腕立て伏せの回数が多い人ほど、心血管疾患になるリスクが明らかに低い!/腕立て伏せが何回できるかで将来の心臓病や脳梗塞などの心血管疾患リスクの予測ができる!?




2019年の論文によれば、誰でもどこでもできる「腕立て伏せ」に注目し、「腕立て伏せが何回できるか」という簡単なテストだけで、将来の心臓病や脳梗塞などの心血管疾患(CVD)のリスクが予測できるそうです。

アメリカの消防士(男性、平均約40歳(18歳以上))1,104人を対象に、最大で何回腕立て伏せができるかを測定し、その後10年間で心臓病(冠動脈疾患、心不全など)が起きたか調べたところ、腕立て伏せの回数が多い人ほど、心血管疾患になるリスクが明らかに低いという結果が出ました。

特に40回以上できた人は、10回未満の人に比べて心血管疾患になるリスクが約96%も低かったそうです。

心血管疾患ならば有酸素運動テストの方が関連がありそうですが、実は腕立て伏せの回数は心疾患予測に強い関連があることがわかりました。

■なぜ腕立て伏せと心疾患予測に関連があるの?

腕立て伏せができるということは、上半身の筋力だけでなく、全身の筋力・持久力・体幹の強さがある=全体的な「身体機能(フィットネスレベル)が高く、生活習慣病のリスク(肥満、血圧など)も比較的低いと考えられます。

つまり、腕立て伏せの回数は「全体的な体の強さ」の簡単な目安になるということです。

■この研究の気になる点

この研究における注意点は、対象が運動習慣のある男性消防士であるため、デスクワーカーや女性にそのまま当てはまるかはわからず、また腕立て伏せができるから心臓病にならないわけではなく、元々体が強いから心疾患になりづらい可能性がある地横転です。

もう一つ、この研究で気になるのは、腕立て伏せのやり方は個人個人で差があるということ。例えばボディビルの人のアドバイスでは回数ではなく、いかにゆっくり動作を行うか(負荷をかけ続ける)を重視していて、回数ができることは筋肉を鍛えるうえであまり意味がなく、10回でちょうどいいくらいの負荷をかけるのがベストと言います。

この研究で行われた腕立て伏せのやり方は、メトロノーム(80回/分)のリズムに合わせて腕立て伏せを行うもので、1回につき「下ろす・上げる」が一定の速さ(約0.75秒に1回程度)で、リズムを3回以上外す、またはこれ以上続けられない(疲労・胸痛など)で終了しています。

ただやみくもに回数を稼ぐのではなく、「一定のペースでどれだけ続けられるか」という筋持久力テストになっているわけですね。

また多くの回数ができる人は、筋力だけでなく心肺持久力・体幹安定性・全体的なフィットネスレベルが高い傾向があることから、つまり、一定ペースで腕立て伏せの回数が多い人=筋持久力が高く、心肺持久力・体幹安定性・全体的なフィットネスレベルが高い人=心臓病のリスクが低い可能性が高いということなのではないでしょうか?

【補足】

全身持久力の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクは低い|#東北大によれば、ランニングやジョギング、サイクリングなどの有酸素運動によって高めることができる「全身持久力」の基準を継続的に達成すると2型糖尿病の発症リスクが低いことがわかりました。

青年期の心肺持久力(心肺機能)が低いと、将来(中年期)労働能力が低下し病欠が多くなる!?で紹介したフィンランドの 1,207 人を対象としたコホート研究によれば、青年期の心肺機能(CRF)の高さは、筋骨格機能や体格指数(BMI)ではなく、中年期における労働能力の高さや病欠の少なさと関連していることがわかりました。

心肺持久力と握力の両方が低い中学生は代謝異常リスクが高い!|心肺持久力が低いと血圧やnon-HDLコレステロールは高い!|新潟大学でしょうか舌新潟大学と新潟県阿賀野市による共同研究によれば、体力テストで心肺持久力を測るシャトルランと上肢筋力を測る握力の両方が低い中学生は代謝異常(メタボまたは生活習慣病)リスクが高いことがわかったそうです。

