
by Anno Málie(画像:Creative Commons)
【目次】
■アリシア・キーズが始めた「#nomakeup」ムーブメントの意味とは!?
アリシア・キーズが始めた「#NoMakeup」ムーブメント
(2016/6/5、ハフィントンポスト)
5月31日にLennyで、女性が自分を一定の決まった形に見せるために感じる苦しみとプレッシャーを語った力強いエッセイを公開した歌手のアリシア・キーズは、「包み隠すことを止める」と誓った。「顔、気持ち、心、考え、夢、苦しみ、感情の高ぶり、全てを偽ることを止める」と彼女は綴った。
このエッセイが公開されてから数日後、キーズは約束通りノーメイクの写真を公開した。
アリシア・キーズ(alicia keys)さんが公開したエッセイやインスタグラムの写真がきっかけとなって、「#nomakeup」ムーブメントが広がっているそうです。
最近は有名人が女性の美やフェミニズムについてコメントすることが増えてきたように感じます。
【関連記事】
こうしたムーブメントの前からもモデルのヤセ過ぎ問題がきっかけとなって、ファッション業界が女性の美について問われるようになり、モデルの選び方に変化が生まれるようになりました。
【関連記事】
女性が女性というものに対する固定観念に縛られることから解放される方法の一つとして、化粧をしないという方法をとるというのは面白い試みですよね。
ただ、化粧をすることはアリシア・キーズさんが語るように「包み隠すこと」だけしか意味がないことなのでしょうか。
■化粧をすることでもたらされる効果とは
例えば、なぜ、化粧療法プログラムを受けると、健康寿命が延びるのか?によれば、化粧動作には「心」「脳」「身体」の3つの面に効果があるそうです。
1.心
化粧をすると気持ちが引き締まったり楽しい気分になったり、人に会うときに自信が持てたりします。
化粧をすると、前向きな気持ちになり、人と会うことで楽しい気分になり、それが生きがいにつながるそうです。
例えば、疲れていて目の下にクマができていても、メイクをすることで気分を変えることができたりしますよね。
【関連記事】
2.脳
化粧をすると、脳の活動(脳血流)が高まり、ストレスホルモンであるコルチゾールが減少し、認知機能の低下を抑制するそうです。
3.身体
化粧動作というのは、体にとって良い運動なので、化粧動作は食事動作の約2から3倍の筋力を使用しているそうで、化粧をする動きによって、筋力維持につながるそうです。
つまり、化粧をすることで自分に自信を持てることによって、コンプレックスや不安から解放されるという人もいるのです。
【関連記事】
■女性は自分の美しさに対して自信を持っていない!?
女性への自身の美しさに対するアンケートについて何度も取り上げていますが、女性は自分自身の美しさに対して、自信を持っていないと感じます。
女性は自身の顔を過小評価している!?で被験者本人による自身の顔に関する証言と、彼女をよく知る知人の言葉による似顔絵を描く実験を行なったところ、同一人物を描いているのに、一様に知人の情報を元に描いた似顔絵の方が美しかったそうです。
つまり、この実験によれば、女性は自身の顔を過小評価していることがわかったそうです。
Dove Real Beauty Sketches | You’re more beautiful than you think (3mins)
【関連記事】
■褒め言葉が自信の源になる!?
女性にとっての自信の源は、「褒め言葉」だった!?によれば、女性の自信の源は、「友だちや彼氏、夫からの褒め言葉」だったそうです。
女性はホメられるとキレイになる|なぜ女性は褒められるときれいになるのか?によれば、女性の場合、ホメられると次のようなことが起こるそうです。
- ホメられることによって、「報酬系」と呼ばれる脳の部位が活性化し、元気になったりイキイキしてくる
- 「エストロゲン」と呼ばれる女性ホルモンがたくさん分泌し、肌のコンディションが良くなる
- 自信が出る
- ストレスホルモンを減らし、ドーパミンが出ることで積極的になる
【関連記事】
■まとめ
ハフィントンポストでは最後にこのようにまとめています。
メイクをしていようと、いなかろうと、素の自分でいることで力強さを感じる。それがこのムーブメントの背後にある考え方だ。
メイクしている自分、メイクしていない自分、どちらの自分も自分であることを受け入れて、自信を持つことができるようになることが最も重要なのだと思います。
そして、自分を解放して、自分を受け入れると、相手ともっと自然に触れ合えるようになるのではないでしょうか。
【関連記事】
【関連記事】
【2010年】
【2012年】
【2013年】
【2014年】
【2015年】
【2016年】