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自動貯金アプリ「finbee」・おつり貯金アプリ「しらたま」で自動的にお金を貯める仕組みをライフスタイルに組み込もう!

【目次】




■「貯金額に満足」はわずか1割。貯金できない理由は「わからない」

お金の使い方・貯め方・向き合い方をアドバイスするこれからの福利厚生サービス『#お金の健康診断』|20・30代の約7割が「健康」より「お金」が将来不安|「貯金額に満足」はわずか1割。貯金できない理由は「わからない」|#THEOによれば、将来お金に不安を感じる方(n=278名)に、今の貯金額に満足しているかを訊ねたところ、「不満である」「とても不満である」と回答したのは62.3%だったそうです。

また、なぜ満足できる貯金額を蓄えられないか、という質問に対しては「わからない」という回答が52.6%を占めています。

「給料が少ないから」というようなはっきりした理由がなく、満足できる貯金ができていないというのは、お金の管理やお金の知識が不足している可能性があります。

では、どのようにすれば貯金をすることができるのでしょうか?




■新しい習慣作りには「きっかけ」と「報酬」が重要!|毎日の人の行動の40%がその場の決定ではなく習慣!

新年(2018年)の目標を達成するにはどうしたらいいの?|新しい習慣作りには「きっかけ」と「報酬」が重要!|毎日の人の行動の40%がその場の決定ではなく習慣!で紹介した「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、

デューク大学の学者が2006年に発表した論文によると、毎日の人の行動の、じつに40%がその場の決定ではなく習慣

なのだそうです。

習慣の力 The Power of Habit

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(2017/1/22 17:05時点)

また、「スイッチ 変われないを変える方法」(著:チップ・ハース ダン・ハース)によれば、セルフ・コントロールは消耗資源であり、例が挙げられています。

スイッチ! ──「変われない」を変える方法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

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(2017/1/22 17:06時点)

例:ウェディングレジストリ(アメリカで結婚時に新郎新婦が作る結婚祝儀のほしいものリスト)の作成やコンピュータの購入など複雑な選択や検討をさせられた人々はさせられていない人々よりも集中力や問題解決能力が落ちる事が分かっている。

例:ある研究によると、感情を抑えるように支持された被験者は、自由に涙を流した被験者と比べて、その後の身体持久力が低下することがわかった。

私たちはあらゆる場面でセルフ・コントロールを消耗するものであり、一つ一つの行動をいちいち決定してしまうと疲れてしまうため、人は習慣として自動化された行動をしてしまうのです。

つまり、反対に考えると、変化を起こしたいときには、自動化された行動=習慣を変えなくてはならないのです。

では、どのようにすれば習慣を変えることができるのでしょうか?

「習慣の力」(著:チャールズ・デュヒッグ)によれば、人間の心理には、2つの基本原則があるそうです。

1.シンプルでわかりやすいきっかけを見つけること

2.具体的な報酬を設定すること

新しい習慣作りには、「きっかけ」と「報酬」が重要です。

そこで、今回は「簡単に貯金しやすい仕組み」と「貯金するゴール」という「きっかけ」と「報酬」を明確にして、自動的に貯金ができるおつり貯金、自動貯金アプリにてついて取り上げてみたいと思います。

■おつり貯金アプリに注目!

●「finbee(フィンビー)

finbee(フィンビー)|自動おつり貯金アプリ
finbee(フィンビー)|自動おつり貯金アプリ

参考画像:「finbee(フィンビー)」|App Storeスクリーンショット

「finbee(フィンビー)」の自動貯金の仕組みは次の通り。

1.会員登録(メールアドレス)

2.貯金目的を設定

何のために、いつまで、いくら貯めるのかという貯金のゴールを設定します。

例)来年の夏までに、海外旅行資金として、30万円貯める

3.貯金ルールを設定

どんな時に、いくら貯金するか、自動貯金のルールを設定します。

例)

【おつり貯金】カード決済で1000円単位で支払いことにして、1000円未満のおつりを貯金
【つみたて貯金】毎週日曜日に1000円貯金
【歩数貯金】一日一万歩以上歩いたら1000円貯金

