「目の病気」カテゴリーアーカイブ

結膜弛緩症(白目にできる皮のような膜のたるみ)・翼状片(眼球のシミ)|#ためしてガッテン(#NHK)

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 結膜弛緩症 > 結膜弛緩症(白目にできる皮のような膜のたるみ)・翼状片(眼球のシミ)|#ためしてガッテン(#NHK)

2011年4月6日放送のためしてガッテンでは「その目薬では治らない 疲れ目乾き充血に涙目 一発解決SP」を取り上げました。

目の乾き、目のかすみ、涙目、ゴロゴロする、目の充血、ショボショボするといった目の不快感の原因は、眼球のたるみと眼球のシミ。

60代以上のほぼ100%がこの目の異常をもっているそうです。




【目次】

■目の不快感の原因とは

delighted - in color

by Nicolas Alejandro(画像:Creative Commons)

目の不快感に悩む方の下まぶたのあたりには、たるんだ結膜(眼球の表面に飛び出している透明な物体)があります。

こうした症状を結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)といい、さまざまな目の不快感を引き起こす原因になるそうです。

※結膜は白目の表面をぴったりと覆う透明な膜

【健康な目】

まばたきをすると、下に溜まっていた涙が持ち上げられ、眼球を覆います。

また、古くなった涙は、涙点から鼻に排出されます。

【結膜がたるんだ目】

たるんだ結膜が涙点をふさいでしまう。

このような状態になると、

「涙があふれる=涙目」

「涙が広がらない=目の乾き」

といった対照的な症状になってしまうそうです。

また、目薬がすぐにあふれてしまうため、効き目が続かないそうです。

さらには、たるんだ結膜があると、たるみが摩擦されるため、ゴロゴロ感や痛みなどにつながるそうです。

■結膜たるみ度チェック

  1. 下まぶたの内側が見えるくらいアッカンベーをする。
  2. 指を目の奥の方へ押しつけながらそのまま上へ持ち上げる 。
  3. 透明な膜のようなものが見えれば、それが結膜のたるみ!

■なぜ結膜がたるむのか?

結膜がたるむ理由は、眼球が上を向くことで、下の結膜が引っ張られるためなのだそうです。

眼球が上を向くようなことはないと思いきや、実は、人間は、まばたきをするたびに眼球が自然と上を向く仕組みになっているそうです。

これを「ベル現象」といい、目を閉じるときに大事な黒目(瞳孔)をいち早くまぶたの内側に保護するために起こると考えられているそうです。

人は1日に1~2万回まばたきをしており、また、寝ている時も眼球が上を向いているそうです。

年をとるにつれて、眼球から下の結膜が徐々に剥がれてしまっていることが結膜がたるんでしまう原因なのだそうです。

もちろんこれには個人差があるため、たるんだ結膜がある人とない人がいるそうです。

※60歳以上は98%の人が結膜が伸びているという報告もあるそうです。

たるみがあるからと言って病院で見てもらわなければならないというわけではなく、ポイントは、目の不快感の症状があるかどうか。

結膜弛緩症とドライアイの症状は似ているそうですが、ドライアイの場合は、不快感がまばたきをすると解消されるのに対して、結膜弛緩症はまばたきをしてもよくならないので、眼科でみてもらうと良いようです。




■結膜弛緩症の治療

1.目薬

目の乾きがあると摩擦が増えて、さまざまな目の不快感の症状が出てくるので、目薬で治療を行います。

  • 人工涙液(涙の代わりに目の乾きを潤す)
  • ヒアルロン酸(目の表面に涙を広げて傷を治す)
  • 抗炎症薬(充血など目の炎症を抑える)

2.手術

目薬を1~2か月やって症状が緩和しない場合は手術。

たるんだ部分を切り取る。結膜は再生するそうです。

※目の不快感の原因は結膜弛緩症以外にも考えられるので、医師とよく相談の上治療してください。

→ ピスタチオの「白目ネタ」を眼科医が心配|結膜弛緩症になる可能性 について詳しくはこちら

■白目にできるシミ

番組では、特殊な光で目を見てみると、白目の部分にシミが見えました。

このシミは、症状が進むと、肉眼で見えるほど黄色くにごり、少し盛り上がってくるため、異物感や乾きなどさまざまな不快感の原因になるそうです。

この病気を翼状片といいます。

翼状片とは、白目の細胞が異常に増殖したもので、悪性ではないのですが、進行すると最悪の場合失明するおそれがあるそうです。

→ 翼状片の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

■なぜ最初は薄いシミが翼状片にまで進んでしまうのか?

