「高血圧」カテゴリーアーカイブ

更年期高血圧とは?対策のやり方|女性の高血圧は40代以降、急増する!

> 健康・美容チェック > 更年期 > 更年期高血圧とは!?|女性の高血圧は40代以降、急増する

「高血圧」という悩みを抱えていると毎日が憂鬱ですが、そんな「血圧が高い…」という悩みがなくなれば、ストレスなく楽しい毎日が過ごせますし、長生きすることもできますので、高血圧の症状・数値(基準)・原因・予防・対策(食事)を知って、高血圧の予防法を実践していきましょう!




【目次】

■女性の高血圧は40代以降、急増する

Defined by Time.

by Lauren Hammond(画像:Creative Commons)

睡眠不足だと危ない 「更年期高血圧」にご用心

(2013/3/24、日本経済新聞)

平成22年国民健康・栄養調査の高血圧(正常高値も含む)の年代別頻度によれば、女性の場合は、40代以降から高血圧になる人が急増しています。

なぜ、女性は40代以降に高血圧になる人が急増するのでしょうか?

実は更年期と高血圧には深い関係があったのです。

女性ホルモン(エストロゲン)と高コレステロール血症によれば、女性ホルモンのエストロゲンには血管を柔らかくするなど抗動脈硬化作用があるのですが、更年期を迎える時期になると、卵巣の機能が衰え、その結果、卵巣から分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少します。

血管を拡張する働きを持つエストロゲンが減少することによって、血管の柔軟性が低下し、血圧が高くなっていくと考えられます。

■更年期高血圧が健康へのリスクを高める!?

エストロゲンの減少により血圧が上がりやすくなる

↓ 血圧が乱高下しやすい状態に

更年期高血圧(更年期をきっかけに血圧が急に高くなる。血圧が高いままというよりも、急に高くなり、不安定なのが特徴。)

↓ 血圧が高いままになると

高血圧

↓ 高血圧が続くと

動脈硬化

↓ 動脈が弾力性を失い硬く、もろくなる

心筋梗塞脳卒中

高血圧というのは、何らかの原因で硬くなった血管に無理に血液を押し出しているような状態であるため、血管が傷つき、心臓の壁が厚くなるなど血管や心臓に負担がかかります。

高血圧の状態をそのままにしておくと、動脈硬化となり、心筋梗塞や脳梗塞になりやすくなります。




■更年期には血圧の管理が重要

つまり、更年期には血圧の管理が重要になってくるわけです。

●高血圧予防

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら




更年期障害の食事・更年期を乗り切る方法

●食生活の見直しをする

●ビタミン・ミネラルなどバランスの取れた食事で栄養を十分に摂る。

亜鉛は、ホルモンバランスを整える働きがある。

女性の場合は、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが悪くなったり、月経異常を引き起こしてしまう可能性がある。

特に更年期ともなれば、亜鉛不足がホルモンバランスをさらに乱れさせて症状を悪化させてしまうことにもありえる。

→ 亜鉛の多い食品 について詳しくはこちら

【AD】

亜鉛サプリ通販

→健やかに過ごしたい40代・50代の女性に亜鉛サプリ!まとめ買いで最大18%OFF!

●軽いウォーキングなどの適度な運動

寝る前に毎日10分間、ヨガを取り入れたストレッチを3週間行うことで、更年期女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善することがわかったそうです。

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ご自身にあったリラックス方法

更年期障害の症状を和らげたいと考えている方は、呼吸をゆっくりしたり、音楽を聴いてみてはいかがでしょうか?

→ 更年期障害の症状の顔のほてり(紅潮)は音楽を聴くと改善する! について詳しくはこちら

●家族との会話をする機会を増やす

●更年期障害のツボ

→ 更年期障害のツボ:三陰交(さんいんこう)の位置・押し方|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら

●エクオール

大豆イソフラボンは、更年期障害の原因といわれる「エストロゲン」と構造が似ているため、体内に入ると、エストロゲンと同じような働きをするといわれています。

大豆イソフラボンは大豆製品などから摂れます。

ただ、最近の研究によれば、大豆イソフラボンの健康効果の恩恵を受けやすい人とそうでない人がいることが明らかになったそうです。

その違いは、エクオールを作り出すためのエクオール産生菌という腸内細菌を持っているかどうかです。

腸内細菌によって大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分をエクオールに変えることで、ダイゼインのままと比べ、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。