4.銀行口座と連携

銀行内に貯金専用の「finbee専用口座」を作ります。

※連携可能金融機関は住信SBIネット銀行、みずほ銀行で順次追加予定なのだそうです。

また、このほかにもシェア貯金(家族やカップル、仲間同士で貯金目的をシェア)や500円貯金(気が向いたときに貯金)もできるそうです。

●「しらたま

しらたま|おつり貯金アプリ
しらたま|おつり貯金アプリ

参考画像:しらたま 人生を楽しむおつり貯金アプリ|App Storeスクリーンショット

「しらたま」のおつり貯金の仕組みとは次の通り。

1.マネーフォワードと連携しているカードの利用明細を取得💳

2.買った商品を100円、500円、1000円で払ったつもりで貯金額を算出

例えば360円のモノを購入した場合、100円だと40円、500円だと140円、1000円だと640円のおつり貯金ができます。

3.端数のおつり額をメイン口座から貯金専用口座に移して貯金

※対応している金融機関は住信SBIネット銀行ですで今後拡大予定なのだそうです。(2018/1/21現在)

人生を楽しむ貯金アプリ『しらたま』

■まとめ

今回紹介したおつり貯金・自動貯金アプリのように、お金を貯めようと意気込むことなく、自動的に貯金できる仕組みをライフスタイルに組み込むことで、知らず知らずのうちにお金を貯める仕組みを作りましょう!




→ お金に対する悩みが尽きない理由は金融・保険・投資などお金に対する知識不足が原因!? について詳しくはこちら




【関連記事】
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第一生命、スマホアプリ「健康第一」に健康年齢測定やカロリーチェック機能などを追加




【目次】

■第一生命、スマホアプリ「健康第一」に健康年齢測定やカロリーチェック機能などを追加

第一生命、スマホアプリ「健康第一」に健康年齢測定やカロリーチェック機能などを追加
第一生命、スマホアプリ「健康第一」に健康年齢測定やカロリーチェック機能などを追加

参考画像:健康長寿社会に対応したスマートフォン向けアプリ『健康第一』がレベルアップ~最新テクノロジーを活用し、健康年齢の測定や写真で食事のカロリー算出が可能に~(2017/10/5、第一生命保険)|スクリーンショット

健康長寿社会に対応したスマートフォン向けアプリ『健康第一』がレベルアップ~最新テクノロジーを活用し、健康年齢の測定や写真で食事のカロリー算出が可能に~

(2017/10/5、第一生命保険)

第一生命保険は、健康増進をサポートする無料スマホアプリ『健康第一』の利用コンテンツをさまざまな業種・業態の企業 24 社とのパートナリングによりサービス開発を行ない、大幅にレベルアップしたと発表しました。

第一生命スマホアプリ「健康第一」QRコード
第一生命スマホアプリ「健康第一」QRコード

参考画像:健康長寿社会に対応したスマートフォン向けアプリ『健康第一』がレベルアップ~最新テクノロジーを活用し、健康年齢の測定や写真で食事のカロリー算出が可能に~(2017/10/5、第一生命保険)|スクリーンショット

iPhone(健康第一 – 一人ひとりの健康づくりを応援)
https://itunes.apple.com/jp/app/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E7%AC%AC%E4%B8%80-%E5%81%A5%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B/id1200433570?mt=8

Android(健康第一 – 一人ひとりの健康づくりを応援)
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.daiichilife.kenkoappli&hl=ja

■追加機能

1.My健診アドバイス

(提供:㈱日本医療データセンター/ネオファースト生命㈱/キヤノンマーケティングジャパン㈱)

「健康年齢®OCR サービス」|タブレット端末のカメラを健康診断書にかざすだけで体の状態をわかりやすく表示してくれるサービス|JMDC ・キヤノンMJで紹介した「健康年齢®OCR サービス」を活用して、健康診断結果にスマホのカメラをかざすだけで、自動的にデータを読み取り、健康年齢と健康タイプを表示し、健康状態に応じた改善指標やアドバイスを提供してくれるそうです。

【関連記事】

2.Face AI(未来の顔がわかる機能)

(提供:ModiFace Inc./TecPower Inc. 飲酒・喫煙シミュレーション監修:京都大学 健康科学センター 教授 石見 拓)

