「医学」カテゴリーアーカイブ

片鼻詰まると脳も対応=におい知覚領域、すぐに切り替え|東京大大学院

Smell

by Dennis Wong(画像:Creative Commons)




片鼻詰まると脳も対応=におい知覚領域、すぐに切り替え-東大

(2008/11/12、時事通信)

鼻炎などで鼻詰まりが起きると、詰まった側の鼻でにおいをかげなくなるが、こうした時にもう片方の鼻からの情報を集めるため、脳がにおい知覚の領域の働きを素早く切り替えていることが東京大大学院の研究で分かった。

東京大大学院の研究によれば、鼻詰まりが起こると、詰まっていないもう片方の鼻から情報を集めるようにと、脳が即座に対応し、においの知覚領域の働きをすばやく切り替えているのだそうです。

また、他の体の感覚の中には、これだけすばやく切り替える感覚はないようなのです。

論文の共著者で、同研究科の森憲作教授は「視覚や聴覚では、これだけ素早い切り替えはない。嗅覚(きゅうかく)は動物にとって重要な情報なので、異物をクリアする際にも遮断しないよう、片鼻ずつ鼻が詰まる生理現象が知られている。脳もそれに対応しているのではないか」と話している。

嗅覚がそれだけ動物にとって大事な機能だといえるのでしょうね。







肝臓を守るため肝炎の検査重要

肝臓を守るため肝炎の検査重要 (肝臓ブログより)

感染発見へ検査重要(2008/10/25、読売新聞)

「ウイルス性肝炎―治療最前線」をテーマにした「医療ルネサンス宇都宮フォーラム」(読売新聞社主催、県、宇都宮市、県医師会、宇都宮市医師会後援)が24日、宇都宮市本町の県総合文化センターで開かれた。「B型、C型肝炎の基礎知識」と題した基調講演では、東京・公立阿伎留医療センター院長の荒川泰行さんが、母子感染のB型やC型は慢性化し、肝硬変や肝臓がんに進行する恐れがあることを解説。「B型であれ、C型であれ、『慢性肝炎なくして肝臓がんの発生なし』と言える。慢性肝炎の段階でウイルス駆除に取り組まなければならない」と力説。「1980年ごろ、『21世紀は慢性肝炎が国民病になるだろう』と言われたが、まさに蔓延(まんえん)している」と警鐘を鳴らした。

このフォーラムでは、B型やC型の慢性肝炎の特徴や治療法、肝炎の早期発見に向けた行政の取り組みなどが紹介されたそうです。

肝臓ガンの原因は肝硬変であり、そしてその肝硬変の原因は慢性肝炎・ウイルス性肝炎(B型肝炎・C型肝炎)によるものがほとんどであるといわれていますので、ぜひ肝炎の検査を受けましょう。

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肥満遺伝子持っていても、やせられる|東北大が調査

Molecule display

by Christian Guthier(画像:Creative Commons)




肥満:遺伝子持っていても、やせられる 東北大が調査

(2008/11/9、毎日新聞)

肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることを、栗山進一・東北大准教授(公衆衛生学)らが調査で示し、米医学誌「メタボリズム」電子版に発表した。

栗山進一・東北大准教授の調査によれば、肥満になりやすい遺伝子変異を持っている人でも、持たない人と同等にやせられることが分かったそうです。

遺伝的に肥満になりやすいという言い訳はできないようですね。

また、栗山進一・東北大准教授によると、遺伝子ダイエットに関しては、否定的なようです。

遺伝子を調べて肥満体質の型を判断し、効率的な減量法を指導する「遺伝子ダイエット」が話題だが、栗山准教授は「現時点で科学的根拠があるとは言いがたい」と指摘する。

遺伝だけで肥満になるのではなく、やはり生活習慣や環境による影響も大きいのでしょう。

遺伝子のせいにすることなく、生活習慣を改善してダイエットしましょう。







HONDAの「体重支援型歩行アシスト」 階段の上り下りや中腰での作業負担を軽く|ASIMOの歩行技術応用

ASIMO and Amanda Bynes

by shay sowden(画像:Creative Commons)

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ホンダ アシモ技術で足元軽く

(2008/11/8、フジサンケイビジネスアイ)

ホンダは7日、体に装着して高齢者や脚力が低下した人などの歩行を補助する「歩行支援ロボット」の試作機2機種を発表した。

ホンダの二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」で培った歩行技術を応用しており、1999年から歩行補助向けに研究開発を進めている。

初めて公開された「体重支援型歩行アシスト」と名付けられた装置は、下半身を支えるフレームと靴が一体化したシンプルな構造が特徴。

折りたたんだフレームにまたがって靴を履き、フレームを伸ばすだけで簡単に装着できる。

使用者の体重の一部をモーターの力で支える仕組みで、靴に内蔵したセンサーが脚の動きに応じて補助する力をコントロールする。

ひざの屈伸に合わせて体重を押し上げることで、階段の上り下りや中腰での作業負担を軽くする。

装着することで「3~9キロ体重が軽くなった感覚になる」(芦原淳主任研究員)という。

重量は6.5キログラム。

リチウムイオン電池を採用しており、1回の充電で約2時間の歩行が可能。

体重支援型歩行アシストは、使用者の体重の一部をモーターの力で支える仕組みで、靴に内蔵したセンサーが脚の動きに応じて補助する力をコントロールし、ひざの屈伸に合わせて体重を押し上げることで、階段の上り下りや中腰での作業負担を軽くします。
 
ASIMOで培った歩行技術がこのような形で役立つとはすばらしいですね。

高齢者の方やリハビリを行なっている方など歩行補助に大変役立ちそうな装置です。

今後の商品化に注目があつまりそうです。

実物の写真は元記事にありますので、是非そちらでご確認ください。







【関連記事】

決して無視してはいけない身体の7つの痛み

Pain

by Alex Guerrero(画像:Creative Commons)




この痛み、何かの病気かも・・・。

そんなこと考えたことはありませんか?

今回紹介する記事によると、「WebMD」という海外のサイトで、決して無視してはいけない身体の7つの痛みが紹介されているそうです。

決して無視できぬ7つの痛み 重大な病気の可能性も

(2008/11/8、アメーバニュース)

その7つとは
1.胸、のど、あご、肩、腕、腹部の痛みや不快感
2.人生最悪の頭痛
3.背中の下の方や肩甲骨の間の痛み
4.ひどい腹痛
5.腓腹筋痛
6.足が焼けるような(または針で刺されたような)痛み
7.頭痛などいろんな痛みが予想外に、原因不明に起こる

記事で紹介された7つの痛みの症状は、以下のような病気の可能性があるそうです。

  1. 心臓発作や肺炎
  2. 脳内出血や脳腫瘍
  3. 関節炎
  4. 胃潰瘍
  5. 深部静脈血栓症
  6. 糖尿病の症状である末梢神経障害
  7. うつ病

もちろんこれは1つの例にすぎないでしょうが、覚えておくと役立つかもしれません

少しでも気になれば、病院で診てもらいましょう。