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ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?なぜココアには長く冷えを抑制する効果があるの?

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【目次】

■ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?

ココアの冷え性改善効果(2002年発表)
森永製菓では2002年に、冷えやすい体質「冷え性」を自覚する女性12人を対象に、ココア及び他の嗜好飲料の冷え性に対する効果を比較検討しました。その結果から、ココア以外の飲料は一度上昇した後、室温の影響ですぐに下がっていくのに対し、ココアは平均して、実験開始時より1度強、高い状態が40分ほど続き、その後もなかなか下がらない状態が続いていくことが明らかになりました。

参考画像:森永製菓、「ココア」が「ショウガ」と同程度の冷え性抑制効果があることを解明(2012/1/5、森永製菓プレスリリース)|スクリーンショット

森永製菓、「ココア」が「ショウガ」と同程度の冷え性抑制効果があることを解明

(2012/1/5、森永製菓プレスリリース)

2002年には「ココアの冷え性改善効果」と言うタイトルで発表を行い、「コーヒー」や「緑茶」といった他の嗜好飲料と比較し、「ココア」が最も体末梢部(手足)の血流を改善して、冷え性を抑制する効果が高いことを解明しています。

森永製菓が2002年に発表した実験によれば、ホットココアには、緑茶やコーヒー、お湯といった飲料に比べ、体表面温度の上昇の持続時間が長かったことから、冷え性改善効果が高いと言えるそうです。

【参考リンク】

参考画像:森永製菓、「ココア」が「ショウガ」と同程度の冷え性抑制効果があることを解明(2012/1/5、森永製菓プレスリリース)|スクリーンショット

手の甲表面温度の変化
手の甲表面温度の変化

参考画像:森永製菓、「ココア」が「ショウガ」と同程度の冷え性抑制効果があることを解明(2012/1/5、森永製菓プレスリリース)|スクリーンショット

本年は、これまでの研究に基づいて、更に冷え性を抑制する食品として代表的な「ショウガ」と「ココア」を比較し、11人の冷え性と判断された健常な女性を対象とし、これらの食品の冷え性を抑制する効果を検証しました。
その結果、室温23~24℃(何もしない状態では体末梢部温度が次第に下がる温度)において、飲用後手の甲表面温度(体末梢部)では「ショウガ」の方が温度上昇の立ち上がりが速く、上昇程度が高いものの、急速に温度低下が始まるのに対し、「ココア」の方が温度の低下が緩やかで体温の持続性が高いことを確認しました。

森永製菓がココアの「体温保持効果」について調べた実験で、冷え性を抑制する食品として有名な「ショウガ」と「ココア」を比較したところ、「ココア」は温度の低下がゆるやかで、冷え抑制効果が持続することがわかったそうです。




■なぜココアには長く冷えを抑制する効果があるの?

Smoothly

by Thomas McNab(画像:Creative Commons)

なぜココアには長く冷えを抑制する効果があると考えられるのでしょうか?

「ショウガ」の辛味成分「ジンゲロール」や「ショウガオール」が交感神経を刺激し熱産生を促すことが、「ショウガ」の温かさの体感につながっていると考えられます。それに対し、「ココア」はどちらかというと副交感神経に作用して、リラックスをもたらすと言われています。また、「ココア」に含まれる「テオブロミン」や「ポリフェノール」は血管拡張作用のあることが報告されており、特に体末梢部(手や足の先)の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられます。

滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科の灘本知憲教授によれば、血管拡張作用のあることが報告されている「テオブロミン」や「ポリフェノール」が「ココア」に含まれており、手や足の先などの体末梢部の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられるそうです。

体の冷えが気になる人はココアを飲んでみてはいかがでしょうか。

⇒ 体温を上げる方法 についてはこちら

⇒ 低体温|低体温の改善・原因・症状 についてはこちら

⇒ 冷え性改善方法 についてはこちら




■冷え性解消方法

冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする

糖分には体を冷やす作用があり、冷え性の原因となるので、できるだけ食べないようにする。

温かい飲み物を飲んで冷え性改善!

旬の野菜や果物を摂取して冷え性改善!

