> 健康・美容チェック > メンタルヘルス(うつ・鬱病・不安) > ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」「グルコラファニン」がうつ病予防に効果|千葉大学
■ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」「グルコラファニン」がうつ病予防に効果
ブロッコリーがうつ予防に効果 千葉大教授ら発表 薬頼らず発症抑制の可能性
(2016/8/14、千葉日報オンライン)
千葉大学社会精神保健教育研究センターは、ブロッコリーなどの野菜に含まれる化合物「スルフォラファン(SFN)」が、うつ病の予防や再発防止に効果があることを突き止めた。
千葉大学社会精神保健教育研究センターの橋本謙二教授によれば、ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」がうつ病の予防や再発防止に効果があることがわかったそうです。
うつ病の病因に転写因子 Keap1-Nrf2 系が関与~野菜に含まれる化合物でうつ病を予防~ |PDF
(2016/7/27、千葉大学)
スルフォラファンの前駆体(グルコラファニン)を含む餌を3週間与えると、社会的敗北ストレスによって引き起こされるうつ症状の発症を予防できる可能性(ストレスレジリエンス)が示唆された。
スルフォラファンの前段階の「グルコラファニン」を与える実験でも、ストレスを与えてもうつ症状の発症を予防できる可能性があるそうです。
■スルフォラファンでなぜうつ症状の予防ができるの?
うつ病の病因に転写因子 Keap1-Nrf2 系が関与~野菜に含まれる化合物でうつ病を予防~ |PDF
(2016/7/27、千葉大学)
炎症やストレスに伴い、脳内の Keap1-Nrf2 系が低下し、うつ症状が起きていると推測される。今回の研究成果は、近年提唱されているうつ病の炎症仮説を支持する成果である。
うつ病の病因に炎症や酸化的ストレスに関わる転写因子 Keap1-Nrf2 の異常が関与していることをわかったそうです。
うつ症状は炎症やストレスに伴い、脳内の Keap1-Nrf2 系が低下しているために起きていると推測され、スルフォラファンを投与することで、このうつ症状のメカニズムに何らかの影響を与えたことによって、うつ症状の炎症が抑えられていると考えられます。
■まとめ
うつ病を予防するためにも「ブロッコリー」を食べるようにしてみてはいかがですか?
【関連記事】
- グルコラファニンが豊富なブロッコリーを食べると悪玉コレステロール値が下がる!?
- ブロッコリーを食べると脂肪肝が予防できる!?
- がん予防に効果的な食べ物は抗酸化作用のあるスルフォラファンが豊富な「ブロッコリースプラウト」(星野泰三)|ジョブチューン
- ブロッコリースプラウトのスルフォラファンで胃がんの原因のピロリ菌対策
- ブロッコリー新芽由来の成分「スルフォラファン」に肝機能改善効果|カゴメ
- ブロッコリースプラウトは花粉症に効果的な食べ物|世界一受けたい授業
【関連記事】
- うつ病が胃薬「テプレノン」で予防できる!?|HSP(ヒートショックプロテイン)がうつ病の発症に関係|岡山医科大・徳島大病院
- ポケモンGOはうつ病の改善につながる可能性がある!?
- 研修医のうち3分の1がうつ病や抑うつ症状を患っている!?
- 一人暮らしの高齢男性、孤食でうつ発症が2・7倍出やすい!?
- <自宅で長時間は危険>スマホの使用時間と位置情報の分析でうつ病診断ができる可能性がある!?
- 子どもにも増えるうつ病|子どものうつの症状・サイン
- 栗原類、ADHD(発達障害)の一つであるADD(注意欠如障害)を告白
- 悪いニュースは、悲観的になるという感情をもたらすだけでなく、ストレスや不安、抑うつ症状を引き起こす!?
- 午後6時以降に仕事をすると、うつ病にかかる可能性が高くなる!?
- ユースケ・サンタマリアが8年間ほど「うつ状態」だった-吉田豪氏が証言
- 武田鉄矢さんは40代からうつ病のような状態だった
- 新型鉄不足(フェリチン不足)で肌荒れ、不眠、うつ状態、疲労感?|#あさイチ ・ためしてガッテン(NHK)
- 「悪い妄想は夜考えない」ことが幸せになる方法
- 自分の周りの人を幸せにすること=自分が幸せになる方法
- 荷物の量は心の不安と比例する!?
- 女性はなぜ落ち込みやすい?その理由と対策
- 誰かに嫌な思いをさせられたら「一番の仕返しは幸せになることだ」と考えよう
- あなたがネット(LINE・Facebook・Twitter)に書いた感情が伝染して世界を変えてしまうかもしれない!?
- 消灯後の携帯使用、心に悪影響か 中高生1万8千人調査
- 電車内でつながらないスマートフォン、心理ストレスは「満員電車の2倍」
- うつ病を見える化する光トポグラフィー検査とはどんな検査?
- 4大疾病、精神疾患加え5大疾病に-厚生労働省
- 運動を続けるとストレスに強くなる?その科学的根拠とは?
- 意外に多い高齢者のうつ病(2009/3/10)
- 帰宅拒否症は「軽症うつ病」(2009/2/18)
- 釈由美子、無理なダイエットによるうつ・摂食障害(拒食症・過食症)を著書で告白(2009/1/22)
- 睡眠不足・不眠は「うつ」のサイン?(2008/11/11)