2015年10月5日放送のクローズアップ現代(NHK)のテーマは「ニッポンの女性は“やせすぎ”!? ~“健康で美しい”そのコツは~」でした。
■女性がやせ過ぎている!?
by teo_ladodicivideo(画像:Creative Commons)
20代女性の5人に一人が「やせ」|摂取カロリーは終戦直後よりも少なくなっている!?によれば、20代女性の5人に一人が「やせ(BMI18.5未満)」という状態であるそうです。
また、2013年の20代女性の平均エネルギー摂取量は、終戦直後よりも少ないそうです。
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やせ女性の全国実態調査に乗り出した民間団体によると、その背景には、生活スタイル変化の中での「長時間労働」や「孤食」があるという。
■痩せ過ぎと低体重児の問題
赤ちゃん 出生体重、戦前を下回る 母体のやせすぎ、喫煙が影響によれば、減り続ける赤ちゃんの出生体重が、戦前の水準さえ下回っており、赤ちゃんの体重が減少しているのは、やせすぎや喫煙、ストレスが原因なのではないかと考えられるそうです。
胎内環境が悪いと、胎児はその環境に合わせて発育を抑制するプログラミングが行われます。
出生後に発育が追い着いても、急に栄養を取るようになれば、内臓肥満から始まって糖尿病や腎不全、動脈硬化や脳卒中など生活習慣病にかかりやすくなるそうです。
2500グラム以上でも小柄な新生児にはこの傾向があるそうです。
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■モデルのやせ過ぎ問題
BMI18以下ならモデルNG!「やせてる=美人」じゃなくなる日が近いと判明
(2015/5/6、Bizlady)
2015年4月に、なんとフランスでは、やせすぎモデルを採用した事業者に罰則を科す法案が可決されたようだ。
その内容は、肥満指数を表すBMI(ボディ・マス・インデックス)が18以下のファッションモデルの活動を禁止し、該当するモデル雇用した事業者に最大7万5000ユーロ(約980万円)の罰金、最大6か月の禁固刑を科すという、厳しいものだ。
ファッション業界では痩せ過ぎモデルが問題になっていて、摂食障害があるとみられるモデルは使用しないことやモデル事務所にモデルの健康状態BMIのチェックを呼びかけが行なわれています。
(2016/9/6、AFPBB)
仏高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)」と「ケリング(KERING)」は6日、ファッション業界が拒食症を助長しているとの非難の声を受け、広告やファッションショーにおいて痩せすぎモデルの起用を禁止する方針を明らかにした。
クリスチャン・ディオール(Christian Dior)などを展開するLVMHとイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)などを展開するKERINGは、モデルの健康を守るため、やせすぎモデルの起用を禁止するそうです。
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■やせすぎと低体温
やせている女性は低体温の傾向があるそうです。
→ 低体温 について詳しくはこちら
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■まとめ
女性の美しさは「やせ」が土台にあるわけではなく、「健康」の上に成り立っていると思います。