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1日1時間のウォーキングで乳がんリスクが低下する!|米国がん学会

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■1日1時間のウォーキングで乳がんリスクが低下する!?

Walking in Central Park

by Ed Yourdon(画像:Creative Commons)

1日1時間のウォーキングで乳がんリスクが低下! 7万人調査で判明

(2013/10/7、IRORIO)

ウォーキングの頻度とがんの発生率の関係を調べると、週に7時間以上のウォーキングをする女性は、3時間以下の女性に比べて、乳がんのリスクが14%も低下することが分かった。

10月は乳がん早期発見強化月間です。

アメリカがん協会(American Cancer Society)のアンケートによれば、1日1時間のウォーキングで、閉経後の女性の乳がんリスクが低下するという結果が出たそうです。

運動すると乳がんリスクが低下-国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、積極的に運動する女性は、運動しない人に比べて、乳がんリスクが低いそうです。

特に、閉経後の女性や太り気味の女性は、週1回でも余暇に運動をとりいれることが乳がんリスクが低くなるそうです。

ぜひ運動を生活習慣に取り入れるようにしましょう!

→ 乳がんの症状・原因・ステージ分類・検査・予防法 について詳しくはこちら







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東京慈恵会医科大学附属病院、DeepMind Healthと乳がんスクリーニングの研究に関するパートナーシップを締結

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■東京慈恵会医科大学附属病院、DeepMind Healthと乳がんスクリーニングの研究に関するパートナーシップを締結

Expanding our research on breast cancer screening to Japan
Expanding our research on breast cancer screening to Japan

参考画像:Expanding our research on breast cancer screening to Japan(2018/10/4、Deepmind)|スクリーンショット

東京慈恵会医科大学附属病院、DeepMind Health と乳がんスクリーニングの研究に関するパートナーシップを締結

(2018/10/4、東京慈恵会医科大学附属病院pdf)

本研究では、東京慈恵会医科大学附属病院と DeepMind が共同で、2007 年~ 2018 年に同病院で、過去に撮影され、かつ匿名化された 約 30,000 人の女性のマンモグラフィの分析を行います。これらのデータは、UK OPTIMAM (英国)が保有するマンモグラフィデータベースに保管されている過去に撮影され、匿名化されたマンモグラフィのデータと合わせて AI 技術による解析を行い、AI 技術が現在のスクリーニング技術よりも効果的に X 線画像上でがん性組織の兆候を検出できるか検討します。また、本研究の過程で、東京慈恵会医科大学附属病院より、約 3 万人の女性の匿名化された乳房超音波検査画像および 3,500 の匿名化された乳房 MRI スキャン画像の共有を予定しています。

東京慈恵会医科大学附属病院は、DeepMind Healthと5年間の医学研究パートナーシップを締結し、人工知能(AI)の利用が乳房スクリーニング及び乳がん検出の改善に寄与するかを調査するそうです。

【参考リンク】

■まとめ

これまでにもDeepmindがAI技術を活用して医療に活用するというニュースを取り上げてきました。

【関連記事】

テクノロジーと医療分野のトレンド|ウェアラブルデバイス・健康アプリ・医学研究|メアリー・ミーカー(MARY MEEKER)レポートで紹介したレポート(スライド300)によれば、インプットのデジタル化の増加によって、医療データは年間成長率は48%となっているそうです。

また、レポート(スライド302)によれば、インプットされるデータ量が増えていくことで、科学論文引用が増加しており、医学研究・知識は3.5年ごとに倍増しているそうです。

以前取り上げたIBMの「WATSON」によってがん治療がスピードアップする!?によれば、医療従事者は、膨大な数の情報(最新の医療研究、論文、医療データ、患者の医療記録)を取り扱っていて、すでに人の頭脳では把握することができないほどなのだそうです。

ゲノム解析が一般的なものになった時、AIが過去の文献や医学論文、データベースを探索するようになる!?で取り上げましたが、人々がセンサーが付いたウェアラブルデバイスなどを今まで以上に活用するようになったり、これまで以上に医療に役立つデータが増加し、医学研究が進むとなると、昨日まで常識だった医学知識が次の日には非常識になってしまうようになることが予想されます。

おそらくそのスピードは日単位ではなく、時間単位になっていくことでしょう。

そう考えると、いかにAIが医療関係者をサポートしていくかが重要になっていくため、今回のような取り組みが大切になっていくのではないでしょうか?