「年齢・BMIの変化」に加え、「若返り・老化」「メタボ」「喫煙習慣」「飲酒習慣」「白髪化」のシミュレーションができるそうです。

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3.My レシピ

(提供:タニタ食堂・FiNC動画)

4.My カロリーチェック

(提供:ソニーモバイルコミュニケーションズ㈱ 食事アドバイス協力:㈱ウィット)

ヘルスケアアプリ「カロミル」において食事画像データを自動的に判別する人工知能(AI)を自社開発|ライフログテクノロジーでは、ライフログテクノロジーは、日々の食事や運動の記録・管理ができるヘルスケアアプリ「カロミル」のユーザーから取得した食事画像データを自動的に判別する人工知能(AI)を自社開発したと発表しましたが、今後こうした機能も導入されるようになるかもしれません。

5.My コラム

ヘルスケアコラムが毎月無料で配信されるそうです。

6.My リズム

(提供:ドコモ・ヘルスケア㈱)

ドコモ・ヘルスケアの「時間栄養学」に基づき生活習慣を改善するサービスをカスタマイズした「My リズム」は「起きる時間」「寝る時間」「食べる時間」などの生活リズムの正しいサイクルを整えることで、ベストコンディションをつくるサポートをしてくれるそうです。

FITBITの睡眠データ分析により7時間以上の睡眠は健康に良い影響を与えることが判明によれば、睡眠データの分析によって、睡眠が7時間以下になると深い睡眠とレム睡眠を十分に得られない可能性があり、睡眠時間7~8時間の際に深い睡眠とレム睡眠の割合が最も高くなることがわかったことから、7時間睡眠が健康に良いという一つの裏付けができたといえそうで、正しいリズムを作ることは重要なのだと思います。

また、将来的には、睡眠時無呼吸症候群の症状である「いびき」をアプリで録音・分析する「SAS予兆チェックサービス」|三井住友海上火災保険株式会社のように睡眠に関する病気をチェックする機能も増えるかもしれません。

7.歩数計測

8.抽選・クーポン

1 か月間で獲得したクローバーの総数で抽選を実施し、当選した場合、複数コンビニで利用できるクーポン等のプレゼントがもらえるそうです。

保険会社が導入している健康増進活動で付与されたポイントがデジタル通貨となれば、キャッシュレス社会に近づき、医療費が削減され、老後の資産形成に対する不安が減る!?では、保険業界がヘルスケア業界、医療業界、銀行などの金融業界、行政機関と手を結んで、「保険会社が導入している健康増進活動に応じてポイントを付与する仕組みに加えて、そのポイントをデジタル通貨にする」というアイデアを採用すれば、高齢者にとっても健康的なライフスタイルを積極的に行うことで医療費の削減にもつながるでしょうし、ポイントが付与されることで老後資産が形成できないという老後に対する不安も少なくなっていくのではないかと書きましたが、もしかするとこのようになる日も近いかもしれません。

9.お薬手帳プラス

家族全員の服薬状況が把握でき、服薬の時間や通院予定日をアラームで通知してくれることで飲み忘れを防いでくれます。

第一生命が取り組む「INSTECH」とは?|保険(INSURANCE)とテクノロジー(TECHNOLOGY)|医療ビッグデータの解析・健康な人ほど得をする保険商品の開発によれば、第一生命保険株式会社、ネオファースト生命保険株式会社、電子お薬手帳である「お薬手帳プラス」アプリを独自に開発している日本調剤株式会社が業務提携を行ない、新たなサービスや保険商品の開発を行なっていくとお伝えしていましたが、このアプリで実現しています。

10.メディカルサポートサービス

24 時間 365 日専門相談員による無料電話相談ができるそうです。




■関連パートナー企業

ビジネス事務局・開発 PMO、スマートフォンアプリプラットフォーム/コンテンツマネジメント
アクセンチュア株式会社
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20171005

クラウド基盤/サービスマスター
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/100500.html

スマートフォンアプリ
テックファーム株式会社
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/36250/7fa259ea/9342/49c0/9560/34b27da4887f/20170927124513703s.pdf