食べない系ダイエットは避ける

食事をすると、体内に吸収・分解される際に、熱が発生します。食事誘発性熱産生といいます。

たんぱく質は熱に変わりやすいので、たんぱく質の摂取を忘れない

基礎代謝をアップして痩せやすい身体を作る4つの方法によれば、筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。

冷え性の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。

たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。

ココア

ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」があることがわかったそうです。

ココアに含まれる『ポリフェノール』や『テオブロミン』は血管拡張作用があることが報告されており、特に手足の先の血液循環を改善することで、ゆっくりと長く冷えを抑制できると考えられます。

【参考記事】
ココアには体の冷え対策に有用な「体温保持効果」がある!?

乾燥しょうが

乾燥しょうがは、ジンゲロールとショウガオールの2つの働きによって、全身を温めてくれるそうです。

【参考記事】

乾燥しょうがで体を温める!

体温を上げる(冷え性を改善する)方法には、食生活の改善以外にもさまざまな方法がありますので、ぜひこちらもご覧ください。

運動で冷え性改善!

運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、冷え性の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。

第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。

また筋肉を使うことで体温が上がります。

冷え性でない人は運動(ウォーキング・ラジオ体操・筋力アップ)で冷え性対策をしているによれば、長年冷え性の人は、厚着をしたり、電気毛布や湯たんぽ、暖房器具を利用する人が多いのに対して、冷え症でない人は、からだを動かすことを大事にしているようです。

  • ウォーキングやラジオ体操など体を動かすことを意識している
  • 筋力を上げてから冷えが気にならなくなった
  • 体を温める食べ物を多くとるように心がけている

また、運動することで交感神経の働きが上手になってくるそうです。

冷え性を根本的に対策するには運動する機会を増やすほうがいいかもしれませんね。

ウォーキングやスクワット・スロトレなどがオススメ。

お風呂にゆっくり浸かる

お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。

また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。

お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。

さらには、冷え性・低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。

●オススメ入浴法:ストレッチ入浴法

40度~42度のちょっと熱いと感じる程度のお湯を用意し、入浴時間は10分間。

最初の5分は寝るようにして首までしっかり浸かり、残りの5分は起き上がり座った姿勢で胸元を出してリラックス。

※入浴前は足元からかけ湯を行うこと。

1.お湯は40~42℃で2分間首まで浸かる。

2.2分経ったら上半身のストレッチ

両肘を後ろに突っ張り胸をはる

左右の肩甲骨をくっつけるように背筋を伸ばし5つ数える(2回)

(思いっきり力を入れて背筋を伸ばすのがポイント)

3.下半身のストレッチ

入浴から5分後起き上がり胸元まで体を出す

坐禅のように脚を組む

足の指先を手で握り引き寄せるように足指を伸ばす

5つ数えたら手を離し足を伸ばす。(2~3回)

(足を伸ばすことで血液がしっかり流れる)

4.10分たつまでゆっくり浸かる

【参考記事】

冷え症・ストレッチ入浴法|みんなの家庭の医学 12月7日

お酒の飲みすぎに気をつける

タバコを控える

タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。

寒さにあたる

寒さにあたることで、交感神経の活動が高まり、血管収縮のトレーニングになる。

冷え性のツボ

足の冷え解消のツボ:築賓(ちくひん)

足の冷えと腰痛解消のツボ:胞肓(ほうこう)

下腹の冷え解消・更年期障害・月経不順のツボ:三陰交(さんいんこう)

足の冷え改善のツボ:八風(はちふう)

下半身の血流改善のツボ:臀中(でんちゅう)

マッサージ

冷えと肌荒れに共通するのが、血行不良。
冷えは血行不良が原因の一つであり、血行が悪いと新陳代謝が落ちるため、肌荒れが起きやすくなるそうです。

また、ユースキン製薬が男女約800人に調査したところ、かかと荒れがある人のうち約8割が「冷えの自覚がある」と答えています。

冷えと肌荒れ防止のために、マッサージクリームを使ってマッサージをすると、冷え対策・肌荒れ対策になり一石二鳥ですよね。

特に、ふくらはぎのマッサージを入念にやるとよいそうです。

ふくらはぎは血液を送るポンプの役割を果たしていて、ふくらはぎをマッサージをするとその機能を補うことが出来ます。

【参考記事】

 ヘスペリジン

グリコ健康科学研究所によれば、冷えを感じる女性が「ヘスペリジン」に糖を結合させた「糖転移ヘスペリジン」を摂取すると冷水で冷やした手の皮膚表面温度の回復を早めることが分かったそうです。

