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大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究【論文・エビデンス】

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■大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性がある|研究

Omega-3 krill oil capsules in blister pack

by Health Gauge(画像:Creative Commons)

オメガ3脂肪酸、大腸がん患者の生存率改善に寄与か 研究

(2016/7/20、AFP)

英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の消化器病学専門誌「ガット(Gut)」に発表された研究結果によると、診断後のオメガ3脂肪酸の摂取量が1日当たり0.1グラム未満の患者に比べて、同0.3グラム摂取した人では、死亡リスクが41%低かった。

米国の17万人以上のデータを基に行われた研究によれば、大腸がんの患者が、オメガ3脂肪酸を大量に摂取すると、生存率が高まる可能性があるとの研究論文が発表されたそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】
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カフェインには脂肪肝を改善する効果がある!|体脂肪を燃やすためには運動前にコーヒーを飲むとよい!?【論文・エビデンス】

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【目次】

■カフェインには脂肪肝を改善する効果がある!?

コーヒーや紅茶を飲むと肝臓が健康になる!?:研究結果

(2013/8/21、IRORIO)

デュークNUS医科大学院とデューク大学医学部からなるリサーチチームがおこなった研究によると、カフェインには脂肪肝を改善する効果があることがわかったそう。

脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積した状態のこと。糖尿病肥満の患者の70%は非アルコール性脂肪性肝疾患に侵されているとされているが、モニタリングしづらい上に効果的な治療法がない難しい病気として知られている。

実験では、高脂肪の食事を与えて脂肪肝にさせたマウスにカフェインを与えて様子を見たところ、カフェインが肝細胞内の脂質に働きかけて新陳代謝を促進していることが判明。その結果、肝臓の脂肪分が減少していったという。

同研究をおこなったリサーチチームよれば、この効果を得るためには、カフェイン入りのコーヒーまたは紅茶などを1日4杯ほど飲む必要があるそう。

デュークNUS医科大学院とデューク大学医学部のチームによる研究によれば、カフェインが含まれるコーヒーや紅茶を飲むと、肝臓の脂肪が減少し、脂肪肝を改善する効果があることがわかったそうです。

以前紹介した記事によれば、コーヒーの中に含まれる「カフェイン」は、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用を持つため、脂肪の分解がより進むようになるということでした。

そうした効果により、カフェインが脂肪肝の改善に役立つのだと考えられます。

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コーヒーに含まれているカフェインは、
①眠気を防ぎ作業効率を上げる、
②脂肪分解酵素を活性化させてくれる、
③胃酸を分泌して消化を助ける、
④利尿作用があり、老廃物の排出を助ける、
という効果があります。




■体脂肪を燃やすためには運動前にコーヒーを飲むとよい!?

“体脂肪減少”の近道は運動前のコーヒー

(2005/1/24、nikkei BPnet)

筋肉が消費するカロリーは、筋肉中に蓄えられているグリコーゲンなどの糖類と、体脂肪が分解されて血液中に溶け出している脂肪酸の2種類がある。

しかし、短い時間に運動をすると、グリコーゲンの方がまず使われて、脂肪酸は使われない。

というのも、脂肪酸を使うには、まず脂肪を分解する必要があるからだ。

脂肪酸は、15分程度の運動により初めて、血液中に出回り始める。

すると筋肉はこの脂肪酸を燃やしてエネルギーを得るということになる。

この過程において、コーヒーの中に含まれる「カフェイン」は、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用を持つ。

つまりカフェインがあると、脂肪の分解がより進むようになるわけだ。

実際、コーヒーを飲んだ後に血液中の脂肪酸の量を調べると、水しか飲まなかった場合に比べ、脂肪酸量は増えることが分かっている。

その量は、コーヒーを飲まなかった場合と比べて2倍程度にもなるという。

コーヒーに含まれるカフェインには、脂肪分解酵素「リパーゼ」の働きを活発にさせる作用があり、コーヒーを飲んだ場合は、水を飲んだ場合に比べて、脂肪酸の量は2倍になるそうです。

どのように飲むとより効果的なのでしょうか?

