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Nokia Sleep|IFTTTによるスマートホーム管理機能(照明やサーモスタットのスイッチになる)を搭載した睡眠センサー #Sleeptech #Healthtech #CES2018




■Nokia Sleep|IFTTTによるスマートホーム管理機能(照明やサーモスタットのスイッチになる)を搭載した睡眠センサー

Nokia Sleep: Sleep Sensing and Home Automation Pad

Nokia Sleep スリープセンシング&ホームオートメーションパッド

Nokia Sleepは睡眠サイクル分析(深い、浅い、レム)、心拍数の追跡およびいびき検出をお伝えいたします。カンタンなワンタイム設定で、Wi-Fi経由でHealth Mateアプリに自動的に同期します。また、就寝時に明かりを徐々に暗くしたり、起床時にサーモスタットの温度を上げたりなど、IFTTT統合機能も備えております。

Nokia(ノキア)は、ラスベガスで開催中の家電見本市「CES2018」において、IFTTTによるスマートホーム管理機能を搭載した、マットレスの下に敷くパッド形状の睡眠センサー「Nokia Sleep」を発表しました。

「Nokia Sleep」は、睡眠サイクル(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠)を分析し、心拍数の追跡やいびきを検出することにより、睡眠状態をチェックしてくれて、Wi-Fi経由で「Nokia Heath Mate」アプリと自動的に同期し、毎日起きてから、夜に元気を回復できているかどうかを示す睡眠スコアを確認することができるそうです。

また、IFTTTによるスマートホーム管理機能を搭載し、「Nokia Sleep」が照明や温度をコントロールする「スイッチ」となり、寝る時に照明が暗くなったり、起床時にはサーモスタット・エアコンの温度を上げるなどの機能もあるそうです。







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29日間で1日8~10時間のハイキングで体はどのように変わったの?|心拍数・血糖値(HbA1c)・コルチゾール・テストステロン・代謝(脂肪の燃焼効率)

#hiking

by Adam Bautz(画像:Creative Commons)




■29日間で1日8~10時間のハイキングで体はどのように変わったの?

This Is What Happens to Your Body on a Thru-Hike

(2016/10/14、Outside)

I ran five miles a couple times a week, went mountain biking about once a week, and periodically lifted weights.Like most Americans , much of my day was spent in front of a computer.I was 35 years old, 5’9″ tall, and 150 pounds, with a BMI of 22.2 and body fat composition of about 13 percent.

極端な例ですが、29日間で1日8~10時間のハイキングを行ない、合計約500マイル(約800キロ)に到達したときに体にどのような変化が起きたのかを調べたという記事を紹介します。

【Kyle Boelteさんの基本データ】

  • 35歳
  • 男性
  • 身長175cm
  • 体重68kg
  • BMI値22.2
  • 体脂肪率13%
  • 日ごろはコンピューターを使って座って作業をする仕事
  • 週2回8キロほどのジョギング
  • 週1でマウンテンバイクに乗る
  • 定期的にウエイトを上げる

【29日後のデータ】

Post-hike, I weighed 140 pounds, with a BMI of 20.7. My body fat was 5 percent, according to a Tanita digital scale.

  • 体重63.5kg(-4.5kg)
  • BMI値20.7(-1.5)
  • 体脂肪率5%(-8%)

■休息時心拍数

( Though a very low heart rate may have its own health risks. ) After hiking for eight to ten hours a day for a month, my resting heart rate fell considerably, from 48 to 40 beats per minute.

休息時の心拍数はアスリートの平均が40-60のところ、ハイキング前毎分48bpm→ハイキング後毎分40bpmに下がっています。

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■血糖

A result greater than 5.6 percent is an indication of prediabetes; my A1c was 5.9 percent.

2~3か月の平均血糖値を示すHbA1c(ヘモグロビンA1c)の値は、正常範囲が4.8-5.6%のところ、ハイキング前5.9→ハイキング後5.6に下がっています。

坂の傾きが約1.5度上がると、中等度の糖尿病になるリスクが18%低下する|東京医科歯科大学などで紹介した東京医科歯科大学など研究チームが65歳以上の男女8904人の調査によれば、坂の傾きが約1.5度上がると、中等度の糖尿病になるリスクが18%低下するという調査結果が出たそうです。

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■コルチゾール・テストステロン

My cortisol level was at the high end of the normal range before the trip and dropped by 40 percent during the hike—a testament to the stress-reducing benefits of being in nature , even when you’re pushing your body.

