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【10月はピンクリボン月間】乳がんに関する情報はどんなものから入手している?|乳がんにかかったとしたら、生活の中で最も不安なことは何?

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【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」-女性の6割が乳がん罹患後も仕事を続けたいと希望-

(2017/10/26、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社プレスリリース)

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が既婚の男女1,100名を対象に行なった「乳がんに関するアンケート」で興味深い点について紹介してみたいと思います。




■乳がんに関する情報はどんなものから入手している?

あなたが乳がんに関する情報を入手するまたは目にする手段にはどんなものがありますか?
あなたが乳がんに関する情報を入手するまたは目にする手段にはどんなものがありますか?

参考画像:【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」(2017/10/26、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社プレスリリース)|スクリーンショット

「あなたが乳がんに関する情報を入手するまたは目にする手段にはどんなものがありますか?」(複数回答可)という質問に対して、男性64.0%、女性71.7%がテレビ番組から情報を入手していると回答しています。

歯科に関する知識を得る場所によって保健行動と歯周病の有病率に差がある!|学校やテレビよりも歯科医院で知識を得ている人は定期的に歯科受診をする傾向にある|岡山大学で紹介した岡山大学の森田学教授と岡山大学保健管理センターの岩崎良章教授らの共同研究グループによれば、歯科医院で歯科に関する知識を得ることによって、歯科保健行動を促し、また歯周病の有病率に影響を及ぼす可能性があること、また、学校やテレビから歯科に関する知識を得ても必ずしも行動変容を促すわけではないということがわかったそうです。

病院から乳がんに関する情報を入手しているのは、男性14.1%、女性24.8%であり、そのことが、乳がんの早期発見のために「特に何もしていない」(男性24.6%、30.7%)という結果に結びついているのかもしれません。

あなたが配偶者に乳がんの未病や早期発見のために勧めていることは何かありますか?(男性)あなたは乳がんの未病や早期発見のために行なっていることは何かありますか?(女性)
あなたが配偶者に乳がんの未病や早期発見のために勧めていることは何かありますか?(男性)あなたは乳がんの未病や早期発見のために行なっていることは何かありますか?(女性)

参考画像:【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」(2017/10/26、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社プレスリリース)|スクリーンショット

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■乳がんにかかったとしたら、生活の中で最も不安なことは何?

あなた(もしくは配偶者)は乳がんにかかったとしたら、生活の中で最も不安なことは何ですか?
あなた(もしくは配偶者)は乳がんにかかったとしたら、生活の中で最も不安なことは何ですか?

参考画像:【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」(2017/10/26、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社プレスリリース)|スクリーンショット

「あなた(もしくは配偶者)は乳がんにかかったとしたら、生活の中で最も不安なことは何ですか?」という質問に対しては、男女ともに治療費や生活費などの金銭面に対して不安を感じていることがわかりました。

自身または配偶者が乳がんにかかった場合、生命保険で保障されると助かるものは何ですか?
自身または配偶者が乳がんにかかった場合、生命保険で保障されると助かるものは何ですか?

参考画像:【ピンクリボン月間】「乳がんに関するアンケート結果」(2017/10/26、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社プレスリリース)|スクリーンショット

「自身または配偶者が乳がんにかかった場合、生命保険で保障されると助かるものは何ですか?」という質問に対しては、入院費用や手術費用、外来通院費用(抗がん剤や放射線の治療等による)、新薬等による治療費用、医療用ウィッグ購入費用という項目が挙げられており、できるだけ生命保険で保障されていると助かると考えているようです。

病気やケガが原因で就労不能になった場合の生活資金に対して約8割の人が「不安」|必要な生活資金はいくら?どんな経済的準備手段を用意している?|平成27年度生命保険に関する全国実態調査では、世帯主が就労不能となった場合に期待できる経済的準備手段としては、「入院時に給付金のでる生命保険」が最も多くなっています。

また、最近では、就業不能になったときに月々の生活費を保障する就業不能保険も出てきています。

その他にも、医療費負担を軽くする制度などの公的助成・支援の仕組みが利用できる場合もありそうですので、一人で考え込まずに、行政の窓口に相談してみることも頭に入れておくとよいのではないでしょうか?

【参考リンク】

病気やけがをしないことが最も大事ですが、いつ起こるかわからないのが病気やケガの悩ましいところです。

病気やけがをした際の生活費に対する不安をなくすためにも、前もって検討しておくとよいのではないでしょうか?

