> 健康・美容チェック > メンタルヘルス(うつ・鬱病・不安) > 意外に多い高齢者のうつ病|なぜ高齢者のうつ病が多いのか?
■意外に多い高齢者のうつ病|なぜ高齢者のうつ病が多いのか?
by Danilo Vidovic(画像:Creative Commons)
意外に多い高齢者の鬱病 重症化で衰弱死も
(2009/2/9、産経新聞)
働き盛りに多いと思われがちな鬱病(うつびょう)。
実は60、70代の患者数は30~50代と同水準で、女性に限ればむしろ多い。
社会の変化を悲観的に受け止めがちな民族性に加え、高齢者の独居率の高さが影響。
認知症との判別が難しいこともあり、重症化する人が少なくない。
適切な治療はもちろん、予防には社会とのつながりが大切という。
うつ病が増加していることがニュースで取り上げられていますが、記事によると、高齢者のうつ病も多いそうです。
うつ病と認知症では判断がつかない場合もあるようです。
では、なぜ、高齢者のうつ病が多いのでしょうか。
鬱病は高齢者にも意外と多い。
「日本人は物事を悲観的にとらえる傾向が強いうえ、加齢による心身の衰え、がんなど重い病気、脳血管障害の後遺症、経済力低下といった要素が絡む。
仕事や子供の世話、地域活動など社会的役割の喪失感、配偶者と死別して独り暮らしの孤独感も大きい」と中村さんは指摘する。
記事によると、
- 日本人の傾向として、物事を悲観的にとらえる傾向が強いこと
- 加齢による心身の衰え
- 重い病気
- 脳血管障害の後遺症
- 経済力低下
- 社会的役割の喪失感
- 一人暮らしの孤独感
などが高齢者のうつ病が多い理由にあるようだ。
高齢者のうつ病を予防するにはどうしたらよいのでしょうか。
そこで、高齢者自身が心がける予防法は「社会的役割を持ち続ける」ことだ。
人のために役立っているという生きがいを持つことが重要なようです。
参考画像:働く理由|平成28年版厚生白書|スクリーンショット
厚生労働省政策統括官付政策評価官室委託「高齢社会に関する意識調査」(2016年)によれば、働く理由についてたずねたところ、「経済上の理由(68.1%)」が最も多かったものの、次いで「生きがい、社会参加のため(38.7%)」があり、働くことを通じて、生きがいをもったり、社会とつながりたいという意識を持っている人も多いようです。
P.S.
Is this Japanese concept the secret to a long, happy, meaningful life?https://t.co/rum7A4sB0f
日本語の「生きがい(Ikigai)」に当たる言葉は英語にはないそうです。— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年10月17日
Ikigai: A Japanese concept to improve work and lifehttps://t.co/cUabZzEiDn
— ハクライドウ (@hakuraidou) 2017年10月17日
ちなみに、日本語の「生きがい(Ikigai)」に当たる言葉は英語にはないそうです。
【関連記事】
- 棒サッカーのようなユニバーサルスポーツを「生きがい」にしてみては?棒サッカーは認知症予防にもつながる!?
- ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」「グルコラファニン」がうつ病予防に効果|千葉大学
- ポケモンGOはうつ病の改善につながる可能性がある!?
- 研修医のうち3分の1がうつ病や抑うつ症状を患っている!?
- 一人暮らしの高齢男性、孤食でうつ発症が2・7倍出やすい!?
- <自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?
- 子どもにも増えるうつ病|子どものうつの症状・サイン
- 栗原類、ADHD(発達障害)の一つであるADD(注意欠如障害)を告白
- 悪いニュースは、悲観的になるという感情をもたらすだけでなく、ストレスや不安、抑うつ症状を引き起こす!?
- 午後6時以降に仕事をすると、うつ病にかかる可能性が高くなる!?
- ユースケ・サンタマリアが8年間ほど「うつ状態」だった-吉田豪氏が証言
- 武田鉄矢さんは40代からうつ病のような状態だった
- 新型鉄不足(フェリチン不足)で肌荒れ、不眠、うつ状態、疲労感?|#あさイチ ・ためしてガッテン(NHK)
- 「悪い妄想は夜考えない」ことが幸せになる方法
- 自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法
- 荷物の量は心の不安と比例する!?
- 女性はなぜ落ち込みやすい?その理由と対策
- 誰かに嫌な思いをさせられたら「一番の仕返しは幸せになることだ」と考えよう
- あなたがネット(LINE・Facebook・Twitter)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?
- 消灯後の携帯使用、心に悪影響か 中高生1万8千人調査
- 電車内でつながらないスマートフォン、心理ストレスは「満員電車の2倍」
- うつ病を見える化する光トポグラフィー検査とはどんな検査?
- 4大疾病、精神疾患加え5大疾病に-厚生労働省
- 運動を続けるとストレスに強くなる?その科学的根拠とは?
- 意外に多い高齢者のうつ病(2009/3/10)
- 帰宅拒否症は「軽症うつ病」(2009/2/18)
- 釈由美子、無理なダイエットによるうつ・摂食障害(拒食症・過食症)を著書で告白(2009/1/22)
- 睡眠不足・不眠は「うつ」のサイン?(2008/11/11)
- 囲碁・将棋・麻雀などの対戦ゲームをすることは認知症対策に有効!?