ストレスホルモンともいわれるコルチゾールの値は平常が10-23μg/dLのところ、ハイキング前17.8μg/dL→ハイキング後10.8μg/dLと、コルチゾール濃度の正常範囲の最高値に達しました。

このことは、ハイキングにストレスを軽減する効果があることが期待されます。

森に行くだけでストレスホルモンは減少する!?で紹介したフィンランドのタンペレ大学カレビ・コーペラ教授(Prof. Kalevi Korpela)によって行われた実験によれば、森に行ったグループはストレスホルモンが下がり、リラックス効果が高かったことがわかったそうです。

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During the trip, my testosterone level more than doubled, which is a fairly astonishing increase.

男性ホルモンのテストステロンは正常範囲が8.7-25.1pg/mLのところ、ハイキング前4.4pg/mL→9.9pg/mLと2倍以上に上昇しています。

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■代謝

Before the trip, I was burning 66 percent fat and 34 percent carbs during low-intensity exercise or any activity during which I had a heart rate of 112 bpm. At a slow long-run pace, with a heart rate of 145 bpm, I was burning 52 percent fat and 48 percent carbohydrates. My crossover point—the heart rate at which I was burning carbs and fat equally—was 153 bpm, or a moderate-to-slow running pace. 
After the trip, I was, as my test administrator at Real Rehab in Seattle put it, “a fat-burning machine.” At 110 bpm, I was burning 91 percent fat and 9 percent carbohydrates. At 145 bpm, I was burning 70 percent fat and 30 percent carbohydrates. My crossover point had moved to 168 bpm, which I reached at a fairly fast running pace. And even at my maximum heart rate (184 bpm), I was still getting a quarter of my energy from fat.  

ハイキングを行なう前には、心拍数が112bpmの低強度の運動では、脂肪66%、炭水化物34%燃焼させ、心拍数145の運動では、脂肪52%、炭水化物48%燃焼させ、脂肪と炭水化物の燃焼量が同じになるときの心拍数は153bpmでした。

ハイキングを行なった後は、心拍数が110bpmでは脂肪91%、炭水化物9%燃焼させ、心拍数が145bpmでは脂肪70%、炭水化物30%燃焼させ、そして脂肪と炭水化物の燃焼量が同じになるときの心拍数は168bpmでした。

つまり、脂肪の燃焼効率が上がっていることを示しています。




■まとめ


今回の29日間ハイキング生活で改善されたポイントは大きく分けて2つあります。

1.長時間椅子に座る生活から歩く生活に変わっていること

Kyle Boelteさんは、定期的に運動をする生活をしていましたが、日ごろはコンピューターを使って座って作業をする仕事をしています。

座る時間が長いと健康に悪いということが言われていましたが、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいによれば、座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

長時間座ることはどのくらい健康に悪いのか?によれば、長時間座ることの健康への影響は次のようなものが挙げられています。

  • 脂肪を分解する酵素が90%減少
  • インスリン値は下がる
  • 善玉コレステロール減少
  • 血圧は上がる(高血圧
  • 脚の筋肉で支えていた体重は首と背骨にかかり、座ることで脳の血栓ができやすくなる
  • 肥満糖尿病、心循環系の病のリスクも高まり、心臓病のリスクも2倍になる
  • 乳がんにも悪影響を与える

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

定期的に運動していれば、「座る」と「立つ」に健康リスクへの差はない!?で紹介したエクセター大スポーツ健康科学部のメルビン・ヒルズドン(Melvyn Hillsdon)さんによれば、「座っていようが立っていようが、同じ姿勢で動かないことは、エネルギー消費が低く、健康に有害である可能性がある」そうです。

つまり、座る姿勢に問題があるということではなく、同じ姿勢で動かないことが健康にとっては良くないということなのです。

長時間座り続けることがなぜ健康に良くないのかということについて、これまでは体を動かす時間が少なくなることでエネルギー消費が減ってしまうためとか、座ることによって代謝に必要な仕組みがストップしてしまうためなどと考えていましたが、【#ガッテン】1時間座り続けると22分寿命が縮む!?耳石が動かないと自律神経や筋肉の働きが衰えてしまう!30分ごとに立ち上がってアンチエイジング!によれば、「耳石があまり動かないこと」が全身の筋肉や自律神経の働きが衰え、筋力の低下、循環機能低下、代謝の異常などが起こしてしまうということがわかりました。

