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がん生存率、10年後は58% 3.5万人追跡調査
(2016/1/20、朝日新聞)
国立がん研究センターなどの研究グループは19日、がん患者を10年間追跡して集計した10年後の生存率を初めて公表した。全てのがんの10年生存率は58・2%で、5年生存率より5ポイント近く低かった。
国立がん研究センターが10年後の生存率を発表しましたが、全てのがんの10年生存率は58・2%だったそうです。
肝臓がん・肺がんは厳しい結果|がん患者の5年後生存率によれば、国立がん研究センターによるがん患者の5年後生存率は64.3%と発表されており、10年後生存率の方が5%ほど下がるようです。
気になるポイントは、部位別で傾向がある点です。
- 胃や大腸では5年後以降はほぼ横ばい(5年生存率とほとんど変わらない)
- 肝臓や乳房は5年後以降下がり続ける
■主要ながんの5年生存率
肝臓がん・肺がんは厳しい結果|がん患者の5年後生存率
主要ながんの5年生存率は乳房で92.2%、大腸は72.1%、胃は71.2%。肝臓は35.9%、肺は39.4%だった。
国立がん研究センターが発表したがん患者の5年後の生存率によれば、乳がん・大腸がん・胃がんは比較的高く、肝臓がん・肺がんは厳しい結果となっています。
先ほどの10年生存率と部位別の5年生存率の記事を合わせて考えると、肝臓ガンになると厳しい結果になることがわかります。
→ 肝臓がん について詳しくはこちら
つまり、肝臓ガンになる前の段階で予防をすることがいかに大事かということです。
肝臓がんになるほとんどの原因はウイルス性肝炎から肝硬変になったものであるため、肝臓がんの予防するためには、肝硬変になる前に、肝炎を早期に発見し、治療を行うことが第一です。
また、【#世界一受けたい授業】肝臓の検査・エゴマで肝臓がん予防・肝臓がん治療(泉並木)|1月9日によれば、肝臓の検査がより負担が軽いものになっていたり、エゴマに含まれるルテオリンが肝臓ガン予防につながると期待されていたり、肝臓ガンになるリスクが高まるC型肝炎治療薬が飛躍的に進歩していたりしています。
まずは、肝臓ガンにならないように予防を心がけていくことが重要ですので、しっかり対策を行なっていきましょう。
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