翼状片の原因は紫外線です。

上からの光は、まつ毛やまゆ毛でブロックされるのですが、問題は横からの光。

実は、横から眼球に入った光は、黒目の中にあるレンズによって、ちょうど鼻側の白目と黒目の境目の一点に集中してしまうそうです。

他の部分に比べ、20倍も強い紫外線が集まるのだそうです。

そのため、その部分の細胞が異常をきたし、翼状片にまで進行してしまうそうです。

■目の紫外線対策

目のシミだけでなく、結膜のたるみも紫外線によって発症が早まるリスクが高まるので、紫外線対策をしっかりしましょう。

紫外線が一日のうちで最も多く降り注ぐのは、午前10時から午後2時の時間帯ですが、実は目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方のほうが多い(太陽の高さが低い朝や夕方は直射日光が目に入る)ので、この時間帯も忘れずに紫外線対策を行いましょう。

●帽子

帽子はつばの広いほうがより効果的。

●サングラス

サングラス選びのポイントは、

・横からの光を遮る物

・目の輪郭が見える程度の濃さのサングラスを選ぶ

暗い中ものを見るときは、より光を取り入れようと瞳孔が開くため、黒目に入る紫外線量が逆に増え、白内障などのリスクを高めてしまいます。

→ 結膜弛緩症とは|結膜弛緩症の症状・原因・治療 について詳しくはこちら




→カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリ選びに悩むあなたに
→カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリ通販専門店

カシスサプリ通販専門店

今なら最大15%引きのお得な初回購入者価格・まとめ買いセール特価で購入できます!

→今ならカシスサプリ無料お試しサンプルもあります。詳しくはこちら!




目元のシワ・くすみ・目の下のクマには、保湿とカシスアントシアニンがオススメ!

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の下のクマを取る方法 原因と解消方法 > 目元のシワ・くすみ・目の下のクマには、保湿とカシスアントシアニン!




【目次】

■目元のシワ・くすみ・目の下のクマは「乾燥」と「冷え」が原因?

Mademoiselle D.

by Ulisse Albiati(画像:Creative Commons)

目元の乾燥やくすみが気になり始めたら●●を飲んで解決!

(2014/11/2、LBR)

1.シワ

目元の皮膚はとても薄く、もともと水分・油分が少ない場所なため、外気の乾燥の影響を大きく受けてしまい、乾燥することで角質層の水分が失われお肌表面にシワができてしまいます。

また、寒くなると起こる冷えも厄介な存在。末梢血管への血流が滞ることで、細胞に酸素と栄養が届かず、お肌のターンオーバーが乱れ、目元の皮膚に影響してしまいます。

目元のシワができやすい理由は3つ考えられます。

1.皮膚の厚さが他の部位よりも薄いため。

2.皮脂分泌量も少なく、皮脂膜が十分でなく、乾燥しやすいため。

(皮脂膜が形成されていないと、外部から細菌が侵入しやすくなったり、また肌の水分が失われがちで、乾燥肌や肌荒れ、小じわの原因になります。)

3.肌の他の部分に比べ目元にシワができやすいのは、まばたきを何度も繰り返すためシワが起きやすい。

このことに加えて、血流が滞ることで、酸素と栄養が行き届かず、目元の皮膚に影響を与えているようです。

 

2.くすみ

目は、1日に何千回と瞬きをしています。

もともと水分・油分が少ない場所なのに、瞬きによる刺激や、メイクなど目の周りを触ることでも刺激で角質がダメージを受けることで、お肌のキメが乱れてくすみを引き起こす原因に。

皮膚がくすんで見える理由は4つ考えられます。

1.角質層のキメが荒れていて、光が乱反射したり、また、肌のターンオーバーの低下により、古い角質が剥がれず、厚くなることで、肌の透明感が失われるため、くすんで見える。

2.年をとると皮膚に過酸化脂質が増加し、くすませる

(紫外線にあたると活性酸素が肌の脂質と結び付いて過酸化脂質になります。これが増えると肌の弾力やみずみずしさがなくなり、くすみになります)