2.毎日長時間運動すること

今回の実験では一日8-10時間ハイキングを行っていますが、短時間であっても、運動をすること=筋肉に刺激を与えることによって、糖尿病や脂肪肝を予防することができるという記事をこれまでも取り上げてきました。

<糖尿病>1日の歩行時間30分未満、糖尿病のリスク2割増|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターによれば、1日の歩行時間が30分未満の人は、2時間以上の人と比べて糖尿病になっているリスクが2割高いということがわかったそうです。

<糖尿病患者>熱心な運動で死亡リスク半分に|厚労省研究班で紹介した厚生労働省研究班によれば、日頃から熱心に運動している糖尿病患者は、ほとんどしない人に比べて死亡の危険性がほぼ半分に下がるという結果が出たそうです。

週250分の運動で脂肪肝改善 「やせなくても効果あり」|筑波大研究グループで紹介した筑波大の研究グループによれば、、肥満の人は、週250分以上早歩きなどのやや強めの運動をすると、体重が減らなくても、肝臓に蓄積した脂肪が減少したり、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質「抗炎症性アディポカイン(adiponectin)」が増えていること、肝臓の貯蔵鉄(ferritin)と過酸化脂質(TBARS)の減少がわかったそうです。

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マイオカイン(血糖値を下げるホルモン)で糖尿病・脂肪肝を予防|たけしのみんなの家庭の医学

ウォーキング+スクワットで、筋肉を動かし、マイオカイン(肝臓の脂肪分解するホルモン)を分泌することで、糖尿病脂肪肝の改善を行う。

血糖値を下げるグルット4活性術で糖尿病対策|たけしのみんなの家庭の医学

小田原雅人教授(東京医科大学)

グルット4(GLUT4)は糖の保管に関わっている。

グルット4は筋肉の中にあるたんぱく質で、筋肉内に血液中の糖を取り込むという作用を持つ。

グルット4を活性化させるには、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要。

有酸素運動や筋トレといった筋肉の収縮を伴う運動をすることによって、インスリンなしで直接グルット4が活性化される。

※筋トレは短時間で効く!また、インスリンを節約することができる。

グルット4が糖を取り込み血糖値が下がる。

AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)

宮下政司 次席研究員 (早稲田大学スポーツ科学学術院)が、有酸素運動の効果に関して画期的な研究成果を発表したそうです。

自転車こぎ 3分間の運動を一日に10回をしてもらいます。

翌日、脂肪を多く含んだ食事をとってもらい、血液中の中性脂肪の量を詳しく調べたところ、前日運動しない場合に比べ、中性脂肪値が下がっていることがわかったそうです。

運動後1日たっても筋肉に脂肪がたまりにくくなっていたということです。

脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。

藤井宜晴教授(首都大学東京)

筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。

インスリンと同等くらい強力なのだそうです。

宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)

どんな運動でもどんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。

毎日これほど長時間の運動をすることは難しいでしょうが、少しでも体を動かす時間を増やすことによって、健康になるということがわかってきていますので、ぜひハイキングをやってみてくださいね。

ちなみに、スマホやPCから離れて4日間自然の中でハイキングを中心とした生活をすると創造性と仕事のパフォーマンスがアップする!?|ユタ大学によれば、米ユタ大学のデイビッド・ストレイヤー教授の研究によれば、コンピューターのつながらない自然の中でハイキングを中心とした生活をすることで創造性と仕事のパフォーマンスがアップすることがわかったそうですよ。







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P.S.