体脂肪を効率よく燃やすには、コーヒーを飲むタイミングも重要といえる。

カフェインの濃度が血液中で最大になるのは、飲んでからおよそ20〜30分後だからだ。

つまり、コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めるといい。

ただしこの場合、コーヒーはブラックで飲むことが望ましい。

糖分を一緒に取ると、脂肪の燃焼を高める効果が薄れるというのがその理由だ。

また運動は、ウオーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすることも肝心だ。

激しい運動では、脂肪ではなくグリコーゲンが燃やされるからだ。

体脂肪を効率良く燃やすには、

  1. コーヒーを飲んでから20〜30分後に運動を始めること
  2. コーヒーはブラックで飲むこと
  3. ウォーキングやジョギングなど体への負担の少ないものにすること

を守ると、より効果的なようです。







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週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、脂肪肝・NAFLDの改善が期待できる【論文・エビデンス】

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脂肪肝の予防・改善には運動が必要といわれていますが、実際どのくらい運動すればよいのかわかりませんよね。

そこで、今回は脂肪肝・NAFLDの改善にどれくらい運動したらよいかという研究について取り上げたいと思います。

脂肪肝が気になるあなたも、脂肪肝の段階で改善できれば、健康で長生きができ、ワクワク楽しい生活ができますので、ぜひ脂肪肝のことを知って、生活習慣を変えていきましょう!




【目次】

■週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、脂肪肝・NAFLDの改善が期待できる

2015 Millrose Games - Armory - Women's USATF Championship Mile Walk

by Steven Pisano(画像:Creative Commons)

脂肪肝の運動療法はジョギングより軽い運動でもよかった

(2016/8/1、medley)

NAFLDの患者を対象に、3つのグループ(合計208人)に分けられ、違った運動療法を割り当てることで、肝臓にたまっている中性脂肪の量が計測を行ない、運動療法の効果を調べたそうです。

  1. 最初の6か月は毎週150分のジョギング、次の6か月は毎週150分の早歩きをするグループ
  2. 毎週150分の早歩きを12か月続けるグループ
  3. 運動療法をしないグループ

12か月の運動療法のあと、運動療法をしないグループと比べると、最初の6か月にジョギングをしていたグループと、早歩きだけを続けたグループで、肝臓の中性脂肪が減っていました。中性脂肪が減った量は、ジョギングをしたグループと早歩きだけのグループで差がありませんでした。

肝臓に脂肪が蓄積した脂肪肝になると、肝炎肝硬変などの肝臓の病気になるリスクが高まり、ついには肝臓がんを引き起こす可能性があるといわれています。

以前、週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」―筑波大研究グループによれば、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることがわかったということをお伝えしましたが、今回の研究によれば、週150分の早歩きを続けるだけでも、肝臓の中性脂肪が減っており、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善が期待できることがわかったそうです。

→ 脂肪肝の改善方法 についてはこちら

■NAFLD

NAFLD(=nonalcoholic fatty liver diseaseの略で、読み方はナッフルディー)は、非アルコール性脂肪性肝疾患のことで、ウイルス性肝炎、アルコール性肝炎以外の要因でかかる肝疾患の総称です。

「非アルコール性」とは、飲酒習慣がないか、1日1合(ビール大瓶1本)以下しか飲まない人を指します。




■NAFLDの原因|お酒を飲まないのにもかかわらず、なぜ肝臓が悪くなってしまうのか?

通常、体内に取り入れられた脂肪は、肝臓の中で身体が利用できるエネルギー源として変化し、全身に送り出されます。

しかし、カロリーオーバーの食生活で内臓脂肪が溜まると、そこから常に、大量の脂肪が肝臓へと供給されることなってしまいます。

すると、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまいます。

これが、「脂肪肝」です。

肝臓は、たまり続ける脂肪を燃やそうとするのですが、その過程で、不完全燃焼から有害な活性酸素が発生し、肝臓の細胞を攻撃し、炎症を引き起こしてしまうのです。

そういう慢性肝炎の状態が、『NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)』といわれます。

こうした慢性肝炎が何年も続くと、肝細胞が風船みたいに膨らんだり、線維化が進むNASHに移行し、肝硬変に行き着きます。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら







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お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で非アルコール性脂肪肝患者の脂肪が減り肝機能が改善【論文・エビデンス】

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脂肪肝が気になるあなたも、脂肪肝の段階で改善できれば、健康で長生きができ、ワクワク楽しい生活ができますので、ぜひ脂肪肝のことを知って、生活習慣を変えていきましょう!