3.メラニン色素(主に黒色メラニン)が沈着することで、くすんで見える。

4.血液の循環が悪い(血流が良い肌は透明感があるのですが、血行不良になると、肌は透明感を失い、くすみがちになります。)

冷えによって血行不良になると透明感を失って、くすみが気になりだします。

 

3.目の下のクマ

クマは乾燥が直接の原因ではありませんが、乾燥の季節は気温が低いですよね。身体は、外気が寒いと熱を逃がさないように末端の血管を収縮させ身体の内側に血液を溜めこみます。そのため、目元の毛細血管まで血液がスムーズに届かず、クマを作ってしまうのです。

目の下のクマを消す方法で紹介した冬は目の下のクマがある女性が急増するらしいによれば、夏には目のクマがある女性は38パーセントしかいないのに対し、冬には82パーセントもの女性が目の下にクマがあったそうです。

医師によると、冬は乾燥しているためクマができやすい環境なのだそうです。

そのため、乳液やパック、目元用パックなどを使い保湿を重視すべきとのこと。

日々のケアで皮膚の疲れが改善され、クマと色素沈着を改善できるそうです。




■目元のケアにおススメはカシス(カシスアントシアニン)

The Black Currant Berry

by Ilya(画像:Creative Commons)

(1)15分でクマ撃退!?カシスアントシアニンパワー

カシスにだけ含まれる「カシスアントシアニン」には、血液の循環を良くする働きがあります。

日本カシス協会の研究によれば、カシスポリフェノールを含むカシスドリンクを飲んだ15分後には、目の下の血流量が増加。

血流が増えれば、クマが改善されるだけでなく、細胞に酸素と栄養が届き、スムーズなターンオーバー、コラーゲンやエラスチンの生成など、お肌にハリと潤いが戻ります。

カシスアントシアニンを摂ることで15分後には目の下の血流量が増加します。

血流が増加することで、血行不良による目の下のクマが改善できるだけでなく、きれいな肌を保つために必要な酸素や栄養が届くことによって、肌に潤いとハリが戻ることが期待されます。

【関連記事】

 

(2)ミネラルたっぷりでキレイな血液に

カシスは、ビタミン・ミネラルの豊富なフルーツ。

ビタミンCはブルーベリーの34倍、スムーズなターンオーバーに欠かせないカルシウムは3.5倍、血液を作る際に欠かせない鉄分は2倍、と美肌作りに役立つ成分がギュッと濃縮されています。

カシスアントシアニンの血流をスムーズにする効果は、目の下だけでなく、手や足にも効果があるそうですから、冷えが気になる方にもオススメ。

カシスには、色素成分アントシアニンだけでなく、ビタミン・ミネラルも豊富。

ビタミン・ミネラルは美肌には欠かせない栄養素です。

定番の人気カシスサプリなら
→無料お試しサンプルはこちら!

カシスサプリ通販専門店

定番の人気カシスサプリが、今なら10%引きのお得な初回購入者価格・まとめ買いセール中!

1万円以上のご購入で送料無料。

■まとめ

朝と夕方の顔を比較すると5歳老けて見えてしまう!?で紹介した資生堂が全国の30代・40代の女性300名を対象に実施した調査によると、朝と夕方で見た目の変化に驚いた経験がある女性は「84.3%」であり、「朝と比べ何歳くらい老けると思うか」と質問したところ、平均では「+4.4歳」となったそうです。

朝の顔と夕方の顔を比べると、次のような印象と特徴があるようです。

●朝の顔 : 明るくて活き活きとした印象

  • 目もとにハリがある
  • ほおが上がっている
  • くすみのない透明感のある明るい肌

●夕方の顔 : 暗くて疲れている印象

  • 目の下にクマやしわが見える
  • ほうれい線が見える
  • 乾燥してくすんだ肌に見える

目元のシワ・くすみ・クマは、乾燥と血行不良が大きく関わっていると考えられます。

目元のシワ・くすみ・クマを消すためにも、日ごろからの保湿ケアとカシスなどの血流を増加するといわれるアントシアニンを摂っていきましょう。

→ 目の下のクマを取る方法 原因と解消方法 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 目元のシワ・くすみ・目の下のクマには、保湿とカシスアントシアニンがオススメ!

