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低炭水化物ダイエットを長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中の発症リスク高まる!?|ハーバード大など

おにぎり

by ivva イワヲ(画像:Creative Commons)




■低炭水化物ダイエットを長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中の発症リスク高まる!?|ハーバード大など

低炭水化物ダイエットご用心…発症リスク高まる

(2012/7/8、読売新聞)

炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるとの研究を、ハーバード大などのグループが英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表した。

<中略>

低炭水化物・高たんぱく質のグループでは、そうでないグループに比べて危険性が最大1・6倍高まった。

ハーバード大などのグループの研究によれば、炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞脳卒中になるリスクが高まるそうです。

魅せる体を作るためによくこうした低炭水化物・高タンパクな食事がすすめられています。

例えば、ジェイソン・ステイサムのボディー・メイクの秘密は、ダイエットとトレーニングによれば、低炭水化物で高たんぱくな食事で体を作っているそうです。







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吉川メソッドでダイエット|どや顔サミット 1月6日

1.健康的に痩せるために肉を食べる

※吉川さんによれば、脂肪を全く摂らないと立ちくらみをしてしまうので、適量の脂肪摂取が大事とのこと。

2.炭水化物は食べない(短期間で効果を出すため)

7.筋肉を作るたんぱく質をメインに摂る。高タンパク低カロリーの食材が良い。

例:目玉焼き・ゆでたまご等は、たんぱく質がとれるので、一日3個食べる。

例:脂身の少ない魚介類(マグロの赤身、タコ、エビなど)は高タンパク低カロリー

例:豚ヒレ、鶏ささみ、カッテージチーズ、豆腐、ノンオイルツナ缶、たら、納豆、貝類、ヨーグルト無糖

しかし、今回の記事の中には、なぜ炭水化物を制限する食事を長期間続けると、心筋梗塞や脳卒中になる危険性が高まるのか、その理由は書かれていませんでした。

低炭水化物ダイエットを続けると、憂うつに-オーストラリア研究チームという記事がありましたが、何か関連があるのでしょうか。

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レーザーで脳梗塞を引き起こす血栓を溶かす治療法を開発 12月1日より治験|浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクス

hamamatsu_photonics

参考画像:レーザ血栓溶解技術|YouTubeスクリーンショット

> 健康・美容チェック > 脳卒中 > 脳梗塞 > 血栓 > レーザーで脳梗塞を引き起こす血栓を溶かす治療法を開発 12月1日より治験|浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクス




■レーザーで脳梗塞を引き起こす血栓を溶かす治療法を開発 12月1日より治験|浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクス

レーザーで血栓溶かす治療法開発へ 浜ホトなど12月から治験

(2016/11/29、日本経済新聞)

浜松医科大学と浜松医療センター、浜松ホトニクスは、脳梗塞を引き起こす血栓をレーザーで溶かすシステムの治験を始めるそうです。




■脳梗塞の治療法

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

急性期脳梗塞における治療法は、発症後 4.5 時間以内であれば、既往症などの禁忌がない限り、アルテプラーゼ*1の静脈投与による血栓溶解療法が標準の治療法として広く認められています。しかしアルテプラーゼの投与で脳主幹動脈*2の血流が再開通しない場合や、発症から 4.5 時間を過ぎている場合には、ほかの方法による血栓除去が必要となります。現在では主に機械的な血栓除去カテーテル*3が用いられています。

脳梗塞の治療は血栓を溶かす薬「T-PA」と「血栓回収療法」で劇的に改善されている!によれば、医療現場では脳梗塞の治療に「t-PA(tissue plasminogen activator:組織プラスミノーゲン活性化因子)」という血栓を溶かす薬があるそうです。

記事の中で紹介されている、アルテプラーゼとは、急性期脳梗塞の治療薬として使われています。

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

遺伝子組換え組織プラスミノゲンアクチベータ(recombinant tissue plasminogen activator:rt-PA)とも呼ばれ、血栓を溶解する作用がある。