休暇中のリラックス、データでより効率的に

(2016/8/8、WSJ)

ジョナス氏は休暇中の任意の日に、心拍変動を測定して身体的にどれほどのストレスがかかっているかを定量化するアプリ「HRV4トレーニング」を利用してきた。「朝の数値が高いストレスを示していたら、無理をすべきではないということがわかるので、長距離のハイキングをやめて読書により多くの時間を割く日にするかもしれない」とジョナス氏は語る。

健康効果が高いと考えられるハイキングですが、ウェアラブルデバイスで計測すると日々の平均データよりもストレスレベルが高いというような時には、無理をせず休むことも大事だと思います。

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Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携

参考画像:Apple Heart Study launches to identify irregular heart rhythms(2017/11/30、Apple)|スクリーンショット

■Apple Heart Study|Apple Watchの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携

以前、APPLE WATCHの心拍数を表示する機能によって、17歳の青年の命が救われた!?というニュースを取り上げましたが、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうです。

以前「HEARTILY」|東大とドコモ、RESEARCHKITで脈の揺らぎを測定するアプリを開発 不整脈と生活習慣病の関連性解析では、Appleが提供している医学・医療研究向けに設計したオープンソース・ソフトウエアフレームワーク「ResearchKit」とiPhoneのカメラを活用して、脈を検知し、脈拍を定期的に収集することによって脈の揺らぎを簡単に測定・記録するiPhoneアプリ「HearTily(ハーティリー)」を公開し、臨床研究を開始したというニュースを取り上げましたが、この考え方に近いものですね。

スタンフォード大学の医学部長であるロイド・マイナー(Lloyd Minor)さんによれば、「Apple Heart Studyを通じて、スタンフォード大学医学部は、Apple Watchの心拍センサーのようなテクノロジーが、Precision Healthアプローチの中心的な予防的ヘルスケアの新しい時代を導く助けとなるかどうかを探求します。」とあります。




■Precision Healthとは?

Precision Healthとはどのような考え方なのでしょうか?

スタンフォード大学医学部では「Precision Health(直訳すると、精密医療・高精度医療でしょうか?)」をスローガンとして掲げているようで、プレシジョン・ヘルスとは、病気の予防、病気の発症予測、健康とQOL(生活の質)をできる限り維持することを目的とし、データサイエンスツールを活用して膨大な研究と臨床データを患者や医師が利用できるようにすることを考えているようです。

スマートウォッチは病気の早期発見に役立つ|正常値とベースライン値の確立が重要|スタンフォード大で紹介したスタンフォード大学のマイケル・スナイダーの研究によれば、フィットネスモニターや他のウェアラブルバイオセンサーが心拍数、肌の温度などの異常が起きているかを知らせてくれることにより、病気になっていることを伝えてくれることについて取り上げており、現在進行中の研究の重要な要素は、正常値またはベースライン値を確立することということでした。

つまり、スタンフォード大学はAppleと提携することで、予防医学を前に進めようと考えていることではないでしょうか。




■まとめ

フィットネストラッカーのデータから心房細動は脳卒中によるものと判断され救われたケースがあるによれば、すでにフィットネストラッカーをつけている人の心拍数のベースラインと異常値のデータを参考に病気を判断したケースがありました。

Fitbitのおかげ。世界初、フィットネストラッカーが人命救助

(2016/4/20、ギズモード)

患者の検査の際に、腕に付けるアクティビティトラッカー(Fitbit Charge HR)を着用していることが確認されました。それは患者のスマートフォン上のアプリケーションと同期されており、フィットネス・プログラムの一環として彼の心拍数が記録されていました。このアプリケーションを患者のスマートフォンを通じて閲覧したところ、彼の心拍数のベースラインが毎分70から80回であり、脳卒中が発生した大体の時間において突如、持続して毎分140から160回の幅へと上昇していたことが分かりました。心拍数はジルチアゼムを投与するまで上昇した状態が続きました。

Fitbitのデータのおかげで、心房細動は脳卒中によって引き起こされたものであり、電気的除細動を行って良いことが確認されたということです。

フィットネストラッカー「Fitbit Charge HR」に記録されている心拍数のデータを参考に、医師は心房細動は脳卒中によって引き起こされたと判断し、電気的除細動を行なったそうです。

ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステムによれば、リストバンド型の血圧測定デバイスを運転手につけてもらい、脈拍、心電図、体温、呼吸数、血中酸素濃度をクラウド上でモニターすることで、病気の予兆を検知するサービスが考えられています。

また、福井の京福バスではIoTで交通事故を防ぐシステムの実証実験が行われているそうで、運転手がNTTと東レが開発した機能素材を使った衣類を着用することにより、心拍数をリアルタイムでチェックし、また運転手の動作(急ハンドル・急ブレーキ)や車の動きを総合して分析し、事故を未然に防止することを目的としています。

