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腰痛(「非特異的腰痛」)とストレス|たけしの本当は怖い家庭の医学

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225 - Stress

by Jason Lander(画像:Creative Commons)

2009年2月17日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学では、『腰痛の隠れた本当の原因を徹底解明!完全対処法スペシャル』がテーマでした。

今回の番組で紹介された腰痛は、腰をいくら検査しても、肉体的には原因が特定出来ない腰痛、「非特異的腰痛」を取り上げていました。

→ 腰痛(腰が痛い)の原因・予防・解消法(ストレッチ・体操) についてはこちら

番組によると、病院を訪れる腰痛患者のうち、85%がこの腰痛であるといわれ、長年その原因はわからなかったそうです。

腰痛と言えば、過度な負担が腰にかかることや加齢などが原因だと考えていましたが、腰痛の原因がわからない患者さんがいたことは知りませんでした。

しかし、近年の研究により、「非特異的腰痛」の原因が分かってきたそうです。

その一つ、大きな原因こそ「ストレス」。

これまで原因不明と言われてきた腰痛の多くに、精神的な問題が深く関わっていることが分かってきたのです。

ストレスが原因不明といわれてきた腰痛にかかわっているそうなのです。

それでは、なぜストレスが腰痛の原因となるのでしょうか。

そもそも、腰など体の一部に何らかの異常が起きると、それが神経を通じ脳に伝わり、異常が起きたことを痛みとして認識するのです。

このメカニズムを支えているのが、脳の中で情報をやり取りする神経伝達物質。

ところが、ストレスを感じ続けると、この神経伝達物質の分泌に異常が生じ、体と脳の間で情報が正確に伝わらなくなるのです。

その結果、脳が誤作動を起こし、通常なら痛みを感じない小さな腰の異変を、強い痛みとして感じてしまうというのです。

ストレスを感じ続けていたために、脳が誤作動を起こし、神経伝達物質の分泌に異常が生じたため、ちょっとした腰の痛みを強い痛みと認識してしまうことから起きていたようなのです。

腰痛の中には、ストレスが原因であることもあるそうですので、原因不明の腰痛で悩んでいる方は、ぜひ番組HPの腰痛患者のためのストレスチェック問診をやってみてはいかがでしょうか。




→ リエゾン治療・認知行動療法による腰痛治療|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら




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「恋は盲目」を科学する|恋をしているときと恋から覚めたとき、あなたの脳は変化している!




Tenderness

by Pedro Ribeiro Simões(画像:Creative Commons)

恋が覚めて気づく真実! 相手が変わったのではなく、アナタが変わったのだ!

(2011/10/5、ローリエ)

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジの神経生物学部のゼキ博士とバーテルス博士は激しく恋している人の脳の中で活動が「抑制」されている部分に着目した。

2人は、男女17人に恋人の写真と、無関係な異性の写真を見比べてもらい、その様子をfMRIで測定した。
(fMRIとは…MRIの原理を応用して脳が機能している時の血流の変化などを画像化する方法)

そこで、恋人の写真を見ている時にだけ活動が低く抑えられている領域を見つけたのだ。

その場所は扁桃核と頭頂・側頭結合部の2箇所である。

扁桃核は不快を感じる働きを担っている。

「よくない」、とか「不快だ」といった否定的な気持ちを生み出しているところ。

一方、頭頂・側頭結合部は判断力や物事を批判的に捉える働きをしている。

恋人の写真を見たときには、その否定的な気持ちを生み出す部分と判断力を司る部分の活動が抑えられていた、活動が鈍っていた……という実験データであったのだ。

恋をしていると、恋人に対する否定的な気持ちを生み出す部分と判断力を司る部分の活動が抑制されるそうです。

バーテルス博士の解説によると、
「これは、恋をしている人物は正常な判断ができないということを意味しています。恋人のことを批判的に見ることができなくなってしまう。恋は盲目と言いますが、まさにそのとおりなのです」
……さらにさらに、ゼキ博士の解説が驚きである。
「ただ判断力が鈍るといっても、音楽に対する判断力や数字や科学の問題を解く際の判断力が鈍るということはありません。恋人に対してのみ判断力が鈍るのです。つまり、これは恋人に特化した不思議なメカニズムなのです」
―「だから、男と女はすれ違う」―より、引用

人は、恋をすると、恋人に対してだけ判断力が鈍くなるという不思議なメカニズムを持っているということですね。

恋人と別れた後に、相手の悪口をいったり、「冷静に考えると何であんな人と付き合っていたのだろう」と思うのは、物事を判断する能力が正常に(?)戻ったということみたいですね。

脳って、人って、面白いですね。







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ランニング・ジョギングを始める前に初心者が注意すべきこととは?