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■まとめ

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by tanakawho(画像:Creative Commons)

今回大事だと考えたのは、1.乳がんの早期発見のためにできることを積極的に行うこと、2.病気やケガが起きた時に必要な経済的準備手段を用意すること、です。

病気やケガになることを考えたくはないものですが、病気にならないようにするにはどうしたらよいか、お金をどのように運用していくかということはこれから重要になってくると思いますので、余裕があるときにこそ考えてみてくださいね。







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乳がん検診における痛みや不安を軽減させるデザイン・形状を目指した新しいマンモグラフィ|GEヘルスケアのデザイン思考

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【目次】

■乳がん検診における痛みや不安を軽減させるデザイン・形状を目指した新しいマンモグラフィ|GEヘルスケアのデザイン思考

乳房用X線診断装置(マンモグラフィ)「Senographe Pristina」
乳房用X線診断装置(マンモグラフィ)「Senographe Pristina」

参考画像:乳房用X線診断装置(マンモグラフィ)「Senographe PristinaTM」およびマンモグラフィ用画像診断ワークステーション「SenoIrisTM」を発売|GEヘルスケアニュースリリーススクリーンショット

「痛い」イメージを払拭する、GEヘルスケアの新しいマンモグラフィ

(2016/10/31、マイナビニュース)

具体的には、検査の際、ブッキー(撮影台)に載せた乳房を引き伸ばして前に出す必要があるが、小さめな乳房の場合、このときにブッキーの角が助骨に当たることで痛みを感じてしまうという課題があったという。そこで同製品では、従来品に比べてブッキーの厚みを減らし、角に丸みを持たせることで痛みの軽減を実現している。

GEヘルスケア・ジャパン(GEヘルスケア)は、世界200人以上のエンジニア、デザイナーおよびエルゴノミスト(人間工学の専門家)を投入し、患者からみて怖くないデザイン・患者の痛みや不快感を軽減する形状になることを目指して、乳房用X線診断装置(マンモグラフィ「Senographe Pristina」を開発したそうです。




■背景

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by IAEA Imagebank(画像:Creative Commons)

2013年に発表されたOECDの調査結果によると、日本における乳がん検診の受診率は36.4%となっており、受診率50%を超えている欧米諸国と比較して低い状況にある。乳がん検診をはじめとする乳腺診療の入り口ともいえるマンモグラフィ検査が敬遠される理由のひとつに、「痛み」がある。この痛みは、乳房を圧迫する際に感じるものだけでなく、検査時に機器に押し付けられる腋下や腹部に対して感じる人も多いという。

日本のがん検診受診率は欧米に比べて低い!?で紹介したがん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診および子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しているそうで、欧米の検診受診率が70%以上であるのに対し、日本は20〜30%ととても受診率が低いのが現状です。

なぜ検診を受けないのかの理由には「診療時間中に行くことが困難だから」「自分が乳がんになると考えたことがなかったから」などいくつか挙げられますが、マンモグラフィ検査が痛みを伴うイメージを持たられていることがその他の理由の一つとして挙げられています。

乳がん検診を受けない理由とはで紹介したアストラゼネカによる乳がん検診に対する意識についての聞き取り調査によれば、受診しない理由の第2位には「マンモグラフィは痛そうだから」が挙げられています。

■デザイン思考を活用した例

病院のMRI検査、機器改良なしで泣き叫ぶ子供を激減させた方法とは?デザイン思考の本質

(2016/5/21、Biz Journal)

磁石が高速でうなりをあげて回転する狭い空間に入り、そこで長い間じっとしていなければならないのは、大人にとっても苦痛である。まして子供たちは怖くて泣いてしまうのが当然だ。正しい検査を受けるために、子供たちの80%が受診前に鎮静剤を打たなければならないという現実を突きつけられたダグ氏は、ショックを受けたのである。

デザイン思考の事例としてよく紹介されるのは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のエンジニアがMRI装置に関する問題を解決したケースです。

MRIの装置は怖い音がする狭い空間に入っていくため、子供は怖くて泣いてしまい、子どもの8割が鎮静剤を打たなければ検査を受けることができないという問題がありました。

この問題を解決するために用いられたのが「デザイン思考」です。

彼はMRI受診を海賊船物語に変えてしまったのである。つまり、MRI装置と検査室の壁に絵を描かせ、まるで海賊船の中のように仕上げ、子供たちが海賊たちに見つからないようにじっと隠れているというアトラクションに変えてしまったのだ。
さらに、検査技師たちにも子供たちとの接し方を訓練させた。受診する子供たちには、これは楽しい乗り物なのだよと説明する。こんな具合だ。「今から海賊船に乗り込むよ。海賊たちに見つからないようにじっとしていて!」