また、血圧および動脈硬化促進性の血中脂質であるnon-HDLコレステロールは、心肺持久力が低いと有意に高くなったそうです。

成功する人は体力オバケが多い!?体力オバケになる方法とは?なぜ定期的に有酸素運動をすると疲れにくくなるの?では体力オバケの人を次のように定義しました。

1)心肺機能が強い=心臓と肺が効率よく酸素を供給できるために疲労回復が早い人

2)定期的な運動でミトコンドリアが増え、疲労物質(乳酸)の蓄積が少ない人

3)血流改善や免疫系の強化が優れているため免疫力とスタミナが抜群な人

4)酸素摂取の効率が良く、ミトコンドリアの働きが優れているため、エネルギーを無駄なく使い、長時間活動できる、エネルギー効率が高い人

つまり、体力がある人というのは疲労回復が早く、疲れが蓄積しにくく、エネルギー効率が高い人であり、先ほど紹介した研究と合わせて考えると、心肺機能の高さと労働能力の高さ、病欠が少ないと予想できますよね。

■まとめ

腕立て伏せを何回できるかを定期的にチェックするだけで自分の健康状態(筋持久力・心肺持久力・体幹安定性・全体的なフィットネスレベル)の目安を知ることができるのでやっていきましょう!

【参考文献】







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【モーニングショー】足閉塞のサイン(前兆)/カルーセル麻紀さんのケース(生活習慣)




2026年5月21日放送のテレビ朝日系「モーニングショー」のテーマは「足閉塞(下肢閉塞性動脈硬化症)」です。

■「足閉塞(下肢閉塞性動脈硬化症)」

足へ行く血管が動脈硬化を起こして詰まってくる病気を、下肢閉塞性動脈硬化症と呼んでいます。

足への血流が徐々に減少してくると、安静にしていても痛みが起こり、足の指の色が悪くなって、ひどい場合は壊死(えし)を起こして、指を切断しないといけなくなります。

壊死した部分にばい菌が感染すると、赤く腫れたり、ウミが出たりして指や下腿部を切断しないといけなくなります。

閉塞性動脈硬化症を引き起こす因子としては、高血糖以外に高血圧高脂血症、喫煙などがあります。

糖尿病の方は、高血糖・高血圧・高脂血症・喫煙などの危険因子に注意し、できるだけ早く治療をする必要があるようです。

■カルーセル麻紀さんのケース

カルーセルさんは68歳の頃にパリ旅行中、ふくらはぎに異変を感じ、ズキズキした痛みで歩けなくなったそうです。

その後、ふくらはぎがベロンベロンとだらんと垂れ下がり、足の先に水虫のようなものができたが、それは足に血が行っていなかったそうです。

病院での診断には、右足付け根付近の血管が詰まり、切断寸前の状態で緊急入院で手術を受けたそうです。

●2011年頃(60代後半)に右足の痛みなどで下肢閉塞性動脈硬化症と診断され、また脳梗塞(2020年)も経験しています。

下肢閉塞性動脈硬化症の治療を受け、患部をバルーン(風船)で広げた後に、ステント(金属製の筒)を留置して血流を回復させるカテーテル手術を行いました。

手術後、左右交互に動脈硬化が再発し、約15年間で10回の手術(カテーテル治療など)を経験。

2020年:脳梗塞、黄斑浮腫(目の血管関連)も経験しています。

●カルーセル麻紀さんの生活習慣は、1日2箱程度の長年の喫煙(ヘビースモーカー)によって、血管壁のプラーク形成を進め、足の動脈硬化や脳梗塞のリスクを高めたと考えられます。また、偏った食生活、運動不足も関係しているものと考えられます。

2022年放送の徹子の部屋に出演した際には、1日合計では2500~3000歩を歩いたり、草むしりなどを行っているそうです。

●麻紀さんの当時の生活習慣

喫煙:1日60本(約2箱)。
食事:1日1回(夕食のみ)。
睡眠:約3時間。
飲酒:毎日。

これらが重なり、動脈硬化を進行させた要因とされています。

【参考リンク】

■足梗塞予備軍チェックリスト

東信良 旭川医科大学教授(専門医)が解説

高得点項目(各4点程度):糖尿病、喫煙歴、透析中、65歳以上
中得点項目(各2〜3点):高コレステロール高血圧、腎臓病(非透析)
低得点項目:50歳以上など

生活習慣病の有無や年齢・喫煙歴が大きく影響します。

●足首の血圧が腕の血圧の9割以下(0.9未満)なら足梗塞の可能性が高い。

●自宅でできるセルフチェック

1)足上げテスト(血色確認)