心機一転ランニングを始めようという人もいるかも知れません。

ランニング(ジョギング)やウォーキングをするのは、とても気持ちがいいですよね。

ただ、日頃から運動をしていなかった人が、急に走ると体を痛めてしまうことがあるので、注意が必要です。

そこで、今回は、これまでブログで紹介してきたランニング・ジョギングを始める前に気をつけておくことをまとめてみました。




ランニングブームの落とし穴|ランニングをはじめる前に気を付けるべきこととは?

Oktoberfest 4258

by Parker Knight(画像:Creative Commons)

「特に女性ですが、ダイエット目的で節食をされた方は、骨密度や体の筋肉量が低くなりがち。

その状態の人が急にランニングを始めることで、膝や腰を痛める例も多くあります。

走る前に自分の筋肉量を把握することが重要ですね」。

女性の中には、ダイエット目的で食事を減らしているために、骨密度や筋肉量が低くなっている人がおり、そうした状態でいきなりランニングを始めると、膝や腰など体を痛めることがあるそうです。

 

アキレス腱のけが ジョギングブームで中高年ランナーに増加中。

アキレス腱のケガをしている人が中高年に増加しているそうです。

中高年ランナーが起こしやすいアキレス腱のけがは何か?

早稲田大の鳥居俊(すぐる)准教授(スポーツ整形外科)は「アキレス腱周囲炎とアキレス腱付着部炎が多い」と指摘する。

アキレス腱周囲炎はアキレス腱と、その周囲を包む組織との間に摩擦が生じて起こる炎症だ。

また、アキレス腱付着部炎は、アキレス腱とかかとの骨との間で起こる摩擦で生じる炎症で、かかとの骨が元々外側に向けて出っ張っている人の場合なりやすい。

これらの怪我を引き起こしやすくなる原因は何なのでしょうか。

これらのけがを引き起こしやすくする原因に、足の動きがある。

一般的にジョギング時に人間の足は、まずかかとの外側から着地し、次に足の裏全体で地面を踏んで、最後につま先でけるが、人によって癖がある。

鳥居准教授は「こうした一連の動きの中で無駄な動きが増えると、摩擦も大きくなり、けがを起こしやすくする」と指摘する。

それぞれの個人の足の動きの癖があり、その動きの中で無駄があると、摩擦が大きくなり、ケガを起こしやすくなるそうです。

また、アキレス腱の周囲のケガだけでなく、アキレス腱自体が損傷することもあるそうです。

また、アキレス腱そのものが損傷する「アキレス腱炎」もある。アキレス腱は、ロープのように、たくさんの細い腱が束になってできている。

大きな力が繰り返しかかると、弱っている部分が切れて炎症を引き起こす。

競技をしている若い人に多くみられるが、腱が劣化している中高年にも起きやすく、注意が必要だ。

アキレス腱周囲炎とアキレス腱炎はアキレス腱の上部で、アキレス腱付着部炎は下部で起きやすいため、痛みの場所によってある程度、けがの種類が何か判別できる。

ケガの予防法

●シューズ選び

鳥居准教授は「自分の走りの特徴にあったシューズ選びが重要」と指摘する。

アキレス腱周囲炎は、土踏まずを持ち上げる中敷きを靴底に入れることで、本人の癖など足の無駄な動きが大きくなるのを防ぎ、炎症を起こしにくくする。

また、かかとを持ち上げる中敷きを入れると、アキレス腱付着部炎になりにくいという。

鳥居准教授は「ストレッチをしっかりして、ふくらはぎの筋肉をほぐしておくことも大切」と話す。

自分の走り方の特徴にあったシューズ選びが重要なようです。

今はランナー向けに様々なテクノロジーをつぎ込んだシューズが開発されているので、店員さんに自分に合ったシューズを教えてもらうのが良いのではないでしょうか。

また、しっかりとストレッチをして、ふくらはぎの筋肉をほぐしておくことも大切なのだそうです。

●年齢に応じた無理の無いペースで

また、日本靴医学会理事長の井口傑(いのくちすぐる)・元慶応大教授(整形外科)は、ジョギングでは年齢に応じた無理のないペースを守ることを勧める。