糖尿病は「過食(食べ過ぎ)」「運動不足」が原因で加速する!

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の原因 > 糖尿病は「過食(食べ過ぎ)」「運動不足」が原因で加速する!




【目次】

■糖尿病とは?

Steak

by Taryn(画像:Creative Commons)

糖尿病加速は「過食」「運動不足」が原因

(2012/6/24、産経新聞)

高血圧、脂質異常症とともに虚血性心疾患の原因となり、網膜症、腎症、神経障害の3大合併症をもたらす糖尿病。疑いも入れると患者は全国で2200万人を超すといわれ、日本の代表的な生活習慣病となっている。

糖尿病は、高血圧脂質異常症高脂血症と呼ばれていた病気です)などの病気と同様に、虚血性心疾患の原因となります。

虚血性心疾患とは、糖尿病や高血圧、脂質異常症などから動脈硬化を起こし、栄養分や酸素を運ぶ冠動脈の内側が狭くなったり、血液の流れが悪くなっている病気のことです。

そのため、この記事の中では丁寧に、

糖尿病は尿の病気ではありません。血液でもなく、血管の病気です。

と紹介されています。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら

【関連記事】

■糖尿病の3大合併症

糖尿病は治療をせずに放っておくと、糖尿病網膜症糖尿病性腎症糖尿病性神経障害といった3大合併症を引き起こします。

記事によれば、糖尿病予備軍(糖尿病の疑いのある人)も含めると患者は全国で2200万人を超すそうで、国民病といえるのではないでしょうか。

血管が悪くなると神経や目、腎臓などの細小血管がやられ、しびれや失明などの合併症につながり、心臓や脳、足などの大血管がやられると心筋梗塞、脳梗塞、足壊疽(えそ)といった命や生活にかかわる重大な病気をもたらします。

さらに、糖尿病の状態が進行してしまうと、心筋梗塞脳梗塞、足が壊疽してしまうといった重大な病気になってしまいます。

→ 糖尿病の合併症  について詳しくはこちら

【糖尿病の合併症関連記事】

糖尿病の診断基準として使われる血糖値について

血液中のブドウ糖の濃度のことで、ブドウ糖は体や脳を動かすエネルギーです。健常な若い人の血糖変動は、食べたり食べなかったりに関係なくほとんど一定で、1デシリットル当たり80~120ミリグラム程度に保たれています。

血糖値が常時、1デシリットル当たり200ミリグラム以上になると糖尿病です。

血糖値は通常1dl当たり80~120mg程度に保たれているのですが、常時、1dl当たり200mg以上になると糖尿病が疑われます。

血糖値が高くなると、身体の中ではどのようなことが起こるのでしょうか?

血糖が高くなると、血管の内皮が障害を受け壊れてきます。血糖の変動幅が大きいほど血管の障害が進み、心筋梗塞が増加することが分かってきました。高血糖が続き、目や腎臓が悪くなる糖尿病に先行して、心筋梗塞を発症することも多いのです。

血糖値が高くなると、血管の内皮が壊れてきて、血糖の変動幅が大きいほど血管の障害が進むそうです。

→ 糖尿病の診断基準 について詳しくはこちら




■血糖が変化するメカニズム

血糖は食事をすれば上がります。しかし血糖は食物と膵臓(すいぞう)のβ細胞から分泌されるインスリンだけでコントロールされているのではなく、筋肉へ取り込んで消費したり、脂肪細胞へ取り込み蓄積したり、肝臓で糖の取り込みと放出をするなど、複雑に微調整しています。断食しても、血糖が下がりすぎて倒れないのはそのためです。

食事をすると血糖が上がります。

血糖はインスリンだけでコントロールされるのではなく、筋肉に取り込んで消費したり、脂肪細胞へ取り込み蓄積したり、肝臓で糖の取り込み・放出をするなど身体の中で微調整されているそうです。

人間の体のメカニズムというのはよくできているというのがわかります。

しかし、食べ過ぎや運動不足をするとこの体の中の血糖コントロールするメカニズムが崩れてしまうようです。

一方、過食や運動不足で大きくなった脂肪細胞は、血糖コントロールを悪くさせるホルモンを放出することも分かってきています。

■血糖値を下げるには?

