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スマホ老眼の症状には、「近くのものを見る際にピントが合わない」「遠くはよく見えるのに近くがよく見えず疲れてしまう」「小さい字をみる時は、少し遠くに離すと見えやすくなる」「目がかすむ」があります。
なぜスマホ老眼になると、目がかすむのでしょうか?
【目次】
■なぜスマホ老眼になると、目がかすむのか?
by verkeorg(画像:Creative Commons)
スマホの画面など近くを長時間見続けたりすると、「水晶体(すいしょうたい)」(カメラのレンズにあたり、厚くなったり薄くなったりしてピントを合わせる機能がある)や「毛様体(もうようたい)」(水晶体の周囲を取り囲んでいる組織で、水晶体の厚みを調節している)の筋肉に緊張状態が続くため、ピント調節機能が低下し、目のかすみが起こります。
また、「ロドプシン」の再合成が追いつかなくなると、目のかすみが現れます。
網膜には、光に反応してそれを脳に伝達する視細胞がありますが、この視細胞の中に存在するのが、ロドプシンという物質です。
目を酷使すると、ロドプシンの再合成がうまくいかなくなるのです。
ロドプシンの再合成能力が衰えてしまうと、ものが見えづらくなったり、視界が曇ったり、チカチカして見えるなどの症状が現れ、眼精疲労も進んでしまいます。
■目のかすみ予防・対策
目を酷使すると、ピント調節を行う機能が低下し、また、ロドプシンの再合成がうまくいかなくなるため、目のかすみが起こります。
つまり、大事なことは、きちんと目を休めること。
そこで、目を休めるための目の疲れ解消法を紹介します。
定期的に目を休める
50分使ったら10分休憩を入れるなど長時間使わないようにする。
遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる
まばたきの回数を意識的に多くする。
「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。
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スマホと適度な距離をとる
スマホとパソコンとで異なるのが「距離」です。
パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、近い場合では15センチ程度で使用している人もいるくらいです。
近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。
スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。
また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。
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蒸しタオルで目のまわりを暖め血行をよくする
目の疲労回復には42度のシャワーで目の周囲を温めるとよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。
目の周囲をマッサージする。
目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。
→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら
目のかすみは、疲れ目や加齢、病気など目の症状から起きます
かすみ目を予防するためには、定期的に眼科で診てもらうことが重要です。
その際、疲れ目によるかすみ目だった場合には、目の栄養補給(カシス・ルテイン・ブルーベリー)と休息をとってください。
→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら
→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら
→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら
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ただ、目のかすみは、白内障や緑内障、ドライアイ、糖尿病(糖尿病網膜症)などの病気が原因で起こることもあるので、注意が必要です。
→ 目のかすみの症状・原因・予防 について詳しくはこちら