井口元教授によれば、人間の平均寿命は明治初期まで40歳くらい。

栄養状態の改善などで急激に寿命が延びたが、それに合わせて人間の足が急に進化したということはない。

腱は筋肉に比べて血行が少なく、損傷しても補修が利きにくい。

つまり、40~50歳を過ぎると、腱は言わば賞味期限が切れたような状態にあるため、無理をすればアキレス腱炎になりやすいという。

井口元教授は「中高年になったら、(腱を)節約しながら大切に使うという認識が重要。

もし痛みが走ったら決して無理をせず、休むことが大切だ」と指摘する。

痛みが取れた後の再開は「まず半分程度のペースに落とし、3週間で1割ずつペースを増やす。

再び痛みが出たところから1割ほど減らした辺りが、その人の最適なポイント」と助言する。

年齢に応じた無理の無いペースでジョギングを行うことが大事なようですね。

痛みが出たら、無理をせず、しっかり休むこと。

痛みがとれたあとも、ペースを落としてはじめ、徐々に増やすようにした方が良いようです。

せっかく健康のためを思って始めたジョギングで怪我をしては元も子もありません。

自分にあったペースで無理なく続けられるようにしましょう。

ジョギングでケガをしないコツとは?

日本のみならず、米紙「ニューヨークタイムズ」によると、米国でも過去10年間でマラソン人口が20%アップ

これに伴って、ジョギングが原因でケガをする人も増えているそうで、フルマラソンに向けてトレーニングしたことある人の90%がケガの経験を持つという研究結果もあるそうです。

世間では空前の(?)マラソンブームと言われています。

記事によれば、アメリカでもジョギング人口が増えているそうです。

健康のためを思って、ジョギングを始めてみたものの、ケガをしたことがある人も多いのではないでしょうか。

私もそのうちの一人。

体力づくりを兼ねて、ジョギングを始めてみると、「意外と速く走れる」と思って調子に乗って走っているうちに、急にひざに痛みが走り、それから数週間は、走れなくなってしまうということがありました。

現代人はなぜ、走るとケガをしやすいのでしょう?

小さい頃から継続して体を動かしていると、腱や筋肉も鍛えられるのですが、大人になってから急にジョギングをはじめると、長距離を走れるほど体が強くなっていないので、ケガをしやすいのだそうです。

また、ハイテクなシューズを履き、人工的に舗装された道で走っていると、好ましくないフォームになりがちで、これがケガにつながるケースもあるのだとか。

大人になって、急にジョギングを始めると、体はついていかないため、ケガをしてしまうということのようです。

また、ジョギングに好ましくないフォームで走ることもケガにつながるようですね。

では、どのようにすれば、ジョギングでケガをしないようにすることができるのでしょうか。

ジョギングを安全に楽しむためのコツとしては、長い期間をかけて、ゆっくり少しずつトレーニングすること。

また、狩猟時代の人々が狩りの途中で歩いながら休憩していたように、走ることばかりにこだわらず、時には”歩き”をはさむこともポイントです。

ジョギングでけがをしないコツ

  1. ゆっくりと少しずつトレーニングを行うこと
  2. 歩きをはさむこと

この2点を守って、ジョギングを行うとよいようです。

スロージョギングもお勧めですよ。

⇒ スロージョギングの効果・やり方とは|ためしてガッテン(NHK)

 

■女性がジョギングで気をつけておくこと

道端カレン、女性がジョギングで気をつけることをアドバイス

ジョギングで女性の胸を引き上げている「クーパーじん帯」が切れてしまい胸が下がってしまうそうなので、しっかりとガードすることが大切

ジョギングをする際には、スポーツブラ等でしっかり胸元をガードしてください。

【関連記事】

■2018年話題のシューズ

2018年入荷後、即完売を繰り返すスポーツシューズとして大ヒットしているのが「NIKE ZOOM VAPORFLY 4%(ズーム ヴェイパーフライ4%)」!