横になって両足を心臓より高く約1分間上げて、足先の色を確認。血色が悪くなり白っぽくなったら足梗塞の可能性あり。

2)歩行テスト(間欠性跛行チェック)

約1km歩いて、いつも同じくらいの距離でふくらはぎ・太ももなどに痛み・だるさ・締め付け感が出る場合、足梗塞の可能性あり。休憩すると回復する「間欠性跛行」が特徴。痛みが出る距離が短いほど進行の目安。

3)傷の治り具合

足に2週間以上治らない傷がある場合、血流不足・足梗塞の可能性がある。特に足先・爪周り。

その他の目安として、足の冷え・しびれ・むくみ(特に片側や左右差)、足の毛が薄くなる、爪の成長が遅い、皮膚の色が変わる、脈が触れにくいなど。

■まとめ

下肢閉塞性動脈硬化症は一般的な認知度が低いために「足閉塞」という名前(仮なのだそうです)で知ってもらおうとしているそうです。

日本では、「閉塞性動脈硬化症(Arteriosclerosis Obliterans;ASO)」と呼ばれている疾患ですが、海外では、「末梢動脈疾患(Peripheral Arterial Disease;PAD)」という疾患名が一般的です。

<初期症状>

  • 手足に冷えやしびれを感じる

<症状が進行>

  • 歩行時に痛みが出るが、休むと治る

<症状が重くなる>

  • 安静時でも痛みを感じる
  • 皮膚が壊死したり、潰瘍ができたりして足を切断することもある

足の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)、「知っている」は3割未満によれば、進行すれば心筋梗塞や脳梗塞などの引き金になる可能性がある足や首、腎臓などに起こる動脈硬化を知っている人が3割に満たないそうです。

PADになると、足の痛みのため歩かなくなることで、高血圧糖尿病などが悪化し、その結果、動脈硬化が進み、心筋梗塞などの病気を引き起こす恐れがあります。

予防のポイントは1)禁煙、2)バランスの取れた食事、3)運動、4)生活習慣病の管理(血圧・血糖・コレステロール)、5)足の痛みや冷えといったサインがあれば受診、です。







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熱中症の既往がある人で白内障リスクが約2倍!30代および糖尿病のない人で関連が特に強く




熱中症の既往がある人で白内障リスクが約2倍~全国規模の保険者データベースを用いた大規模分析~(2026年5月13日、名古屋工業大学)によれば、熱中症の既往がある人では、白内障全体の発症リスクが1.96倍高いことがわかりました。

○ 熱中症の既往がある人では、白内障全体の発症リスクが1.96倍高いことを提示
○ 白内障の一種である核白内障でも、発症リスクは2.16倍と高いことを確認
○ 30代および糖尿病のない人で関連が特に強く、30代では2.99倍、糖尿病のない人では2.44倍。

→ 白内障とは・白内障の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら

■背景

近年、平均気温の上昇に伴い、熱中症患者数は増加しています。一方、白内障は世界的に主要な視覚障害の原因の一つであり、高齢化の進行とともに今後も患者数の増加が見込まれています。白内障にはいくつかの種類があり、その一つである核白内障は、加齢に加えて熱ストレスとの関連が指摘されてきました。

■【家庭料理の視点から】

「なぜミャンマーで白内障患者が急増したのか」から白内障の原因について考えるによれば、白内障の環境要因のポイントは、リスク要因にさらされる量が多いほど白内障になりやすくなるということです。

ミャンマーで白内障が急増している原因として挙げられているのは、紫外線による活性酸素の影響、喫煙(ミャンマーでは喫煙率が高い)、肥満(米を多く食べる食事に加えて、糖分の多いものを多く摂取する食生活)や糖尿病です。

白内障の原因としては、遺伝と加齢による影響が最も大きいですが、紫外線などの環境要因によって白内障になるリスクが高くなってしまいます。

今回の研究を参考にすると、熱中症(熱ストレス)自体が直接的に白内障のリスク要因なのか、それとも熱中症の人は紫外線の影響を受けている傾向があるのかが気になるところです。