今後、様々な生体データのベースラインを見つけることができれば、スマートウォッチでの健康管理にもっと活かせるようになるのではないでしょうか。







【参考リンク】

Apple Heart Study launches to identify irregular heart rhythms

(2017/11/30、Apple)

AFib, the leading cause of stroke, is responsible for approximately 130,000 deaths and 750,000 hospitalizations in the US every year. Many people don’t experience symptoms, so AFib often goes undiagnosed.
To calculate heart rate and rhythm, Apple Watch’s sensor uses green LED lights flashing hundreds of times per second and light-sensitive photodiodes to detect the amount of blood flowing through the wrist. The sensor’s unique optical design gathers signals from four distinct points on the wrist, and when combined with powerful software algorithms, Apple Watch isolates heart rhythms from other noise. The Apple Heart Study app uses this technology to identify an irregular heart rhythm.

“Through the Apple Heart Study, Stanford Medicine faculty will explore how technology like Apple Watch’s heart rate sensor can help usher in a new era of proactive health care central to our Precision Health approach,” said Lloyd Minor, Dean of Stanford University School of Medicine.

How Stanford Medicine will “develop, define and lead the field of precision health”

(2015/6/8、Stanford Medicine)

Precision health includes precision medicine but boldly expands its focus. Precision medicine provides personalized treatments once illness occurs; in contrast, precision health aims to prevent and predict illness, maintaining health and quality of life for as long as possible. Precision health draws on data science tools to translate volumes of research and clinical data into information patients and doctors can use.

【参考リンク】

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Apple、スマホのカメラで心拍数などの健康管理に必要なデータを計測できる技術を特許出願・登録




■Apple、スマホのカメラで心拍数などの健康管理に必要なデータを計測できる技術を特許出願・登録

アップル、スマホのカメラで心拍数などのヘルスケアデータを計測–特許が成立

(2017/8/10、CNET Japan)

実施例によると、ユーザーがスマートフォンの正面カメラに指をあてるとLEDライトが点灯し、その反射光をカメラや光センサでとらえることで、心拍数や酸素飽和度、灌流指標などのデータが取得できるという。

Appleが、カメラやLEDライトなどを利用して、簡単に脈拍などを計測する技術を考案し、米国特許商標庁(USPTO)へ出願し、「ELECTRONIC DEVICE THAT COMPUTES HEALTH DATA」(特許番号「US 9,723,997 B1」)として登録されたそうです。

■スマホの機能を使った健康管理システム

これまでにも、スマホの機能を使った健康を管理する技術が次々と研究されています。

スマホのフラッシュやカメラ機能を使い、血糖値管理ができる技術が研究されている!?で紹介したコーネル大学(Cornell University)ではスマートフォンのフラッシュ機能やカメラ機能を活用して、血糖値の検査を行ない、血糖値コントロールができないかという研究が行われているそうです。

スマホでがん診断する技術開発‐米研究で紹介した米マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)などの研究チームが開発した「D3」はスマホに接続することでガンを診断することができるそうで、D3システムは、がんが疑われる患者や高リスク患者の迅速なトリアージ(重症度・緊急度の判定)を可能にするそうです。

途上国に住む人の失明の危機をスマホで解決!?|スマホを使った目の検査システム『ピーク・ビジョン』で紹介したロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院の研究チームによれば、途上国でも簡単に目の検査を受けられるようためのスマホを使った目の検査システム『ピーク・ビジョン』を開発したそうです。

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スマホのカメラで耳の中を撮影して遠隔治療ができるようになる!?で紹介したCellScopeという企業が開発した「Oto Home」は、スマートフォンのカメラに取り付けて耳の中を撮影するキットで、スマホのカメラで耳の中を動画で撮影し、医師に診察してもらえるサービスがあるそうです。

スマホでHIVと梅毒を検査する技術を開発-米コロンビア大学で紹介した米コロンビア大学(Columbia University)の技術者らによる研究によれば、新たに開発されたスマートフォン向けのアクセサリー機器で、血液数滴を用いたHIVと梅毒の抗体検査が実施可能なのだそうです。

また、光で健康に関する数値を測定するという視点から見れば、指先に光を当てるだけで中性脂肪値が測定できる装置が開発される!?で紹介した産業技術総合研究所によれば、指先に光(「近赤外光」と呼ばれる可視光と赤外線の間の波長の光)を当てるだけで中性脂肪値を測定できる装置が開発されたそうです。