FaceAI
テック・パワー株式会社
http://www.tec-power.co.jp/news.html
ModiFace Inc.
http://modiface.com/

マルチウェアラブル統合
パナソニック システムソリューションズジャパン株式会社
http://news.panasonic.com/jp/topics/156304.html

クラウド基盤(Microsoft Azure)
日本マイクロソフト株式会社
https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/10/06/171006_dl_instech/

ホストデータ連携
第一生命情報システム株式会社
http://www.dls.co.jp/dls/topics/index.html

My リズム
株式会社 NTT ドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/info/news_release/topics/topics_171005_00.pdf
ドコモ・ヘルスケア株式会社
http://www.d-healthcare.co.jp/newsrelease/20171005/

My コラム
大日本印刷株式会社
http://www.dnp.co.jp/topic/10139576_2517.html
株式会社からだにいいこと
株式会社 NHK 出版

My レシピ(タニタ食堂レシピ)
凸版印刷株式会社
http://www.toppan.co.jp/news/index.html
株式会社タニタ

My レシピ(FiNC 動画レシピ)

株式会社 FiNC
https://company.finc.com/news/9127

My カロリーチェック
ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
https://www.sonymobile.biz/case/20171005_dli.html
株式会社ウィット(※食事アドバイス協力)
http://www.asken.jp/info/4150

My 健診アドバイス
株式会社日本医療データセンター
https://www.jmdc.co.jp/mypage/news/uploadfile/docs/news_20171005.pdf
ネオファースト生命保険株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2017-10/pr-kenko-ocr.html

お薬手帳プラス
日本調剤株式会社
https://www.nicho.co.jp/corporate/info/17677

メディカルサポートサービス
株式会社保健同人社

クーポン発行・交換
株式会社電通

■まとめ

保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?では、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社はFitbitを導入し、健康と運動データとの関係を分析する取り組みを行い、今後の新しい保険商品の開発を検討しているというニュースを取り上げましたが、保険会社各社が健康状態や生活習慣改善の取組みを考慮して保険料が設計される「パーソナル保険」の開発に取り組んでいるようです。

また、第一生命が取り組む「InsTech」とは?|保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)|医療ビッグデータの解析・健康な人ほど得をする保険商品の開発では、PHYSIO HEALTH|従業員向けの健康コーチをするモバイルヘルスプラットフォームのような、雇用主の健康保険料に対するコストを減らし、健康奨励プログラムに励む従業員に報酬を与えるシステムを企業と保険会社が組み合わせるということもあるのではないかという予測を紹介しましたが、実際にこうした取り組みが始まったようです。

「健康ポイント制度」に医療費を抑制する効果があることが初めて実証されるによれば、運動や検診など健康づくりに取り組んだ人がポイントを受け取って商品券などに交換する「健康ポイント制度」に、医療費を抑制する効果があることが初めて実証されたそうです。

【関連記事】

積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の行動をとる人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低く、また、脳卒中リスクが15%低く、脳卒中心筋梗塞などで死亡するリスクが26%低いという結果が出たそうです。

その理由としては、日常的な出来事に対して、積極的に解決するための計画を立て、実行する「対処型」の人は、がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下して可能性があるようです。

これからは保険会社の立ち位置が「病気になってからの保険」ではなく、「予防のための保険」というものになっていき、保険会社が予防医療における大事なプレーヤーになっていくのではないでしょうか。

第一生命の「健康第一」というアプリはそれを実現していこうとしているのではないでしょうか。







【ネオファースト生命・第一生命 関連記事】
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通話アプリ「Talkroom」はYouTube動画を見ながら通話・電話もできる!? |米10代に流行中の「Houseparty」のような「サードプレイス」を目指す!?

【目次】




■YouTubeを見ながらビデオ通話もできる!? 通話アプリ「Talkroom」に注目!|米10代に流行中の「Houseparty」のような「サードプレイス」を目指す!?

Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)
Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)

参考画像:Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)|App Storeスクリーンショット

2018年は口パク動画「リップシンクアプリ」に注目!「Tik Tok」「musical.ly」で稼ぐ10代から次世代スターが誕生するかも!?でティーン向けの新しいアプリに関心を持ったところで、また新しいアプリが紹介されていました。

詳しい記事の内容は元記事を読んでもらうとして、この記事を読むと、考え方の概念、例えば「通話」の概念が変わってきているのがわかります。

ペンギンの服装でヒアリング? 着想からわずか1ヶ月、『Talkroom』が中高生のハートを掴んだワケ

(2018/1/17、CAREER HACK)

今の中高生たちは、いろんな通話アプリ「電話=無料」があたり前なんですよね。いつも誰かとつながっていて、いつでも誰とでも会話ができる。「通話」というものに対する概念が変わってきていて、若い世代の中に新しい文化圏がどんどん広がっていると感じました。

電話といえば、携帯電話が登場する前からさかのぼると、電話をかける時には実家(家電)にかけなければなりませんでしたが、テクノロジーの進歩で携帯電話ができ直接連絡が取れるようになり、スマホ時代になって、「電話=無料」という考え方になってきているのです。

『Talkroom』は放課後にマックの机を囲んで話したり、友達の家でテレビを一緒にみるような、よりリアルな世界での会話に近い「通話体験」を考える中でできたものです。

Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)
Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)

参考画像:Talkroom(トークルーム・とーくるーむ)|App Storeスクリーンショット

『Talkroom』も、初期はただの通話機能のみのアプリだったのですが、ユーザーの声から「YouTubeを一緒に見ながら」通話できる機能が付き、現在のカタチにたどりつきました。

初期のデザインをリセットして、2週間後にはYouTubeがみれる電話にアップデートしました。

簡単に言えば、昔でいう家の中の居間にあったテレビのようにみんなが集まってワイワイするような存在をスマホで実現したというイメージですね。

近い将来は一緒にテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊べるような、もっと居心地のいい空間を作っていきたいと考えています。

今後、人と人とのつながりがもっと大切になって「時間を共有する」ことが価値になるということ。そして、それぞれの人たちが職場や家庭以外の「サードプレイス」を必要とする時代がくると、思っています。




■家族の時間が組み込まれていない!?

確かにそういう時代は来るのかもしれませんが、ただ心配になるのは、家族との時間がこの中には組み込まれていないことであり、いっしょにテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊ぶなら直接会った方がいいのではないかということです。

以前聞いたことがあるのは、昔は食事時間にテレビを見ていると顔を合わせたり話すことがなくなるからテレビを消しましょうといっていたのに、最近ではみんなが一人一人スマホで好きなものがみるようになって会話がなくなったので一緒にテレビを見ましょうというようになっているということでした。

友達とのつながりは常につながったままですが、家族とのつながりが一層希薄になってしまうんじゃないかなという心配があります。

■直接会うと幸せと感じやすい!?

もう一つは、いっしょにテレビや映画を見たり、音楽やゲームを流して遊ぶなら直接会った方がいいのではないかという点です。

今のところ、「会う」以上のコミュニケーション手段はない!によれば、英チェスター大学の調査結果によれば、直接もしくはスカイプで対話すると笑いが50パーセント増しになり、幸せと感じる度合いが増すことが明らかになったそうです。

そして、電話を使った通話や携帯メールすらも、会って話すほどの満足は得られないそうです。

『Talkroom』では「YouTubeがみれる電話」はよりリアルに近い体験だとは思いますが、直接会う以上の情報量の多さではないはずです。

【仮説】テキストメッセージが増え、触れ合い(直接会う・スキンシップ)や電話で話すことが減ったことで世界は不安定になっている!?では、声によるコミュニケーション(ボーカルコミュニケーション)からテキストメッセージによるコミュニケーションが多くなった現代において、もしかするとオキシトシンの分泌が減少しており、そのことによって、神経が疲れた状態になっているのではないかという仮説を考えました。

その意味において、声によるコミュニケーションに回帰しているというのは自然なことであり、もう一歩進むといかにリアルに会っているような感覚でコミュニケーションができないかというところに行き着くと思います。

■サードプレース

この記事の中では、アメリカの『Houseparty』が『Talkroom』を運営するpicon社でCEOを務める山口翔誠さんが想像している「サードプレイス」に近いサービスとして挙げられています。