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■お茶カテキンで肝臓をサポート!|お茶カテキン飲料で脂肪が減り肝機能が改善

(green) tea for two

by Photo Graphic(画像:Creative Commons)

疲労肝も回復!「濃い緑茶」のパワー

(2010/3/25、日経ウーマンオンライン)

カテキンは肝臓で重要な働きをすることがわかってきており、花王と久留米大学医学部との共同研究によれば、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:non-alcoholic fatty liver disease)の患者が高濃度のお茶カテキン飲料を飲んだところ、脂肪が減り肝機能が改善したそうです。

■高濃度カテキン飲料で肝臓の脂肪が減った

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参考画像:非アルコール性脂肪性肝疾患への、高濃度茶カテキン飲料の効果を検証(2008/12/11、花王プレスリリース)

非アルコール性脂肪性肝疾患の患者17人を3群に分け、カテキンを1080mg、200mg、0mg含む飲料を12週間飲んだ。1080mgの群だけ肝臓の脂肪蓄積量が正常範囲値になった。(第30回日本臨床栄養学会総会で発表)

NAFLD患者に高濃度茶カテキン飲料を12週間継続的に摂取したところ、肝臓への脂肪蓄積が低減し、肝機能が改善することがわかったそうです。




■高濃度カテキン飲料で酸化ストレスの減少

久留米大学医学部消化器内科の坂田隆一郎医師によれば、「非アルコール性」の肝疾患が起こるのは、体内で過剰に発生した活性酸素が原因と考えられ、改善にはカテキンの抗酸化力が作用したのではないかと考えられるそうです。

非アルコール性脂肪肝が起きる原因としては、活性酸素が原因なのだそうで、その改善には、抗酸化作用の高いものがよいようです。

非アルコール性脂肪性肝疾患への、高濃度茶カテキン飲料の効果を検証|花王プレスリリースによれば、NAFLDの発症は、体内に活性酸素が過剰に発生した状態である「酸化ストレス」が発症原因の一つなのだそうですが、高濃度茶カテキン飲料の継続的摂取により、「酸化ストレス」の指標である尿中イソプラスタン値が低減することが認められたそうです。

■まとめ

肝臓は、様々な機能を持つ大事な臓器。

濃いお茶を飲むことで肝臓の代謝機能のサポートができるので、食事のときにはぜひお茶を飲みましょう!

脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら

脂肪肝の改善方法 について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】
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痩せる脂肪!褐色脂肪組織BAT(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】【たけしの家庭の医学】

ダイエット > 痩せる脂肪!褐色脂肪(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】|6月20日




【目次】

■痩せる脂肪!褐色脂肪(褐色脂肪細胞・ベージュ脂肪細胞)を活性化させる方法・食べ物【美と若さの新常識~カラダのヒミツ~】

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by The Yoga People(画像:Creative Commons)

2018年6月20日放送の「美と若さの新常識~カラダのヒミツ~」(NHK総合)では「発見!“痩せる脂肪”の極意」を取り上げます。

※2018年4月3日にBSプレミアムで放送されています。

2018年6月26日放送の「たけしの家庭の医学」では「BAT」という細胞を刺激して内臓脂肪を燃やす方法を紹介します。

今回のポイントは脂肪の中には「良い脂肪=”痩せる脂肪”」があるということです。

脂肪といえば「太る」ことをイメージする人が多いと思いますが、脂肪の中には太る原因になる脂肪だけでなく、やせることにつながる「よい脂肪」があります。

清水逸平新潟大学特任准教授によれば、「肥満」「糖尿病」や健康寿命を延ばすことに効果的だということが分かってきているそうです。

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それでは、「良い脂肪」とはどんな脂肪なのでしょうか?

