by david pacey(画像:Creative Commons)
(2010/6/2、ロイター)
チョコレートに含まれるポリフェノールはコレステロール値を下げる効果があると言われるが、こうした効果は一部の人にしか現れないことが新たな研究分析で分かった。
チョコレートに含まれるポリフェノールのコレステロール値を下げる効果は一部だけなのだそうです。
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分析を行ったのは中国医学科学院と北京協和医学院のチームで、これまでに実施されたチョコレートがコレステロール値を下げるという8つの研究を調査。
その結果、チョコレートを食べることで、1デシリットルに対し約6ミリグラムの悪玉コレステロールがカットされることが確認された。
しかし、コレステロール値を引き下げる効果があるのは、チョコレートに含まれるポリフェノールが260ミリグラムと少量の場合のみで、260ミリグラムを超えると特に効果はなかった。
また、心臓病の危険因子がある人にのみコレステロール値の低下が確認されたという。
今回の分析結果は、米国臨床栄養学雑誌で発表された。
記事によれば、チョコレートのコレステロール値低下効果に関しては、
- チョコレートを食べることで、1デシリットルに対し約6ミリグラムの悪玉コレステロールがカットされることが確認
- チョコレートに含まれるポリフェノールが260ミリグラムと少量の場合のみ
- 心臓病の危険因子がある人にのみコレステロール値の低下が確認
と一部の人にしか現れないという分析が出たようです。
肝硬変の患者では食後に腹部の血圧が危険な水準まで上昇し、血管破裂につながることもあるが、ダークチョコレートを食べることでこれが抑制されるという。
脳梗塞予防にチョコ+紅茶の葉|寿命をのばすワザ百科(日テレ)
●チョコレートのカカオポリフェノール
カカオポリフェノールには、動脈硬化の要因である血管の炎症を抑える働きがあるそうです。
サクロ・クオーレ・カトリック大学(イタリア)の研究によると、ビターチョコレートを日常的に食べていた人は、血管の炎症反応が抑制される効果が確認されたそうです。
今後も、チョコレートには注目したいですね。
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