それもそのはず、福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬選手やシカゴマラソンで日本新記録を更新した大迫傑選手、東京マラソンで当時の日本新記録をマークした設楽悠太選手、シカゴマラソンで優勝したモハメド・ファラー選手、2時間1分台で走ったキプチョゲ選手が履いていたのが「ナイキ ズームヴェイパーフライ4%」なのです。

【参考リンク】

ナイキ社公式ツイッターの発表によれば、2019年の箱根駅伝に出場した10区・23校の230人の選手のうち95人が「ナイキ(ズーム ヴェイパーフライ 4%)」のシューズを履いていたそうです。

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■まとめ

せっかくジョギングをしようとやる気を出している方には、少しやる気を無くさせてしまうような記事になってしまいましたが、春は外で運動をするにはとてもいい季節ですし、また、運動を習慣にすることは体にとっても脳にとってもすごくいいことですので、ぜひ運動を習慣にしてくださいね。







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微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』




■微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』

微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』
微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』

参考画像:『大気汚染の危険:子どもの脳の発達に及ぼす影響(原題:Danger in the Air: How air pollution can affect brain development in young children)』|スクリーンショット

約3億人の子どもが高レベルの大気汚染の中で生活している|#ユニセフ #UNCEFでは、約3億人の子供が高レベルの大気汚染の中で生活しており、その大気汚染が肺炎や脳の発達を阻害しており、毎年、5歳未満で死亡する約60万人の子供たちの主要な死因となっていることについて取り上げましたが、ユニセフ(国連児童基金)の最新の報告書によれば、世界の1歳未満児約1,700万人が、国際的な大気汚染の基準値を少なくとも6倍上回るレベルの汚染された大気の地域に暮らしていること、そのうちの7割にあたる1,200万人は南アジアで暮らしていること、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは肺だけでなく脳の発達を損なう恐れがあるそうです。

『大気汚染の危険:子どもの脳の発達に及ぼす影響(原題:Danger in the Air: How air pollution can affect brain development in young children)』は、微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことで、脳の細胞を損ない(子どもの乳幼児期の発達を損なう超微小粒子状物質は極めて小さく、血管を通って脳に到達し、脳血管壁を破壊し、脳細胞の炎症を起こし得る)、認知的な発達を妨げ、生涯にわたる影響または低下を及ぼす可能性があることを指摘しています。




■まとめ

汚れた空気(大気汚染)にさらされていると高血圧になりやすい!?(2016/2/13)によれば、世界では大気汚染のために年間550万人以上がなくなっているそうで、米ワシントン大学(University of Washington)保健指標評価研究所(Institute for Health Metrics and Evaluation、IHME)では、大気汚染は高血圧、食生活、喫煙に続き4番目に高い死亡のリスク要因となっているそうです。

ユニセフの今回の報告書では、大気汚染対策への提案がなされています。

クリーンエネルギーに切り替えを促し、公共交通手段を提供し、緑地を増やし、有害化学物質の屋外燃焼を防ぐためのごみ管理方法などによって大気汚染の原因を減らし、子どもたちはマスクを付けたり、大気汚染濃度が低い時間帯に移動ができるようにするなどの対処療法的な提案がなされています。

この問題を解決するためにテクノロジーが活かされるといいですよね。

ゴミを丸ごとエタノールに変換する世界初の技術を #積水化学 などが開発|化石資源に頼らない究極の資源循環社会システムに役立つ!?