また、あらかじめ糖転移ヘスペリジンを摂取しておくと、冷房が効き過ぎていても、手足の冷えが抑えられるそうです。

【関連記事】

 酒粕

月桂冠株式会社は、冷え性の症状がある男女8名に、アルコールを除いた酒粕の粉末を10g食べて、40分後に手を冷却することによって負荷をかける実験を行ったところ、酒粕を食べた人は手の表面温度に上昇傾向がみられたそうです。

【関連記事】

⇒ 冷え性解消方法(食べ物・食事・運動) について詳しくはこちら

→ 冷え性改善方法|冷え症の症状・原因・末端冷え性(手足の冷え) について詳しくはこちら




【関連記事】
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ココアを飲むと2型糖尿病患者の善玉コレステロールが増加した!?

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■ココアを飲むと2型糖尿病患者の善玉コレステロールが増加した!?

Smoothly

by Thomas McNab(画像:Creative Commons)

ココアのフラボノイドが2型糖尿病患者の善玉コレステロールを増加させた

(2015/10/7、メドレー)

食後6時間の測定の中で、特に1時間後と4時間後のHDLコレステロールはココア飲料を摂取したグループで高くなっていました(HDLコレステロールは、いわゆる「善玉コレステロール」)。

2型糖尿病肥満がある成人18人を対象に行なった研究によれば、HDLコレステロールはココア飲料を摂取したグループで高くなっていたそうです。

対象人数が少ないので、はっきりとココアに含まれる成分が善玉コレステロールを増加させると言い切るには難しいかもしれません。

ただ、チョコレートの健康効果が研究で証明|血圧を下げる効果やHDLコレステロール増加による動脈硬化予防によれば、HDLコレステロール(善玉コレステロール)がチョコレートの摂取によって増加するそうですので、ポリフェノールと善玉コレステロールには何らかの関係があると考えられるのではないでしょうか。

→ HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす方法 について詳しくはこちら

→ 抗酸化作用のある食品 について詳しくはこちら







【コレステロール関連記事】
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<受験生の味方>ココアで計算能力が向上する!?

Cocoa bubbles

by Hilary Perkins(画像:Creative Commons)




森永製菓、ココアの計算能力向上効果など研究結果を発表

(2013/11/12、日経プレスリリース)

今回、新たな研究への取り組みの一つとしてココアの計算能力向上効果に着目し、四天王寺大学の佐藤広康教授との共同研究により、中学2年生、3年生男女207名を対象にした加算計算能力向上試験を実施いたしました。
その結果、ココアまたは対照飲料(キャラメル風味飲料)を摂取してから45分後に、ココアの摂取群は対照飲料摂取群に比較して回答数および正答数ともに有意に増加したことが判りました。

森永製菓と四天王寺大学の佐藤広康教授との共同研究によれば、ココアには計算能力向上に効果があるということがわかったそうです。




■ココアに含まれる計算能力向上に役立つ成分とは?

ココアに含有されるカカオポリフェノールやテオブロミンに認知能力の向上が期待できるとの報告が数多くあります。

<中略>

カカオポリフェノール、テオブロミンはともに摂取後1~2時間以内に血中濃度がピークに達すると報告されており、今回の結果である計算能力向上効果はこれらココア含有の有効成分の作用効果であると考えられます。

ココアに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンに計算能力向上効果があることが考えられるそうです。

ココアには今回の計算能力向上の効果だけでなく、冷え性の改善やインフルエンザウイルスへの抵抗性も期待されるそうなので、受験生にはおすすめの飲み物と言えそうですね。







【ココア 関連記事】

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  • 起きてすぐココアで胃炎・胃がん予防|寿命をのばすワザ百科(日テレ)

    2010年1月8日には、寿命をのばすワザ百科(日テレ)が放送されました。

    ■起きてすぐココアで胃炎・胃がん予防

    ○ココアの効果

    ココアに含まれるカカオポリフェノールは、胃の炎症を抑えてくれるそうです。(明治製菓と名古屋大学大沢教授による研究)

    ○シナモンの効果

    また、シナモンに含まれるシンナミックアルデヒドには、傷ついた胃粘膜を修復し守ってくれる(胃炎抑制)効果があるそうです。

    ○起きてすぐがよい

    ココアを飲むときは空腹時がよいということですので、起きてすぐ、ココア大さじ一杯とシナモン大さじ1杯をお湯200mlで溶かしたものを飲み、胃炎・胃ガン予防をしましょう。

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