ヒントになりそうなのは、糖尿病のない人でも熱中症の人は2.44倍高くなることから、糖尿病になりやすい要因(例:糖分の多いものを多く摂取する食生活)以外に何らかの要因があることがうかがえます。

【参考文献】

■まとめ

今回の研究によれば、急性熱ストレスが水晶体の老化を加速させる可能性があり、熱中症が白内障形成の環境リスク因子であることを示唆しています。

若い人でも、糖尿病でない人でも極度の暑さにさらされるリスクのある人はしっかりと白内障予防のためにも熱中症対策をしたいですね。

【追記(2026年5月20日)】
白内障リスク 熱中症になった人は“2倍”に 「目のレンズ温度上昇→タンパク質変性→修復できず」 研究で明らかに 名古屋工業大学・金沢医科大学(2026年5月13日、CBC)

(名古屋工業大学 平田晃正教授)「目のレンズ内温度が上昇したことでタンパク質が変性して、それが十分に修復できていないから白内障につながるのではと思う」
<中略>
名古屋工業大学は今後、熱中症になったとき目を冷やす方法の研究も進める考えです。

論文の中では熱中症の既往(過去にかかった病気)がある人の白内障のリスクが高いというものでしたが、この記事で紹介されている名古屋工業大学 平田晃正教授によれば、目のレンズ内温度が上昇したことでタンパク質が熱変性を起こして、白内障につながるのではないかと推測し、熱中症になったら目を冷やすことも検討されています。

つまり、熱中症の後遺症的なものが残って白内障のリスクを高めているというよりも、熱中症の症状の延長線上に白内障リスクを高めるものがあって、熱中症になる前に目を冷やすことも白内障予防になるということなんですね。

→ 白内障とは・白内障の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

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NHK「あさイチ」/尿もれ対策最新情報/排せつリハビリで生活が変わる/尿を膀胱に貯める練習




2026年5月20日放送のNHK「あさイチ」のテーマは「尿もれ対策最新情報▽排せつリハビリで生活が変わる」。

誰にも相談しにくい尿もれ(尿漏れ)などの尿トラブル(特に40代以降)を中心に、女性泌尿器科の受診、尿もれケア用品の選び方、1日1分からできる「骨盤リズム体操」によるセルフケア、おむつに頼らない介護の現場から、日常と尊厳を取り戻す取り組みとして排せつリハビリを紹介しました。

■尿もれの原因と実態

〇30〜79歳女性の約51% が経験あり(2人に1人)。

〇主なNG習慣:「とりあえずトイレ」

尿が十分たまっていないのに頻繁に行く習慣が、膀胱の感覚を鈍らせ、後漏れを増やす。

〇理想は200〜400cc程度ためてから出すこと。我慢しすぎ(例: 6時間以上)も膀胱炎リスクあり。

番組を見ていて興味深かったのが膀胱のトレーニング。

トレーニングとはいっても、何かをするというわけではなくて、尿意を感じたらすぐトイレに行かず、尿を膀胱に貯める練習をすることにより、膀胱の柔軟性を取り戻すトレーニングのことです。

膀胱の柔軟性を取り戻すことによって、排尿間隔を延長し、尿を長く貯められるようになる可能性があります。

チェック方法はおしっこが十分にたまったかなと思ったら計量カップで計ってみて、200mlから400mlだとしたら問題ないそうで、それが100mlだとしたら早すぎる、600mlとなると貯めすぎ。

※泌尿器科を受診する際にも、事前に数日分の排尿日誌(一日の排尿回数、排尿量、飲水量、パットやおむつ交換の回数)を記録しておくと治療方針の参考になります。

■骨盤リズム体操(1日1分〜、骨盤底筋トレーニング)

足を肩幅に開き、手を腰に当て、肛門を締めながら

1)片足を大きく前に踏み出し、お尻を下げて3秒キープ(膝をつま先より前に出さない、上半身は前かがみ)。
2)元に戻す。片足10回ずつ。
3)10回目のお尻を下げた状態で深呼吸をする → 「ハッハッハッ」と小刻みに息を吐きながら腰を弾ませる。