“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初※1の革新的生産技術を確立~化石資源に依らない究極の資源循環社会システムの創生に向けて~

(2017/12/6、積水化学プレスリリース)

 ごみからエタノールを生産する本技術は、まさに“ごみ”を“都市油田”に替える技術ともいえ、当社は、本技術の普及を図ることで、ごみからプラスチック等の生産ができるようになることによる「化石資源に依らない究極の資源循環社会システムの創生」を期待しています。

積水化学工業と米国LanzaTech(ランザテック)は、ごみ処理施設に収集されたごみを一切分別することなくガス化し、このガスを微生物により、熱・圧力を用いることなくエタノールに変換する技術を開発したそうです。

“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立|積水化学
“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立|積水化学

参考画像:“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初※1の革新的生産技術を確立~化石資源に依らない究極の資源循環社会システムの創生に向けて~(2017/12/6、積水化学プレスリリース)|スクリーンショット

“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立|積水化学
“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初の革新的生産技術を確立|積水化学

参考画像:“ごみ”を“エタノール”に変換する世界初※1の革新的生産技術を確立~化石資源に依らない究極の資源循環社会システムの創生に向けて~(2017/12/6、積水化学プレスリリース)|スクリーンショット

このアイデアが実用化され、世界の各自治体やごみ処理関連企業等で利用されるようになれば、有害化学物質の屋外燃焼を防ぐためのごみ管理方法とごみが化石資源に替わる資源として活用できる一石二鳥の解決策といえるでしょう。

●IoTを活用したスマートゴミ箱

“IoT対応のゴミ箱“の実証実験を国内最大規模で実施〜ゴミの滞留を遠隔から見える化し、ゴミ収集業務を効率化〜

(2017/12/5、ハウステンボス)

『スマートゴミ箱』は、内蔵センサーがゴミの量を計測して、インターネット上でゴミの滞留を遠隔から把握できるゴミ箱です。ゴミの量を正確に検知できる「高精度」、多様なゴミ箱の種類(※)に対応できる「汎用性」が特徴です。
 PCやスマートフォンなどからゴミの滞留を確認できるほか、ゴミの量が一定量を超えた際に、スタッフが装着しているヒアラブルデバイス(無線イヤホン)へメールを自動送信し、読み上げることで通知を行う仕組みも備えています。これにより、勤務中でPCやスマートフォンを使用できないスタッフも、ゴミ箱を開けずにゴミの溜まり具合を確認することが可能です。

GMOクラウドと、ハウステンボスおよびhapi-robo st(ハピロボ)の3社は、IoT技術を活用した遠隔でゴミの量を把握できる『スマートゴミ箱(仮称)』をハウステンボス内のアムステルダムシティに設置し、ゴミ収集効率化の有用性を探る実証実験を開始したそうです。

ゴミの量を検知するセンサーをゴミ箱に搭載することで、インターネットを通じて遠方からゴミの溜まり具合を把握することができることより、ハウステンボス内で働くスタッフのゴミ収集業務の効率化が図れるということですが、大気汚染地域では、有害化学物質の屋外燃焼を防ぐためのごみ管理方法が大事だということでしたので、スマートゴミ箱のようなアイデアが活かせるかもしれません。

●空気清浄機タワー

また、中国の大気汚染「PM2.5」日本への影響は?(2013/2/8)では、中国で大気汚染が深刻化している問題で、パナソニックが、広東省順徳市にある空気清浄機工場の稼働率を1.5倍に引き上げたというニュースを取り上げたことがありますが、大気汚染が深刻化している地域全体の空気をきれいにする空気清浄機があるとよいかもしれませんね。

このアイデアはすでに考えられていて、スモッグを回収してジュエリーを作る!?世界最大の空気清浄機「SMOG FREE TOWER(スモッグフリー・タワー)」では、デザインとテクノロジーの力で都市環境の改善を目指している、オランダのデザイナーDaan Roosegaarde(ダーン・ローズガールデ)のチームは、世界最大のスモッグ掃除機を開発したそうです。

また、スモッグ・タワーで回収したスモッグの粒子を圧縮してジュエリーを作っているそうで、このジュエリーを購入することはきれいな空気を寄付したことにもつながるそうです。

スマートシティが計画される際にはこうした子どもたちの健康を守るためという視点をもって都市計画が進められるといいですね。







【参考リンク】
続きを読む 微小粒子状物質(PM2.5)を吸い込むことは脳の発達を損なう恐れがある|1歳未満児1,700万人、基準値6倍の汚染地域に|#ユニセフ『大気汚染:子どもの脳の発達に及ぼす影響』

音楽を聴いて鳥肌が立つ人は特別な脳の構造の持ち主かもしれない!?|音楽を聴いて感動している時に脳ではどんな変化が起きている?




