脂肪溶かすたんぱく質発見=抗肥満薬の候補に―東京大
(2010/6/9、時事通信)
脂肪細胞内で中性脂肪の塊を溶かすたんぱく質を、東京大の宮崎徹教授らの共同研究グループが発見し、9日付の米科学誌セル・メタボリズムに発表した。
副作用の少ない新たな抗肥満薬の候補になるとしている。
このたんぱく質は「AIM」と呼ばれ、動脈硬化への関与などが知られているが、作用メカニズムは分かっていなかった。
東京大の宮崎徹教授らの共同研究グループによれば、脂肪細胞内で中性脂肪を溶かしたり減らしたりする作用を持つたんぱく質「AIM」を発見したそうです。
AIMに注目したのは、AIMを作れないようにしたマウスが太りやすいということに気づいたからなのだそうです。
研究グループは、AIMをつくれないようにしたマウスが太りやすいことに着目。
脂肪細胞で詳しく作用を調べたところ、AIMが細胞内に取り込まれ、中性脂肪の主成分である脂肪酸の合成を阻害することが分かった。
この結果、余分に蓄積されていた中性脂肪の塊が溶け、脂肪細胞が縮小した。
AIMのないマウスは脂肪細胞が大きく、通常のマウスより体重が1.5~2倍重い肥満状態だったが、AIMを注射するとやせた。
AIMは、元々体の中にあるたんぱく質であり、また脂肪細胞のみに作用すると考えられているため、副作用がない肥満治療薬として注目を集めそうです。
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