Houseparty
Houseparty

参考画像:Houseparty|App Storeスクリーンショット

  • 100万人以上の若者が利用するグループビデオチャットアプリHouseparty(2016/11/23、TechCrunch)

    「ファースト・プレイス」は人の家、つまり親密だが外の世界からは孤立した場所を指す。そして「セカンド・プレイス」は、職場のように、社会的だがフォーマルで大きな責任が伴う場所を指す。最後に、「サード・プレイス」は、カフェやバー、ショッピングモールのように、リラックスや人との交流、アイディアの共有、ブラブラして過ごすことなどを目的とした公共のスペースを指している。

  • 「一緒に過ごせる」チャットアプリ、米Z世代に大人気 1日100万人が利用(2016/12/15、Forbes)

    シスターニは、「ルービンはよく、われわれはインターネット上のリビングルームを作っているという言い方をする。とても良い例えだと思う」と述べている。

    実際に、このアプリを使う人たちは比喩的にも、そして現実にも、友人らと一緒にゆっくり座ってくつろぐことができる。

  • 米10代に流行、グループ動画アプリ「Houseparty」とは?:マーケターが押さえておくべきこと(2017/2/21、digiday)

    2016年2月にリリースされたアプリHouseparty(ハウスパーティー)は、若者たちの「リビングルーム」として売り出している。ごくシンプルな仕組みで、最初にユーザー登録を済ませると、スマートフォンの連絡先にある相手と、リアルタイムで仮想の「たまり場」に集まれるというもの。それぞれのビデオ通話には、同時に最大8人が参加できる。

テクノロジーが進歩して、VRなのか、ARなのか、それとも全く違ったテクノロジーなのかはわかりませんが、もし、『Talkroom』が「サードプレイス」を目指して今後も進むのであれば、まるでリアルにあっているような感覚でコミュニケーションができる場を作ることになっていくと思います。

「サードプレイス」という考え方のサービスにはこれからますます注目が集まっていくのではないでしょうか?







P.S.
続きを読む 通話アプリ「Talkroom」はYouTube動画を見ながら通話・電話もできる!? |米10代に流行中の「Houseparty」のような「サードプレイス」を目指す!?

割り勘アプリ「LINE Pay」「paymo」「Kyash」「ONE PAYMENT」に注目!|2017年に成人となる約5割の女性がデート費用は「割りカン」がよい!?




■割り勘アプリ「LINE Pay」「paymo」「Kyash」「ONE PAY」に注目!

Date and Dateless

by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)

最近では、「LINE Pay」「paymo」「Kyash」「ONE PAY」といった割り勘アプリに注目が集まっています。

paymo(ペイモ)

「paymo Table Trick」 #スゴ技 #神業 #ワンカット #girl

割り勘アプリ paymo(ペイモ)の動画なのですが、ほぼワンカット撮影だったので、自然とみてしまいました。

LINE Pay

【公式】LINE Pay「割り勘あるある」編

チャージをすると、加盟店での買い物や、LINEの友だちへ送金や割り勘ができます。

Kyash(キャッシュ)

Kyash(キャッシュ) – かんたん送金アプリ 請求や割り勘にも

クレジットカード、またはデビットカードをKyashカードに登録することで、誰にでもかんたんに送金ができます。

また、Kyashなら送金だけでなく請求することもでき、飲み会の精算や友達へのプレゼント代金を集める際に、わずらわしいお釣りの用意も必要なく、かんたんに集金管理が出来ます。

■ONE PAYMENT(ワンペイメント)

ONE PAYMENTカードスキャナーで、クレジットカードを読み取って決済完了する仕組みで割り勘ができます。




■2017年に成人となる約5割の女性がデート費用は「割りカン」がよい!?