このブログでも取り上げてきましたが、脂肪細胞には余分なカロリーを蓄える「白色脂肪細胞」と余分なカロリーを燃焼させる「褐色脂肪細胞」があります。

白色脂肪組織 (White Adipose Tissue, WAT):脂肪を貯めこむ

褐色脂肪組織 (Brown Adipose Tissue, BAT):脂肪を分解し熱を産生することで体温を保持するとともに、全身のエネルギー調節に関わる

褐色脂肪細胞には熱を生み出す「ヒーター」としての役割を持っており、寒さを感じると褐色脂肪細胞は体温を上げるために熱を作ります。

それでも足りなくなってくると、白色脂肪細胞を使って熱を作り出すため、やせることにつながるのです。

「それなら褐色脂肪細胞を増やすことができないの?」と思ったあなた!

残念ながら、斉藤昌之北海道大学名誉教授によれば、褐色脂肪細胞は増やすことは難しいそうです。

しかし、2012年に「第3の脂肪」が褐色脂肪細胞と同じ働きをしてくれるということがわかったそうです。

その第三の脂肪とは「ベージュ脂肪細胞」!

新潟大学の清水准教授によれば、寒冷刺激、つまり身体を冷やすことによって、褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞を合わせた「褐色脂肪」が活性化するのだそうです。

番組では専門家監修のもと熱中症対策に使われるアイスベルト(保冷剤が入っていて首元を冷やす)を使って実験(2時間が限度)を行ない、痩せ体質に近づく可能性があることがわかりましたが、冷やすことで反対に体への悪影響を及ぼすことがあるため、あまりお勧めできないようです。

#26 寒さの刺激で肥満予防、道拓く

(2013/11/29、北海道大学)

今回の実験で、たしかに継続的な寒冷刺激により体脂肪が減りました。でも減った量は、わずか0.7kg. そのための寒冷刺激は、1日に2時間、室温17℃の所でじっと過ごすことを、6週間つづけるというものです。

北海道大学の実験によれば、継続的に寒冷刺激を与えることによって、褐色脂肪組織が増え、エネルギー消費能力が高まり、体脂肪も減ることがわかりましたが、現実的には難しいですよね。

ただ、胸元・首元の開いた服を着たり、水泳のような体を冷やす環境での運動などによっても寒冷刺激はできるそうなので試してみても良いかもしれません。




■褐色脂肪は食べ物でも活性化できる!

皮膚表面にある温度センサー「トリップチャネル(Transient Receptor Potential(TRP))」が温度に反応すると、その信号が脳に伝えられ、褐色脂肪を活性化させるのですが、このトリップチャネルは口の中や胃、腸管にも存在し、食べ物によってトリップチャネルを刺激することができるそうです。

●DHA・EPA

【参考リンク】

魚油摂取は交感神経を介して、「脂肪燃焼細胞」を増やす-「魚油」の効果で体脂肪燃焼を促す新メカニズムを解明

(2015/12/18、京都大学)

摂取した魚油は、消化管の感覚神経に存在するイオンチャネル(TRPV1)に作用し、交感神経の穏やかな活性化をもたらす。その結果、脂肪組織でのノルアドレナリンの放出が増加し、脂肪細胞の褐色化が引き起こされる。脂肪細胞の褐色化により褐色様脂肪細胞(ベージュ細胞)が増加し、エネルギー(体脂肪)の消費が促進される。

河田照雄 農学研究科教授、後藤剛 准教授らの研究グループが行なった動物実験によれば、魚油(主成分はEPA、DHA)の摂取が「褐色脂肪細胞」の増加を促進し、体脂肪の減少や体温上昇をもたらすことが分かったそうです。

褐色脂肪を刺激するトリップチャネルには3種類あるそうです。

●トリップV1(TRPV1)を刺激する食品

  • 唐辛子(カプサイシン)
  • 黒コショウ
  • 生姜
  • 青魚(DHA・EPA
  • 緑茶(カテキン)

DHA・EPA|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら。

【関連記事】

●トリップM8(TRPM8)を刺激する食品

  • ミント(メントール)
  • ペパーミント(メンチル乳酸)

●トリップA1(TRPA1)を刺激する食品

  • 玉ねぎ
  • にんにく
  • 和からし
  • わさび
  • シナモン
  • 緑茶

後藤准教授によれば、マウスの実験からは、1つのトリップチャネルだけよりも複数のトリップチャネルを活性化させるような刺激が、より効果的であるといわれているそうですので、褐色脂肪を活性化させるためにも、これらの食品を組み合わせた料理を食べることがおすすめなのだそうです。







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