飯の食味および食味保存性の向上 農研機構

浸漬温度5°Cでの吸水は吸水速度は遅いが、浸漬時間が長くなると25°Cよりもその吸水量は多くなる

低温(5°C)で長時間(120分)浸漬することにより、軟らかく粘りがあり、かつ保存中の水分が蒸発しにくい白飯を製造することができる。

●お米屋さんの美味しいご飯の炊き方

おいしいご飯の炊き方・おいしいお米の炊き方【炊飯ジャーでの美味しい炊き方】|お米のくりや

五ツ星お米マイスター 西島豊造さんの 炊飯器でのお米の炊き方

ミシュラン二つ星「菱沼」 菱沼孝之さんの 鍋でのお米の炊き方

●美味しいご飯の炊き方を科学

おいしいご飯の炊き方(炊飯の科学)-加熱過程および光学顕微鏡による炊飯米の形態観察-

炊飯米の形態学的研究-加熱過程の差, 品種による差, 炊飯量の差における炊飯米粒組織の観察-広島文化短期大学紀要 第39号 (7頁-25頁)という論文をわかりやすく解説しています。







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【大阪万博のミャクミャクグッズの人気の心理的要因とは?】バンドワゴン効果、希少性原理、認知的不協和の解消、単純接触効果、自己表現、感情の高揚、ハロー効果




【追記(2025年11月5日)】

『2025 新語・流行語大賞』ノミネート語30の中に「ミャクミャク」が選ばれています。

【!追記終わり】

ミャクミャクは「気持ち悪い」から「付いてたら売れる」へ ”爆売れ”にグッズ業者は「生きている間に2度とないレベル」 売り上げ推計は1日で5億6千万円(2025年9月2日、ABCニュース)では、ミャクミャクグッズの人気について書かれているのですが、なぜ人気なのか、心理学理論や効果を参考にその背景について考えてみます。

1. バンドワゴン効果(社会的証明の原理)

ミャクミャクグッズの売れ行きが好調な理由の一つは、バンドワゴン効果です。これは、他者が特定の行動を取っている(例:ミャクミャクグッズを買う)ことで、自分もその行動に追随したくなる心理現象です。万博会場や大阪の街中でミャクミャクグッズを身につける人が増えると、「みんなが持っているから自分も欲しい」という心理が働き、購買意欲が高まります。特に、万博会場のような高揚感のある環境では、集団心理がさらに強化され、グッズ購入が加速します。

2. 希少性原理(Scarcity Principle)

ミャクミャクグッズは「万博会場限定」や「期間限定」といった希少性が強調されており、これが購買意欲を刺激しています。心理学では、入手困難なものは価値が高いと認識される傾向があります(希少性原理)。例えば、サンリオとのコラボ商品や黒ミャクミャクぬいぐるみなど、すぐに売り切れる商品は「今買わないと二度と手に入らない」という焦りを生み、購入を後押しします。稲田義久氏のコメントにある「今買っとかないと」という心理は、まさにこの効果を反映しています。

3. 認知的不協和の解消と慣れ

ミャクミャクは発表当初、「気持ち悪い」「不気味」といった否定的な反応が多かったにも関わらず、現在は「かわいい」と感じる人が増えています。これは認知的不協和の解消と**単純接触効果(Mere Exposure Effect)**によるものです。最初は奇抜なデザインに違和感を覚えた人々が、街中やSNSで繰り返しミャクミャクに触れることで徐々に慣れ、親しみを感じるようになります。さらに、「万博のシンボル=ポジティブなもの」と認識することで、初期の否定的な印象を肯定的なものに置き換える心理的プロセスが働きます。来場者のコメントにある「だんだんかわいさが増してきた」は、この現象を象徴しています。

4. アイデンティティと自己表現

ミャクミャクグッズ、特に「なりきり系」(キーホルダーやぬいぐるみブレスレットなど)は、購入者が万博体験の一部として自己表現を楽しむ手段となっています。心理学では、特定のアイテムを身につけることで自己のアイデンティティや所属意識を強化する傾向があります(自己拡張理論)。万博会場でミャクミャクグッズを身につけることは、「私は万博に参加している」というステータスを示し、集団の一体感やイベントの特別感を高めます。赤と青のツートンファッションやサンリオコラボ商品を身につける人は、この自己表現を楽しんでいるといえます。

5. 感情の高揚と衝動買い

万博会場のようなイベント空間は、来場者の感情を高揚させ、衝動買いを誘発します。心理学の**情動的影響(Affective Influence)**によると、楽しい雰囲気や興奮状態は合理的な判断を弱め、購買行動を促進します。ミャクミャクグッズは、会場内の高揚感や「ここでしか買えない」という特別感と結びつき、朝から「なりきり系」グッズが売れる現象につながっています。ヘソプロダクション担当者の「朝一で買って楽しむ」というコメントは、この感情的高揚が購買を後押ししていることを示唆します。

6. ブランドコラボによる親和性と信頼感

ミャクミャクは、サンリオ、ジェラートピケ、エドウィンなどの人気ブランドとのコラボ商品を展開しており、これが人気をさらに押し上げています。心理学の**ハロー効果(Halo Effect)**により、信頼できるブランドとコラボすることで、ミャクミャク自体の魅力や価値が向上して見えます。特に、サンリオとのコラボキーホルダーが「1日何千個も売れる」のは、サンリオの「かわいい」イメージがミャクミャクの奇抜さを中和し、幅広い層に受け入れられやすくしているためです。

7. 経済効果と社会的影響

ミャクミャクグッズの売上は、1日約5.6億円、7月末までに620.9億円に達するなど、経済効果が顕著です。この背景には、社会的影響力と文化現象としてのミャクミャクの浸透があります。万博という国家的イベントのシンボルであるミャクミャクは、単なるキャラクターを超えて「大阪・関西の誇り」や「時代の象徴」としての意味合いを持ち、購買意欲をさらに刺激しています。稲田氏の「若い人を中心に大化けしている」という分析は、ミャクミャクが若者文化やSNSでトレンド化したことを示しています。

■まとめ

ミャクミャクグッズの人気は、バンドワゴン効果、希少性原理、認知的不協和の解消、単純接触効果、自己表現、感情の高揚、ハロー効果など、複数の心理的要因が絡み合って生まれています。

初期の「気持ち悪い」という反応から「付いてたら売れる」への変貌は、心理学的な適応とイベントの特別感が結びついた結果です。