男性は女性にデートでおごるべきか?それとも割りカン?では、「男性は女性におごるべきかどうか?」という話題を取り上げました。

上の世代の感覚からすれば、デート費用は男性が払うものという感覚の人が多いかと思いますが、今の10代、20代前半くらいは、男女平等であるようにと教えられてきているからでしょうか、食事をするなら割り勘でもいいというようになっているようです。

【#成人式】成人おめでとう!2017年の新成人の恋愛・結婚観で紹介した2017年に成人となる全国の独身男女 600 名を対象に実施された恋愛・結婚意識についての第22回新成人意識調査によれば、約5割の女性がデート費用は割り勘がよいと回答しています。

普段のデート費用についての考えを調査したところ、53.1%もの女性が、デート費用は「割り勘がよい」と回答。昨年の 36.3%を大きく上回りました。
一方、「男性がすべてを払うのがよい」、「男性がやや多めに払うのがよい」を合計すると男性は 60.7%で女性の 45.3%を上回りました。
この結果からデートの費用については女性のほうが平等意識が強いことがわかり、「男性はこうあるべき!」という考えにとらわれているのは、実は男性のほうなのかもしれません。

男性がデート代を多く払う理由としては経済的な余裕を見せるものという考えがあったかもしれませんが、今の女性はそうしたことを求めておらず、対等に付き合いたいと考えているようです。

そう考えると、今の10代、20代からは割り勘が当然という形に自然と変わっていくかもしれませんね。







【関連記事】
続きを読む 割り勘アプリ「LINE Pay」「paymo」「Kyash」「ONE PAYMENT」に注目!|2017年に成人となる約5割の女性がデート費用は「割りカン」がよい!?

#ミクシィ(#mixi)、ヘルスケア事業参入と子会社スマートヘルス設立|エビデンスに基づく最適な運動プログラムとコミュニケーション設計で健康寿命延伸を目指す|ヘルスケアアプリの提供、PHRを蓄積したデータベースの構築などの展望も




■#ミクシィ(#mixi)、ヘルスケア事業参入と子会社 #スマートヘルス 設立|エビデンスに基づく最適な運動プログラムとコミュニケーション設計で健康寿命延伸を目指す|ヘルスケアアプリの提供、PHRを蓄積したデータベースの構築などの展望も

参考画像:ヘルスケア事業参入と子会社設立のお知らせ エビデンスに基づく最適な運動プログラムとコミュニケーション設計で 健康寿命延伸を目指す(2017/12/14、ミクシィプレスリリース)|スクリーンショット

ヘルスケア事業参入と子会社設立のお知らせ エビデンスに基づく最適な運動プログラムとコミュニケーション設計で 健康寿命延伸を目指す

(2017/12/14、ミクシィプレスリリース)

 超高齢化社会を迎える日本では、社会保障給付費(年金、医療、福祉、介護に係る費用)の増大により国の財政を圧迫することが社会問題になっており、厚生労働省によると2015年度における社会保障給付費が約120兆円だったのに対し、2025年における社会保障給付費の推計総額は約150兆円にも上ると試算されています(*1)。

 スマートヘルス社では、この社会問題において男性・9.13年、女性・12.68年とされている平均寿命と健康寿命のギャップ(*2)の縮小が重要であるとの認識のもと、社会保障給付費削減に向けた取り組みとして推奨される介護予防に着目し、ミクシィで培ったコミュニケーション設計のノウハウと融合させた新しいヘルスケア業態を展開します。これにより健康寿命の延伸を図り、ひいては社会保障給付費削減の一助となることを目指します。

ミクシィは「株式会社スマートヘルス」を設立し、ヘルスケア事業に参入するそうです。

【エビデンスに基づく運動プログラムの提供】
(1) 予防理学療法と栄養学に基づき身体の状態を評価します。
(2) (1)の結果からサービス利用者の身体の状態に合った最適な運動プログラムを提供します。

【ミクシィのコミュニケーション設計】
(3)  “複数のサービス利用者でチャレンジする目標の設定”や”サービス利用者間のコミュニティ形成”など、
   これまでミクシィが培ってきたコミュニケーション設計により、サービス利用者が運動を継続しやすい環境を構築します。

エビデンスに基づく運動プログラムの提供やこれまで培ってきたコミュニケーション設計により運動を継続しやすい環境を作るといったことで健康寿命延伸を目指すそうです。

エビデンスに基づく運動プログラムの提供やコミュニケーション設計により運動を継続しやすい環境を作るといった言葉から考えると、「#NOOM」|人工知能(AI)と専門コーチが行動変容をサポートするヘルスケアアプリ|特定保健指導プログラムも開始で取り上げたような正しい健康習慣を身につけるために行動変容を促すカリキュラムが近いようですがどうなるのか気になります。