【目次】

■音楽を聴いて鳥肌が立つ人は特別な脳の持ち主かもしれない!?

Woman with Headphone

by Sascha Kohlmann(画像:Creative Commons)

If You Get the Chills From Music, You May Have a Unique Brain

(2017/2/27、Neuroscience News)

The study, done while he was an undergraduate at Harvard University, found that people who get the chills from music actually have structural differences in the brain. They have a higher volume of fibers that connect their auditory cortex to the areas associated with emotional processing, which means the two areas communicate better.

この研究を簡単にまとめると、音楽を聴いて鳥肌が立つ人は、脳内に構造的な違いがあり、聴覚野と感情処理に関連する領域に接続する繊維の量が多いために、2つの領域がよりコミュニケーションしていることをわかったそうです。




■音楽を聴いて鳥肌が立つときに脳ではどんな変化が起きている?

「ピアニストの脳を科学する」(著:古屋晋一)では、音楽を聴いて鳥肌が立つ(感動する)というときの脳の働きについて、PETと機能的MRIという2つの脳画像診断装置を使って調べた研究が紹介されています。

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まず、PETを用いることで明らかになったのは、お気に入りの音楽を聴いて感動しているときには、線条体という脳部位から、ドーパミンといって、脳が報酬を与えられたときに出す神経伝達物質がたくさん分泌されていることでした。

次に、機能的MRIを使って、線条体の働きが時間と共にどのように変化するかを調べたところ、線条体の中でも尾状核という部位は、感動する直前に活動が上昇していたのですが、一方で側坐核という部位は、まさに感動しているその最中に活動が上昇していました。

側坐核というのは「快楽中枢」とも呼ばれており、まさに鳥肌が立っているときに働く脳部位です。

お気に入りの音楽を聴いていて、「鳥肌」の快感をより強く感じるときほど、側坐核からドーパミンがよりたくさん分泌されていました。

一方、鳥肌が立つ回数が多いほど、その直前に何度も尾状核からドーパミンが分泌され、尾状核の総活動量は大きくなりました。

お気に入りの音楽を聴いて感動しているときには、線条体からドーパミンが分泌されており、また、快楽中枢とも呼ばれ、鳥肌が立っているときに働く脳部位である側坐核から鳥肌の快感をより強く感じるときほど、ドーパミンが多く分泌されていることがわかったそうです。

また、尾状核は感動する直前に活動が上昇し、鳥肌が立つ回数が多いほど、その直前に尾状核から何度もドーパミンが分泌されていることがわかったそうです。

つまり、尾状核は音楽を聴いて感動する直前であらかじめ音楽に対する感動を予測してドーパミンを出し、そして側坐核から感動によってドーパミンが出ているということです。

■まとめ

音楽を聴いて鳥肌が立つという人は、特別な脳の持ち主であり、脳は音楽で感動する直前とその感動によって、尾状核と側坐核からドーパミンが出ていると考えられます。

女性を美しくする4つの恋愛ホルモンによれば、ドーパミンはフェニルエチルアミンによって分泌が促される物質で、ドーパミンが分泌されると、やる気が出たり、活き活きとしてくるそうです。

女性はホメられるとキレイになるによれば、ストレスホルモンを減らし、ドーパミンが出ることで積極的になるそうです。

●ホメられることによって、「報酬系」と呼ばれる脳の部位が活性化し、元気になったりイキイキしてくる

●「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンがたくさん分泌し、肌のコンディションが良くなる

●自信が出る

●ストレスホルモンを減らし、ドーパミンが出ることで積極的になる

つまり、音楽を聴いて鳥肌が立つという人は、音楽によってドーパミンが分泌されることにより、やる気が出たり、自信が出たり、キレイになると考えられますので、積極的にお気に入りの音楽を聴くようにしましょう!







【参考リンク】
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