by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)
> 健康・美容チェック > 肝臓 > 志村けんさんの体調不良は肝臓の数値が悪いことが原因
(2013/3/12、スポニチアネックス)
体調不良を訴えていたタレントの志村けん(63)が11日、病院で検査を受け、お酒の飲み過ぎであると診断されたことを報告している。12日、自身のブログで明かした。
「昨日病院に行きました」と題してエントリーした志村は「精密検査ではありませんが やはり肝臓数値が悪く休肝日必要と言われました」とお酒の飲み過ぎが原因の可能性があることを示唆した。
さらに「ストレス貯めないように」と自重気味につづり「あと中性脂肪も高い」とも。
志村けんさんの体調不良の原因は、お酒の飲み過ぎによる肝臓の数値が悪いこと、そして中性脂肪が高いことが関係しているそうです。
やはり休肝日を設けて、肝臓を休ませることは重要なんですね。
【追記(2016/9/16)】
志村けん 肺炎から復帰「だいじょうぶだぁ」…禁煙でも酒は「やめられない」
(2016/9/15、デイリースポーツ)
ただ、お酒については「やめられない」と苦笑い。ロックから、水割りに替わる程度で、「軽めに」お酒はたしなんでいるという。深酒は気をつけるといいながらも「(午前)4時まで飲んじゃうんで2時ぐらいにしないとね」とジョークを飛ばし笑いを誘った。
肺炎のため8月に緊急入院していた志村けん(66)さんは「1日3箱吸ってた」ほどのヘビースモーカーだったそうですが、現在は吸わなくなったそうです。
しかし、お酒だけはやめられないようです。
2013年には肝臓の数値が悪く、中性脂肪が高いことから、体調不良を訴えていたので、気をつけてほしいものです。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら。
→ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) について詳しくはこちら。
→ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 について詳しくはこちら。
→ 脂肪肝の改善方法 について詳しくはこちら。
■肝臓を守る方法
肝臓に負担をかけないようにするには、低カロリー低脂肪の食事、腹八分目の食事の量にする、アルコールを控えめにする、運動する機会を作る、などです。
●まごわやさしい
肝臓を助ける食事としては、肝機能を助けるタウリンを含む食事や「まごわやさしい」をキーワードにした食事をすること。
さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。
- 「ま」は、豆類
- 「ご」は、ゴマ類
- 「わ」は、わかめなど海藻類
- 「や」は、野菜類
- 「さ」は、魚(魚介類)
- 「し」は、しいたけなどきのこ類
- 「い」は、いも類
●肝機能の数値をチェック
できれば、定期的な血液検査で肝機能の数値をチェックしていきましょう。
●タウリン
肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。
肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。
●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。
また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。
●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。
つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。
食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。
→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら。
●不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油
不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。
また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。
→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら
■中性脂肪を下げる食事
●青魚(DHA・EPA)
サバダイエットで中性脂肪・コレステロールの数値改善によれば、サバにはDHAやEPAが多く含まれており、DHA・EPAは中性脂肪を下げる効果や血管を柔らかくする効果があることから、動脈硬化や心筋梗塞を予防する働きがあるといわれています。
魚うどん(EPA)で血管若返り|たけしのみんなの家庭の医学によれば、体重が97キロで、血糖値、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、中性脂肪値が基準値を超えていた人が、魚うどん(青魚のトビウオを原料にした魚のすり身で作られたうどん)を食べたことで、体重が-14キロになり、すべての数値が症状に戻ったそうです。
●ゴマ
なぜゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少するのか?によれば、ゴマを食べると血液中の中性脂肪が減少したそうです。
ゴマリグナンには肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくする働きもあります。
体の細胞にはペルオキシソームという、脂肪を分解する働きをする物質があるのです。
ゴマに含まれるセサミンがペルオキシソームを活性化し、脂質の代謝を高めることがわかってきています。
●酢しょうが
酢しょうがで中性脂肪抑制・血管若返り|酢しょうがの作り方|サタデープラス 1月30日によれば、酢に含まれるクエン酸やアミノ酸には、血液がドロドロになるのを防ぎ、血流をよくする働きがあり、血液中の中性脂肪を抑える働きがあるそうです。
●果糖の摂り過ぎに気を付ける
食後高脂血症|果糖のとりすぎは中性脂肪の増加につながる!?|ためしてガッテン 9月24日によれば、果糖の一部は中性脂肪に変わる性質があるものの、果糖には満腹感を感じにくいという特徴があるため、とりすぎてしまいがちです。
中性脂肪値が高めの方、中性脂肪値が気になる方は、果糖を取りすぎている可能性があるため、チェックしてみてくださいね。
●レンコン
レンコンのプロスタグランジンで脂肪肝対策|肝臓の中性脂肪濃度が減少によれば、プロアントシアニジンは、肝臓の中性脂肪の元になる脂肪酸が作られることを防ぐことで、肝臓に脂肪として蓄積されるのを抑えてくれるそうです。
プロスタグランジンを肥満・糖尿病のマウスに3週間投与した実験によれば、肝臓の中性脂肪濃度が62%減少したそうです。
■トマト
トマトから脂肪肝、中性脂肪改善に有効な成分を発見―京大によれば、トマトには、血液中の中性脂肪量を抑制する成分が含まれており、脂肪肝やメタボリックシンドロームの予防に効果が期待されるそうです。
トマトジュースでコレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善によれば、脂質異常症の状態にしたハムスターを、トマトジュースを飲ませる群と飲ませない群に分けておこなった実験によれば、トマトジュースを与えたハムスターで、コレステロール値や中性脂肪値など脂質異常症に関連する検査値が改善したそうです。
■中性脂肪を減らす運動
AMPキナーゼを運動で活性化させ、血糖値や中性脂肪を下げる|ためしてガッテン(NHK)
宮下政司 次席研究員 (早稲田大学スポーツ科学学術院)が、有酸素運動の効果に関して画期的な研究成果を発表したそうです。
自転車こぎ 3分間の運動を一日に10回をしてもらいます。
翌日、脂肪を多く含んだ食事をとってもらい、血液中の中性脂肪の量を詳しく調べたところ、前日運動しない場合に比べ、中性脂肪値が下がっていることがわかったそうです。
運動後1日たっても筋肉に脂肪がたまりにくくなっていたということです。
脂肪を燃やす有酸素運動は、一般的に長い時間行わなければいけないといわれていますが、3分間細切れに行なった運動でも中性脂肪を低下させる効果が出るということです。
藤井宜晴教授(首都大学東京)
筋肉を動かすと、AMPキナーゼが活性化し、糖や脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれることがわかったそうです。
インスリンと同等くらい強力なのだそうです。
宮地元彦 (国立健康・栄養研究所 運動ガイドラインプロジェクトリーダー)
どんな運動でも筋肉に刺激が入るので、筋肉に刺激が入れば、好ましい結果が得られる。
→ 中性脂肪とは・数値(正常値)・高い原因・下げる(減らす) について詳しくはこちら
→ 中性脂肪の減らし方(食事・運動・サプリメント) について詳しくはこちら
→ 中性脂肪が高い原因 について詳しくはこちら
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