※膝に負担がかかりやすいので注意(膝が悪い人は控えめに)。
※まずは3ヶ月継続しましょう。

■尿漏れケア用品の選び方

〇生理用ナプキンは不向き(水分吸収が弱く、かゆみの原因に)。

〇吸水ケア用品を選ぶ基準
・くしゃみ・咳のちょび漏れ:3〜10cc
・トイレに間に合わない:15〜70cc
・長時間:100〜200cc

〇陰部ケア
常在菌を失うため、石けんでのゴシゴシ洗いはNG。
お湯で優しく、保湿(ワセリンや専用クリーム)が重要。

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■排泄リハビリ・介護現場

〇排泄にかかわる9つの動作(尿意を感じる → トイレ認識 → 移動 → 下着を下ろす → 座る → 排泄 → 後始末 → 着衣 → 戻る)をリハビリで回復。

〇病院の「排尿自立支援加算」

排尿ケアチーム(医師・看護師・理学療法士など)が取り組み、自立を目指す。

〇介護施設の例では、おむつに頼らず、排泄記録でリズムを把握し、車いすからの立ち上がり動作もトレーニングになるそうです。

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■【補足】

【続】ばあちゃん(母)、泌尿器科へ行く!/筋力(骨盤底筋)不足による尿漏れ

通常お腹に腹圧がかかると骨盤底筋という筋肉が尿道を支えることで尿道を占めて、尿漏れを防ぐのですが、肥満、加齢などが原因で骨盤底筋が弱くなると、尿道がうまく締められなくなって尿漏れが起きます。

尿道、膣、肛門を閉める力を鍛える体操「骨盤底筋訓練」

1)仰向けになって、両足を少し開いて膝を立てた姿勢をとる。
2)尿道・肛門・膣をキュッと閉めたり緩めたりして、これを2-3回繰り返す。
3)尿道・肛門・膣をぎゅうっと閉めて3秒ほど静止し、そのあとゆっくりと緩める。これを2-3回繰り返す。少しずつ引き締める時間を延ばしていくのがポイント。

はじめは1日5分ほどから始め、徐々に10分、20分と時間を延ばしていきます。

この「骨盤底筋訓練」は生活の中でもできます。

例)朝・晩に布団の中で、膝を床につき、肘をクッションに乗せて頭を支えて行う。
例)テーブルを支えにした姿勢で、両足を肩幅に開いて立ち、手を机の上にのせて、骨盤底筋訓練をする。
例)テレビを見ながらなど椅子に座った姿勢で、両足を肩幅に開いて、足の裏の全面を床につけて、骨盤底筋訓練を行う。

■まとめ

介護をしている人にとっても介護をされる側にとっても難しいのが下周りのお世話です。

大人用紙オムツの売上が子供用オムツの売上を追い抜いた!?|日本の紙おむつが国際規格化|高齢化社会がビジネスチャンスに変わる!?によれば、高齢化社会の日本ではすでに排泄トラブルは珍しいことではなく、4人に1人が排泄トラブルを経験したことがあるそうで、誰しもが経験する可能性があります。

厚生労働省の13年のまとめによると、尿失禁の経験者は約153万人で、このうち65歳以上は121万人と全体の約8割を占めています。

尿もれ、便漏れといった軽失禁商品の市場は前年比110%の伸びを見せ、団塊世代が後期高齢者となる2025年にはもっと多くの人が排泄トラブルを経験することが予想されます。

しかし、排泄トラブルを抱えているにもかかわらず、その対処をしていない人が46.3%いるという結果が出ています。

排泄トラブルを抱えている人は、根本的な対処をすることができずに、外出を控えたり(運動不足の可能性)、水分補給を控えたり(熱中症リスクが高まる可能性)といった健康にとってリスクある行動を選びがちになってしまうようです。

排泄ケアに取り組むことは高齢化社会の真っただ中にいる私たちにとって考える必要のある問題なのです。

→ 約1300万人が過活動膀胱に悩む!一番の悩みは「夜間頻尿」/男性は「チョイ漏れ」、女性は「力み漏れ」、高齢者は「腹圧性尿失禁」に悩み について詳しくはこちら

早めに筋トレを行っていきましょう!







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伊沢拓司さん(31)、血液検査の結果、空腹時血糖値と中性脂肪値が高く、狭心症や心筋梗塞のリスクが要注意!