「HEMAAPP」|採血なしでスマホで手軽に貧血チェックができるアプリを開発|ワシントン大学で紹介した米国ワシントン大学の研究チームが開発したアプリ「HemaApp」は、スマホのフラッシュ部分に指を当てながら撮影し、血液のヘモグロビン濃度を調べて貧血かどうかを判断することができるそうです。

スマホとアプリでできる精子セルフチェックサービスに注目!不妊の原因の半分は男性!で紹介した株式会社リクルートライフスタイルは、スマートフォン顕微鏡レンズとアプリで自分の精子の濃度と運動率がセルフチェックできる『Seem(シーム)』の提供を始めたそうです。




■まとめ

これまでにも、ウェアラブルデバイスなどをつけることにより、血圧や脈拍数、体温などのバイタルサインをセンサーで読み取り表示する仕組みをこれまでいくつも紹介してきました。

一般の人々が使うようになるまでには2つ考えておく必要があるように感じます。

1つは、わざわざ測るのではなく、自然と計測できるような仕組みにすること。

もう1つは、計測したデータを活用しやすい形にどのように変換するかということ。

●わざわざ測るのではなく、自然と計測できるような仕組みにする

毎日毎日生体データを計測するというのは面倒くさいことです。

そう考えると、スマホのカメラ機能やフラッシュ機能を活用して生体データを計測するというのは続かないのではないでしょうか?

その視点で考えると、スマートウォッチもしくは耳に取り付けるヒアラブルデバイスが将来的に使われるようになるのではないかと考えられます。

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●計測したデータを活用しやすい形にどのように変換するか

健康管理がどんなに大事だとわかっていても、情報にあふれる現代では数字だけで表現されていても直感的には理解できずに、継続できなければ意味がありません。

健康管理に対する関心は高いのに、なぜウェアラブルデバイス市場の成長は鈍化しているのか?|「リストバンド型」から「腕時計型」へでも取り上げましたが、ウェアラブルデバイスが「リストバンド型」から「腕時計型」へ移りつつあるのも、リストバンド型では直感的に理解できないことが関係しているのかもしれません。

そのため、これからは健康管理をする上で、いかにその情報(言葉、画像、テキスト、動画など)をわかりやすく、受け取りやすい形に編集して、製品やサービスを利用を通じて得られる体験であるUX(ユーザーエクスペリエンス)をよいものにするかが重要だと思います。

人間は「感覚追加」を行うことで新しい世界を見ることができるかもしれない!?|デイヴィッド・イーグルマン「人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?」よりによれば、例えば、血糖値を計測して、数値で血糖値が〇〇と出たとしても、人によっては生活習慣を改善しようとまでは思わない人もいると考え、血糖値の高さを別の形で表現するとしたら、どうでしょうかと提案しました。

LEMONADE|保険ビジネスにAIと行動経済学を活用したINSURTECHスタートアップで取り上げたInsurTechスタートアップ Lemonade、「スマホ証券会社」のRobinhood、「スマホ送金アプリ」のVenmoに共通するのは「スマホに最適化されたUI/UX」であると紹介されています。

「スマホに最適化されたUI/UX」のように、どの健康管理アプリがウェアラブルデバイスにおける最適なUI/UX見つけることができるかが、ウェアラブルデバイスの本当の普及のカギになるのではないでしょうか?

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ただ、もしかすると、健康管理の本命は、スマホでも、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスでもないかもしれません。

Omega Ophthalmicsはセンサー、ドラッグデリバリーデバイス、AR/VRを取り込むことができる目のインプラントプラットフォームの提供を目指すで取り上げた、眼内レンズを埋め込みで目の中に空間を作り、視力改善だけにとどまらず、様々なインタラクティブセンサー(対話するような形式で操作する)やAR/VRを表示できる仕組みを組み込んだものが実現すれば、眼内レンズに内蔵されたセンサーで計測したデータをわかりやすい形に変換してARとして表示するようになる可能性があり、健康管理デバイスの本命になるかもしれません。

ゲームをつくり続ける理由。あるいは選択、失敗、そして挑戦について──小島秀夫

(2017/8/12、WIRED)

映画ができた100年前、リュミエール兄弟が成し遂げた二次元世界をつくる手法がやがて進化し、テレビになってそれはいま、スマホになりました。しかしその100年間で、スクリーンという考え方そのものは何も変わっていません。でも、VRには、それがないんです。その没入感こそが、画期的だと思っています。