肥満の人への減量指導効果は2年で失われる!?|筑波大で紹介した筑波大の研究によれば、減量の動機づけと、減量に関する教材の提供を受けたグループは半年で体重が約5キロ減少し、教材の提供に加え、6カ月間で計7回の専門家による集団での減量指導を受けたグループは約8キロ減ったそうです。

その後、減量支援なしで追跡調査したところ、集団指導を受けたグループへの効果は次第に低下し、2年後の体重減少量は別グループと全く同じになったそうです。

つまり、このことから学べることは継続的に減量指導・支援を行なうことが重要だということです。

一日30分または一週間に150分、体を動かすことは、ジムの運動・歩行・家事などに関係なく死亡リスクを低くする!|マクマスター大学によれば、どんな種類の運動(身体的活動)でも一日30分もしくは一週間に150分の運動をすると健康に良いということがわかったことです。

運動したいけど運動する時間が取れない女性に2つのアドバイス|72.5%の女性が「運動する時間が不足」|63.6%が運動によって健康が改善されたと回答によれば、48.3%の女性が運動の必要性を感じていると回答したものの、実際に運動を行なっているのは18.8%だけであり、意識としては健康のために運動は必要だと感じていても、実際の行動には移せていないということがわかりました。

運動したくても運動ができないと考えている人にどのような運動プログラムや運動を継続しやすい環境を作ることができるのか、期待したいところです。




■5─10年後にスポーツ・健康で3分の2稼ぐ

インタビュー:5─10年後にスポーツ・健康で3分の2稼ぐ=ミクシィ次期社長

(2018/5/29、ロイター)

新たな柱の構築に向け、3─5年で1000億円規模の投資を実施する。木村次期社長は「(クチコミを利用した)バイラルマーケティングで広がる可能性のある領域に対して積極的に投資をしていく。1つはスポーツ、もう1つはウェルネスだ」と語った。

ロイターのインタビューに応えたミクシィの次期社長に内定している木村弘毅取締役は、5─10年後にエンターテインメント、スポーツ、ウェルネス(健康)の領域でそれぞれ3分の1の売り上げを目指す方針を明らかにしました。

■まとめ


参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)|スクリーンショット

健康寿命を延ばすにはどうしたらいいの?|2030年代には健康寿命を5歳延伸|新産業構造ビジョンで取り上げた新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、2030年代の⽬指すべき将来像における「健康を維持する」という課題に対して、3つのことに取り組むことが掲げられています。

● 健康寿命の延伸(健康寿命を5歳延伸、平均寿命と健康寿命の差を短縮)

● ⽣活習慣病※患者の減少
糖尿病、心疾患、高血圧、脳血管疾患等

● 国内の健康寿命延伸を⽀える事業者※の拡大(市場規模5.5兆円を2020年に10兆円、2030年には更に拡大)
※健康機器、予防・健康管理サービス、健康⾷品等

「人生100歳時代」を迎えるにあたって、大事なのは、「いかに健康寿命(日常生活に制限のない期間)を長くするか」です。

どんなに長生きしても、ずっとベットの上で介護を受けたいと考えている人は少ないはずです。

健康寿命を延ばすことで、平均寿命と健康寿命の差をいかに短縮するかが、自分自身にとっても、社会全体(医療費など)にとっても幸せなことだと思います。

今後、研究機関との連携も視野に入れ、サービスを提供する実店舗のオープンや、ヘルスケアアプリの提供、サービス利用者のPHR*を蓄積したデータベースの構築など、多角的なアプローチで日本の健康寿命延伸に取り組む方針です。

参考画像:「新産業構造ビジョン」(2017/5/29、経済産業省)|スクリーンショット

経済産業省の「新産業構造ビジョン」によれば、個人が自らの生涯の健康・医療データを経年的に把握するため、また、最適な健康管理・医療を提供するための基盤として、健康・医療・介護のリアルデータプラットフォーム(PHR:Personal Health Record)を構築し、2020年度には本格稼働させていくことが必要と提案されています。

果たして、ミクシィがどのようなアプローチで健康寿命を延ばす提案を行なっていくのか楽しみですね。







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