2026年5月14日放送のテレビ朝日系『林修の今知りたいでしょ!』に出演した「QuizKnock」の伊沢拓司さん(31)は血液検査の結果、狭心症や心筋梗塞のリスクを判断する数値である、血圧空腹時血糖LDLコレステロール中性脂肪の値の中で、空腹時血糖が109(100mg/dL以上が要注意)、中性脂肪が313(150mg/dL以上が要注意)だったことから、狭心症や心筋梗塞のリスクが高いことがわかりました。

番組内では、糖分の高いものを避ける、ウォーキングのような有酸素運動を20分以上行うなど生活習慣の改善のアドバイスがありました。

そこで伊沢さんがどんな食生活をしていたのか気になったので調べてみたところネイチャーメイドのインタビューがありました。

26歳当時のインタビューから食生活について答えている部分を抜き出してみました。

普段から、ロケ弁や外食が多いため体調や体重管理が難しいのですが、自宅で食事ができる時は体調を整えるために気を付けています。とはいえコンビニ飯が多いものの、ファーストチョイスはいつも納豆です

元々食べることが大好き。大学生の時は深夜にカレーや大盛りラーメンを食べるなど、健康とは程遠い食生活でした。23歳を過ぎて太りやすくなったのをきっかけに食事や運動に気遣うようになりました」。その頃から始めた筋トレは、今ではライフワークのひとつ。トレーニング効果を高めるために納豆や鶏肉といった、タンパク質を豊富に含む食品を積極的に食べているといいます。

26歳当時の伊沢さんは健康には人一倍気を遣っているとコメントしているものの、実際にはロケ弁、外食、コンビニ飯が多いそうで、食べることが好きで太りやすくなったことをきっかけに食事(たんぱく質を豊富に含む食品やサプリメント)や運動(筋トレ)に気にかけるようになったそうです。

しかし、31歳の血液検査では、空腹時血糖や中性脂肪が高いことから、狭心症や心筋梗塞のリスクが高いことから、健康は大事とわかっていても、実際にはうまく生活習慣をコントロールできていないのではないかと考えられます。

アドバイスの中にも「糖分の高いものを避ける、ウォーキングのような有酸素運動を20分以上行う」と言われていたことから、糖分が多い食事をしていたり、運動不足の面があると伺えます。

元アメリカ大統領夫人のミシェル・オバマ夫人のエピソードが興味深いです。

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

これは実感としてとてもよく理解できることだ、というのです。

健康について関心がある人は、新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていると思います。

しかし、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、ファストフードの魅力を感じてしまう人も多いと思います。

そこで、手軽で安いファストフードや冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

伊沢さんの場合も健康に対する知識はあっても、忙しさや疲れから手軽な食事に頼りがちなのではないでしょうか?

よく「健康のためにはバランスの良い食事をおすすめします」というメッセージをお医者さんはいいますが、実はこのメッセージは伝わりにくいのです。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)によれば、「もっと健康的な食生活を送る」といった総括的な目標は、不明瞭であり、その曖昧さが感情に言い逃れの余地を与え、失敗を正当化しやすくしてしまうそうです。

つまり、「健康のためにはバランスの良い食事をしましょう」というメッセージは、受け取る側としてはわかりづらいもので、結果どうしたらよいかわからず、今まで通りの生活をしてしまうことになってしまいます。

ではどのようにしたらよいのでしょうか?

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)ではこのような提案がされています。

例:アメリカ人に健康的な生活をさせるには?
「もっと健康的に行動しよう」と訴えるのではなく、「次にスーパーの乳製品コーナーに立ち寄ったら、ホールミルクではなく低脂肪乳に手を伸ばしなさい」というべきなのだ。
飲食行動を変える必要でなく、購入行動を変える。
「もっと健康的に行動しよう」と伝えても、解釈の仕方はいくらでもある。

よくテレビで紹介されているような、○○の不足が病気の原因となる恐れがあるので、△△を食べましょうというのは、見ている人に伝わりやすく、行動を変えやすいということなんですね。

「バランスの良い食事にしましょう」というのは最も正しいメッセージですが、最も伝わりづらいメッセージでもあります。

だからこそ、個人個人で健康的な食事を選択してもらうよりも、食品スーパー、コンビニ、飲食店、お弁当屋さんなどがそもそもできるだけ健康な食べ物を提供していれば、自然と健康になっていくというアイデアが大事だと思うんです。

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