スクリーンの文化が消えるとき、その没入感をどう使うのか。スクリーンを眺めながらストーリーテリングをやってきた人たちは、スクリーンじゃないVRでどういうストーリーテリングを奏でるのか。ライヴやスポーツ観戦はどうなるか。シミュレーターとしてどういう発展の仕方があるか。いくらでも広がりはあると思います。

ただ、AR/VRになって今までと同じようなスクリーンの文化で表現をしていくのか、それともAR/VR独自の表現の仕方をしていくのかは気になるところです。







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Cardiolens|Hololensを使って相手のバイタルサイン(心拍数・脈拍数)をリアルタイムで可視化するAR・MRアプリ|Microsoft Researchら

参考画像:Cardiolens: Remote Physiological Monitoring in a Mixed Reality Environment|スクリーンショット

> 病気・症状 > 脈拍 > Cardiolens|Hololensを使って相手のバイタルサインをリアルタイムで可視化するAR・MRアプリ




■Cardiolens|Hololensを使って相手のバイタルサインをリアルタイムで可視化するAR・MRアプリ

Microsoft Researchら、HoloLens越しに見る相手のバイタルサイン(心拍数や脈波など)をリアルタイムに測定・可視化するARアプリ「Cardiolens」を論文にて発表

(2017/5/26、Seamless)

Microsoft Researchと国立民間航空学院の研究者は、HoloLensなどのARヘッドセットを使用してバイタルサインのリアルタイムな可視化を可能にする生理学的測定ツール「Cardiolens」を論文にて発表しました(PDF)。

ウェアラブルデバイスなどをつけることにより、血圧や脈拍数、体温などのバイタルサインをセンサーで読み取り表示する仕組みをこれまでいくつも紹介してきました。

今回紹介する論文によれば、MicrosoftのHoloLensを用いて”相手のバイタルサイン”をリアルタイムに見ることができるツールが考え出されているようです。

周囲の光とデジタルカメラを使って、肌から反射された光の小さな変化によって血液量パルス(BVP:Blood Volume Pulse)を測定し、また、脈拍数や呼吸数などのバイタルサインを計算します。

15秒間見ると、心拍数と脈拍が表示される仕組みになっています。




■まとめ

以前、血行状態が映る「魔法の鏡」開発|将来的には自律神経指標に基づく未病対策が目的|東北大学では、ビデオカメラとコンピューターを内蔵した鏡型ディスプレーの前に立つだけで、その時の血行状態などが分かる血行状態モニタリング装置「魔法の鏡」を開発したニュースを紹介しましたが、その「鏡」がHoloLensになったという感じでしょうか。

Visualizing blood flow in different parts of the body in real-time would be useful for surgeons in an operating theatre.

論文の中では、リアルタイムで血流を視覚化することが手術する外科医にとって有益であるとありましたが、血行状態が視覚化することができれば、病気になる前に病気のサインを見つける未病対策にも役立つのではないでしょうか。

ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。

ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。

ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。

日本でも2015年度の医療費は41.5兆円|高齢化や抗がん剤などの高額な新薬が増えているがニュースになりましたが、予防医療・予防医学に取り組んでいくことは医療費の削減するためにも今後重要になっていくと考えられますし、また、QOL(生活の質)の向上といった間接的なコスト削減も期待できると考えられます。







【参考リンク】

Cardiolens: Remote Physiological Monitoring in a Mixed Reality Environment

Remote imaging photoplethysmography (iPPG) is a set of techniques for measuring the blood volume pulse (BVP) via small variations in light reflected from the skin using ambient light and a digital camera [Verkruysse et al. 2008].

For a survey of the research see McDuff et al. [2015].

In addition to measurement of the BVP signal important vital signs including the pulse rate and breathing rate [Poh et al. 2011] can be subsequently calculated.

Heart rate variability can also be measured providing information about nervous system activity and stress.

The unaided human eye does not have the acuity to notice these changes.

Therefore, methods for post-processing videos to magnify subtle changes resulting from the pulse have been proposed [Wu et al. 2012].

After looking at someone for 15 seconds the heart rate and pulse wave will be displayed next to the face box and the magnified pulse signal superimposed onto the skin.

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