乳がん検診を受けない理由とは?|「診療時間中に行くことが困難だから」「マンモグラフィは痛そうだから」「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」

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■乳がん検診を受けない理由とは?|「診療時間中に行くことが困難だから」「マンモグラフィは痛そうだから」「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」

Madigan's Breast Imaging Services offer one-of-a-kind care setting

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

乳がん検診に対する意識調査、検診を受けない理由は「診療時間中に行けない」など

(2008/12/3、マイライフ手帳@ニュース)

アストラゼネカは、乳がん検診に対する意識を聞き取りしたところ、30代~50代の女性では乳がん検診を「受けた」もしくは「受けたい」と全体の約9割が検診に肯定的な考えを持っていることがわかった。

記事によると、乳がん検診を受けたいと考えている人は多いようです。

では、なぜ乳がん検診を受診しないのでしょうか。

受診しない理由の第1位は「診療時間中に行くことが困難だから」があげられ、30代~50代の女性は仕事や家事、育児などに追われ自身の健康に割く時間をとりにくい現状が反映された。

また第2位には「マンモグラフィは痛そうだから」、第3位には「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」があげられており、罹患のリスクと受診によるベネフィットなど、乳がんについてさらなる情報伝達が必要であることもわかった。

第2位には「マンモグラフィは痛そうだから」については、GEヘルスケア・ジャパン(GEヘルスケア)が、世界200人以上のエンジニア、デザイナーおよびエルゴノミスト(人間工学の専門家)を投入し、患者からみて怖くないデザイン・患者の痛みや不快感を軽減する形状になることを目指して、乳房用X線診断装置(マンモグラフィ「Senographe Pristina」を開発したように、少しずつマンモグラフィの装置を改善することで悩みが少なくなってくると思います。

また、乳がんの発症を抑える遺伝子「NRK」を発見|ヒトの診断・治療への応用に期待|東京工業大学尿の代謝物で乳がん・大腸がんを識別する世界初の技術開発スマートブラ「WONDER BRA」が乳がんを発見する方法とその課題とは?血液1滴でがんの早期診断|2015年夏、乳がんと大腸がんの早期診断の試みを始めるなどの技術が開発されているそうですので、将来的にはマンモグラフィを使わずに乳がん検診ができるようになるかもしれません。

【関連記事】

「診療時間中に行くことが困難だから」というのは、仕事や家事、育児に追われているために、自分の健康のことを考える時間がないのでしょう。

そのためにも、企業であれば、乳がん検診を義務化して、その時間を作るなどの対策が必要です。

また、育児中の女性の場合は、検診の間、子供を預かってもらえるように家族のサポートを得られるようにすることや検診施設で預かってもらえるようにするなどの対応をしていく必要があると思います。

身体に違和感を感じなければ、乳がん検診を受ける必要性がないと思っている人もいるかもしれません。

女性が気軽に乳がん検診を受けることができる検診の仕組み作りとその検診のメリットを訴え続けることが重要だと思います。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら

→ 乳がん検診を受診しなかった理由第一位「金銭的な負担が気になるため」!費用はどれくらいかかるの? について詳しくはこちら







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尿の代謝物で乳がん・大腸がんを識別する世界初の技術開発|日立・住商ファーマ

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■尿の代謝物で乳がん・大腸がんを識別する世界初の技術開発

Urinalysis (9)

by Mike Cerrillo(画像:Creative Commons)

尿中の代謝物で健常者・乳がん患者・大腸がん患者を識別 - 日立らが開発したがん診断技術とは

(2016/6/15、マイナビニュース)

日立と住商ファーマはまず、健常者、乳がん患者、大腸がん患者の市販の尿検体各15検体を対象に、液体クロマトグラフ/質量分析計による4つの手法を組み合わせた尿代謝物の網羅的な解析を行った。代謝物の水溶性や脂溶性の違いに着目して測定条件を最適化することで、それぞれの尿検体から1325種の代謝物を検出。さらに検出されたピークをデータベースと照合することで、代謝物名やその量を特定し、がん患者の尿で増減する代謝物をバイオマーカーとしてリストアップした。

この結果、数百種の代謝物が、乳がん、大腸がんで健常者と比べて増加または減少していることが明らかになった。

がん診断、尿一滴で判別成功|線虫の習性を活用-九大など(2015/3/12)では、体長1ミリほどの線虫を使い、がんの有無を1滴の尿から高い精度で判別することに成功したことが以前話題になりましたが、日立製作所、住商ファーマインターナショナル、住友商事は、尿の中の代謝物の網羅的な解析により、健常者と乳がん患者および大腸がん患者の尿検体を識別する基礎技術の開発に成功したと発表しました。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 乳がん について詳しくはこちら