更年期症状の軽い人はエクオールの量が多いそうで、更年期症状の重い人のグループに、エクオールをつくれる人が少なかったそうです。

更年期のホットフラッシュ(ほてり)や首や肩のこりを改善する効果が確認されているそうです。

エクオールの産出能力をチェックするには、「尿中エクオール検査」や「ソイチェック」といった簡単な尿検査で調べることができるそうです。

→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら

【関連記事】

●相性の合う医師・病院を見つけておく

→ 更年期障害の症状・原因・チェック|40代・50代の更年期の症状 について詳しくはこちら

→ 閉経期高血圧とは?予防する方法|閉経している女性は塩分をため込みやすくなる原因とは!? について詳しくはこちら







【更年期障害 関連記事】
続きを読む 更年期高血圧とは?対策のやり方|女性の高血圧は40代以降、急増する!

電気刺激の活用で塩味が約1.5倍に増強される箸型デバイスの開発!高血圧の予防に|明治大学・キリン




電気刺激波形の検討風景|明治大学
電気刺激波形の検討風景|明治大学
開発中の箸型デバイス|明治大学
開発中の箸型デバイス|明治大学

~減塩食をよりおいしく、「健康」課題の解決に向けた大きな一歩~ 世界初※1!電気刺激の活用で 塩味が約1.5倍に増強される効果を確認 —「味を調整できる食器」の開発につながる新技術—(2022/4/11、明治大学)で紹介されている明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室とキリンの共同研究によれば、減塩食品の味わいを増強させる電気刺激波形と箸型デバイスを開発し、減塩食を食べたときに感じる塩味が1.5倍程度に増強されることを世界で初めて確認したそうです。

図3:電気刺激による塩味増強効果|明治大学
図3:電気刺激による塩味増強効果|明治大学

2016年に紹介した食べ物に電気を流して味覚を変化させる「エレクトリックフォーク」で高血圧予防・対策ができる!?によれば、電気を調整することで味を調整する仕組みを活用することで、少量の塩分しか使っていない食事でも十分に塩味を感じられるので、高血圧の予防・対策につながることが期待できます。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

また、甘みを調整することができれば、糖尿病患者の方でも十分に甘く感じるデザートを食べることもできるのではないかという期待もできますね。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■まとめ

日本人の1日当たりの食塩摂取量は成人男性で10.9g、成人女性で9.3g ※4と、WHO(世界保健機関)が掲げる食塩摂取基準と比較しても非常に多い ※5ことが分かっています。塩分のとり過ぎは、高血圧・慢性腎臓病をはじめとした生活習慣病の発症や重症化を招きやすく、「健康」に関する大きな社会課題となっています。厚生労働省が生活習慣病予防のために設定した目標量(成人男性で1日8.0g未満、成人女性で1日7.0g未満 ※6)を達成するためには、今の食塩摂取量を20%以上低減させる必要があります。さらに、生活習慣病の重症化を予防するには1日6.0g未満の食塩摂取量が望ましいと考えられていますが ※7、塩分を控えた食事(減塩食)に対して「味が薄い」と感じる方も少なくなく、減塩食を続ける上での阻害要因となっていました。
※4 厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査
※5 5.0g/日 未満(2012年、WHOガイドライン)との比較
※6 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
※7 日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン。日本腎臓病学会 エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018

独自の減塩技術「ソルトチップ」とは?販売店はどこ?|高血圧を予防するポイントは「減塩」!でも紹介しましたが、自分自身で健康管理をしている人はすでに健康に関して意識が高い行動をしていると思われるので、社会的に健康な社会を目指すならば、イギリスの取り組みが参考になるのではないでしょうか。

「所得」「地域」「雇用形態」「家族構成」の4つが「#健康格差」の要因|NHKスペシャルによれば、イギリスでは脳卒中や虚血性心疾患の死亡者数を8年間で4割減らすことに成功したそうですが、その理由としては、イギリス食品基準庁が塩分を減らすように食品の塩分量の目標値を設定したことにあるそうです。

NHKスペシャルの低所得者の疾病リスクに迫った「健康格差特集」に反響の声

(2016/9/21、マイナビニュース)

2006年に85品目の食品に塩分量の目標値を設定し、メーカーに自主的達成を求めた。その理由は、主食であるパンが国民の最大の塩分摂取源となっていたためだが、メーカー側は売れ行き減を懸念。見かねた医学や栄養学などを専門とする科学者団体「CASH(塩と健康国民運動)」がメーカー側に徐々に塩分を下げるように提言した。