「t-PA」の治療効果は高く、発症後4.5時間以内の使用で、後遺症の程度を軽減することが可能なのだそうです。

実は、「t-PA」は私たちの体の中(血管の内側の細胞)でも作られていて、日常的にできる血栓を溶かしてくれているそうです。

脳梗塞の治療で劇的な効果を発揮したt-PAですが、脳の太い動脈が詰まるとt-PAだけではなかなか血栓が溶けず、血流が再開しないこともあるそうです。

また、t-PAを投与できても、介護の必要がない状態で自宅に帰れる割合は40%程度なのだそうです。

そこで登場したのが、カテーテルを血管に入れて血栓を除去する「血栓回収療法」です。

血栓回収療法にはステント型と吸引型の2つあります。

ステント型は、脚の付け根からカテーテルという細い管を挿入し、ステント(筒状の網)にからめて血栓を回収する方法です。

吸引型は、器具の先端で崩した血栓を吸い取り、カテーテルの中に回収する方法です。

血栓回収療法は発症からのタイムリミットが4時間半だったのが、8時間まで治療を可能にし、またt-PAだけのグループよりもt-PA投与後にステント型の血栓回収療法を実施したグループのほうが社会復帰できる確率が大幅に高くなったそうです。

しかし、メリットしかないように思えた血栓回収療法にも、こちらのニュースリリースによれば実は一つ弱点がありました。

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

ただし、血栓除去カテーテルでは血管内皮損傷や脳出血などの可能性があり、より安全な治療法が求められていました

血管内皮を傷つけるリスクがあるというのがデメリットだったのです。

そこで、浜松医科大学と浜松ホトニクスが開発しているのが、脳の血管にできた血栓をレーザーで溶かす技術です。

レーザーで脳血栓溶解 浜松医大など、脳梗塞の新治療法目指す

(2013/2/25、日本経済新聞)

急性期脳梗塞に対するレーザ血栓溶解治療システムを開発 12月1日から医師主導治験を開始

(2016/11/28、浜松ホトニクス株式会社)

波長 500-600nmのレーザ光は血栓に吸収されますが、血管内皮ではほとんど吸収されません(図 2)。そこで、このレーザ光の吸収の差を利用して、レーザを用いて血栓のみを選択的に溶解可能で血管内皮の損傷がほとんどない波長532nm のレーザ装置と、血管を閉塞している血栓にレーザを有効に照射するための光ファイバーを内包した専用カテーテルを開発しました。(図 3)。

血栓のみを溶かすことができ、また血管内皮の損傷がほとんどない532ナノメートルのレーザー光を用いることで血管を傷つけるリスクを減らした治療法を開発したそうです。

■まとめ

浜松医療センターは、2016年12月1日より、脳梗塞を引き起こす血栓をレーザーで溶かすシステムの安全性および有効性を確認していくそうです。

脳梗塞の治療法がさらに進歩することを期待しましょう。

→ 脳梗塞とは|脳梗塞の症状・原因・予防 について詳しくはこちら







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高カカオチョコレートの継続摂取による脳の若返りや認知症予防の可能性がある|内閣府ImPACT山川プログラムと明治による共同研究

Chocolate

by bigbirdz(画像:Creative Commons)

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参考画像:内閣府ImPACT山川プログラムと明治による共同研究 日本初の試み!高カカオチョコレートの継続摂取による脳の若返り効果の可能性に道筋(2017/1/18、明治)|スクリーンショット

内閣府ImPACT山川プログラムと明治による共同研究 日本初の試み!高カカオチョコレートの継続摂取による脳の若返り効果の可能性に道筋

(2017/1/18、明治)

1.高カカオチョコレートの摂取前後で、GM-BHQ(大脳皮質の量)が有意に増加しました

2.大脳皮質の灰白質(Gray Matter)には神経細胞が多く存在し、情報処理の可塑性(学習効果)に関与していることが知られており、大脳皮質の量が増加したことで、学習機能を高める(脳の若返り)可能性が確認出来ました。

3.大脳皮質の量と年齢には負の相関関係があることが分かっており、BHQ指標を用いたことで、高カカオチョコレートの継続摂取による「脳の若返り効果」の可能性が見えてきました。

カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを4週間摂取する実証トライアルの結果、高カカオチョコレートにGM-BHQ(Gray Matter-BHQ;大脳皮質の量)を増やし、学習機能を高める(脳の若返り)可能性があることがわかったそうです。

また、過去の研究から認知症によって大脳皮質の量が減少することなどもいくつか報告されていることから、今後これらの関係も調べることができると考えられます。

高カカオチョコレートの継続摂取によって、大脳皮質の量を増やすことによる認知症の予防や学習能力の向上が期待できるかもしれません。

【追記(2017/5/12)】

「チョコで脳若返り」裏づけ不十分で発表

(2017/5/12、FNN)