【参考リンク】

尿検体を用いたがん検査に関する実証試験を開始 約6ヶ月間の実証試験を行い、尿中代謝物によるがん検査の実用化に向けた研究を加速

(2018/4/16、日立製作所)

日立は尿検体を用いたがん検査の実用化に向けた実証試験を2018年4月より開始するそうです。




■がんを診断する検査方法

膵臓がんを早期発見できる検査キットを開発|国立がん研究センター(2015/11/9)によれば、国立がん研究センター研究所の本田一文ユニット長らは、膵臓がんを早期に検出できる血液中のたんぱく質「アポリポプロテインA2(apoA2)アイソフォーム」を見つけ、検査キットを開発したと発表しました。

ごくわずかな血液で大腸がんを発見する検査方法を開発-国立がん研究センター(2014/5/1)によれば、国立がん研究センターの分子細胞治療研究分野の落谷孝広分野長らのグループは、ごく僅かな血液から大腸がんを発見する検査方法を開発したそうです。

血液1滴でがん診断 3分以内で診断できる 神戸の企業共同開発(2015/6/17)によれば、神戸の企業と昭和大学江東豊洲病院などのグループは、血液中のがんに関連する物質(がんが免疫に攻撃されたときに血液中に溶け出る「ヌクレオソーム」という物質)が放つ光をとらえ、がんの有無を診断する手法を世界で初めて開発したそうです。

血液1滴でがんの早期診断|2015年夏、乳がんと大腸がんの早期診断の試みを始めるによれば、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が国立がん研究センターや東レ、東芝など9機関と共同で実施している「体液中マイクロRNA測定技術基盤開発」プロジェクトでは、血液一滴または尿や唾液からがんを早期診断する技術を2018年末までに開発することを目指しているそうです。

■まとめ

現在がん診断に関しては、「血液」「尿」「唾液」「呼気」から診断する研究が行われていますが、尿による診断だと肉体的負担がないので注目ですね。

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主婦は、糖尿病の発見につながる血糖値への意識が低い!?

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■検診を受けていない主婦は半数以上

Making a pot of vegetable soup, beans going in, cooking with a large paddle, large steel pot, Breitenbush Hot Springs, Marion County, Oregon, USA

by Wonderlane(画像:Creative Commons)

糖尿病の危険がある「ポッチャリ主婦」の5割が検診未受診と判明

(2013/10/19、Wooris)

検診を1年以上受けていない主婦は54.7%にのぼり、年代別にみると30代は80.0%もの人が受けていません。30代に続き、40代と50代は48.0%、60代は42.7%という結果になっています。

糖尿病診断アクセス革命事務局が30~60代の主婦300人を対象に行った「主婦の健診受診状況調査」によれば、5割以上の主婦が検診を受けていなかったそうです。

■血糖値への意識が低い

主婦の健診受診状況調査~糖尿病へまっしぐら?! 現実逃避派の「ポッチャリ主婦」~

(2011/9/22、糖尿病診断アクセス革命事務局)

■自分の健康で心配なことは、女性特有の病気(乳がん、子宮がんなど)が 7 割(71%)。血糖値への意識は、30 代主婦でわずか 1 割強(13.3%)と低い。

■糖尿病の理解の基礎となるインスリンへの理解は低く、インスリンが「すい臓」から分泌されるホルモンだと知らない主婦が半数近く(47%)。

■家族(血縁)に糖尿病患者がいる主婦は 3 割(31%)。このうち、1 年以内に健診を受けていたのは 4 割弱(39%)で、3 割強(31%)が「将来、自分が糖尿病になるとは思わない」と回答。

■ポッチャリ主婦は 3 人に 1 人(32%)が健診を 5 年以上受けていない。8 割以上(84%)が「自分より家族の健康を気づかいがち」な一方、「本当は自分の健康が心配」も 8 割強(81%)。半数強(51%)が血糖値を心配し、8 割以上(84%)が将来、糖尿病になるかもしれないと不安。

自分の健康で心配なことについての質問では、乳がんや子宮がんなどの「女性特有の病気」が71.3%と関心が高いものの、「血糖値」は27.3%、「コレステロール」が45.0%となっており、糖尿病の発見につながる血糖値への意識が低い結果となっています。

また、そのほかのアンケート結果においても、インスリンへの理解が低かったり、血縁に糖尿病患者がいれば糖尿病の発症リスクは高まるのですが実際に検診を受けている人は4割弱であったりと、糖尿病になるかもしれない不安もありながら健診を受けていないという実態が浮かび上がってきます。

日本人はヤセ型でも糖尿病になりやすいため、定期的に検査を受けて、体の状態を知っておくことは大事なことだと思います。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







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