この提言に大手パンメーカーによる業界団体も納得し、7年でパンを20%も減塩。こういった取り組みの結果、国民1人当たりの塩分摂取量を15%減らすことにつながり、年間で2,000億円の医療費削減につながったと考えられている。

減塩のための食事を自分で作るのは大変ですが、食品メーカーが減塩に取り組むことによって、全体的に塩分摂取量が減らすことができるというのは大変いい取り組みだと思います。

意識的に健康的な生活習慣を選ぶという時代から、自然と選んでいるものが健康的なものという時代にこれからは変わっていくことが期待されます。

例えば今回紹介した電気刺激の活用で塩味が1.5倍程度に増強される箸型デバイスを活用したり、食品メーカーが塩分を極力減らしたものを販売するようになれば、大幅に塩分摂取量を減らせるようになるのではないでしょうか?

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら







【減塩 関連記事】
続きを読む 電気刺激の活用で塩味が約1.5倍に増強される箸型デバイスの開発!高血圧の予防に|明治大学・キリン

隠れ高血圧(夜間高血圧)の原因|なぜ夜間高血圧になってしまうのか?|#たけしの家庭の医学

健康・美容チェック > 高血圧 > 隠れ高血圧(夜間高血圧)の原因|なぜ夜間高血圧になってしまうのか?|#たけしの家庭の医学




【目次】

■夜間高血圧

Sleeping

by Luciano Brito(画像:Creative Commons)

2010年7月6日放送のたけしの家庭の医学では、「通常の健康診断ではわからない 謎の隠れ高血圧 徹底解明スペシャル」を取り上げました。

今回番組で取り上げたのは、「夜間高血圧」。

夜間高血圧とは、睡眠中に血圧が高くなる隠れ高血圧のことです。

通常、日中の血圧はことあるごとに変動し、睡眠中は、日中より低く、安定した状態が続く。

このため、高血圧の基準は140以上だが、夜間高血圧の基準値は120以上。

国内外で行われた様々な疫学調査では、夜間高血圧の人は正常な人と比べて脳梗塞を発症する危険性がおよそ4倍も高いことがわかっている。

夜間高血圧は、生活習慣の乱れによって起こるそうです。

今回番組で紹介されたケースでは、メタボリックな状態こそが、睡眠中の高血圧の原因だったそうです。




■なぜ夜間高血圧になってしまうのか?

カロリーオーバー

中性脂肪コレステロール悪玉コレステロール)が増加

→頸動脈に異変(動脈硬化

→圧受容体(頸動脈の血管壁内にある血圧センサーの役割をしている細胞)の機能が低下

→睡眠中の血圧をさげることができず、夜間高血圧に

※夜間血圧を診れば将来の脳卒中や心筋梗塞の可能性を予測できるそうです。

※体重が1kg減ると血圧が約4mmHg下がるという報告があります。

※夜間血圧を調べるには、家庭血圧計で起床後30分以内に測ると夜間高血圧かどうか推測できる

※夜間血圧の上が115以上の場合夜間高血圧予備軍なのだそうです。

※高血圧の危険因子:タバコ・肥満・高コレステロール・糖尿病・家族歴 など




→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら




【高血圧 関連記事】
続きを読む 隠れ高血圧(夜間高血圧)の原因|なぜ夜間高血圧になってしまうのか?|#たけしの家庭の医学

アディポネクチン(Adiponectin)の健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防

健康・美容チェック > 内臓脂肪 > アディポネクチン > アディポネクチンの健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防




【目次】

■アディポネクチンとは

Body Image. The subjective concept of one's physical appearance based on self-observation and the reactions of others.

by Charlotte Astrid(画像:Creative Commons)

ダイエットの前に知っておきたい!脂肪はキレイの味方です!