MRIを受診することを海賊船に乗り込むアトラクションに見立てることで、鎮静剤を打つ子供は10%に激減したそうです。

■まとめ

痛くないマンモグラフィにすることで乳がん検診の受診率が上がることが期待されます。

デザインの力によってもっと解決することができる問題があるかもしれません。

また、乳がんの発症を抑える遺伝子「NRK」を発見|ヒトの診断・治療への応用に期待|東京工業大学尿の代謝物で乳がん・大腸がんを識別する世界初の技術開発スマートブラ「WONDER BRA」が乳がんを発見する方法とその課題とは?血液1滴でがんの早期診断|2015年夏、乳がんと大腸がんの早期診断の試みを始めるなどの技術が開発されているそうですので、将来的にはマンモグラフィを使わずに乳がん検診ができるようになるかもしれません。







【参考リンク】
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「運動していたけど乳がんになりました」という人に対して、あなたの努力は決して無駄ではありません!




「運動していたけど乳がんになりました」という人に対して、あなたの努力は決して無駄ではありません!
「運動していたけど乳がんになりました」という人に対して、あなたの努力は決して無駄ではありません!

bruce mars|unsplash

積極的に運動する女性は乳がんリスクが低い|国立がん研究センターという記事をインスタストーリーズで紹介したのですが、DMで「運動をたくさんしていたけど乳がんになりました。病気になるときはなる」というメッセージが届きました。

Aさんは、何もしてなくて病気になった。

Bさんは、健康的なライフスタイルをしていたけど病気になった。

Bさんはなんとなく努力が報われない感じがする印象を受けますよね。

でも結果は同じようですがそれは違うと思います。

国立がん研究センターによれば、日常的な出来事に対して積極的に解決するための計画を立て、実行する人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低くなるそうです。

がん検診や健康診断を受診するため、病気の早期発見につながり、病気による死亡リスクが低下している可能性があるようです。

予防医療の大事さはここにあります。

→ 積極的に計画・実行する人はがん・脳卒中・心筋梗塞の死亡リスクが低い

そしてもう一つ、エピジェネティクスの考え方を参考にすると、健康的なライフスタイルというのは子の世代、孫世代に引き継がれるそうです。

つまり、健康的なライフスタイルを選択しているあなたの努力はあなた自身を守ってくれるだけでなく、数世代先の子孫をも守ってくれるんです。

あなたの努力は決して無駄ではないんです。

→ エピジェネティクスとは?







クレソンに含まれるイソチオシアネートの抗酸化作用でがん予防|#たけしの家庭の医学

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2016年6月14日放送の「みんなの家庭の医学」では「クレソンに含まれるイソチオシアネートの抗酸化作用でがん予防」について取り上げました。

解説 松尾恵太郎(愛知県がんセンター研究所)




■クレソンに含まれる抗酸化作用を持つイソチオシアネートでがん予防

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by Yumi Kimura(画像:Creative Commons)

アブラナ科の野菜「クレソン(米Watercress、仏cresson)」には抗酸化作用を持つ「イソチオシアネート(Isothiocyanate)」という栄養素が含まれているそうです。

イソチオシアネートが体内に入ると、抗酸化物質が大量に作られ始め、抗酸化物質が、全身の細胞内にある有害な活性酸素を無毒化してくれることにより、がんの発生を抑制してくれると考えられるそうです。

国際がん研究機関(IARC)によれば、ブロッコリー・キャベツ・クレソンなどアブラナ科の野菜ががんリスクを減少させると発表されているそうです。

アブラナ科の野菜には「イソチオシアネート」が含まれているのですが、その中でもクレソンに豊富に含まれているそうです。

がん予防に効果的な一日の摂取量についてはまだわかっていないそうですが、定期的に摂取することでがん予防に効果的だと考えられるそうです。

→ 抗酸化作用 について詳しくはこちら







【関連記事】
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総エネルギー消費量(基礎代謝量・食事誘発性熱産生・身体活動量)とは?

ダイエット > ダイエットの基礎知識 > 総エネルギー消費量(基礎代謝量・食事誘発性熱産生・身体活動量)とは?




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by AMISOM Public Information(画像:Creative Commons)

総エネルギー消費量は以下のような構成になっています。

  1. 基礎代謝量 約60%
  2. 食事誘発性熱産生 約10%
  3. 身体活動量 約30%

このことを見ての感想は以下の通り。

  • 基礎代謝量は総エネルギー消費量の約6割を占めているため、基礎代謝アップは肥満予防に欠かせないということ。
  • ダイエットをするために食事の回数を減らす人がいますが、食事をする際には、熱・エネルギーが消費されるため、食事の回数は減らさないほうがよいということ。
  • 基礎代謝量は体格に依存し、食事誘発性熱産生は食事摂取量に依存するため、身体活動量を増やすことが、総エネルギー消費量を増やすことにつながるということ。

ダイエットの情報はこちら

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