しかし、「チョコレートを食べなかったグループ」の比較対象を設定した実験が行われていないなど、裏づけが不十分との指摘が相次いでいて、研究の統括責任者は、「表記に行き過ぎた内容があった」などと話しているという。

実証実験では、比較対象となる「チョコレートを食べなかったグループ」による実験が行われていないなど、チョコレートによる脳の若返り効果を裏付けるには不十分な実験だということです。







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【#知育】絵本はたくさんの絵本ではなく少数の絵本の「繰り返し読み聞かせ」が効果的!?|英サセックス大学

Bedtime Book

by Kevin Utting(画像:Creative Commons)




たくさんの絵本は逆効果!? 知育には「繰り返し読み聞かせ」が効果的と判明

(2013/3/21、Book wave)

英サセックス大学のホルスト博士が興味深い実験結果を発表しました。彼女によれば、子どもが単語を覚えるのに効果的なのは、たくさんの絵本ではなく、少数の絵本を繰り返し読み聞かせることだというのです。

<中略>

その結果、同じ絵本を繰り返し読んだグループが3.6単語だったのに対し、様々な絵本を読んだグループは2.6単語でした。繰り返しグループは覚える速度も早く、結果として繰り返し読んだほうがしっかりと、早く単語を覚えられるという結果になったのです。

英サセックス大学のホルスト博士の実験によれば、絵本の読み聞かせには、数を沢山読み聞かせするよりも同じ本を繰り返し本を読んだほうが単語を覚えるという点から言えば効果的ということがわかったそうです。

一つ気になったことがあるのですが、間違いだらけの育児法|ホンマでっかTV 5月2日によれば、刺激が豊富な環境で育てた方が子どもの脳は発達するそうです。

同じ本を繰り返し読み聞かせすることと沢山の本を読み聞かせするのでは子どもにとって刺激が豊富なのはどちらなのでしょうか。

今回の記事にはこのように書かれています。

子どもが嬉しいのは様々な絵本を読んでもらうことではなく、ママやパパに「長い時間」読んでもらうことなのかもしれません

両親が子どもとの時間を多く作ることが大事なのかもしれませんね。

【関連記事】

文字のない絵本の読み聞かせが子供の語彙力を育む!?

間違いだらけの育児法|ホンマでっかTV 5月2日

●動く物&話しかけ&音楽が子どもを賢くする!?

2歳までの間にどう育てるかが一番肝心。

生まれた時が一番脳細胞が多い→減る代わりに脳のネットワークが形成

脳のネットワークの形成には動く物&話しかけ&音楽の刺激が必要

刺激が豊富な環境で育てた方が子どもの脳は発達する







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言葉を習得するには「聞く」・「繰り返す」・「会話」が不可欠

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by Lotte Ch(画像:Creative Commons)




iPad世代の今の子どもたちの語彙は減る一方との懸念:英大学研究

(2013/7/24、IRORIO)

新しい言葉を学習する際、他人から聞いて覚えるよう脳内の回路ができており、デジタル機器と睨めっこしていても語彙は増えないそうだ。

「2歳未満の子供にはテレビを見せないで」、米国小児科学会が指針によれば、親が喋らないと、子供は親の言葉を聞くことができないために、言語の発達が遅れてしまうそうです。

視覚からは文字を含めた多くの情報をキャッチしていても、言葉を聞くことが少なければ、語彙は増えていかないそうです。

同氏が27人の被験者に新しい造語を覚えてもらい、脳をスキャンしながらその様子を観察したところ、人は耳で聞いた言葉を真似ることで、新しい言葉を学習していることがわかった。その際脳内の弓状束という神経経路が重要で、音で聞き解読した内容を口に出すというプロセスを司っている。

中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?によれば、生まれてから3歳までの間、裕福で安定した家庭で育つ子どもは貧しく不安定な家庭で育つ子供よりも、両親の口から肯定的な言葉を44万個以上も聞くのだそうですが、このことが語彙を増やすうえで大きな役割を果たしていたんですね。

言葉を習得するには聞くことと繰り返すこと、会話が不可欠

親子でのコミュニケーションをとる時間をたっぷりとってくださいね。