筋肉を使うことです。特に大きい筋肉、最大のものは大腿筋です。つまり歩けばいいということになります。実際には30分で3キロ歩く速さ、やや速く歩くのがいいでしょう。1日の摂取カロリーの10~15%を消費できれば十分と考えます。

一つは、食べ過ぎをやめて、適量の食事に切り替えること(=食事制限)。

そして、もうひとつは、運動をして筋肉を使うこと。

記事によれば、やや速く歩く(30分で3キロ歩く速さ)のがいいそうです。

しかし、それでも血糖値が下がらない場合には、病院で指導を受けて、投薬治療などが必要となってきます。

そうならないためにも、食事の見直しと運動不足を解消することで糖尿病を予防していきましょう。

→ 糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方 について詳しくはこちら

→ 糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動 について詳しくはこちら

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら







【血糖値・糖尿病の診断基準関連記事】
続きを読む 糖尿病は「過食(食べ過ぎ)」「運動不足」が原因で加速する!

バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 近視 > バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|慶應義塾大学




【目次】

■バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|慶應義塾大学

Art maker class

by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

バイオレットライトが成人の強度近視患者に対しても近視進行を抑制する可能性を発見― 強度近視による失明予防に一歩前進か ―

(2017/11/22、慶應義塾大学ニュースリリースPDF)

研究グループは、成人強度近視患者に対し屈折矯正手術である有水晶体眼内レンズ挿入術を施行し、手術後 5 年間の近視の進行を 2 種類のレンズ群間で比較しました。その結果、2種類のレンズ群間で術後 5 年間の眼軸長伸長量に有意差を認めました。その違いを高次収差や残余乱視、有水晶体眼内レンズの分光透過率、モデル眼を用いた軸外収差シミュレーションなど多方面から比較検討し、結論として、有水晶体眼内レンズの分光透過率以外は有意な差を認めず、バイオレットライトの透過率の違いが、今回の結果の差を生み出している可能性が示唆されました。

バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|慶應義塾大学では、慶應義塾大学医学部眼科学教室(坪田一男教授)、光生物学研究室(主任研究員:栗原俊英特任講師)の鳥居秀成特任助教らは、ヒヨコを用いた動物実験とヒトの臨床研究を通じて、360-400 nm の光(バイオレット光)が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを世界で初めて発見しています。

慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、根岸一乃教授、栗原俊英特任准教授、鳥居秀成助教らは、既にバイオレットライトが若年者(13~18 歳時)の眼軸長伸長抑制に有効である可能性を報告しており、今回の研究により、バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見しました。




■背景

世界の近視人口は増加傾向にあり、2050 年には約 50 億人となると予測され、そのうち、強度近視は約 10 億人に達すると報告されています。(Holden BA. et al. Ophthalmology. 2016)しかし、失明の可能性がある成人の強度近視患者に対し、これまで、近視進行抑制に効果があるとされる有効な眼軸長伸長抑制の方法はありませんでした。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない
オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

さらに現在私達が日常的に使用している LED や蛍光灯などの照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことがわかりました。即ち現代社会においてはバイオレット光が欠如しており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性があります。

しかし、以前紹介した研究によれば、私たちが使用している照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、また、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことから、バイオレット光が少なくなっていることが世界的に近視が増大している可能性が考えられるそうです。

■まとめ

強度近視は日本において、失明(視覚障害 1 級)の原因の第 4 番目に挙げられ(厚労省平成 17 年度研究報告書)失明のリスクが非常に高いことで知られています。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視には次のような特徴があります。

【強度近視の特徴】

  • 40~50代に多い
  • 両目に起こりやすい
  • 強度近視では、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている
  • 黄斑部が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい
  • 遺伝的要因が大きい
  • しかし、パソコンや携帯ゲームなどの増加など環境要因の影響もあるのではないか

今回の研究によれば、バイオレットライトが若年層だけでなく、成人の強度近視患者の眼軸長伸長を抑制する可能性があり、将来的には、眼軸長伸長を止めるような治療法が生まれるかもしれません。

近視 について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】

続きを読む バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 近視 > 2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?




■2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?

Eye Test

by David Amsler(画像:Creative Commons)

2050年、世界の近眼人口が50億人に!?