(2015/6/1、太陽笑顔fufufu)

脂肪が生み出していたのは多彩なアディポサイトカイン(生理活性物質)。そして、そんなアディポサイトカインの中で、超善玉として今、最も注目されているのが「アディポネクチン」です。ギリシャ語でアディポ=脂肪、ネクチン=くっつく、という意味で名付けられたホルモンで、血流に乗って全身をパトロールし、血管壁に傷ついた部分や炎症を見つければ、素早くそこにくっついて修復してくれるので、体内の“消防隊”とも呼ばれているそうです。

アディポネクチン』とは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンで、糖尿病動脈硬化症などを予防する効果があるといわれており、近年注目されています。

■アディポネクチンの働き

・血管の修復

血管の修復→血流を改善する→動脈硬化の予防・改善

中性脂肪の減少

糖尿病の予防

インスリン感受性を高める→血糖値を下げる→糖尿病の予防・改善

・メタボリックシンドロームの改善

高血圧の予防

血管を拡張する→血流を改善する→高血圧の予防・改善

・抗ガン作用

・脳卒中の予防

心筋梗塞の予防

高脂血症の改善

脂肪燃焼を高める→余分な脂肪の蓄積を防ぐ→脂質異常症の予防・改善

コレステロールの正常化

・老化防止

血栓の予防

・インフルエンザの予防

生活習慣病の予防

■内臓脂肪が増えるほどアディポネクチンは減少する

血液中の中性脂肪が高くなりやすい生活習慣

(2014/10/6、マイナビニュース)

メタボリックシンドロームが進行すると、超善玉物質であるアディポネクチンが減少してしまいます。それは、この物質は内臓脂肪が増えれば増えるほど減少する性質を持っているためです。

アディポネクチンは中性脂肪を減らす働きをするため、これが減少すると中性脂肪は確実に増加していきます。また心筋梗塞などの冠動脈疾患の患者は、アディポネクチンが低いほど死亡率が高くなる傾向がみられるという報告もなされています。

メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

内臓脂肪が増えすぎると、アディポネクチンが減り、高血糖・高血圧・脂質異常症になりやすくなり、動脈硬化になり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。

アディポネクチンには、中性脂肪を減らす働きがあるため、アディポネクチンが減少すると、中性脂肪が増加します。

また、脂肪から分泌されるアディポサイトカインには善玉ホルモンだけでなく、悪玉物質である「PAI-1(パイワン」や「TNF-α(ティーエヌエフアルファ)」もあります。

<悪玉ホルモン>

PAI-1

  • 血液を固める作用があり、血液中で増えると血栓ができやすくなります。
  • 血栓を溶けにくくし、動脈硬化を引き起こします。

TNF-α

  • 体内で炎症を引き起こし、動脈硬化のリスクを高める可能性があります。
    血管は年とともに硬くなったり、もろくなったり、コレステロールなどがたまって狭くなる傾向がありますが、TNF-αによって、血管壁に炎症が起こると、動脈硬化が進んでしまい、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
  • インスリンの効きを悪くし、血糖値を下がりにくくして、糖尿病を引き起こします。

■アディポネクチンを増やす方法

ダイエットの前に知っておきたい!脂肪はキレイの味方です!

(2015/6/1、太陽笑顔fufufu)

●内臓脂肪を減らす

内臓脂肪量が増えるほど「アディポネクチン」の量が減るという、逆の相関関係があるため、過剰な内臓脂肪を減らすことがアディポネクチンを増やすことにつながります。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら

●オスモチン

りんご、ぶどう、トマト、ピーマンといった果物や野菜からアディポネクチンと似た構造を持つ物質・オスモチンが見つかっており、それらを食べることで「アディポネクチン」と同様の効果が期待されています

オスモチンは、トマト・リンゴ・キウイに含まれており、アディポネクチンと似た働きがあるそうです。

●βコングリシニン(ベータコングリシニン)

ベータコングリシニンは豆腐や納豆をはじめとする大豆食品(大豆たんぱく)に含まれているそうです。

●食物繊維

わかめ、ひじきなどの海藻類に多い食物繊維はアディポネクチンを増やすそうです。

●EPA

さんまや鯖などの青魚に豊富なEPAはアディポネクチンを増やすそうです。

●禁煙

「アディポネクチンの分泌を妨げる、もっとも大きな要因が喫煙。というのも、脂肪細胞は化学物質に非常に弱い細胞でもあるからです。

タバコはアディポネクチンの分泌を妨げるため、禁煙をしましょう。

■まとめ

アディポネクチンにはこれだけ多くの健康効果があるということですので、生活習慣を改善することで、メタボリックシンドロームにならないように気を付けたいものです。

→ 「メタボリックシンドローム」を初めてTVで紹介した専門医が開発した長寿ホルモン「アディポネクチン」のサプリメント について詳しくはこちら

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら







【参考記事】
続きを読む アディポネクチン(Adiponectin)の健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防

高血圧を予防・改善する食事療法「DASH食」のやり方!ダッシュ食で増やす食品・減らす食べ物

> 健康・美容チェック > 生活習慣病 > 高血圧 > 血圧を下げる方法 > 高血圧を予防・改善する食事療法「DASH(ダッシュ)食」とは?