(2015/10/14、Techtimes)

昨今のPCやスマートフォンの普及に伴い、今後近視率が上昇していくことが何となく予想されるが、豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によって恐るべき未来が露わとなった。

同様の内容は、以前英科学誌「Nature」でも指摘されていたが、今回新たに報告された内容によれば、2050年までに世界人口の半和に当たる50億人が近眼になっているという。

豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

→ 近視 について詳しくはこちら

なぜこれほどまでに近視が増えると予想されるのでしょうか。

シンガポール、中国、台湾、香港、韓国、そして日本の都市部に近眼人口が集中しており、学校を中退する人の80~90%が近眼であるという事実を示した。

<中略>

米国では1970年代初頭の25%から2004年の42%と、この30年間で近視人口が急増しているようだ。

都市部に近眼人口が集中しているという事実から考えられるのは2つ。

1.VDT症候群

VDTとは、Visual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の略で、パソコンなどの画面表示装置を備えたコンピュータ機器のことをいいます。

VDTによって仕事は合理化され、効率が良くなっているようなのですが、VDT作業が増えるに伴い、目はますます疲れるようになっています。

2.スマホ

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、手に持って操作するため、距離を近づけて使用してしまい、近い人は15センチ程度で使用している人もいます。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行なっているのですが、スマホを見る際には、パソコンよりも距離が近くなっているため、この毛様体筋にさらに負担がかかっていると考えられます。




■まとめ

デジタルデバイスの普及によって、目を酷使する人口が増えたために、近視(近眼)人口が増えていっているのだと思います。

【関連記事】

近視の予防法を参考に近視にならないように注意してくださいね。

目を休める

スマホやパソコンをよく見ている人(VDT症候群)は定期的に目を休めることが重要です。

例えば、スマホやPCでインターネットのページ読み込み中は、遠く(5mぐらいでいい)を見るようにするなど。

ピントを合わせる毛様体筋は、遠くをみるとリラックス、近くをみると緊張するので、一時間に一度は遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげましょう。

目に優しい環境作り

●寝るときの携帯電話の使い方は、枕を高くして、体を起こして目の正面で見るようにしましょう。

寝たままで携帯電話を使うと、回旋(外回旋)という動きをして目が疲れてしまうためです。

●暗いところではパソコンの後ろに照明を置きましょう。

周りが明るいと光の量を減らすために瞳を小さくしてしまうためです。

●距離を一定にするため、子どもにタブレット端末を使わせる場合には、書見台に固定するとよいでしょう。

目の調節機能のトレーニングを行う

■目のストレッチ方法

  1. 人差し指にしっかりとピントを合わせ、3秒数えます。
  2. 今度は、2~3m先の対象物に目線を送り、ピントを合わせて3秒数えます。
  3. これを交互に10回繰り返します。

※ここまでが1セット、1日3~4セット行うと効果的。

【関連記事】

■8点ぐるぐるトレーニング

上・右上・右・右下・下・左下・左・左上・上

8方向に眼球を動かします。

※右回り・左回りを1セットとして、3セット行なう。

【関連記事】

蒸しタオルで目を暖め血行をよくする

目の筋肉のこりを和らげることができます。

また、目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

ただ、目を温めればよいというわけではなく、仕事中(まだ目を使うとき)は目を冷やすようにし、寝る前に眼の筋肉を温め、目の筋肉をほぐすようにするとよいようです。

目の周囲をマッサージする

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見

東京医科歯科大学の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループによれば、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる目の病気である「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れる(視神経の周囲に萎縮が起きている)ことがわかったそうです。

つまり、子どもの時に、「病的近視」と「学童近視」(眼鏡矯正などで視力を維持できる近視)を早期に見分けることができることによって、「病的近視」の子どもの症状の進行を抑える治療を行うことができれば、失明を食い止めることにつながるということですね。

→ 近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見|東京医科歯科大 について詳しくはこちら

普段から目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用する

カシス・ルテイン・ブルーベリー専門店

カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリが、今なら最大20%引きの初回購入者価格・スーパーセール中!

カシス・ルテイン・ブルーベリー専門店

カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリ選びに悩むあなたに
→サプリ無料お試しサンプルはこちら!







【関連記事】
続きを読む 2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?