高血圧を予防する食事方法としては「減塩」することが挙げられますが、ここ数年アメリカで高血圧患者のための食事療法として研究され注目を集める「DASH食」について取り上げてみたいと思います。




【目次】

■DASH食とは?

Wall_Food_10473

by Michael Stern(画像:Creative Commons)

高血圧|仮面高血圧|白衣高血圧|食事療法|DASH食-総合南東北病院

血圧を下げる作用のある食品は、単独で食べるより組み合わせて摂るほうが効果が大きいため、DASH食またはこれに準ずる食事を続けることにより、軽症の場合は降圧剤を服用しなくても済むようになる人もいます。

DASH食とは、米国立保健研究所などが提唱している高血圧患者のための食事療法のことです。

DASHとは、「Dietary Approaches to Stop Hypertension」の略で、直訳すると、「高血圧を予防するための食事方法」でしょうか。

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■DASH食の基本

DASH食の基本は2つ。

1 野菜・果物・低脂肪の乳製品を充分摂る

2 肉類および砂糖を減らす

具体的には、緑黄色野菜と淡色野菜を毎食取り入れ、果物はカリウムの多いバナナ・プルーン・りんごなどがよく、また、鶏肉以外の肉を減らして魚を増やします。肉の調理は皮や脂を取り除き、揚げずに網焼きしたりゆでたりします。

低脂肪の牛乳・ヨーグルト・チーズ等でカルシウムを充分補ない、ナッツ類や豆類も意識して摂り、パンは全粒粉を使ったものがよいでしょう。

逆に減らす食品は、牛肉や豚肉(脂身)、甘いお菓子、砂糖を含むソフトドリンク類などです。

カリウム・カルシウム・マグネシウム・食物繊維には、増えすぎた塩分を効率よく体外へ排出させる効果があります。

カリウムは、血液での濾過装置である腎臓に作用すると考えられており、余分な塩分をより多く体外へ排出すると考えられています。

【DASH食で増やす食品】

  • 緑黄色野菜
  • 淡色野菜
  • カリウムの多い果物(バナナ・プルーン・りんごなど)
  • 低脂肪の牛乳
  • ヨーグルト
  • チーズ
  • ナッツ類
  • 豆類

【DASH食で減らす食品】

  • 牛肉
  • 豚肉(脂身)
  • 甘いお菓子
  • 砂糖を含むソフトドリンク類




■DASH食が一日に必要とする量

カリウム 4252mg (例 ほうれん草 3束)

カルシウム 1122mg (例 牛乳 5杯半)

マグネシウム 452mg (例 アーモンド90粒)

食物繊維 28g (例 ごぼう 2本半)

野菜不足が気になる方に!

青汁通販オンラインショップ

【最大18%OFF】有機国産ケールの青汁を今ならオトクな価格でご提供しています。

■伝統的な和食をDASH食と比較

伝統的な和食をDASH食と比較すると、食物繊維・カリウム・マグネシウム・カルシウムはやや低いものの、バランスはよいといえます。しかしコレステロールと塩分が多めなので、卵などを控え、低脂肪の乳製品をプラスした薄味の和食であればDASH食に近くなるでしょう。

ただし、腎疾患の人が果物や野菜のカリウムを摂りすぎると害があります。また糖尿病の人が果物やナッツ類を多量に摂るとカロリーオーバーにつながるので、食餌療法を検討する際は必ず主治医にご相談ください。

伝統的な和食とDASH食の比較によれば、次のようなポイントに注意が必要です。

  • 食物繊維・カリウム・マグネシウム・カルシウムがやや低いもののバランスは良いので、少し増やす。
  • 塩分が多めなので、薄味にすることを心がける。
  • 腎疾患(腎臓の病気)の人はカリウムを摂り過ぎると体に悪影響があるので気を付ける。
  • 糖尿病の人はカロリーオーバーにつながるので注意が必要。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







【高血圧関連記事】
続きを読む 高血圧を予防・改善する食事療法「DASH食」のやり方!ダッシュ食で増やす食品・減らす食べ物